UMA君のお部屋

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日本海太平洋縦走をやるにあたって

2023-08-12 07:01:18 | インポート
山を始めたころでしょうか…

僕が山登りを始めるにあたって参考にしていたHPがあります。

そのHPはもう存在しないようですが、記録をよく読み漁っておりました。

そのHP管理人脇屋さんに影響されてしまって南アルプスが好きになり、

30過ぎの頃、失業中に南アルプステント泊縦走
(7泊8日/畑薙第一ダム~茶臼岳~北岳~北沢峠)をします。

7割方雨orガスだった記憶があります。

モンベルの80Lを背負ってヒーコラ言いながら歩いたのを薄らぼんやり覚えております。

大縦走から帰ってきて、こんなキツイこともうやらないぞ!と思っていました。

しかし、脇屋さんがやられていた太平洋日本海縦走が気になってはいました。

大縦走のキツイ思い出が薄れてくるのと同時に

太平洋日本海縦走をやってみたいという気持ちが湧いてきました。

7泊8日でもキツイのですから1ヶ月以上掛かる太平洋日本海縦走は想像を絶することでしょう。

脇屋さん曰く、やってる人を見たことあるが案外普通の人とのこと…これには半信半疑でした。

一応計画は立てたものの、再就職し実行する機会はなかなかありませんでした。

分割でやることも考えましたが盆休みを利用してやるとしても十数回はやらなければなりません。

お盆休みを利用して他の山へも行きたいですし、大計画から足が遠のいていました。

最初に計画して10年以上経ったころ、TJARというのを知りました。

スタートは日本海滑川でゴールは太平洋大浜海岸。

自分が計画していたルートと被ってるとこも多く、眠っていた計画が起されました。

年も40を過ぎて、疲れやすいしそんなに力が出るわけでもない。

山登りとは別に、ランニングやトレランを始めよりアクティブにはなってはいますが、

これ以上体力が上がることはないだろうな~と自覚。

あの大計画どうするか、諦めるか、分割でやるか…と思いを巡らせてある日とんでもないことを考えました。

社長にお願いして1ヶ月ほどお休みを貰えるか頼むのはどうか?

流石に門前払いされるか、酷いと怒られるかされるわな~とネガティブに考えていましたが、

2022年春頃のある日、現場で働いているとき休憩中に上司になにげなく相談してみる。

「それを社長に直接言ったらびっくりすると思うよ」と言われましたが、

「社長に会ったら聞いてみてあげるわ」とも言われました。

なんて言われるかな…とドキドキしながら返事待ちしてました。

ある日社長からお電話。

「普通の会社やったらありえへんけど、長く務めとるし今回は特別。」というお返事でした。

まさか通るとは思っても見ませんでしたから、僕もかなりびっくりしました。

僕の条件としては”梅雨明け10日+8月丸丸お休みすることと、

休み明けもこれまでと同じ待遇で雇い続けて貰えること”

