UMA君のお部屋

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△県民の山 殿又谷支流滝谷遡行、△打谷南尾根下降

2021-08-29 05:38:03 | 沢登り
山行日:2021年8月28日(土)

山行者:山の会O川Kさん、僕の2人。

天気:晴れ

CT:駐車地7:30…入渓点7:34…滝谷出合7:37…大滝9:05…

△県民の山11:02~11:42…△打谷12:57…林道13:52…駐車地14:05



山の会O川Kさんから沢登りに連れて行ってほしいと頼まれたので行ってきた。

むかーし昔、若い時はバリバリで関東周辺の沢にも通っていたそうだが、

大分年月が経ち超久しぶりなので初級者の沢へ行きたいとのこと。

近場で、まあまあ水と戯れ、半日ほどで遊べる殿又谷支流滝谷をチョイスした。

ここは僕も久しぶり。

一人で沢へ行くようになってそれほど経っていない頃に行ったような気がする。

大滝は右岸から巻いたことは覚えているが他は記憶から飛んでいる。

白川沿いの県道から殿又谷林道へ入る。

奥で工事を行っているようでダンプカーが行き来している。

この時も奥から2台下りてきて鉢合わせバックした。通行の際は注意。

入渓点は殿又谷へ下る箇所にテープあり、最近草刈りをした跡があり楽に下れた。

水量は平水でとても水が綺麗だ。

この時期にしては蜘蛛の巣が少ないように感じる。

こんな滝あったかなー?確かこの滝はこちらから巻いてー、、、と思い出しながら

時折後からついてくるO川さんを見ながら遡行した。

O川さんは地図とコンパスで確認しながらゆっくりとした歩行だったが

流石経験あるだけあって心配することは特になかった。

大滝は予定通り右岸から高巻き。

滑りやすい急斜面の登り、踏み跡を利用しトラバース、久しぶりで少し緊張した。

大滝を巻けば後はゆったりとした流れ、少し遊びながら歩いた。

最後の標高差50m程は急斜面の藪漕ぎ。

僕は一抜け、少し遅れてO川さんも△県民の山頂に着いた。

キレイな四等三角点と全く展望なしの藪は薄いが深い森の中の頂。

昼食を兼ねた休憩の後、下降することにしたが

同行者の意思で沢ではなく尾根を下降することにした。

どうやら大滝を巻き下りることと岩が案外ぬめって滑ることに不安を覚えたようだ。

ここら辺の尾根は藪が薄く、所々踏み跡もあるので比較的安心だ。

お互いにGPSで確認しながら下降していく。

△打谷南尾根の下部は急なところがありフェルト底沢靴では滑りやすくやや気を使った。

尾根末端は営林小屋の跡地のようで平坦地と石垣が残っており、

山道を利用し簡単に殿又谷の岸へと降りれた。

徒渉し林道へ這い上がりわずかで駐車地。

同行者も自分も満足でき楽しい山行となった。

やっぱ殿又谷近辺の谷はいいですねえ。


(滝谷大滝。落差は30mを越えるように見える。)

北沢峠~栗沢山~アサヨ峰~早川尾根小屋

2021-08-13 13:48:53 | 山歩き…アルプスの山
山行日:2021年8月11日(水)~12日(木)

山行者:単独です。

天気:11日晴れ 12日曇り、稜線上部はガスのち晴れ

CT:
11日 北沢峠8:22…栗沢山登山口8:30…栗沢山9:58…アサヨ峰10:45…早川尾根小屋12:26(テント泊)

