UMA君のお部屋

山遊びのページ

霞間ヶ渓に打ちのめされる

2022-12-17 21:00:00 | 沢登り
山行日:2022年12月17日(土)

山行者:僕一人です。

天気:くもりのち雨

CT:霞間ヶ渓公園8:47…小僧ヶ滝9:10…小僧ヶ滝を高巻いて再入渓10:42…

正面突破できそうにない小滝11:07…撤退を決意11:25…

ハイキングコースに出る12:00…霞間ヶ渓公園12:25

ヤマップ記録

霞間ヶ渓から池田山へ登るとき、いつも気になっていた小僧ヶ滝。

そしてその先はどーなってるんでしょうね?

というわけで霞間ヶ渓へ行ってきました。

ゲートを過ぎてすぐ左に小僧ヶ滝への道が分岐。

小僧ヶ滝への道は新たに作った歩道と廃林道を組み合わせて作られていました。

最後は階段を降りて間近まで行けるのかと思いきや途中まで。

先行者は普段着で滝を見物しに来た人のようで

右岸斜面の途中まで付いた階段を降りて写真を撮ってました。

しかし、ここから滝までが遠い…ということで、自分は川に降りて滝の直ぐ側まで。

10m程の直瀑で両岸とも崖で迫力あります。

ただこれどうやって越えるんだろう…という感じ。

右岸にテープと獣道程度のものが滝の方へ続いてましたが、

先へ行くほどハッキリせず、おまけになかなかの高さで怖くて先へ進めず。

作戦を変えて手前の二俣から左俣へ入り適当なところから獣道を追って大高巻き。

しかしこれがなかなかのアドベンチャー。

最後は4ピッチの懸垂で谷底へ降り立つ。

小僧ヶ滝の落ち口まで落差50mだったので

行ってみようとしたらすぐに数mクラスの滝、そのすぐ下も同クラスの滝

そして両岸切り立ったゴルジュ。

下から遡行してくるならば滝を一つづつ突破するか、

ゴルジュの上の斜面をヒヤヒヤトラバースするか…。

どっちも嫌だ、高巻きして正解!?

暫くは滝はなくてゴロゴロした谷底。

両岸はゴルジュではないものの切り立って容易に脱出できそうにない感じ。

しばらくすると数mクラスの滝が現れた。

両岸切り立っていてどう越えようか悩む。

右岸側に獣道がついているように見えるが…

先が見えなくて越えていけるのか確信が持てない。

結局、小僧ヶ滝と同じ戦法で手前の二俣から左へ入り適当なところで尾根を乗り越すことにした。

しかし、いざ左俣へ入ってみるとぐんぐん上へ追い上げられていくし

右手の尾根は険しく取り付くのに躊躇する。

そうこうしてるうちに空からポツポツ。

午後から雨予報だったが少し早めに空が泣き出した。

滝を高巻きするのは諦めて、霞間ヶ渓ハイキングコースへエスケープすることにした。

しかし霞間ヶ渓左岸は枝沢も尾根も急峻でなかなかエスケープに使えそうなものがない。

枝沢を少し登り途中から尾根に乗り換える作戦だったが、

枝沢は突入してすぐに落差のある涸れ滝があったり、

かといって尾根に取り付くのも急すぎておっかない。

登ってきた霞間ヶ渓を下って、登れそうな枝沢を探していたら、

枝沢の中も灌木が生えて、倒木なども多そうな都合のいいやつを見つけた。

あとは四足歩行で必死になって登った。

幸い途中に涸れ滝などはなく思っていたより楽に尾根に乗ることができた。

植林帯に入ると作業道など現れホッとする。

暫く登るとひょこっとハイキングコースに出た。

振り返るとよく沢靴で登ってきたなーと思うほど急な尾根。

マシだと思って取り付いたところはフツーだったら崖なんだろうな。

あとは雨降る中、安心なハイキングコース歩いて下山しました。

小僧ヶ滝の先はなにもないだろう、きっとガレ沢と思ってたら返り討ちに遭いました。

小僧ヶ滝の下にも数段の小滝あったし、

僕が行く沢では当たりの部類…

しかし、小僧ヶ滝から先の連瀑帯と思われし区間と

撤退を決めた滝の先は分からずじまいでした。

結局歩いた部分はガレ沢だけ〜。

臆病者の僕には力量超えた沢だったので、

まあ、怪我なく下山できただけでも良しとしましょう。

池田山 大津谷遡行、大津谷登山道下山

2022-12-04 20:19:47 | 沢登り
山行日:2022年12月4日(日)

