行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

野菊その1

2011-11-10 21:55:13 | 花,植物

(ノコンギク)
防人も歩いたという古道,
多摩横山の道を多摩市給食センターの裏辺りを南に折れ,
林を抜けると,東京近くにまだこんな場所がと感激するほどの
里山風景がありました。
50年以上前の子供の頃にタイムスリップしたようです。


(ノコンギク)
ぽつんぽつんと点在する民家を眺めながらそんな田園を歩いていると,
道脇そして田んぼの畦に野菊がたくさん咲いています(10/30)。
どれも似たような花ですが,よくみるとそれぞれが違うようにも思えます。
この日,この里山で見つけたそんな野菊たちを載せてみました。


(ノコンギク)
関東のこのあたりにある野菊といえば,
ノコンギク,カントウヨメナが多く,
ユウガギクがたまにあるとのことですが,
これらの野菊,どれもよく似ていて,
しかもノコンギクなどは同種でも変異が大きく,
同じノコンギクでも見かけが大きく違うようです。


(カントウヨメナ)
野菊の花色は白と薄紫,
ノコンギクはその名から薄紫色と思われますが,
白花のノコンギクも多くあります。
また,カントウヨメナは薄紫色ですが,
複雑なことにシロヨメナと呼ばれる白花の野菊もあります。
ユウガギクは白花,そこで白花はみんなユウガギクとなれは簡単なのですが,
そうはいかないようです。花色での野菊の正確な判定は難しいようです。


(カントウヨメナとミゾソバ)
ノコンギク,ヨメナの最も確実な見分け方は花を裂いてみて,
その筒状花や舌状花につく冠毛の長さを比較することだそうです。
ノコンギクは5mmほどと長く,カントウヨメナやユウガギクは0.5mm以下と短く,
明らかに違いがわかるようです。
しかし,今回はそんなことはせず,写真を撮っただけ,
ネットなどの写真,情報をもとに,
上3つをノコンギク,下2つをカントウヨメナと判定してみました。
あまり自信はありません。

田舎道歩み進めば野菊咲く
コメント
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