これはOK貰い、7月分は有給で消化、8月は休職扱い、

8月分諸費用は全て自分負担でボーナスから天引きということに決まりました。

準備期間1年を置いて2023年7月20日から決行することとなりました。

計画を練り直し、日本海親不知から太平洋大浜海岸へ向かうことにしました。

通しで行けるのかわかりませんが当初はそのつもりで計画し、

奈川郵便局と市野瀬郵便局で局留めにした荷物を受け取り食料品等を補給することにしました。

で、2023年7月20日に自宅から日本海親不知へ向かい、日本海をタッチ。

翌日、親不知登山口からスタートしました。

初日は親不知登山口から栂海山荘まででしたがこれがなかなかハード。

登ったり下ったりで、累積標高2000mほど上がります。

リュック容量100L、水抜きでの重量は23キロオーバーでしたので、

水を3L以上追加しましたので26キロはゆうに超していたでしょう。

初日でかなり疲れてしまいます。

途中、不帰の嶮や八峰キレットなど緊張感が続く岩稜もあり精神的にも疲れます。

8日目、種池山荘のテント場で朝を迎えますが、疲労でぐったり、

肩から足にかけて痛みがありまともに立っていられません。

6日目にキレット小屋に泊まった時は二階の部屋を案内されたのですが、

階段を上り下りするのに上半身を壁にもたれ掛かってじゃないとできませんでした。

これ以上進むと事故を起こすかも…。

そう思い、通しで太平洋へ向かうことは断念、分割で向かうことに変更しました。

扇沢へ降りるとき、これで通しでゴールすることから下りることに若干悲しさはありましたが、

これで背負いすぎた大きすぎたものを下すことによる安堵感の方が大きくホッとしました。

帰宅し2日間休養後、扇沢から種池山荘へ登り、そして上高地へ向かいます。

大きな目標は太平洋だけども、

上高地という中くらいの目標ができたことにより最初より安心感が湧きました。

計画を変更し、装備や食料品なども変更。

リュックも100Lから70Lへ変更し、歩行中のブレも小さくなりました。

扇沢から上高地までも6泊7日でなかなかですが、

これは割と成功したのではないかな?と思っています。

好天が続いたのもあると思います。

2日自宅で休み、上高地から中央アルプスを経て南アルプス玄関口へ。

これは失敗しました。

さらに装備と食料品を見直して、若干軽くなりましたが、水抜きで15キロ。

リュックを70L⇒48Lに無理やり詰め込んだのですが、これがいけませんでした。

後で知りましたが48Lの推奨パッキングウェイトは11~14キロでした。

肩よりも腰に荷重がくるように背負っていましたが肩が痛すぎました。

48Lだと70Lよりも肩や腰ベルトのパッドが薄く、重荷が肩に食い込んでしまいました。

それともう一つ失敗。

ロードをナめていました。

一応ロードはクッション性の高いランニングシューズ。

登山用にハイカットハイキングシューズの2種類を用意したので

ロードはランニングシューズで歩いたのですが、このシューズが足に合わず

段々痛みを感じて…。

痛いので一回脱いで確認したときは何ともなく、保護クリームだけ塗ったのですが、

その後も痛みは強くなり、とある食料品店で昼食を食べた時、

靴を脱いで足を見たらびっくりするくらい肉刺だらけ。

痛い箇所全部肉刺です。

これでは歩き続けれんなということで2キロ先のJR藪原駅にエスケープです。

南アルプスの玄関口まで行くつもりが、中央アルプスの玄関口までもたどり着けずエスケープ。

これは重荷を背負って歩いたこともないような長距離のロードを歩く…

ということをやったことがないための失敗だと思ってます。

シューズ(ホカ)は10~20㎞のジョグやハーフマラソンで履いているものを使用
(平日5~8㎞ランニングトレで使用しているシューズ(ナイキ)とは別)。

今まで靴擦れなんて全くなかったので、大丈夫だと思ってました。

クッション性が高いので長距離歩くのなら足へ負担が減るから好都合だと思ってました…出発する前は。

ただ、ちょっと心配なとこがあって、指回りの空間が広いんですね。

で指が動いちゃう…これがチト心配でしたが…心配が、そのまま当たりましたね。

両足小指の辺りに酷い肉刺、親指も肉刺ができてました。

心配がそのまま当たりました。

クッション性も最初は良かったんですが、段々ペタペタになっていくような感覚…。

これはシューズの選択も誤りました。

しかし、やったことないことをやるとどうしても失敗は出てきます。

なので試す⇒失敗する⇒考え直すのが大切じゃないのかと。

これを書いている8/12はまだJR藪原駅で一時停止(自宅休養中)してるとこですが、

これからも失敗は色々するだろうし、8月いっぱいに太平洋まで到達できないかもしれない。

だけど、いろいろ経験して、ゴールした時には何とも言えない充実感を得たい。

そしてまた、そこから始まるものを見つけられたらいいなと思う。

届きました。

2019-02-08 21:23:44 | インポート
本巣市観光協会から封筒が届きました。


中身は…。

本巣名山 7山登頂認定証と、




記念品の数々。

・地図
・Tシャツ
・クリアファイル
・ハンドタオル
・手ぬぐい
・キーホルダー
・ボールペン

7山だから7品なのでしょうか。

豪華すぎます。

本巣市観光協会様、ありがとうございます!

