熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
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作品 文章 写真 販売品

古い中将棋駒

2012-01-23 18:14:12 | 写真
1月23日(月)、雲厚し。

今日は、手紙を3通ほど。
とは言え、午前中の一時には、陽ざしがありました。
明日からは、寒波とか。
大寒ですからね。
自然現象には、しようがありません。

新潟のSさんから古い中将棋駒の写真と手紙をいただきました。
Sさんは去年、島本町でお会いした方。
その時「最近、俊光銘の中将棋駒を手に入れた・・」と。
送られてきたのはその写真20枚ほど。
手に入れた時は、かなり汚れていたそうです。

この駒について「分かる範囲で教えてほしい」とのことでしたので、直ちに手紙を書いて返事しました。
写真も送れば良かったですが、ブログに掲載することにしました。

写真の漆文字を見れば、部分的に小生のとは違いがありますが、「俊光」の駒に間違いはありません。
「俊光」どのような人物かはよく分かりません。
状況証拠では、江戸時代前期から中期の頃の人だと思います。
水無瀬家に関連があるかどうか。
今のところ、それらしい史料は確認できておりません。

小生の知るところでは、先ず柳沢家に伝わった駒が2つ。
これは「小将棋駒」。
柳沢家から木村名人に贈られて、一時は将棋博物館にありましたが、今は木村家に戻っていると聞いています。

「俊光」の駒は、このほかにも数組見たことがあります。
いずれも漆書きの駒。
まったりした筆跡が特徴です。

と言うことで、今日のブログの写真は「中将棋駒」。
一式92枚がそろっているもので、20何年か前に京都で手に入れました。
写真では分かりにくいかもしれませんが、「朱」で行き先が記してあります。

違った角度からもご覧ください。

いつでも見ていただけるよう工房に展示してありますので、実見希望の方はウエルカムです。







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駒の写真集

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