UMA君のお部屋

山遊びのページ

伊吹山弥高尾根

2012-02-26 18:39:23 | 山歩き…伊吹・越美の山
山名:伊吹山(弥高尾根)

山行目的:リベンジ

山行日:2012年2月26日(日)

天気:くもりのち晴れ、一時雪

山行者:山の会”K川♂さん、K川♀さん、T藤さん”と僕。

CT:垂井北中学校P5:30=上平寺P6:00…“弥高尾根”…伊吹山10:34~11:36…

”弥高尾根”…上平寺P15:24=垂井北中学校P16:00



昨年末、山の会雪山訓練で登った弥高尾根(敗退)へリベンジに行ってまいりました。

前回より積雪量は増え、藪が少なく、雪庇が発達しているところも。

雪質は麓に近いところでクサレ、上の方はしっかり締まっていて登りやすかったです。

今回もスノーシューを投入(僕だけですが)。

圧倒的な戦闘力(浮力が一番大きい)でブイブイ言わせてやりました(笑)

ワカン組の3人は下の方のクサレ雪にはかなり苦労していた模様。

締まった雪になってからはほぼ互角でしたが、

ときどき隠れている落とし穴に苦しめられていた模様。

標高900mを越えた辺りでアイゼンを装着。

雪が固く締まっているのでラクラクでした…最初は。

山頂まで残り標高差200m辺りでかなりの急登。

これはかなりキツかった。

女性陣はかなり苦しめられたようです。

三角点を踏んだら(本当に踏んぢゃダメ)小屋の合間で風を避け昼食。

避けたつもりだったけど避け切らず寒かった。

昼食後は寒い寒いと言いながら下山へ移ります。

登頂した頃はガスが掛かっていたけど、

下山に移ろうとしていた頃には天気は回復へ。

上野登山口からは次々と登山者が登ってくる。

下手したら夏山の時期より多いんでは?と思うくらい。

中には山スキーヤーの姿も、ソリを背負った人も居ましたねぇ~。

下山は、最後の詰めの急登辺りでまたもや女性陣が苦しめられておりました。

一度怖いと思うとその恐怖心を払拭することは難しーからねー。

登りは締まった雪でしたが、下る頃には上から下までクサレ雪。

かなり苦戦させられました。

スノーシュー、登り楽ちんですが、下りはやはり!?苦手のようです。

なんででしょうね?僕の歩き方が悪い?

意地で麓まで下りました。

2週連続で天狗山、弥高尾根とリベンジに成功しました。

あとは木曽駒と花房山ですねー、いつか!!


(雪庇の発達した弥高尾根上部、奥はもちろん伊吹山)


(人丈を超える雪庇を乗り越えようとするK川♂さん)


(雪庇を乗り越えようとするT藤さん、K川♀さん続く)


(雪崩た跡、コワ~)


(最後の急登、最大斜度45°以上!?恐怖を感じないように登る)


(山頂の枯れ草に付いたエビの尻尾)


(雪に埋もれた山頂小屋群)

天狗山北東尾根

2012-02-19 17:26:31 | 山歩き…伊吹・越美の山
山名:天狗山

山行目的:ピークハント&リベンジ

山行日:2012年2月19日(日)

天気:晴れ一時雪

山行者:UMA、匿名希望の一般人(以下トクさん)

CT:自宅5:30=揖斐川町中央公民館6:00=北東尾根取付口付近P6:30/6:40…

北東尾根取付口(階段有)6:43…520m付近7:45~7:58…930m付近9:42~9:57…

ジャンクションP北側巻き10:40…天狗山11:15~11:50…北東尾根取付口13:40…

北東尾根取付口付近P13:47/14:00=揖斐川町中央公民館14:30=自宅15:30



リベンジしてきました。

今回は南西尾根ではなく北東尾根から。

北東尾根取付口である階段からちょこっと戻ったところに駐車。


お地蔵さんが近くにあるところです。

取付口の階段は思い切り雪で埋まっていました。

壺足で登って行きフェンスの隙間を抜けます。

(登りきってフェンスの隙間から下を撮ったもの)

