9月の最後、
郷土風景の残る上谷戸を歩いてみると、
景色はすっかり秋模様です。
水路を挟んだ田んぼには、
黄色く染まった稲穂が頭を垂れ、
畦の野柿も色づき、重たそうです。
その下には野菊が咲き乱れていました。
野菊を見ると、
根上の葉に深い裂けめが見られます。
ユウカギク(柚香菊)のようです。
水路を覗くとミゾソバの
きれいなピンク色の花が咲いています。
アキアカネも山から下りて来たようです。
水路、田んぼの周囲を飛びまわり、
稲穂の黄緑色を背景にとまりました。
落葉の始まった水路脇のヌルデの木に
薄紅色に色づいた果実がなっていました。
この果実、塩辛く山国では
塩の代用品とされていたそうです。
そのヌルデに
これまた果実のような紅い物質を見つけました。
ヌルデの葉の翼につくヌルデミミフシの名がある虫瘤です。
タンニンを多く含むこのヌルデミミフシを乾燥させたものは
五倍子(ゴバイシ)と呼ばれ、
古くから漢方薬や皮なめし剤などとして利用されてきた有用品です。
郷土風景の残る上谷戸を歩いてみると、
景色はすっかり秋模様です。
水路を挟んだ田んぼには、
黄色く染まった稲穂が頭を垂れ、
畦の野柿も色づき、重たそうです。
その下には野菊が咲き乱れていました。
野菊を見ると、
根上の葉に深い裂けめが見られます。
ユウカギク(柚香菊)のようです。
水路を覗くとミゾソバの
きれいなピンク色の花が咲いています。
アキアカネも山から下りて来たようです。
水路、田んぼの周囲を飛びまわり、
稲穂の黄緑色を背景にとまりました。
落葉の始まった水路脇のヌルデの木に
薄紅色に色づいた果実がなっていました。
この果実、塩辛く山国では
塩の代用品とされていたそうです。
そのヌルデに
これまた果実のような紅い物質を見つけました。
ヌルデの葉の翼につくヌルデミミフシの名がある虫瘤です。
タンニンを多く含むこのヌルデミミフシを乾燥させたものは
五倍子(ゴバイシ)と呼ばれ、
古くから漢方薬や皮なめし剤などとして利用されてきた有用品です。