UMA君のお部屋

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殿又谷支流万助谷、石むし谷遡行・下降

2018-08-27 09:36:27 | 沢登り
山行日:2018年8月26日(日)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:殿又林道駐車地7:38…石むし谷入渓8:05…万助谷出合8:27…尾根乗り越し…石むし谷790二俣10:24…林道11:50…林道駐車地13:23



殿又林道は先日の台風の影響で倒木・落石多く、途中まで落下物をどけながら通行したが

きりがないので引き返して林道入口近くの広い安全な場所に停め入渓点まで歩いた。

谷は水量こそ平水で濁りもないが所々新しい葉っぱ付きの枝が落ちていた。


(石むし谷入渓。葦がボーボーでちょっと苦労。)


(万助谷出合。キリンラガービールの空き缶が目印。)

万助谷はナメや落差はないが斜瀑が幾つかある。






谷はV字型で蛇行していて秘密の回廊といった感じ。


奥に直登出来ない滝が二つあり右岸から巻いた。

(直登できない滝ひとつめ。岩肌の造形が美しい。)

石むし谷へ再び降りた支流は小さな滝が幾つかあり左岸から巻いた。

石むし谷は以前遡行したことあるが全く記憶になく、新鮮な気持ちで遡行した。

沢の中の藪を漕いでいたら中から蜂の大軍が出てきてビックリ!

気がついたときには時すでに遅く、脇腹、肩から腕と耳を刺されまくってパニックになった。

大群がいた場所からほんの数m離れたら執拗には追ってこなかった。

蜂は何蜂かわからなかったが見た感じは2㎝くらいのミツバチかアブみたいな形をしていた。

痛みは次第にひいていったが夜になるとぶり返し痛痒くなった。

一旦林道に上がってから石むし谷680左俣へ下降する予定でいたが

モチベーションが下がってしまい草ボーボーの林道を下った。

途中までウリボウ一匹が先導してくれていた(ただ僕から逃げ回ってただけ?)が

親イノシシがいつ現れるかヒヤヒヤだった。

ウリボウは親のもとへ帰れたのだろうか?ちょっと心配です。

鈴鹿・白滝谷~神崎川~ヒロ沢

2018-08-19 18:12:00 | 沢登り
鈴鹿の沢へ水浴びに行ってきました。

事前で得た情報よりも水量少なくあまり泳げずでしたが楽しめました。

しかし、流れに逆らって泳ぐのは案外難しい!

場所によっては全く進みませんした。

詳しくは↓(今回は手抜きです。)

http://oogakirouzan.main.jp/kiroku/2018/8tuki/20180819%20kannzakigawasokou/kannzakigawasokou_html.html

殿又谷滝谷枝沢遡行、下降

2018-08-18 14:49:36 | 沢登り
山行日:2018年8月18日(土)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:殿又谷林道駐車地7:35…軍艦岩8:02…遡行した枝沢出合8:09…尾根8:55…
枝沢下降開始9:24…5m滝9:59…本谷出合10:09…軍艦岩10:51…駐車地11:30



最近ミーハーな?ところばっかりでしたので地元の苔むした小さな沢へ行った来ました。

行先は殿又谷滝谷の入ったことない枝沢です。

登りは小さな斜瀑のあるこの枝沢へ。

(小さな斜瀑な入り口)

水量少ないですが、ナメや斜瀑があります。





(六角形or剥いたサトイモに見える岩)

ただ倒木や堆積物が多いのが惜しい!

最後に10m滝で上部が二股になってる所が良かったです。


すぐ上の等高線混んでる所が期待してたんですが、泥壁でその下から水が湧いてました。

谷型は続きますが水の流れた跡は無くなり広葉樹林が生える緩やかな傾斜となります。

それほど濃い藪ではないのですが右手の尾根へ早々と逃げました。

尾根はケモノ道か何だか踏み跡付いてますが、

枝が折られた箇所が幾つも…これは人間だろうな。

折られたところから新芽、新枝が伸びてるところを見ると生命の力強さを感じます。


尾根が南西へ向きを変えるところから北が植林、南が広葉樹林。

道はハッキリ、植林帯は昔間伐した跡あり尾根に延びる道はかなりハッキリで作業道かな?

下降した枝沢は最初急そうに見えましたが下降してみるとそうでもない感じ。

流れが現れても2mくらいのギャップしかなかったので下り向きの沢かな?と思ったら

かなり下の方で5m斜瀑出現、右岸側から小さく巻きました。


すぐに本谷出合で大滝が現れます。




本谷は滝が多くてクソ暑い時ならずぶ濡れ覚悟で登りたい感じです。

久々に地元の小さな谷で探検気分。

久々だとちょっと緊張しますが、緊張あった方がちょうどいい感じ。

今年はあと何回探検気分味わえるかな。

悪沢岳西小石尾根下降、蝙蝠岳ガンカク尾根1920付近で撤退

2018-08-15 07:48:48 | 山歩き…アルプスの山
山行日:2018年8月11日(土)~14日(火)

