UMA君のお部屋

山遊びのページ

雷倉 西南西の尾根を歩く

2018-11-25 14:33:00 | 山歩き…伊吹・越美の山
山行日:2018年11月25日(日)

山行者:単独です。

天気:晴れ一時曇り

CT:林道終点7:22…JCTピーク9:05…雷倉9:53~10:06…JCTピーク10:35…林道終点12:11



雷倉は根尾・八谷の集落から登るのが一般的ですが

小津の集落奥の樽谷と中又谷の出合から延びる尾根に付く破線ルートを使えば行けるんでは?

と考えていました。

で、いつも情報源にしているブログにてどうやら行けるらしいとわかったので早速行ってみることに。

林道工事中の情報を得ますが休日だからか終点まで車で行けました。

中又谷渡渉は全然大したことなく通過。


中又谷林道を少し歩き樽滝遊歩道へ。

現在通行止めになってるということで、尾根の取り付きの先で崩壊してました。

この樽滝遊歩道の(悪い?)おかげで尾根側は低いところでも3mくらいの崖になっており


登りは木の根や幹を掴んでよじ登った。

下るも然りだけど、短めの補助ロープかお助け紐あった方がよかったかな。

尾根に上がるとハッキリとした道があり尾根を上がっていっている。



(小津の谷の雲海)

これが多分尾根末端から付いてる破線ルートだ。

取り付いてから急な尾根だったが500辺りから緩やかになる。

地図上の破線ルートは820辺りまで付いているが

実際ハッキリと判るのは620辺りまでだった。

この先は適当に歩きやすいところを選んで登っていく。

750前後は尾根が広く、下りは迷いやすくGPSを見る頻度が多かった。

尾根がクランクのように2度向きが変わる辺りは痩せ尾根で藪多く歩きにくい。

920辺りから再び藪が薄くなり踏み跡も見られ歩きやすくなる。

花房から続く尾根とのJCTで尾根の向きが北東へ変わる。

(JCTにあったヘルメット)

踏み跡は雷倉頂上まで続いていて、最初は獣道かと思ったが、

細い木の幹などが鋸で切られた跡があり人の手で切り開かれた道だとわかる。




踏み跡はあるが上はモサモサなので藪漕ぎ状態。


ポコンを二つ越えると人丈の笹も混じり泳ぎながら登っていく。

(藪が薄くなっているところにブナが少しだけありました。)


(冠と若丸?ダブルトンガリ)

稜線に出て北西へ少し歩いたらそこが雷倉の山頂だった。


パッとしない山頂のイメージだったが、周りの木々は落葉しており。

うっすらと雪化粧した能郷白山やトンガリ冠と若丸、岐阜や名古屋の街並みも遠く見えた。


朝一番は快晴だったのでどこっからか雲が流れてきて山頂は曇り空。

下山時も一旦雲が消えたがそのあとまた曇り空と変な天気だった。

(雲が広がった後また晴れた。嬉しい!)

風は皆無で日が当っている時は暑くもなく寒くもなくちょうどいい塩梅だった。

下りは登ってきた尾根をそのまま下った。

(920の広場でカップ麺!木立の間から花房を眺めながら頂く。)

登りでは気付かなかった踏み跡や、広く迷いやすい個所などがあった。

それと藪尾根を歩くにしても短めのロープはあった方がよいかなと思った。

耳を澄ませてもなんにも聞こえない静かな山歩き。

11月は晴れの日多いし落葉して日が差し込み気持ちがいい。

一年のうちで自分の好きな時期かもしれない…ただ仕事が忙しいのが難だよな(^^;

岩岳 根尾小鹿から反時計回りで周回

2018-11-18 15:49:00 | インポート
山行日:2018年11月18日(日)

山行者:単独です。

天気:快晴

CT:根尾小鹿7:49…672標高点辺り8:45…東尾根に乗る9:29…登山道に出る10:22…

岩岳頂上10:24~10:50…登山口11:34…根尾小鹿12:07



前回谷から挑んだものの敗退したので今度は尾根から攻めることに。

といっても登山道ピストンでは面白くないので藪尾根に突入。

以前から気になっていた岩岳から根尾小鹿へ延びる尾根。

車は広い道のふくらみに停めて、根尾東谷川の橋を渡る。

祠の脇から尾根に取り付く。


すぐに小さな台地にでる、そのまま尾根伝いに登っていく。




小ピークを越えると左手から小沢が上がってくる。


水は無いだろうと思っていたが反してチョロチョロだが流れていた。

小沢を渡り適当な所から尾根に取り付く。


僅か数十mほどだが結構な急斜面だ。四つん這いで登っていく。

尾根は混生林と植林に覆われていて、下草なくとても歩きやすい。


560~600辺りにある芋虫マークは気になっていたところだが、

所々露岩している程度で急な斜面ではあるが崖という感じではない。


というかここもしっかり植林されていてそちらの方が驚き。

芋虫マークの上端辺りから尾根が僅かに急だった。

680までくると植林帯から抜けて広葉樹林となる。


時折シャンと延びた松の木が現れ、松ぼっくりが落ちている。

右手後方には”舟を伏せた山”というより”お○○○山”(笑)