12日 早川尾根小屋3:57…アサヨ峰5:32…栗沢山6:17…栗沢山登山口7:32…北沢峠7:43

仙流荘発の一番バスに乗るために50分前に着いたがものすごい車の数&長蛇の列。

切符売り場は列が仙流荘まで続き折り返して切符売り場辺りが最後尾。

それとは別に切符を購入済みのバス待ちの列は仙流荘まで続いている。

一番バスに乗るつもりでいたが第一便5?6?台に乗ることはできず

第二便の車列中程で乗れたが計画より1時間15分の遅れ。

もちろん北沢峠着も遅れたため、

テント場から空身で高嶺ピストン(あわよくば地蔵ヶ岳)は時間的余裕がなくなったため諦めた。

12日現在仙流荘からのバスは歌宿まで。

不通区間数百mは歩き(10分程)だが

その先から北沢峠までは無料バスが運行されている。

長衛小屋前の橋を渡ったところから栗沢山への道が分岐、

初めは栂の森の歩きやすい登山道。

上部で両側からハイマツが被さってきて直下はゴーロ混じりの岩稜となる。

栗沢山~アサヨ峰もハイマツ混じりの岩稜歩き。

テープはあるがペンキは見当たらない。

栗沢山山頂から先で踏み跡が錯綜していて

右手へ大きく下っていく踏み跡が続いているが、登山道は基本稜線通し。

アサヨ峰山頂前後は急でクサリ、ロープあり。

濡れていると滑りやすいので慎重に。

栗沢山・アサヨ峰山頂は360度眺望ヨシ。

早川尾根小屋へは登ったり下ったりの尾根歩き。

痩せ尾根や急な道、方向が大きく変わる箇所など、夜明け前の出発時、

ガスなど悪天時は迷いやすかったり滑りやすいので注意が必要。

早川尾根小屋は床がたわんでいたり窓が傾いていたりと荒廃している感がある小屋。

週一で管理人が来るらしい。

素泊まり可、テン場あり、飲み物と缶ビールだけ売っている。

ボットン便所とチョロチョロ水場あり。

小屋の裏山でかろうじてドコモ電波つながる。

管理人さんは元クライマーの味のある人。

テント場の受付から始まり気が付いたら1時間ほど喋っていた。

現在テント場は荷揚げの荷物に占領されていてほとんど張るところがなく

新たなテント場利用者らしき登山者がやってきたので話を切り上げテントを張ることにした。

テント場は平坦地で小さな草が生えていてテント張りやすく寝心地も良かった。

下から缶ビールを一本持ちあげてきたが、

小屋で売ってる缶ビールの方が冷えてるようなのでそちらも買った。

倉庫の中での自然冷却だったがそこそこ冷えていて美味かった。

やっぱビールは冷えているのに限る。

あと南は北に比べると安いのがいいですね。

夜中雨が降って「天気予報外れた~天候悪化早まってる~ク〇~!」

と毒づいていたら一時的なもので起きたころ(3時前)には止んでいた。

出発したころは稜線直ぐ上まで雲が垂れ下がっていたが町の明かりが見えた。

ご来光がチラッと見えたと思ったらガスが辺りを多いつくした。

栗沢山から下山中段々ガスが取れていき、長衛小屋に着くころには晴れ間が広がっていた。

この晴れ間はほんと一時的なもので、

町へ降りると再び雲の広がる空となり稜線はガスが掛かっていた。

本来は二泊三日でヤブ尾根歩きの計画でしたが

後半悪天予報とのことで急遽変更した計画でしたが結果オーライ。

初めての栗沢山~アサヨ峰稜線歩きと何にも困らないテント泊を堪能でき満足な二日間でした。

帰路は温泉で汗を流し、駒ヶ根でソースカツ丼を食べ、お土産に信濃鶴生原酒を買って帰りました。






(栗沢山からアサヨ峰を望む。いきなりゴーロゴロ)






(二日目朝のご来光)


(そのあとはガスガス)


(ガスが取れてきた 甲斐駒が見えだした)


(長衛小屋まで下りてきたら晴れてました)

夜叉ヶ池~夜叉姫ヶ岳 旧坂内村登山口からピストン

2021-08-08 06:07:27 | 山歩き…伊吹・越美の山
山行日:2021年8月7日(土)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:登山口10:41…夜叉ヶ池分岐11:41…夜叉丸…夜叉姫ヶ岳12:09~12:17…

夜叉丸12:31…夜叉ヶ池12:48~13:08…登山口14:04

無雪期の夜叉ヶ池はかなり久々。

出発が遅かったので当初夜叉ヶ池までのつもりでしたが、

夜叉ヶ池分岐まで来て欲が出てしまい、夜叉姫ヶ岳まで歩くことに。

夜叉姫ヶ岳は以前残雪期に広野ダムから左千方~夜叉ヶ池を歩いた時に通過しましたが

無雪期は初めて。

雪のない時期はどんな感じなのか見てみたかったのです。

最初は素晴らしく急登。

福井県側に少し植生はありますが岐阜県側はすっぱり落ちている。

かなり岩稜登坂に近いです。僕の気分的には。

しっかり道はついており歩きやすい。

途中から両脇笹薮に変わりますが足元に道はハッキリ。

定点カメラ分岐を過ぎ少しの登りで夜叉丸。

小さな広場ですが、女性6人のパーティーが休憩しておりました。

後でまた再会するのですが、同じ労山系の京都洛中労山の方達であるとわかりました。

その先もずーっと笹薮。

夜叉姫ヶ岳への最後の登りで笹がなくなり見通しが効くようになると

少しの登りで山頂。

三角点はなく展望もなし、標識が二枚ありましたが高さから雪の時期は雪の中かな。

夜叉姫ヶ岳とも夜叉ヶ池山とも呼ぶそうです。

この先も一見すると道はあるようにも見えますが三国岳方面は完全に激藪らしいです。

もっと早く出発していたら挑戦してもよかったかもですね~いつかは!

