山行日:2023年2月4日(土)
山行者:僕ひとりです。
天気:晴れのちくもり
ヤマップ記録
車は県道沿いのチェーン着脱所に駐車、
大久保集落を抜け、谷川左岸林道を進んでいく。
雪は少ないと見て、スノーシューは車に置き去り、終始ツボ足で登下降した。
当初618、1121を通る尾根を登るつもりでいたが、
林道ゲートがありえないくらい頑丈に施錠してあって、
よじ登って越すしかないようで、
集落から近くで丸見えだし不審者と思われたくなかったので断念。
下降を予定していた北西尾根に取りついた。
適当に取り付いたら途中で厄介な鹿避け柵ゲートがあった。
なんとかこじ開けて、元通りにしておく。
下山時に知ったのだが近くに遺構(お寺?)があって
その見学ルートを使うと簡単に開閉できるゲートがあった…。
遺構は登りに使った林道ゲート横から取り付いた尾根通しでも行けた。
建物は管理されているだけあってキレイだが古いものらしい。
昔この尾根通しで伊吹山信仰の道があったらしくて、
途中に堀状の道に出くわしたりした。
雪の方は全然しまってなくて、
かといってフカフカというわけでもなく脹脛の下から最大で膝上くらいだった。
尾根の途中で三角点があり近くにはBB印もある。
YAMAP地図で三角点探ししたが結局見つからなかったが…。
登っていくと鉱山がある。
中は通らずに端を歩いていく。
この時期は仕事してないのか、土日は営業してないだけなのか静かなものだった。
下から見ると斜面を削っただけのように見えるがかなり広い空き地と露天掘りのような、
はたまたグランドキャニオンのような?(言い過ぎ?)だだっ広い採掘場が広がっていた。
二段になっていて、下段も広いが上段はもっと広かった。
上段の上には下界からも見える禿げた急斜面が続いていた。
結構な斜度だが、何も生えてないから吹きさらしなのか
大部分は雪はほとんどついてないように見え岩肌が露出していた。
そこには入らないよう左手の藪があるところを狙って登っていく。
このルート上最大の斜度で、斜度がある分だけ雪も深く感じる。
膝上くらいはあっただろうか?ゆっくりゆっくり登り、たまに足を止めて休んだ。
30分くらい登っただろうか、少しだけ斜度が緩くなってきた。
標高1150を超えたあたり、ふと見上げると上部の木が白い、樹氷だ。
今日は朝から青空が見えるので、樹氷の白が冴える。
後ろを振り返っても怖くない斜度に落ち着いたら、小休憩を入れて樹氷を愛でた。
樹氷を堪能しながらゆっくり歩いていたら
日が差し込んできたからか樹氷がみるみる溶けて消えていった。
まるで、ここで僕が来るのを待ってくれていたようだった。
樹氷が、山が僕を歓迎してくれた、そんなふうに感じた。
先週は寧比曽岳で登山口からすぐに樹氷に出会えた。
そういうお手軽に見れるのもいいのだが、苦労してラッセルして登って、
ふと見上げるとそこにある樹氷もなかなかいいものだ。
高い木が無くなり、かなり斜度が緩くなったところで腰を下ろし
コーヒーを飲みながら一息入れる。
あと少しで山頂部なのに人の声もしない、
北側のパノラマは独り占め…サイコーな場所だった。
今自分があの賑やかな伊吹山へ登りに来ているなんてウソみたい。
ルートを変えるだけでこんなに違うもんかという感じ。
流石にじっとしていたら寒くなったんで、ひと頑張りして山頂へ向かう。
山頂はやっぱり賑やかでいつもの伊吹山。
今年は雪が少ないというものの
上野登山口からのルートは直登ができるみたいで人が繋がって見える。
山頂のプレートが無くなってただの丸太になっていたのにはビックリ!
