ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

挑戦

2006-08-10 12:28:13 | 日記・エッセイ・コラム

大貫学人氏の講演を聴いた。昨年24時間テレビ車椅子トライアスロン挑戦で、見事51・5キロを完走した方だ。交通事故により1種1級の身体障害者。凄まじい体験とその後の素晴らしい人生に喝采を送りたい。日本のバリアフリーについて、設備環境は整いつつあるが日本人の心のバリアフリーは遅れていると述べていた。全く同感である。本日の聴衆は教育委員会・PTA関係の大人だけであったが、小中学生の子供たちに是非聞かせてやりたい。実体験者の生の話を聞かせて感動と勇気を与えてやりたい。「ああ、よかった!」 と大人たちだけの自己満足で済ませてしまったら勿体ないと思う。

          両隣りから蕎麦とトウモロコシを戴く。


ダイナマイト

2006-08-09 17:47:40 | 日記・エッセイ・コラム

男がダイナマイトを抱えて入ってきた。この前のお礼だと言う。なんとも物騒な話だが、黒いスイカのことでした。『DYNAMITE』とシールまで貼ってある。黒いスイカのことは写真かなにかで見たことはあるが、こうして手にとって見るのは初めて。まるで打ち上げ花火の尺玉のように導火線まで付いて・・・・。包丁を入れたら今にも爆発しそうだ。         今日8月9日は、長崎原爆投下の日・・・・61年が過ぎた今も、世界のあちこちで紛争が絶えない。


立秋

2006-08-08 16:28:14 | 日記・エッセイ・コラム

きょうは立秋。接近中の台風7号の影響もあって、朝から曇り空。風も少しあっていかにも立秋を感じさせる風情。更にはつくつく法師まで鳴き出して。                                      12時半よりRCの例会。新会員3名の卓話だが、話が上手すぎて内容に重みが無い。ときには下手に話すのも必要であることを学んだら、本当の話し上手になる。             昼食のかき揚げが石のように硬く歯が立たない。無理して食べたら口の中怪我してしまう。どうしたらこんな風に硬く揚げられるのか不思議に思う。格別旨いものを作るのは難しい、しかしまあまあのものならプロとしては眼をつぶっていても作れる筈。であるにもかかわらず、酷いものを客に出すということは、故意か悪意かあるいは全くの味音痴が調理したとしか考えられない

      つくつく法師                                          お上人が棗の木をゆすっている 夏の終り。                                               


トンボ

2006-08-07 18:32:23 | 日記・エッセイ・コラム

鍼灸の順番を庭で待っている。穂孕み期の青田の上をそよ風が渡る。遠くで老鶯が鳴き、雲の峰がたくましく聳え立つ。竿の上で一列に瞑想中のトンボ。ときどき我に返ってはふわっと宙に浮くこともあるが、長い時間じっとして動かない・・・・・・八月の午後の静寂。  突如、音もなく黒い影が掠めたかと思うと一匹の鬼やんまがトンボを襲う。ほんの一瞬の出来事、瞑想のままトンボの頭が噛み砕かれる。

     蜻蛉の思索のふちを風わたる

     塩辛蜻蛉は思想家石になりたがり                                 


井戸端会議

2006-08-06 15:44:47 | 日記・エッセイ・コラム

近所のおばちゃんたちが五人遊びにやって来た。自分のところで採れたというジャガイモ・かぼちゃ・玉ねぎ・小豆などそれぞれ提げて・・・・。皆僕の親の年代のひとばかりで昔の話を楽しく聞くことが出来た。年寄りから昔話を聞くのはなかなか興味深い。初めてのことなので彼女達は少し緊張し遠慮がちであったが、一時間半ほどわいわいお喋りした後、また集まろうということになった。予定は農家の収穫が終えた十一月ごろ。また野菜を持ってくると言う。                                            女の人は一日に二万語の言葉を吐き出さないとストレスを溜めてしまうと言われている。井戸端会議はそうしたストレスを解消してくれた。しかし、今の時代はコミニュティが希薄になり井戸端会議の場がなくなってしまった。年寄り達もどこかで発散したいのだ。        さて今晩から暫らくはジャガイモがつづきそうだ。