夜叉丸には女性パーティに方達は見えず下った模様。

二畳ほどのスペースから南へ少し下ると一畳ほどのスペースもありました。

疑似岩稜を下り夜叉ヶ池へ。

ここで再び女性6人と再会し少しお話をしました。

後で知ったのですが本当は赤木沢へ行く予定だったとか…。

下山中段々雲が広がってきましたが雨は降られず。

とっても歩きやすい登山道で景色もよく改めていいところだと気づかされました。


(登山道から夜叉ヶ壁が見えてくると興奮してくる。)


(ドーンと。)


(笹薮を漕ぎ夜叉姫ヶ岳へ。道はしっかりある。)




(ひっそりとした夜叉姫ヶ岳山頂。)


(定点カメラ付近から三周ヶ岳、能郷白山、黒壁望む。眼下は夜叉ヶ池。)


(夜叉ヶ池。水が少ない模様。)

黒部川支流赤木沢遡行

2021-08-02 21:18:58 | 沢登り
山行日:2021年7月31日(土)~8月1日(日)

山行者:山の会K口さん、S井さん、僕の3名。

天気:31日晴れのちくもり一時雨 1日晴れのち雷雨

CT:
31日 折立臨時駐車場7:12…太郎平小屋10:28~10:46…薬師沢小屋13:04(泊)

1日 薬師沢小屋5:09…赤木沢出合6:46…赤木大滝8:49…

中俣乗越10:04~10:30(登山靴に履替え)… 赤木岳11:14…

北の俣岳11:59…太郎平小屋13:15~13:30(簡単な昼食)…折立登山口15:25

折立臨時駐車場は2週間前より空いていました。コロナの影響か!?

二日間とも午後から不安定な天気の予報だったが、

31日は太郎平小屋を越えてからパラパラ程度。

1日は遡行中は晴れて、稜線に上がったらガスに覆われ、

太郎平小屋から折立へ下山中に雷雨とおいしいところはなんとか降られずに持った。

薬師沢小屋は釣り師も泊まる山小屋で老朽化のためか色々なところが傾いていた。

僕らは四人部屋をあてがわれたが、

コロナ禍の営業とあってお客さんは半分以下で大部屋もスカスカだった。

初日は早く小屋に着いたので昼過ぎからテラスで宴会、

途中雨が降ってきたので食堂で二回戦、

雨が止んで再びテラスで飲んでいたら夕食の時間だった。

仲間と飲む酒は美味く、話も弾み時間なんてあっという間だ。

夕食は二回戦だったが一回戦に余裕をもって参戦、二回戦は僅かな人数だけだった。

夕食時に渡された弁当(中華ちまき、これまた美味い!)を

翌日起床後パッキングしながら食べて、5時過ぎには身支度を済ませ出発。

暫くは徒渉を何度か繰り返しながら遡行。

赤木沢出合手前の滝は直登できないので左から巻き、

右岸にフィックスロープがあったが使いずらかったのでその先で少し泳いで小さく巻き。

岩がつるつるでショッパイ巻き(登り)となった。

巻いてから分かったのだが左岸斜面を10mほど登ったところに

棚状の台地が川に沿って続いておりこれを歩けば簡単に巻けたようだ。

出合は上手くへつってずぶぬれは回避。

赤木沢へ入ると流石美渓と言われるだけあって素晴らしい滝、景色の連続だった。

岩肌はヌメり、山肌も滑りやすく滝を登るのも巻くのも神経を使うところが幾つかあった。

赤木沢は割と遡行が簡単と聞くが見くびっていると痛い目に遭うと感じた。

沢慣れした中級者向き、もしくはベテランに連れられて行く沢だと感じた。

赤木大滝は少し戻ったところの左岸の草付き(枯枝沢)を詰め高巻きした。

上部で小尾根を乗越し滝上に出る踏み跡が続いていた。

大滝を越えた後もまだまだ滝は出てくるが規模は小さくなり水量もだんだん減り、

最後は藪漕ぎなしで中俣乗越に出た。

今まで晴れてくれたのにここにきてガスに覆われた。

時折ガスが取れてくれたものの太郎平小屋で休憩中雷の音。

簡単に昼食を済ませ下山を開始して少しのところで雷雨となり急いで下った。

3年越しの計画で今年も天気に不安を抱えつつもようやく行くことができた。

しかも遡行中は晴れて素晴らしい景色を堪能できた。

感無量、同行した仲間も同じ気持ちだったと思う。

これでやっと先へ進める。

来年もこの仲間で美渓へ行けたらいいなと思った。


(いざ!!薬師沢小屋テラスから黒部川本流上流部へと下るハシゴ)


(黒部川本流)


(↑赤木沢の滝↓)
















(赤木大滝)


(赤木大滝高巻き中)


(高巻き中に見つけたモウセンゴケ。辺り一面群落だった。)


(巻き道から赤木大滝落ち口)






(赤木沢源頭へのツメから振り返る。その先には赤木平。)


(中俣乗越にて登山靴に履き替え、仲間二人の謎のポーズ。)