熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
残部僅少、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

裏文字-2

2010-09-09 19:20:11 | 写真
書き駒の風景。
今日の書きはじめに撮影しました。
道具は「筆」と「駒を置く受け皿」。
見本の「駒写真」は実物大。1枚1枚を切り抜いています。
その見本写真を見ながら、左手で「皿」ごと駒を正対させて右手の筆で書く。
至ってシンプルですが、何事もシンプルがよろしいようです。
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裏文字-1

2010-09-09 18:11:11 | 作品
写真は昨日書き上げた全てです。今朝、撮影しました。
これでおよそ60枚くらいありますか。「中将棋駒」は、今回が初めてのチャレンジです。

昨日は、一番多い「歩兵の裏」から始めて、2枚だけ「歩兵」を試し書き。
その後「仲人の裏」「香車の裏」「反車の裏」と、小さい駒から進め、「角行の裏」の1枚を書いたところで、箱がいっぱいになってここで終わりにしました。
所要時間は、5時間半か6時間くらい掛かったでしょうか。
モデルの駒を手元に置いてそれを見ながらブランクの駒に臨書する訳です。
一枚一枚は良く見れば微妙に文字が太かったりしても、先ずは全体の雰囲気が揃うかどうかがポイントでしょうか。

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「金」

2010-09-09 06:01:52 | 写真
9月9日(木)、曇り。

台風の威力で、昨夜は涼しく寝ることができました。

写真は、昨日の成果の一部。中将棋の「歩兵の裏」。
文字書きは昨日、この文字から開始しました。漆は固まっておりません。

中将棋には「と金」の駒はありません。小将棋で言えば「香車の裏」の文字です。
肉筆の「書き駒」で、書いた直後を撮影しました。
ブランクの駒に、写真を見ながら文字を書いていますので、一枚一枚の文字は微妙に変化しています。


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そんなことでしたか

2010-09-08 05:14:53 | 写真
9月8日(水)、雨。

旧暦8月1日。
台風7号が日本海を東行。近畿地方には昼ごろに接近とのこと。
台風接近で風雨の被害が懸念されますが、恵みの雨ともなれば幸いです。

一昨日でしたか、京田辺市でアメダスが39.9℃を観測したと話題になりました。
ところが、1日経って、観測機器に蔓草が巻きついて空気の流れを悪くしていたらしく、近所の消防署で計測していた2度低い37度台が正解だったようです。
「無人設備なので日ごろの管理もしていなかった」と、素直に謝って記録を「参考値」に格下げすればと思うのですが、気象庁は「影響は無かった」と、軽々に抗弁しています。

いやー。39.9度には驚きましたが、そんなことでしたか。
ソレニシテモ、良く似た話があるもんです。

「紋の付け替えがあった」と、例のテレビ放送。
実は、放送の2週間前の夜に、東京での収録から帰られた川井さんの電話を聞いて驚きました。
「紋が付け替えられてある」という見立ては、「盤」にとって言いがかりもいいとこ。
鑑定人が「キリガネ」や「金平文」のことに考えが及んでいないことを直感して、小生は直ちに放送局(製作会社)に「鑑定は誤りだから、改めてその道の専門家の再鑑定をしてから放送すべき」と、faxで連絡しました。
6月9日のブログには、その時の文章を載せています。

しかし忠告にもかかわらず、川井さんには「このまま放送する」とだけ連絡して放送を強行。
その結果がこの騒動につながりました。
つまり、テレビ局の真摯な聞く耳と危機管理が出来ておれば、この騒動は無かった訳です。
それに、騒動が持ち上がってテレビ局があわてて行った大学教授の写真鑑定は「紋の付け替えは無い」。これはテレビ局は公表していません。

それから3カ月近く。
一方、2度にわたる専門家複数による鑑定では、テレビに同意する人は誰一人としておりませんね。
当然でしょう。単に劣化しただけなんですから。
テレビ局は「独自の見解。他の結果が出ても否定はしない」と言っています。
これも一種の抗弁、ゴマカシなんでしょうね。
普通ならばこれで終了。落ち着くべき所に落ち着くのでしょうが、どうなりますか。