これからも本巣市の山々を四季を問わず楽しみたいと思います。

岩岳 根尾小鹿から反時計回りで周回

2018-11-18 15:49:00 | インポート
山行日:2018年11月18日(日)

山行者:単独です。

天気:快晴

CT:根尾小鹿7:49…672標高点辺り8:45…東尾根に乗る9:29…登山道に出る10:22…

岩岳頂上10:24~10:50…登山口11:34…根尾小鹿12:07



前回谷から挑んだものの敗退したので今度は尾根から攻めることに。

といっても登山道ピストンでは面白くないので藪尾根に突入。

以前から気になっていた岩岳から根尾小鹿へ延びる尾根。

車は広い道のふくらみに停めて、根尾東谷川の橋を渡る。

祠の脇から尾根に取り付く。


すぐに小さな台地にでる、そのまま尾根伝いに登っていく。




小ピークを越えると左手から小沢が上がってくる。


水は無いだろうと思っていたが反してチョロチョロだが流れていた。

小沢を渡り適当な所から尾根に取り付く。


僅か数十mほどだが結構な急斜面だ。四つん這いで登っていく。

尾根は混生林と植林に覆われていて、下草なくとても歩きやすい。


560~600辺りにある芋虫マークは気になっていたところだが、

所々露岩している程度で急な斜面ではあるが崖という感じではない。


というかここもしっかり植林されていてそちらの方が驚き。

芋虫マークの上端辺りから尾根が僅かに急だった。

680までくると植林帯から抜けて広葉樹林となる。


時折シャンと延びた松の木が現れ、松ぼっくりが落ちている。

右手後方には”舟を伏せた山”というより”お○○○山”(笑)


830辺りからシャクナゲがチラホラ、お化けみたいな杉の木も現れる。



(ベーコン?)

この時はまだ良かった。

東尾根と合流する辺り、この辺りから核心が始まった。

シャクナゲ地獄という、まさに空中歩行&人体知恵の輪状態。


悪沢岳西小石尾根のお化けハイマツ帯に比べたら可愛いもんですが

僅かな区間ながら手こずりました。

しかし幾つかの杉の巨木には関心、この尾根歩かねば見れなかっただろうな。


激藪は一旦抜け広葉樹林へ。

葉っぱは落ちて明るいですが細かい枝が張り出してなかなか歩きにくいです。

僅かな区間でしたが二重稜が見られました。


(何の実?)

岩岳頂上のすぐ東の小ピークでまたしても激藪。

尾根芯とかピークの辺りってなんでこんなに激藪になりやすいんだろう…。

コルへ降り立ち僅か人登りで登山道へ、登山道からはハッキリ見えませんでしたが

手前のところで高屋山~大白木山が見えました。

(もうチョイで山頂)



ここもいつか歩いてみたい。

登山道をチョイチョイで山頂。

この999のを丸で囲んだのは銀○鉄道999のヘッドマークを似せたもんなんでしょうかね?


休んでいたら単独男性が登ってきました。

少しお話をした後お別れして先に下山開始。

上部は割と急な尾根道、所々ロープが張ってあります。

下部は植林帯で歩きやすい。

下りはあっという間に登山口に到着でした。

そこから車道をトコトコ、長いトンネルを抜け駐車地の根尾小鹿に着きました。

麓より上の紅葉は完全に終わってますが、葉が落ち明るく見通しがよくなってました。

根尾小鹿から岩岳、登山道ピストンより味があっていいルートでした。