食養生の基本的な考え方をまとめると…
☆医食同源
医薬も食品もともに命を養い健康を保つためのものであり
その本質は同じです。
漢方の場合、薬の原料は天然のもの。
薬も食べものもともに自然のなかで育まれ生長してきたもの。
太陽や大地、海洋からのエネルギーや物質が凝縮されています。
その自然の恵みをいただいて日々の糧とするのが「食」、
病気を改善するのが「医」。
☆五味五色
中国では古代より万物を5つに分けて考える思想、
五行学説が浸透していました。
その考え方に基づき食べものも5つに分類されました。
五味は酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味であり
五色は青・赤・黄・白・黒です。
それぞれが五臓という機能大別に対応しています。
この5つを摂取すると体内の諸機能が潤滑に働きます。
未病や病気のときは弱っている機能を高めるものを食べます。
☆身土不二
身は人間のからだ、土は環境を意味します。
身土不二とは健康状態と環境は切っても切れない関係にある
ということです。
たとえば暑い地域と寒い地域とでは育つものが違い、
人間が口にする食べものも当然違ってきます。
土地のもの、旬のものを食べます。
☆一物全食
食材をまるごと全部食べることをいいます。
命にはひとつとして無駄なところはなく
生命に必要な素がすべて具わっているのです。
ひとつのいのち(一物)をすべていただくことが大切です。
たとえば小麦粉よりも全粒粉の方が、
同様に豆腐よりは納豆のように豆のままの方が
食品をまるごといただくということに近くなります。
魚類だったらジャコのような小魚や小エビなどを選ぶことも
一物全体という考え方にかなっているといえます。
☆食性
食べものにはそこに含まれている滋養分とは別に
それを食べることによって
身体が温まるか、冷えるかという性質があります。
それを食性といいます。
熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つがあり
体調や環境によって食材を選ぶ目安にします。
とはいえ、たくさんの食品の食性を覚えるのはたいへん。
そこで食品が育った地域から食性を推測することができます。
つまり暑い地域で育ったものは体を冷やすものが
寒い地域で育ったものは体を温めるものが多いというものです。
* * * *
食事は自然界の気を取り入れて健康を維持し
病気を改善する営みです。
体質や体調、生活環境に合わせて食事が組み立てられれば
健やかな体質を維持することも
未病を癒すことも可能になってきます。
☆医食同源
医薬も食品もともに命を養い健康を保つためのものであり
その本質は同じです。
漢方の場合、薬の原料は天然のもの。
薬も食べものもともに自然のなかで育まれ生長してきたもの。
太陽や大地、海洋からのエネルギーや物質が凝縮されています。
その自然の恵みをいただいて日々の糧とするのが「食」、
病気を改善するのが「医」。
☆五味五色
中国では古代より万物を5つに分けて考える思想、
五行学説が浸透していました。
その考え方に基づき食べものも5つに分類されました。
五味は酸味・苦味・甘味・辛味・鹹味であり
五色は青・赤・黄・白・黒です。
それぞれが五臓という機能大別に対応しています。
この5つを摂取すると体内の諸機能が潤滑に働きます。
未病や病気のときは弱っている機能を高めるものを食べます。
☆身土不二
身は人間のからだ、土は環境を意味します。
身土不二とは健康状態と環境は切っても切れない関係にある
ということです。
たとえば暑い地域と寒い地域とでは育つものが違い、
人間が口にする食べものも当然違ってきます。
土地のもの、旬のものを食べます。
☆一物全食
食材をまるごと全部食べることをいいます。
命にはひとつとして無駄なところはなく
生命に必要な素がすべて具わっているのです。
ひとつのいのち(一物)をすべていただくことが大切です。
たとえば小麦粉よりも全粒粉の方が、
同様に豆腐よりは納豆のように豆のままの方が
食品をまるごといただくということに近くなります。
魚類だったらジャコのような小魚や小エビなどを選ぶことも
一物全体という考え方にかなっているといえます。
☆食性
食べものにはそこに含まれている滋養分とは別に
それを食べることによって
身体が温まるか、冷えるかという性質があります。
それを食性といいます。
熱性・温性・平性・涼性・寒性の5つがあり
体調や環境によって食材を選ぶ目安にします。
とはいえ、たくさんの食品の食性を覚えるのはたいへん。
そこで食品が育った地域から食性を推測することができます。
つまり暑い地域で育ったものは体を冷やすものが
寒い地域で育ったものは体を温めるものが多いというものです。
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食事は自然界の気を取り入れて健康を維持し
病気を改善する営みです。
体質や体調、生活環境に合わせて食事が組み立てられれば
健やかな体質を維持することも
未病を癒すことも可能になってきます。