信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

平成28年度(第71回)日本河川協会定時社員総会

2016年05月27日 | 私の活動報告

△27日(金)午後2時30分からシェーンバッハ・サボーにおいて開催されました。


△ 虫明功臣会長さんより、熊本地震で被災された方々にお見舞いを述べられ、昨年の河川災害状況では、9月の台風18号や台風から変わった低気圧に向かって湿った空気が流れ込んだ影響での線状降雨帯により、広い範囲で大雨となり、特に関東・東北地方の観測地点で観測史上最多となる記録的な大雨となり、7月の台風11号では、特に近畿地方で平年の7月1ヶ月間に降る雨量を上回る大雨となり、8月には、台風15号により、九州などで1時間に80ミリを超える猛烈な雨が降りました。この様に異常気象による豪雨が局地的、激甚化しており、尊い人命と多くの資産が失われています。ハードとソフトを適切に取り入れた、予防的な施設整備を計画的に進める必要があり、自然の恐ろしさを知るとともに、河川の良さ、自然の素晴らしさも知っていただき、今後も会員の皆さんにも河川美化活動等を活発に実施していただき、自然豊かな川づくり・自然づくりにお力添えをお願いしますなどの挨拶をされました。

 平成27年度の事業報告・事業報告の付属明細書の報告の件、平成27年度貸借対照表・正味財産増減計算書等の承認を求める件、平成28年度の事業計画書・収支予算書、資金調達及び設備投資の見込みの報告の件、理事及び監事の選任について決議を求める件が原案通り承認されました。




△ 第71回定時社員総会の議案説明をしているところです。

▽ 特別講演として三本木 健治氏より「水の交流と循環」の演題で講演されました。

△ 内外水法の研究者としては「水法の交流と循環」とすべきところ、広範囲の政策・科学分野に言及し、「水の交流」は、人の交流のほか、水自体の物理的交流の様相として、地表水と地下水の交流、海水と淡水の交流、取水と排水の交流、水利権の上流優先主義と先行開発優先主義の矛盾が多い事例の上下流の問題、天文学にも比肩すべき壮大な水文学、水循環を基本とする政策と法の発展、水循環関連の施策・行動への期待などを話されました。
また、水循環の中の公物と公共物、地下水の定義、井戸と泉の伝承と名言抄などの地下水・湧水の意義と伝承、判例水法、中国水利権制度整備協力プロジェクト等の多岐にわたりご講演いただきました。


△ 国土交通省 水管理・国土保全局 金尾健司局長さんより、熊本地震の被災状況と災害対応では、南阿蘇村を中心に136ヵ所の土石流が発生して、土嚢の設置などの応急対策を済ませましたが、国交省の技術力の総力を挙げ、河川基準等を引き下げて、2次災害防止に備えながら早期の復旧を目指していることと、今までTEC-FORCEが延べ8,000人出動して、被災自治体の支援等をしているとのことでした。また、豪雨災害の被災状況下において、治水整備施設が減災効果を発揮したことなど、ストック効果がある整備、社会全体で洪水に備えるため、「水防災意識社会 再構築ビジョン」を策定し、本ビジョンに沿って、全ての国管理河川とその沿川市町村において、 ハード対策とソフト対策が一体となった水防災意識社会を再構築する取組を行い、危機管理対策を推進するなどと挨拶をされました。

 平成28年 河川功労者表彰として、長野県河川協会前会長の佐久穂町長の佐々木定男様他、我が地域では松本市の「兎沢川をきれいにする会」が表彰されました。


△ 「平成15年に八千穂村長に就任以来、長野県河川協会の評議員、平成23年より同会長に就任し、4年間にわたり長野県の治水事業の発展に多大な功績があった」ことにより表彰されました。


△ 「兎沢川をきれいにする会」は、「昭和57年に河川愛護団体として設立され、兎沢川流域住民が一体となり、清掃、草刈等河川の美化、浄化活動を行うなど、水環境及び快適な地域環境保全に多大な功績があった」ことにより表彰されました。

▽ 今朝は東京でしたので昨日朝、池沢口から6時ごろ撮影した生坂ダム湖の風景です。







 
 その他生坂村では、小学校で運動会準備、中学校でテスト、児童館で図書ボランティア会議、草尾・古坂の皆さんの元気塾、前立腺がん検診、農業公社理事会、例月出納検査等が行われました。