まさか最近よくいる迷惑なことして楽しんでるやつの
仕業じゃないよね??なんて思ったりして。
いつも三角点まで行くので、三角点で写真撮ったら引き返した。
帰りは久々に直登ラインを降って上野登山口へ降りようか悩んだが、
車道歩きが面倒なので来た道を引き返した。
採石場の上の急斜面が不安だったが、
たっぷり雪のお陰で怖さも和らぎ、
まるで走ってるかのようにあっという間に通過できた。
登りは青空多かったが下りは雲が優勢となり、
登りで見えていた金糞岳は雲の中だった。
下りは遺構の見学コース利用したらラクラク。
行ってみたかった久次郎がまだ入れたので、そのままのカッコで寄った。
天ぷら付ざる蕎麦ごちそうさまでした。
ホロ苦いフキノトウの天ぷらが春を感じさせてくれました。
お話好きのご主人、会話を盗み聞きしてましたが、聞いているだけでも楽しいです。
声掛けいただいて、僕が今回使ったルート、昔は伊吹山信仰の道、
今でもその名残の道があることや、今でも偶に登りに来る人がいること、
昔は花を摘みに行ったりしたことなどお話してくださいました。
僕は伊吹山信仰者ではありませんが、
自宅付近からよく見えるので小さい頃から見ていました。
まさかあの頃は大人になってから登るとは思いもしなかったでしょうが
好きな山の一つです。
死ぬまで今の地に住みずーっと眺めて、
たまに登りに行きたい山、それが伊吹山。
また、来年違うルートで登りに来れたらいいなと思う。
山行者:僕ひとりです。
天気:晴れのちくもり
ヤマップ記録
車は県道沿いのチェーン着脱所に駐車、
大久保集落を抜け、谷川左岸林道を進んでいく。
雪は少ないと見て、スノーシューは車に置き去り、終始ツボ足で登下降した。
当初618、1121を通る尾根を登るつもりでいたが、
林道ゲートがありえないくらい頑丈に施錠してあって、
よじ登って越すしかないようで、
集落から近くで丸見えだし不審者と思われたくなかったので断念。
下降を予定していた北西尾根に取りついた。
適当に取り付いたら途中で厄介な鹿避け柵ゲートがあった。
なんとかこじ開けて、元通りにしておく。
下山時に知ったのだが近くに遺構(お寺?)があって
その見学ルートを使うと簡単に開閉できるゲートがあった…。
遺構は登りに使った林道ゲート横から取り付いた尾根通しでも行けた。
建物は管理されているだけあってキレイだが古いものらしい。
昔この尾根通しで伊吹山信仰の道があったらしくて、
途中に堀状の道に出くわしたりした。
雪の方は全然しまってなくて、
かといってフカフカというわけでもなく脹脛の下から最大で膝上くらいだった。
尾根の途中で三角点があり近くにはBB印もある。
YAMAP地図で三角点探ししたが結局見つからなかったが…。
登っていくと鉱山がある。
中は通らずに端を歩いていく。
この時期は仕事してないのか、土日は営業してないだけなのか静かなものだった。
下から見ると斜面を削っただけのように見えるがかなり広い空き地と露天掘りのような、
はたまたグランドキャニオンのような?(言い過ぎ?)だだっ広い採掘場が広がっていた。
二段になっていて、下段も広いが上段はもっと広かった。
上段の上には下界からも見える禿げた急斜面が続いていた。
結構な斜度だが、何も生えてないから吹きさらしなのか
大部分は雪はほとんどついてないように見え岩肌が露出していた。
そこには入らないよう左手の藪があるところを狙って登っていく。
このルート上最大の斜度で、斜度がある分だけ雪も深く感じる。
膝上くらいはあっただろうか?ゆっくりゆっくり登り、たまに足を止めて休んだ。
30分くらい登っただろうか、少しだけ斜度が緩くなってきた。
標高1150を超えたあたり、ふと見上げると上部の木が白い、樹氷だ。
今日は朝から青空が見えるので、樹氷の白が冴える。
後ろを振り返っても怖くない斜度に落ち着いたら、小休憩を入れて樹氷を愛でた。
樹氷を堪能しながらゆっくり歩いていたら
日が差し込んできたからか樹氷がみるみる溶けて消えていった。
まるで、ここで僕が来るのを待ってくれていたようだった。
樹氷が、山が僕を歓迎してくれた、そんなふうに感じた。
先週は寧比曽岳で登山口からすぐに樹氷に出会えた。
そういうお手軽に見れるのもいいのだが、苦労してラッセルして登って、
ふと見上げるとそこにある樹氷もなかなかいいものだ。
高い木が無くなり、かなり斜度が緩くなったところで腰を下ろし
コーヒーを飲みながら一息入れる。
あと少しで山頂部なのに人の声もしない、
北側のパノラマは独り占め…サイコーな場所だった。
今自分があの賑やかな伊吹山へ登りに来ているなんてウソみたい。
ルートを変えるだけでこんなに違うもんかという感じ。
流石にじっとしていたら寒くなったんで、ひと頑張りして山頂へ向かう。
山頂はやっぱり賑やかでいつもの伊吹山。
今年は雪が少ないというものの
上野登山口からのルートは直登ができるみたいで人が繋がって見える。
山頂のプレートが無くなってただの丸太になっていたのにはビックリ!
まさか最近よくいる迷惑なことして楽しんでるやつの
仕業じゃないよね??なんて思ったりして。
いつも三角点まで行くので、三角点で写真撮ったら引き返した。
帰りは久々に直登ラインを降って上野登山口へ降りようか悩んだが、
車道歩きが面倒なので来た道を引き返した。
採石場の上の急斜面が不安だったが、
たっぷり雪のお陰で怖さも和らぎ、
まるで走ってるかのようにあっという間に通過できた。
登りは青空多かったが下りは雲が優勢となり、
登りで見えていた金糞岳は雲の中だった。
下りは遺構の見学コース利用したらラクラク。
行ってみたかった久次郎がまだ入れたので、そのままのカッコで寄った。
天ぷら付ざる蕎麦ごちそうさまでした。
ホロ苦いフキノトウの天ぷらが春を感じさせてくれました。
お話好きのご主人、会話を盗み聞きしてましたが、聞いているだけでも楽しいです。
声掛けいただいて、僕が今回使ったルート、昔は伊吹山信仰の道、
今でもその名残の道があることや、今でも偶に登りに来る人がいること、
昔は花を摘みに行ったりしたことなどお話してくださいました。
僕は伊吹山信仰者ではありませんが、
自宅付近からよく見えるので小さい頃から見ていました。
まさかあの頃は大人になってから登るとは思いもしなかったでしょうが
好きな山の一つです。
死ぬまで今の地に住みずーっと眺めて、
たまに登りに行きたい山、それが伊吹山。
また、来年違うルートで登りに来れたらいいなと思う。