松静自然 -太極拳導引が教えてくれるもの-

松静自然とは落ち着いた精神情緒とリラックスした身体の状態をいい、太極拳導引の基本要求でもあります。これがまた奥深く…

太極功夫扇を覚えて中国に行こう!?

2006-03-24 | 日常雑記-暮らしの逸話(エピソード)-
中国武術、ことに太極拳を練習している人だったら、
おそらくご存知と思う太極功夫扇。
ここ1、2年で交流会などでも目にする機会が
ぐっと増えてきました。
もともと北京オリンピックを支持する目的で
作られたそうなので、
アピール重視と思われる構成にも納得です。
そのため個人表演よりは集体(集団)で演ずる方が
見栄えや華やかさがいきてきます。
手持ちの映像資料がないので
アップできないのが残念ですが、
曲(中国功夫)、扇が一斉に開く音、
そして鮮やかな扇の紅い色とがマッチして、
実にカッコいいんです。
ついつい真似してみたくなってきます。

太極功夫扇を見たことは何度もあるのですが
実際に練習したことはありません。

数ある中国武術の中から
いくつかの型を組み合わせて作られた套路(とうろ)を
演じていくのですが、曲と動きを合わせるために
見た目はダンスっぽくみえるかもしれません。
曲調に緩急があること、
また一節ごとに一つの型を動くので、
一節ごとに扇を体の前後左右で開いたり
閉じたままで突き出したりといった
キメのポーズ(型)になります。
そのために動きが明瞭で
歯切れのいい印象になるようです。

おなじ扇を使うといっても
日本舞踊のような扇の使い方とは異なります。
功夫扇の場合は槍や棍(こん)、剣、刀といった
武器の扱い方に準じているそうです。

実は私たちの練習場となっているスタジオは
天井も低く、空間も狭いので
剣や刀、棒術などの器械類の練習は難しい環境です。
個人的には器械をやりたいのですが
環境が許してくれません。
そんなスタジオ環境でも可能な器械練習として、
この太極功夫扇が浮上してきたのです。
そこでまずは太極功夫扇の一日教室が企画されました。

現在、達磨キュアハウスで
太極功夫扇の一日教室(4/9 日曜日)の参加申込を
受け付けています。
会員に限らず、ひろく一般の方の申し込みを
受け付けています。(扇は貸し出しの用意があるそうです)


実は、チャンスがあれば北京オリンピックまでには
覚えたいなあと思っていました。
おそらく開会式などでも表演されるかもしれない太極功夫扇を
できれば現地で楽しめたらいいなと思っているからです。
功夫扇でオリンピックに自主的参加(気分を味わおう)
という野望(笑
現実には日本でTVを観るだけかもしれませんが、
それでもひと味違った楽しみ方ができるのではないかと
想像(妄想)しているんです。

功夫扇は中国でも広く人気があるらしいので、
訪中の際には公園や広場で一緒にやりませんか?なんてことも
あるかもしれないですもん。
さらには研修旅行が実現したりでもしたら、
もうそのときは♪扇を一本 さらしに巻いて~♪ですよね(笑
功夫扇も友好ネタになり得るかも?

北京オリンピックまであと2年、習うとしたら今!と思うなぁ

    
    *フラッシュ画像つき「中国功夫」の音源はこちらから↓
      http://www.bupt.edu.cn/news/jiayuan/content/j01/j01-5/zhggf.swf

 男の子にまで波及している!?