五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

お役所仕事

2015年02月23日 | 日々のつれづれに
中小企業のコンサルタントの仕事をしていると、いつも問題になるのが報酬の問題。
現在やっている会社の場合は、ある省の補助金を使って行っているので企業側の負担はゼロ。

もちろん、そういう場合、確かに仕事をしましたよという実績報告をしなければなりません。
普通よりも手続きは煩雑にならざるを得ないのは承知していますが、今回のは「常軌を逸している」といっていいくらいのものだとつくづく思います。

こういう報告を集約するための仕事を国から請け負っている○○○という会社、名前を聞けばよく知っている会社ですが、どうもこの会社、どこかおかしい。

例えば、支援先の企業の担当者の方に、毎回毎回「従事証明書」に自著をいただき、それを○○○に送ることになっています。
支援の報告はネット上のフォームに入力して送信するのですが、この「従事証明書」だけは、サインしてもらったものをFAXかPDFでまず送り、○○○で内容を確認したあと原本を郵送しなければなりません。

何というアナログな!
FAXもそうですが、PDFなんて一度スキャナで取りこまなければなりません。
たかが担当者の確認のためのPDF制作作業なんてバカげています。
原本を送るのなら送っておしまいにする、PDFを送ったら原本の送付は不要にすべきです。

さらにこの証明書の記述に間違いがあった場合には、赤字修正の上、支援先の印鑑を押さなければならないので、再度支援先の企業に出向かなければなりません。
それだけでも厄介なのに、この「従事証明書」、出席した相手企業の全員からそれぞれサインをもらえというのです。

今回同席したのは代表権を持つ会長さんと工場長さん。
一介のコンサルタントが先方の代表取締役会長に、私が確かにご支援申し上げましたよ、などという証明のためのサインをもらえるわけもありません。
しかし、○○○の担当者は「規則ですから」というばかり。

結局今回の支援では会長さんも工場長さんも同席しないことにしました。(同席しないのだから「従事証明書」は不要というわけです)

お金をもらっているのですからあまり言いたくはありませんが、補助金をいただくのにこんなに手間のかかる、それもあまり今風ではない仕組みも珍しいです。
システムの評価を述べる機会があれば、思いっきり言ってやろうかと思っています。
コメント
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