熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

博物館でのことⅡ

2012-04-04 06:32:38 | 文章
4月4日(水)、曇り。

昨日は大荒れ。
日本国中が台風以上の荒れよう。
富山県では大型トラックが横倒しになったり。
滋賀県では何本もの電柱が根元から折れたり。

漆仕事をしていると、外で「ドン」。
何事かと外の様子を見てみると、直ぐ前の道路標識が根っこのコンクリートブロックの土台とガードレルごと横倒し。
幸い人的被害はありませんでしたが、こんなことは初めて。
とにかく強風が吹き荒れました。

ーーーー
昨日の続き。

奈良のNさん親子が持ってこられた「安清」の駒。
中々古く、いい雰囲気でありました。
由来はどうだったか。
ご本人も知らないという感じでした。
小生の見立ては「コレコレ」。
と言うと「そのことを書いてほしい」と言うことで、将棋連盟の便箋に書いてお渡ししました。
それが画像にあった書き付け。
但し、時代はこれより古いと言うのが、只今の見解。

展の初日と言うこともあって、急遽展示品に加えることになりました。
大山名人の箱書きは、展終了後のもの。

後日談ですが、それから10年くらい経った頃でしょうか。
郡山の仕事場にNさんが訪ねて来られました。
何でも、お父さん(80才くらい?)が亡くなったとのことでした。

更に、それから10年ほどが経ったとき、奈良市の学園前の北部、「ならやま大通り」で、あるお店を見つけました。
表札を見ると「N」。
あれっと思って入るとまぎれもなく、あの「N」さんのお店でした。
「あの駒は未だお持ちですか?」と尋ねると「そうです」。

この前の通りは、年に何回も通っているのです。
しかしそれから数年後、そのお店はほかの名前の表札に変わっておりました。
「どこに移られたのかなあ」。
通るたびに、そんなことが浮かびました。

更にそれから数年後。
「安清」の駒は、思わぬところで出会いました。

ーーーー
一日曇っていましたが、気温は気温は上昇。
堅かった桜の蕾は、開きはじめました。

いよいよ春。

書き忘れていましたが、月曜日に「ツバメ」の家族の飛行を見つけました。
どこかに営巣。
いつもの年より幾分早いような気がします。

この続きは、また。





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駒の写真集

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