山行者:単独です。

天気:11日 晴れのち曇り一時雨
   12日 日の出あたりまで晴れ、のちガスに覆われれ雨、
      10時頃から昼前まで雷雨、午後からくもり一時晴れ。
   13日 晴れのち雨、昼頃から雷を伴って激しく降る。
   14日 朝のうちは晴れてました。

CT:
11日 椹島7:00…登山口7:26…清水平9:49…駒鳥池11:29…千枚小屋12:04

12日 千枚小屋4:43…千枚岳5:17…丸山6:04…悪沢岳6:27…西小石岳7:53…
新蛇抜沢源頭ナギ9:24…西俣慣合11:09…右岸台地にてテン泊11:20

13日 テン泊地4:57…ガンカク尾根取り付き点5:13~5:32…1920引き返し地点6:29…
取り付き点6:59…二軒小屋9:05~9:25…椹島11:30(登山小屋泊、小屋泊受け付けは13:00以降)

14日 椹島6:15分発の送迎バスにて下山。



昨年の悪沢岳・西小石尾根のリベンジです。

といっても登りではなく下降なのでリベンジといっていいものか…。

登りでは力及ばず撤退したお化けハイマツ帯でしたが下りはなんとか通過しました。

西小石尾根下降当日は悪沢岳頂上ですでにガスの中、下降するのをためらいましたが、

(日の出前、富士山を拝めました。)


(千枚岳までは良かったのですが…。)


(丸山辺りですでにガスの中。)


(メガネに水滴が。)


(西小石尾根下降点、この先どうなってんのかわかんない~。)

GPSを頼りに下降しました。

急すぎるようなところは無く、岩のギャップがたまにあるのみ。

二重稜線でところどころ可愛いハイマツやお化けハイマツが生えていました。

悪沢岳~西小石岳間はハイライトなのですがガスの中遠くは見渡せず残念でした。

(何が何だか…。)


(西小石岳山頂。三等三角点と小さなケルン。)

西小石岳からいよいよお化けハイマツ帯に突っ込んでいくのですが、

(いよいよ突入。)


(背丈を越えるハイマツ、真横に延びているので幹や枝は3mくらいはありそう。)


(綱渡りならぬハイマツ渡り、失敗すると地面に落ちます。)


(ダケカンバも真横に生えてます。)

楽な方へ楽な方へ進んでいたら尾根を外してしまい右手の方へ。

ダケカンバが現れる辺りで強制的に修正しましたが難儀しました。

尾根に戻りしばらくするとゴロゴロ、まさか雷様と追っかけっこするとは…。

すでに樹林帯なのでそれほど心配ありませんでしたが、

(ナギの源頭、鬱蒼とした尾根の中で外の空気が吸えるところ。)


(幼木、倒木ジャングルへ)


(二重稜線(尾根?)のところ、ちょっとだけ歩きやすい。)


(下部は激下り、巨木の倒木またぎ、たまにスッテンコロリン。)

下の方は巨木の倒木まみれ&急坂で難儀、最後はGPSでドンピシャ昨年と同じ尾根末端に降りました。

(西俣慣合の取水堰堤上のプールの真ん前に辿りつく。プールはチンダル現象で濁ってる。)

翌日13日はガンカク尾根の予定でしたが、前日の予報メールによると朝晴れても昼頃は雷雨の可能性大。

テン泊地は谷底で電波通じず、最新の予報メールも受信できません。

朝一で取り付いて登っても、上部~稜線で雷様とバッティングする可能性大。

しかし好天の朝の空に後ろ髪ひかれ偵察とばかり突っ込みます。



(ガンカク尾根取り付き点辺りの西俣の様子。水量少なく登山靴で簡単渡渉できた。)


(ガンカク尾根取り付き)

最初はなだらかでアレアレ?という感じですがすぐさま超急坂が現れます。


これは西小石尾根の取り付き上より急。

ズルズルでイヤラシイところでは止まらず上を目指します。

1780辺りがチョット緩やかになりまして、左手を見ると尾根へ行けそうな感じ。

トラバース気味に登って1810あたりで尾根に乗っかります。

ガンカク尾根は痩せた岩尾根で急登続く…そんな感じ。




かろうじて木が生えているので掴んでよじ登れるし、恐怖感も和らぎますが、

木が生えてなかったらきっとゾッとするでしょう。

取り付きから1時間余りで250程標高を稼ぎましたがまだまだ急登は続くようで

目の前には尾根を塞ぐように大岩が鎮座しておりました。

左は絶壁で巻きほぼ不可能、右手からはなんとか巻けそう。

気が付いたら右手中指が何かで切れて怪我しておりました。

血は出ず、痛みもないけど絆創膏ですぐに手当て。

このまま登ってもさらに4~5時間はかかる模様、雷様が心配です。

木々の隙間から空を見たら朝と打って変わって雲が広がっている。

うーんと考えて撤退を決意、下山しました。

西俣は林道跡がところどころ崩壊していて、注意が必要。


踏み跡バッチリ、目印も付いていました。

途中へつらないと前に進めない箇所があって、


そこは安全を考慮して右岸⇒左岸、左岸⇒右岸の二回渡渉しました。

登山靴で強行しましたが、ドボン(悲)無理せず沢靴に履き替えておけばよかったです(涙)