830辺りからシャクナゲがチラホラ、お化けみたいな杉の木も現れる。



(ベーコン?)

この時はまだ良かった。

東尾根と合流する辺り、この辺りから核心が始まった。

シャクナゲ地獄という、まさに空中歩行&人体知恵の輪状態。


悪沢岳西小石尾根のお化けハイマツ帯に比べたら可愛いもんですが

僅かな区間ながら手こずりました。

しかし幾つかの杉の巨木には関心、この尾根歩かねば見れなかっただろうな。


激藪は一旦抜け広葉樹林へ。

葉っぱは落ちて明るいですが細かい枝が張り出してなかなか歩きにくいです。

僅かな区間でしたが二重稜が見られました。


(何の実?)

岩岳頂上のすぐ東の小ピークでまたしても激藪。

尾根芯とかピークの辺りってなんでこんなに激藪になりやすいんだろう…。

コルへ降り立ち僅か人登りで登山道へ、登山道からはハッキリ見えませんでしたが

手前のところで高屋山~大白木山が見えました。

(もうチョイで山頂)



ここもいつか歩いてみたい。

登山道をチョイチョイで山頂。

この999のを丸で囲んだのは銀○鉄道999のヘッドマークを似せたもんなんでしょうかね?


休んでいたら単独男性が登ってきました。

少しお話をした後お別れして先に下山開始。

上部は割と急な尾根道、所々ロープが張ってあります。

下部は植林帯で歩きやすい。

下りはあっという間に登山口に到着でした。

そこから車道をトコトコ、長いトンネルを抜け駐車地の根尾小鹿に着きました。

麓より上の紅葉は完全に終わってますが、葉が落ち明るく見通しがよくなってました。

根尾小鹿から岩岳、登山道ピストンより味があっていいルートでした。






ビビリ発症 上葛谷敗退

2018-11-11 19:10:18 | 沢登り
山行日:2018年11月11日(日)

山行者:単独です。

天気:快晴

CT:上葛谷林道駐車地7:55…林道終点8:30…510二股9:12…590二股9:40…

610多段滝撤退10:30…林道終点11:13…駐車地11:50



岩岳の沢”上葛谷”にて紙屑のようになってしまいました…心が。

東谷川本流の橋を渡ってスグのふくらみに駐車、準備をし林道を歩きます。

林道終点から入渓、小滝が時折現れいい雰囲気。






岩岳だけあって岩がゴロゴロ、岩肌も露出しているところが多く岩岳の名に納得。

510の二股を越えると急さが増します。



590の二股の先はゴルジュの中の多段滝。



途中まで登れましたが、上から三段目以降が厳しそうで引き返します。

事前の情報通り右岸を巻きに掛ります。

上の方は岩が立っていて登りにくそう。

掴む木々は細く頼りない。

足元は落ち葉や石ころ堆積し、滑ったら滑落しそう…。

岩も脆く、あまり信用なりません。

エイヤで行ったら行けたかもしれません。

下をじーっと見ていたから悪かったのかも。

ビビリが発症してしまって一歩も動けず。

怖いと思ってしまうと手も足も出ません。

下ることすら怖いと思ってしまう。

でもこのままじっとしていたら遭難確定なので下ることにします。

這う這うの体で川まで下り、うーんと考え左俣の滝を越え尾根を乗り越す作戦に切り替えるも…OTZ

何十分かウロウロして、悲しいかな久々の撤退です。

こうなってしまうと何をやっても恐怖感がつきまとい、人丈ほどの小滝すら恐怖を覚えてしまいます。

何でもない所でコケたり、滑ったり。

こういうとき自分のビビリを心底憎く思います。

誰々さんは登れたのに自分には無理なのかと…。

抜けるような青空、ところどころ色ついた紅葉。

でも下山はドーンとした気分で全然楽しくありませんでした。

次は身の丈に合った沢に出合えるといいな♪