行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

薬師草と吉祥草

2011-11-25 22:23:57 | Weblog
この二つ,山野に見られる中秋から晩秋の野花,
二つとも歴史を思わせる名,
そして有名なお寺の名前でもあります。


薬師草(ヤクシソウ),
日本全国の山野によく見られるキク科オニタビラコ属の2年草,
春に咲く,ジシバリやオニタビラコとよく似た黄色の花を咲かせます。
ジシバリやオニタビラコのように平地の野原や田畦ではなく,
丘陵の斜面などに自生するようです。


多摩横山の道,稲城南山への道にたくさん咲いていました。
また,こんな石垣にも根を伸ばして咲いていました。


吉祥草(キチジョウソウ),
吉祥とはめでたい兆しの意味,花が咲くことが少なく,
この花が咲くとよいことが起こるとの伝えからつけられた名前です。


しかし,実際には花は毎年咲きます。
生い茂った葉や茎に隠れて,
人目線から花が見えづらいのでそう思われたと考えられます。
ユリ科キチジョウソウ属の常緑多年草,
城山公園の山の上り口付近に昨年よりずいぶん増えていました。

吉祥草人に隠して幸の花
コメント
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