林道崩壊箇所がありましたがあとは渡渉なしで二軒小屋まで歩いていけました。

(ここまでこれば後はラクチン(大崩壊箇所が1か所ありますが割と楽に越えて行けます。))

二軒小屋へ着き振り返ると発達中の積乱雲、撤退して正解だった。

まだ時間も早いので、雷様が追いついてこないのを願って早足で椹島へ向かう。

3時間強掛るはずのところを2時間強で到着。

椹島へ着いて間もなく雨が降り出しギリギリサーフでした。

停電、発電機動かしても電気復旧せずというハプニングもありましたが

日が暮れる前には復旧してお風呂にも入れました(嬉)

この日は前日よりヒドイ雷雨、そのまま蝙蝠岳へ登っていたらどうなっていたのやら…。

登山小屋で一泊し、翌日14日朝一番の送迎バスで椹島を後にしました。

西小石尾根、念願の歩きとおし出来ましたが、悪天だったのが残念だったかな。

ガンカク尾根、来年or来年以降に持ち越しですがまた楽しみができました。


おまけ。二軒小屋の良心的価格自販機。なぜか350mlコーラが椹島自販機より50円安い。

大キレットを歩く

2018-08-05 20:59:57 | 山歩き…アルプスの山
山行日:2018年8月4日(土)~5日(日)

山行者:単独です。

天気:4日 晴れ 5日早朝ガス、のち晴れ

CT:
4日 鍋平P4:17…新穂高4:45…白出沢6:06…滝谷避難小屋7:04…槍平小屋7:44~7:59…南岳小屋11:39(テント泊)

5日 南岳小屋4:38…長谷川ピーク5:44…A沢のコル5:58…北穂高岳山荘7:00~7:26…北穂高岳7:27…

涸沢岳9:02…穂高岳山荘9:14…登山口(林道)12:25…新穂高13:35~13:45…鍋平P14:13


夜明け前に新穂高無料Pに着きますが、まさかの満車!鍋平有料Pに回されました。

新穂高までちょこちょこっと下山?して計画書提出したら出発です。

槍平まで約半分の道のり、ここから1000m程標高を稼いで南岳小屋へ。

南岳新道は荒れているとのことでしたが、思ったほどではなく通行に困難はありませんでした。


ただとっても急登、疲れました。

上部には一部雪渓が残っており、ステップに慎重に足を置き歩を進めました。

南岳小屋には昼前に到着。


テント設営して乾杯です。

運びあげた缶ビール、ヌルくてヌルくて…。

ヌルイビールほど不味いものはないです。

冷やすところがなければ小屋で調達した方が値段高くてもいいかな。

ちなみに缶ジュース買ったら冷えてました。

マッタリしてから南岳へ行ったりほっつき歩いたりしながら写真撮りました。

(奥に北穂、真ん中に大キレット。)


(真ん中の雪渓辺りが北穂池、そのすぐ下から落差ある滝が落ちているのが見える。)


(テント場と奥に槍様。夕方には30張ほどに増えるテント。)


(南岳山頂付近から、中岳、大喰岳、槍様。)

翌朝はガスの中出発。


南岳からの下りは思ったより大したことない感じ…といっても油断禁物。


このままガスガスの一日なのかぁ~と思ったらじょじょにガスが取れてくれました。


























しかし長谷川ピークから先のキレキレな尾根とA沢のコルからの超超急登にヒヤっとさせられました。

自分は北穂へ向かうのでがむしゃらに登ればいいわけですが、

この超超急登を下ってくる方もおられ、ふいと後ろを振り返ったら○○○○がヒュっとしました。

北穂山荘に着けばヤレヤレ、スリリングな大キレットの歩行もなんだかイイものに思えちゃうから不思議。


売店で買った冷え冷えの缶コーラはメッチャうまかった!

北穂のピークを踏み穂高岳山荘へ向かう。






この尾根も大キレットに似たようなもんで、場所によってはヒュっとさせられました。

垂直登りで安全地帯へ、チョイチョイ歩きで涸沢岳山頂へ。




あとは延々と下るのみ、穂高岳山荘を横目にガレ場の九十九折れを下っていく。


途中まではハッキリしてたんだけど、気が付いたら道なき道へ??

テキトーに歩きやすいところ選んで歩きますが石が浮いてて困るのよねー。

荷継小屋跡からはハッキリした登山道、激下りのち絶壁歩道、またヒュっとしましたよ。

川を渡ってフツーの登山道らしくなって1時間もかからず林道へ。

槍ヶ岳から下山してきた単独男性とお喋りしながら歩いたらあっという間の新穂高でした。

自販機で炭酸補給してから鍋平へのひと頑張り、汗タラタラ…キツかった。

二日間好天に恵まれ大キレットを満喫、楽しいアルプス登山となりました。

翌月曜日、激筋肉痛でした(涙)