
山行日:2016年12月30日(金)~31日(土)
天気:両日とも晴れ
山行者:単独です。
CT:
30日 戸台駐車場6:57…丹渓山荘跡9:10…北沢峠11:14…長衛小屋11:23(テント泊)
31日 長衛小屋5:25…仙水峠6:14…駒津峰7:24…甲斐駒ケ岳8:32~8:47…
仙水峠10:36…長衛小屋11:17~12:12…北沢峠12:23…丹渓山荘跡13:33…戸台駐車場15:15

≪30日≫
今年の年末登山は3年前の年末登山で敗退した甲斐駒ケ岳へリベンジに行った。
戸台駐車場で登山計画書を提出した時に情報収集。
今年はどうやら雪少なめで積雪50cm程、吹きだまりで1m程とのこと。
天気は大丈夫、あとは風だけ、3年前も強風で撤退した。
今日は風強いみたいだけど明日は少し落ち着くみたい。
ただ予報ではガスがどんどん上がって昼ごろには稜線は真っ白の予報、大丈夫か。
丹渓山荘までは河原歩き、確かに雪少なめのような…。
何度かの渡渉で靴を濡らしてしまう、しょっぱなから思いやられる。
2時間強で丹渓山荘跡に到着、小休憩後出発。
八丁登り始めで単独の男性に声を掛けられる。
インドや中東へのバックパッカーの話、トレッキングの話など聞かせてもらった。
ひと月ふた月海外へ出掛けることがあるそうだ。
羨ましい!ひと月あったら太平洋日本海縦走とかしてみたい。
単独登山は他の単独登山者との交流も楽しみの一つ。
僅かな時間だったが話を楽しんだ。
途中で別れて(僕の足が速すぎて?)最後はマイペースで長衛小屋に到着。
テント設営後、小屋にてキンキンに冷えたビールとあったかいおでんを頂く。
サイコー。
昼に着いてしまい、特にすることもなく、昼寝したり地図を見たりしてのんびり過ごす。
天気がよくテントの中はぽかぽか。
濡れものは夕方までにバッチリ乾いた。
早めの夕食を取り、就寝。
しかし他のテントはワイワイガヤガヤ。
結局眠りに着いたのは21時過ぎだった。
夜目が覚め外に出ると満天の星空。
頭上にはオリオン座、他にも知らない星座がいっぱい、流れ星も見えた。
≪31日≫
前日の予報ではガスが上がるとのことなので計画より早めに出発。
駒津峰200m下辺りでご来光。

地蔵岳のオベリスクの左辺りからお日様が出た。
駒津峰から先はこの時期は初。

緊張とともに先へ進む。
まずは痩せ尾根、両側が落ちているところがありビビる。
六方石までは痩せてる所や急下降するところがあり滑落に注意した。
六方石で風をよけながら小休憩後、目の前に立ちはだかる岩山に挑んだ。

完全に岩と氷のミックス。
アイゼンの前爪とピッケルを積極的に使い登っていった。
なかなかのやりがいのある登り。

しかし気を抜くと落ちそう、緊張しながら頂上を目指した。
頂上に着くと感無量、リベンジを果たしなんとも言えない気分になった。


(北岳方面)

(フジヤマ)

(八ツ)

(仙丈)
黒戸尾根からのパーティが先に登頂していた。
北沢峠からは僕が本日初登頂みたい、やった!
周りの景色を十分楽しみ下山に移った。
下山はやっぱりというか緊張した。
登りはエイヤで登ってきた感があったが、下りは下が見えているだけあって怖かった。
下からパーティが幾つも幾つも上がってくる。
駒津峰に到着した時はヤレヤレ。
気が抜けてしまったのか仙水峠から先ではなんでもない平坦なところで
アイゼン引っかけて2、3度コケた。
長衛小屋には11時半前に到着。
計画では翌日元旦に下る予定だったが、
なんとか日没前に下山できそうだったので予定変更して下山することにした。
菓子パンだけの食事を済まし、テントを片付けパッキングし出発。
戸台駐車場までノンストップで下った。
今年の登り納めは甲斐駒ケ岳でした。
しかも念願のリベンジ成功。
山自体も夏とはまた違って楽しめました。
リベンジを果たさなくてはいけない?山orルートはあと3つ。
二つはかなり難しい、いつか…いつかリベンジしたい。