ここでスノーシュー装着、トクさんはワカン。

ここから尾根に這い上がります。

雪の中からプラ階段らしきものが見えたので巡視路があるのかもしれません。

結構急登で、スノーシューではかなり苦戦させられます。

腐りかけの雪でグリップの利きが悪いです。

今回はトクさん曰く”お任せ山行”で山頂までTOPは僕の務め。

でしたが、尾根に乗っかるまで標高差50~60m程はトクさんがTOPしてくれました。

感謝です。

尾根上に出ると雪質ががらりと変わります。

奥美濃の雪なので相変わらず重たいですが、腐れ雪ではないのはマシ。

TOP交代、スノーシューはワカンより沈まず楽な方です。

トクさん、”まるでブルドーザーだな”と言ってましたが、

スノーシューでラッセルした後をワカンで踏むと沈むようです。

まあ、ワカンTOPでラッセルならもっと沈む⇒

⇒後ろのスノーシューは全く沈まないからラクチン

でしょうが。

北東尾根はバリエーションで道がないはずですが、

ハッキリ道あり、おまけに山ヤは使わなさそうなセンス悪いビニテ付き。

暫く急登をやり過ごすとその理由が解りました。

そこだけ樹木がない場所、両隣に見える支尾根上には電線が張られていない鉄塔。

どうやらこの場所にも鉄塔を建てるようです。

聞くところによると、徳山ダムよりさらに奥に発電所が出来るとの事。

ということはそのための建設中(予定)の鉄塔⇒ここまで巡視路が来ている。

現に、この先にはビニテ無し、道らしきもの無しでした。

トクさんと共にハイキングコースを期待してましたが…そういうことだったのか。

今日は朝から素晴らしい天気に恵まれました。

余計なおまけに途中の電光掲示板はマイナス8度を表示していましたが(^^;

放射冷却ってやつ。

朝方は快晴だったので遠くまでよく見渡せます。

小津三山は勿論のこと、蕎麦粒、御蛇池、冠、能郷、奥美濃の山々が綺麗に見えました。

(小津三山。この時期はどの山も登っていない。現在花房を狙ってる。)


(奥に能郷白山を望む。やっぱ奥美濃はこの時期だな。)

遠くは御嶽、乗鞍、恵那山、中央アルプスなんかも微かに。

こんなに天気が良いのは年末の八ケ岳、大日であった雪山講習会以来だな。

僕ってホントに晴れ男!?

雪質は風紋がハッキリしているところで締まっていて、それ以外は膝下辺りまで沈む。

吹きだまっているところはさらに沈む。

スノーシューでこれだからワカンのトクさんはさらに大変みたい。

2回目の小休止、930m付近では手が届きそうな左手にジャンクションP、

チョイ右に目をやると目指す天狗山。

まだ登頂してないけど、貰ったー!!と思った。

ここまで登ってくると尾根はかなり緩やかになってくる。

あとは体力を温存させながらゆっくりゆっくり登る。

ジャンクションPの北側を巻き、天狗の頂が目の前に現れた。

南側はスパッと切れ落ちている。

雪庇が発達しているからあまり近づかない方がよさそう。

天狗の頂への最後の登りはちょっとだけ急になる。

ジグザクに登って行く、トクさんから先行ってーと言われる。

健脚トクさん、疲れ気味!?前日も登山だったそうな(凄)

登りきって、さらに先の丘の様な所を登りきると天狗山頂上。

リベンジの末登頂、あまりに嬉しくて雄叫びを上げた。

ウオオオォォォーーー。

ちょっと下がったところの木の幹に”天狗山1149”の木の板。

寄り添って自分撮り、作らなくとも自然に笑顔が出た。

静かな山頂。

トクさん遅いなーと思っていたら5分程遅れて登ってきた。

直下で落とし穴に脚を取られた揚句、脚が攣りそうになったそうだ。

攣ったら、山頂には立てないと思ったそうだ。

僕も先週それで敗退しました。

やっぱ皆!?同じ個所を攣るようだね、でも何でだろうね?体力不足?

