2012年度最後の週末は雨交じりの曇天。気温も低めで自転車に乗れず、満開となった桜も色が映えない残念な景色となってしまいました。
天気さえよければかなりいい桜の開花だったと思うのだが。
仕事で参画していたプロジェクトのゴールをはじめ、肉離れを起こしたりインフルエンザに罹ったりと盛りだくさんの2012年もいよいよ最終日となりました。
こんなに慌しい、目まぐるしい日々が続く年は恐らく生涯一・二を争う程だと思います。大変だった。超大変だった。しかしその分充実感に溢れる素晴らしい年でありました。
一緒にかんばってくれた同僚達、支えてくれた友人・家族のみんなに深く感謝であります。お陰様であの山もこの谷も乗り切ってくることができました。
明日からは新しい年度がはじまります。2012年度を乗り切ることが出来た訳なので、この先大抵のことがあってもどうにかはしっていけるでしょう。
そういうことが飾りなく言えるようになった今年は正に稀有な年でありました。たまたまなんだろうけどもこんな貴重な経験をさせてくれたことについても誰に言えばいいのかわからないけども感謝であります。
そんな訳で今年度、怪我もあったので自転車にはあまり乗れなかったんだけど、読書はそれなりにできて結果44冊の本を読んで記事を書いたよ。
「ロバート・ジョンスンを読む」日暮泰文
「ソロモンの偽証」宮部みゆき
「ゴースト・トレインは東の星へ」ポール・セロー
「民主主義のあとに生き残るものは」アルンダティ・ロイ
「三重スパイ」ジョビー・ウォリック
「血と涙のナガランド」カカ・D・イラル
「告発!エネルギー業界のハゲタカたち」グレッグ・パラスト
「紳士の黙約」ドン・ウィンズロウ
「われらが背きし者」ジョン・ル・カレ
「サイコパスを探せ!」ジョン・ロンソン
「どうして僕はこんなところに」ブルース・チャトウィン
「世界史のなかの中国」汪 暉
「こうして世界は誤解する」ヨリス・ライエンダイク
「のぼうの城」和田 竜
「「多様な意見」はなぜ正しいのか」」スコット・ペイジ
「要塞都市LA」」マイク・デイヴィス
「世界の99%を貧困にする経済」」ジョセフ・E・スティグリッツ
「ばんば憑き」」宮部みゆき
「最悪のシナリオ」」キャス・サンスティーン
「見えざる宇宙のかたち」」シン=トゥン・ヤウ& スティーヴ・ネイディス
「チョムスキーの「アナキズム論」」ノーム・チョムスキー
「レンヌ=ル=シャトーの真実」ロバート・ハウエルズ
「誘拐」ガブリエル ガルシア=マルケス
「帝国以後」エマニュエル・トッド
「膨張宇宙の発見」マーシャ・バトゥーシャク
「バターン死の行進」マイケル・ノーマン エリザベス・M・ノーマン
「シンメトリーの地図帳」マーカス・デュ・ソートイ
「自爆する若者たち」グナル・ハインゾーン
「発達史地形学」貝塚爽平
「バナナの世界史」ダン・コッペル
「プレートテクトニクスの拒絶と受容」泊次郎
「歩く影たち」開高健
「デモクラシー以後」エマニュエル・トッド
「燃えさかる火のそばで」ジュリア・M. シートン
「水と人類の一万年」ブライアン・フェイガン
「コンニャク屋漂流記」星野博美
「フクロウからのプロポーズ」ステイシー・オブライエン
「都市という劇場」ウィリアム・H・ホワイト
「堪忍箱」宮部みゆき
「自由貿易は、民主主義を滅ぼす」エマニュエル・トッド
「帝国解体」チャルマーズ・ジョンソン
「コロンバイン銃乱射事件の真実」デイヴ・カリン
「最初の刑事」ケイト・サマースケイル
「ルポ アメリカの医療破綻」ジョナサン・コーン
相変わらずいろんな本を読んでいる訳だが、なんか遥か遠い昔に読んだような、この本を読んだのは一年以内のことかと驚くようなものが何冊もありました。
近年小説よりもノンフィクションの方が個人的に心に迫るものがあって、その比重が増えているみたいだ。
世の中は新聞が報じたりするよりもずっと先にノンフィクションで警鐘が鳴ると思うのだが、現実はそのもっと先にいると僕は思う次第で、電車では新聞も読まずゲームなんかしている社会人なんかを見かけるとつくづく先々が不安になるよ。
2013年度はいい年になりますように。