先日、従来の教室が夏休みで休講という時期に
開催された一日集中講座に参加しました。
動功としては、五禽戯を練習しました。
五禽戯を練習するのは初めてです。
虎、鹿、熊、猿、鳥の五種類の動物(五禽)の
特徴的な動きを真似る(戯)のですが、
どこか安易に考えてるところがありました。
物まねってそんなに簡単なことじゃないんだなと
あとでちょこっと反省しました。
五禽戯は中国の古人が健身運動として
実際に行っていた「導引」をもとに
神医・華陀(かだ)が組み合わせたもの。
それまでは套路のように複数の動きの型を
組み合わせて行うのではなく、
単独動作で行っていたそうです。
また、華陀は医者ですから
陰陽五行の理や道家思想にも明るかった。
だから五禽戯は
伝統的な思想哲学を背景にした
中医学的根拠に基づく保健体操、運動として
広く親しまれてきたのでしょう。
現在も健身気功の位置づけで愛好者も多いようです。
今回練習した五禽戯ですが、
伝統養生導引とはいうものの
いつも練習している太極拳導引とは
体の使い方も意識の仕方も違いました。
太極拳には導引的要素も含まれてはいますが
体の使い方にしても意識の仕方にしても
はるかに繊細で複雑だなと思いました。
それでもやってみた感想は
おもしろかったということに尽きますね。
「戯」には「あそび・たわむれる・ざれる」
というような意味がありますが、
まさにそのような“おもしろしさ”でした。
動きを真似るのが難しく思える部分も
あることにはあるんです。
たとえば動物は基本四つ足ですが
ヒトは手と足という区別をして
それぞれ別の役割というか使い方をしています。
そういうちょっとした意識、認識の違い、
頭を介して動きを分析しようとすると
動けなくなってしまうみたいです。
このあたりを「戯のこころ」で飛び越えられると
俄然おもしろくなってきます。
つまりその、なりきるって感じでしょうか。
虎戯なら虎になりきって
ガオーッと獲物を捕まえるイメージで動いてみる。
そんな感じです。
これって最初はちょっと恥ずかしいです。
さすがに(その場では)そこまで
思い切れなかったんですけど、
なんか好い感じになるみたいな予感はありました。
ただ、動物になりきろうと思っても
かれらの生態をよく知らないという現実があります。
動物園で観察するのも手かもしれませんが、
かれらもすでに動物園生まれの動物園育ちが主流。
野性で生きていたというわけではないですから
そのあたり、どうなんでしょうね。
時を経るごとに少しずつ変わってきているのかも。
最後になりますが、
個人的な手応えというか練習後の体感変化などを
メモ代わりに…。
・全身が軽くなった
・関節周りは軽く動きやすくなった
・肩や首周りのハリが消えた
・胴回りの安定感
・足裏の3点(踵・毋趾球・小趾球)に
体重が分散して乗っている感覚が強まった…
こんなところでしょうか。
これが古代の体操なのかと思うくらいに
現代人の体の使い方の弱点を
みごとに突いてきてるという印象。
どうやら生活環境にも共通点があるみたい。
このあたりのことはまた改めて…
開催された一日集中講座に参加しました。
動功としては、五禽戯を練習しました。
五禽戯を練習するのは初めてです。
虎、鹿、熊、猿、鳥の五種類の動物(五禽)の
特徴的な動きを真似る(戯)のですが、
どこか安易に考えてるところがありました。
物まねってそんなに簡単なことじゃないんだなと
あとでちょこっと反省しました。
五禽戯は中国の古人が健身運動として
実際に行っていた「導引」をもとに
神医・華陀(かだ)が組み合わせたもの。
それまでは套路のように複数の動きの型を
組み合わせて行うのではなく、
単独動作で行っていたそうです。
また、華陀は医者ですから
陰陽五行の理や道家思想にも明るかった。
だから五禽戯は
伝統的な思想哲学を背景にした
中医学的根拠に基づく保健体操、運動として
広く親しまれてきたのでしょう。
現在も健身気功の位置づけで愛好者も多いようです。
今回練習した五禽戯ですが、
伝統養生導引とはいうものの
いつも練習している太極拳導引とは
体の使い方も意識の仕方も違いました。
太極拳には導引的要素も含まれてはいますが
体の使い方にしても意識の仕方にしても
はるかに繊細で複雑だなと思いました。
それでもやってみた感想は
おもしろかったということに尽きますね。
「戯」には「あそび・たわむれる・ざれる」
というような意味がありますが、
まさにそのような“おもしろしさ”でした。
動きを真似るのが難しく思える部分も
あることにはあるんです。
たとえば動物は基本四つ足ですが
ヒトは手と足という区別をして
それぞれ別の役割というか使い方をしています。
そういうちょっとした意識、認識の違い、
頭を介して動きを分析しようとすると
動けなくなってしまうみたいです。
このあたりを「戯のこころ」で飛び越えられると
俄然おもしろくなってきます。
つまりその、なりきるって感じでしょうか。
虎戯なら虎になりきって
ガオーッと獲物を捕まえるイメージで動いてみる。
そんな感じです。
これって最初はちょっと恥ずかしいです。
さすがに(その場では)そこまで
思い切れなかったんですけど、
なんか好い感じになるみたいな予感はありました。
ただ、動物になりきろうと思っても
かれらの生態をよく知らないという現実があります。
動物園で観察するのも手かもしれませんが、
かれらもすでに動物園生まれの動物園育ちが主流。
野性で生きていたというわけではないですから
そのあたり、どうなんでしょうね。
時を経るごとに少しずつ変わってきているのかも。
最後になりますが、
個人的な手応えというか練習後の体感変化などを
メモ代わりに…。
・全身が軽くなった
・関節周りは軽く動きやすくなった
・肩や首周りのハリが消えた
・胴回りの安定感
・足裏の3点(踵・毋趾球・小趾球)に
体重が分散して乗っている感覚が強まった…
こんなところでしょうか。
これが古代の体操なのかと思うくらいに
現代人の体の使い方の弱点を
みごとに突いてきてるという印象。
どうやら生活環境にも共通点があるみたい。
このあたりのことはまた改めて…
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