山頂南側の絶壁のそばで座って飯を食う。

(眼下にはエメラルドグリーンの横山ダム。左は小津権現山。)

この上なく美味い、ただのカップ麺と菓子パンなのに。

飯を食っていたら雪がチラついてきた。

今日は降水確率低いはずなのに、全国的に晴れマークなのに。

寒くなってきたので飯を食ったらそそくさと下山に移った。

あんなに軽やかに…は言い過ぎだけど、いい具合に登ってきたのに、

下りはツライ、特に急な坂はスノーシューには不向き。

しかも疲れも重なってか、足でもう片一歩の足を踏んでコケた、何回か。

登りは4時間半だったが、下りは2時間足らずで下山。

下山していた頃には雪は止んでいた。

リベンジした天狗山、尾根は違えど登頂できて嬉しかった。

元々単独で行く予定であったが参加してくれたトクさんにも感謝!

始めちょこっとラッセルしてくれたけど、残りは僕がTOPでラッセル。

ひょっとして僕が単独で登りきってみたいと思っていたことを察していてくれた??

でも、一緒に登ってくれて、会話して、楽しかったっす。

トクさん、実はあの人なのですが、今回は匿名一般人ということなので…。

また山行きましょう、そん時はよろしくお願いします。

今日ホント満足満腹でした。


天狗山南西尾根(敗退)

2012-02-12 17:12:48 | 山歩き…伊吹・越美の山
山名:天狗山(標高900m付近で敗退)

山行目的:ピークハント

山行日:2012年2月12日(日)

天気:雪のち晴れ

山行者:単独です。

CT:自宅5:20=坂内道の駅6:20/6:40…西尾根取付点(林道)6:50…

798.8mピーク9:10…900m付近にて撤退10:40…林道12:40…

坂内道の駅12:50=自宅14:30



天狗山をスノーシューで挑んできました。

結果からいうと敗退、残り標高差250mのところで急登を越えられませんでした。

夜明け前に道の駅坂内に到着、準備して出発です。

林道を北へちょこちょこと、作業小屋の脇から登っていきます。

(雪がフラッシュに反射して光って怪しいです。)

いきなり急登です。

ちょっと藪がうるさかったですが、直登で。

スノーシューの使い方としては間違ってる?キックステップでいきます。

100m程標高をあげたら藪が少し落ち着いてきました。

相変わらず急登ですが、直登は止めて、ジグザク登行します。

(後ろを振り返れば僕のラッセル跡だけ)

こちらの方が直登より楽、標高250m/hくらいで登っていきます。

沈み込みは深くて膝下くらい、浅いと脹脛の真ん中くらい。

(スノーシューでの歩き方もだいぶ分かってきました)

スノーシューでこれなのでワカンだったらもっと深くラッセルに苦労しそうです。

798.8mピークには予定よりちょっと早いくらいに到着。

麓はなんとか見えましたが、肝心の天狗山頂は雲の中。

今日の予報は上向きなのでそのうち顔を出してくれることに期待。

884mピークまでは広い尾根を進んでいく。

884mピーク辺りの東側は大きく発達した雪庇。

(下りに撮ったもの)

踏みぬきたくないので主稜から外れて西側の樹林帯へ。

冷たい風がよく吹き抜けるのか、雪面はカチカチに凍ってました。

884mピークを過ぎると雪壁、もとい急登の始まり。

ここを登り切れば天狗山の頂。

いきなり難所に差し掛かる。

右は雪庇、中央は岩壁&藪で厳しそう。

となると左か、斜度45°以上ありそうな斜面をトラばり気味に登る。

スノーシューではかなり厳しい。

無理して登ると、痛い!!左腿が痙攣。

急斜面を成形してベンチを作り休む。

スノーシューを外しワカンに履き替える。

腿の痛みが治まってから出発。

しかし今度は浮力が圧倒的に足らなくて登って行けない。

そうこうしているうちに大して登れず時間だけが過ぎていく。

計画の通過時刻をオーバー。

色々考えたけど、このまま登って行くのは得策ではないと考え撤退することに。

今年は計画通りに一山も登って無いのでかなり悲しいが致し方が無い。

自分の力量が足らないがために…。

798.8mピークまで戻ってみると天狗山の頂、小津三山を望むことが出来た。


下りはそのままワカンで下ったのでかなり沈み込んだ。

途中でスノーシューに履き替えようか悩んだが、2時間ばかりで登り口に到着。

今回はすごく悔しい思いをした。

またリベンジしたい。