イズレニシテモ、物事には謙虚さと、正直な心で真正面から向き合うことが大切。
そんなことを教えてくれています。

ーーーー
「中将棋駒」の木地磨きは一応終わりました。写真がそれ。
「玉将」は小将棋の玉将。「中将棋の玉将」はその左側、チョッと小ぶりですね。


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92枚の木地

2010-09-08 05:12:42 | 写真
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いよいよです

2010-09-07 05:46:17 | 文章
9月7日(火)、晴れか曇りか。

今朝は空いっぱいの村雲。

昨日の朝は秋の気ざし。箒を掃いたような「卷雲」が見られました。
昼食は、お客様と3人でお気に入りの「スパゲッティ屋」さんに。そのあと近鉄「学園前駅」まで送り届けました。
仕事は先ずは、4回目の「漆塗り」。大体これで彫り跡が埋まりました。
写真がそのあとの状態です。
埋め残しが無いかチェックして、それが無ければ週末には「研ぎ出し」に移ります。

もう一つの「中将棋駒の木地磨き」は、数日に分けてボツボツと続けてきました。
まだ20枚ほどが残っていますが、午前中には終わります。
いよいよ「文字書き」。
思ったようにうまく書けるか、少し「ワクワク」しています。

では、また。



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無剣の書

2010-09-06 05:37:34 | 写真
9月6日(月)、晴れ。

昨日は幾分涼しい夜でした。
今日は10時に、東京と大阪から女性二人のお客様です。
それまでに、広げっぱなしになっている物を片付けます。

写真は伊賀上野城・大広間の天井で見つけた「無剣」の肉筆の書。
大きさは1メートル四方ほど。
ご承知でしょうが「無剣」は、浜口内閣の司法大臣を務めた渡辺千冬の號。将棋駒の銘にもありますね。
15年ほど前に、伊賀上野城を訪れたときに発見して撮影したものです。
昨日、たまたま古い写真を整理していて見つけました。
上野城はその昔、藤堂高虎の居城でしたが台風で倒壊して以来、幕府から再建を許されず、今のお城は、昭和になって観光のため近代の建物として建てられたものです。
大広間の天井格子には、当時の一流の画家や書家に天井格子の一つ一つに作品を書かせたものが嵌め込んであり、それが今でも見ることができますので、お出かけの時はどうぞ。

なお、「無剣」の肉筆の書は、愛媛県の道後温泉「坊ちゃん湯」の2階でも見ることができます。
小生が見たのは10年以上前。その時にも写真撮影しました。
今も展示してあると思いますので、興味ある方は保養のついでに書の鑑賞も。

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記事-01

2010-09-04 06:19:39 | 文章
「将棋世界・9月号」に掲載した記事。
見やすいように、2年前の8月3日のブログを、ここへ移転させておきます。
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記事ー02

2010-09-04 06:19:15 | 文章
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今日の朝日新聞

2010-09-03 12:42:37 | 文章
今日の朝日新聞です。

なお、「金貝(カナガイ)」は、「キリガネ」や「平文」まで幅広い金箔や延べ板を使った加工方法を大きく総称した言葉だそうです。
これらの違いは、時代によって、あるいは各地の場所場所や職人によって、微妙に変化したり呼び方が変わったりします。
「平文」は、薄い金の延べ板を模様に切りだして、螺鈿のように漆に埋め込め込んで平滑に仕上げる技法ですし、「キリガネ」には、金箔を何枚か重ねて使う「截金」と、o.o2ミリ程度の薄い金の延べ板を使った「切り金」の2種類があり、言葉だけにとらわれてはいけないと言うことです。


コメント (1)
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駒の写真集

リンク先はこちら」 http://blog.goo.ne.jp/photo/11726