昨日与謝野さんが「フライングフィッシュ」と言ったと誤植された件で僕はてっきり「スカイフィッシュ」と言ったのだと思っていた。「フライングフィッシュ」って、「トビウオ」じゃん。完全にポイントがずれていた。
完全にずれたまま、民主党のマニフェストは本当のところ、スカイフィッシュなのか、それともフライフィッシングなのか。昨日からつらつら考えてみていた。
「スカイフィッシュ」と云う比喩があまりにも見事だと思うので、このまま強引にすすめてしまってみようと思う。
スカイフィッシュは実在していると思っている人は少ないと云うか、その話自体知っている人が少ない、如何にも法螺っぽい生命体で、ネッシーとかUFOの類だ。要はそんなの絵空事の空想科学の世界でしょと云うニュアンスで与謝野さんが言ったのかと僕は思った。
一方で、本当はフライフィッシングだと言っていたとしたら、それはどういう意味なんだろうか。疑似餌だと云うことだろうか。釣りをするにしても魚を疑似餌で釣るなんて、詐欺みたいなもんだとでも云うのだろうか。
フライフィッシングが疑似餌であるが故に釣りのなかで下に見られていると云う事があるのかどうなのか、僕は釣りをしないので解らない。疑似餌にしても、本物の餌がついているにしても、マニフェストが「釣り」だと云うなら随分と有権者を喰った話しで、民主党は疑似餌だけど、自民党はちゃんと本物のアオイソメを使って釣ってるもんね。なんて言っているなら、ほんと人をバカにするのもいい加減にしろと思うが、皆さん如何でしょうか?
加えて今日、毎日新聞はニュースで
JR東海の松本正之社長は28日の会見で、民主党がマニフェストに掲げた高速道路無料化に対し、「利用者が負担する前提でできているものを、利用しない人も含めて負担する格好に変えるのは問題だ」と批判した。無料化による渋滞の悪化や二酸化炭素(CO2)排出増の懸念も指摘した。さらに「民間会社になった道路会社が、本来の収入でなく(政府の補てんという)バーター的な収入を得るのは、(企業経営にとって)長期的には問題があるのではないか」と述べた。
てな事を流していた。民主党がただにすると言っている事自体は僕もふざけんなと思う。思うけど、既に自民党が千円乗り放題を実際に行っていて、それは二酸化炭素の排出量にしても、バーター的収入を得ていると云う点でも構造は全く一緒だと思う。
与謝野さんは自民党は既に実行に移していると云う点で、本物の餌であって、民主党が言っているのは、言ってるだけで、疑似餌に過ぎないと言っているのだろうか。それなら筋は通るが、そんな話しはとても受け入れられる論旨ではないのである。