2月22日(日)、曇りのち雨。
寒くて乾燥した日が続くこの季節は、漆の出来がもうひとつ。盛り上げとか漆を使う仕事は、出来るだけ敬遠するようにしています。
と言うことで、午前中は気分転換を兼ねて、以前手に入れた日本産カヤ将棋盤2面のリフレッシュ作業をしました。
将棋盤のリフレッシュ作業は、すでに何面か経験があります。
自分の盤が8面くらい、そのほかの1面はsさんの所蔵品で、小生が預かってリフレッシュして、2~3年前の名人戦に使って戴きました。
今日の2面は、いずれも柾目がすっきり通った5寸盤。
天面は餅屋は餅屋の三輪碁盤店に目盛り直ししてもらっていたものですが、その他の部所は自分で綺麗にしようと保管していたものです。
木味はまずまず、かなり良いのが1面。もうひとつは、ちょっと落ちるのが1面。[abcd]の4段階評価すると[a]と[b]。汚れ具合から推測すると、50年くらいたっているのでしょう。
多少の当てキズや擦りキズがありますが、2面とも大事に使われていたらしく深い傷ではありません。
自分でリフレッシュするのは側面と小口面、底面と4本の足。つまり天面以外のすべてです。
今日は天面を傷つけないように、側面と小口面を綺麗にしました。
写真は、奥山正直さん作の「欅の杢・印籠仕上げ」の駒箱です。
今日の午後、奥山さんが来訪。昨日は広島、その帰りに工房へ立ち寄られ、お土産にこんな高価な駒箱を頂戴してしまいました。
奥山さんとは「駒づくりを楽しむ会」で出会って30年余り。小生より4つ5つ年長ですが、ご承知のとおりバリバリ現役で活躍しておられます。
駒は3~4組作って、その後「駒箱の道」に進まれました。
まもなく見事な駒箱を作られて、戴いたもの、購入したもの、そのころから奥山さんの駒箱を愛用愛蔵しています。
一時は30個近く持っていたのですが、小生の駒と一緒に特別上等な駒箱が欲しいという方には、奥山さんの駒箱を付けたりしたので、今は10個程度と少なくなり、寂しく思っていたところです。
今日は、愛蔵している内の何個かを戸棚から出して、懐かしく見てもらいました。
駒箱は何といっても島桑が最高ですね。
今日見てもらった中では島桑チジミ杢の特別細工品。これは蓋裏の奥4辺に渡りの細工がしてあります。10数年以上前ですから「直」の印はありません。
今ある品の内「直」の印が無いころの作品が約半数を占めています。
小生好みは「島桑杢の隅丸」です。
「隅丸」は、製作に普通の3倍くらい手間が掛かるのでしょうが、所蔵者としてはしっとりとして、大変いいですね。
「島桑杢の隅丸」は6~7個はあったのですが、これも今は1個だけになりました。
珍しい「欅の網目杢の隅丸」。
欅は「玉杢」もいいですが、「網目杢」は大変珍しい材料で、奥山さんは合計3つほど作ったそうです。
その内の2つは小生の所へ嫁にきて、ひとつは茨城県大洗の某氏のところ、もうひとつは今も小生が大切にしています。
本日は、盤と駒箱の話でした。
寒くて乾燥した日が続くこの季節は、漆の出来がもうひとつ。盛り上げとか漆を使う仕事は、出来るだけ敬遠するようにしています。
と言うことで、午前中は気分転換を兼ねて、以前手に入れた日本産カヤ将棋盤2面のリフレッシュ作業をしました。
将棋盤のリフレッシュ作業は、すでに何面か経験があります。
自分の盤が8面くらい、そのほかの1面はsさんの所蔵品で、小生が預かってリフレッシュして、2~3年前の名人戦に使って戴きました。
今日の2面は、いずれも柾目がすっきり通った5寸盤。
天面は餅屋は餅屋の三輪碁盤店に目盛り直ししてもらっていたものですが、その他の部所は自分で綺麗にしようと保管していたものです。
木味はまずまず、かなり良いのが1面。もうひとつは、ちょっと落ちるのが1面。[abcd]の4段階評価すると[a]と[b]。汚れ具合から推測すると、50年くらいたっているのでしょう。
多少の当てキズや擦りキズがありますが、2面とも大事に使われていたらしく深い傷ではありません。
自分でリフレッシュするのは側面と小口面、底面と4本の足。つまり天面以外のすべてです。
今日は天面を傷つけないように、側面と小口面を綺麗にしました。
写真は、奥山正直さん作の「欅の杢・印籠仕上げ」の駒箱です。
今日の午後、奥山さんが来訪。昨日は広島、その帰りに工房へ立ち寄られ、お土産にこんな高価な駒箱を頂戴してしまいました。
奥山さんとは「駒づくりを楽しむ会」で出会って30年余り。小生より4つ5つ年長ですが、ご承知のとおりバリバリ現役で活躍しておられます。
駒は3~4組作って、その後「駒箱の道」に進まれました。
まもなく見事な駒箱を作られて、戴いたもの、購入したもの、そのころから奥山さんの駒箱を愛用愛蔵しています。
一時は30個近く持っていたのですが、小生の駒と一緒に特別上等な駒箱が欲しいという方には、奥山さんの駒箱を付けたりしたので、今は10個程度と少なくなり、寂しく思っていたところです。
今日は、愛蔵している内の何個かを戸棚から出して、懐かしく見てもらいました。
駒箱は何といっても島桑が最高ですね。
今日見てもらった中では島桑チジミ杢の特別細工品。これは蓋裏の奥4辺に渡りの細工がしてあります。10数年以上前ですから「直」の印はありません。
今ある品の内「直」の印が無いころの作品が約半数を占めています。
小生好みは「島桑杢の隅丸」です。
「隅丸」は、製作に普通の3倍くらい手間が掛かるのでしょうが、所蔵者としてはしっとりとして、大変いいですね。
「島桑杢の隅丸」は6~7個はあったのですが、これも今は1個だけになりました。
珍しい「欅の網目杢の隅丸」。
欅は「玉杢」もいいですが、「網目杢」は大変珍しい材料で、奥山さんは合計3つほど作ったそうです。
その内の2つは小生の所へ嫁にきて、ひとつは茨城県大洗の某氏のところ、もうひとつは今も小生が大切にしています。
本日は、盤と駒箱の話でした。
駒の写真集
リンク先はこちら」
http://blog.goo.ne.jp/photo/11726