山行者:僕一人です。

天気:くもり時々雨

CT:大津谷公園9:30…林道終点9:46…石積み堰堤10:34…CITYのある二俣11:34…

池田山頂12:04…大津谷登山口13:15…大津谷公園13:18

ヤマップ記録

前日までの天気予報では昼前から雨だったのですが、今日になり少し良くなった模様。

と言っても雨雲レーダー見ると山間部は弱い雨雲がウロウロしているので降るかもしれませんが。

まだ正式な沢納めしてなかったことを思い出し、

気になってるけど沢シーズンならチョイスしないであろう池田山の大津谷を遡行することにした。

大津谷はキャンプ場が有名だが、キャンプ場の脇道を登って堰堤群を巻いていく。

大津谷は地形図で見てもグーグル・アースで見ても一目瞭然で下の方は砂防ダム乱立地帯。

そんな谷なんで、荒れた谷なのは予想がつくし、

沢の大先輩に聞いても遡行するような谷ではないと一蹴されてしまう。

それでも東側から見て池田山奥深くまで伸びていて池田山直登沢でもある。

地形図を見ると沢沿いに破線がついておりロマンを感じてしまう
(多分荒れているから形はないと思われる)。

とりあえず、左岸道路をドンツキまで歩く。

地形図上の最後から二番目の堰堤直下まできた。

大きな二段堰堤。

左岸側に獣道があったのでこれを使って巻くことにした。

道はザレた急斜面を登っていくが掴むものが皆無で怖い。

おまけに沢靴だとほとんどグリップしないので余計怖さが増す。

あともう少しのところで、怖くなって撤退。

安全圏まで戻って谷を渡り右岸からトライしてみる。

左岸から見た右岸は岩がゴツゴツしていて急でとても巻けそうにない感じだったが、

近づいてみると意外にもそれほど急でもなく一段目はクリア。

二段目が急で最初の3メートルほどのコンクリート壁が岩登りの心得がないと登りづらい。

と言ってもガバホールドばかりですが。

なんとかよじ登ったらあと二段はドロ斜面プラスで

おっかなびっくりで掴めるものは掴んで体を引き上げ越えていく。

ほっと一安心ももう一基控えてる。

両岸崖だしどうしようとヒヤヒヤしながら近づいてみるとスリット堰堤であることが判明。

最後は楽々スリット通過で下部の堰堤は全てクリアできた。

谷は思っていた通りでゴーロゴロの荒れた谷がずーっと続く。

岸に目をやると林道でもあったんかと思えるほど

数メートルの高さまで土砂が積み上げられており大水の怖さを思い知る。

ほとんど荒れているが稀に黒い川床が出ていたり、

小滝が現れたりすると嬉しくなる。

魚も小さく少ないが近づくとたまに走るので全くの死の世界ではなさそう。

荒れた谷の中には細い木が乱立して生えている箇所があり自然が少しづつだが回復しているようだ。

堰堤はとりあえず無いだろうと高を括っていたらまさかまさかの石積みの堰堤が現れる。

近くに道なんてないはずなのにどうやって作ったのだろうと疑問が湧く。

水流の左手が登れそうだったので登ったのだが、

ヌメリが強くて足を滑らし一度落下してしまう。

1メートルほど落ちてザブーン。

堰堤下のプールは深くはなかった。

特に怪我はなくヒヤッとしただけ。

ヌメリを沢靴の底で擦り取って再チャレンジ。

次はなんとか登ることができた。

まさかこの季節にシャワーを食らうとは…下半身びしょ濡れ、上半身少し濡れ。

この堰堤からしばらく歩いたとこの倒木でムキタケを発見!

まさかこんなとこにもあるとは。

キノコ採るなら沢だね〜。

キノコを収穫して満足していたらまたもや堰堤出現!

これは同い年のコンクリート製でした。

右岸側になにやら取水?施設を併設してる模様。

右岸側から簡単に巻くことができた。

堰堤を巻くとすぐに二股。

左俣は林道跡がありどうやら池田山料金所近くに突き上がるようだ。

本来は山頂を踏む予定はしてなかったので左俣を行こうと思っていたが、

欲が出てしまい池田山頂に近いところへ詰め上がる右俣に変更。

二俣すぐ上には林道から落ちたのか、古いHONDA CITY Rが横たわっていた。

流れのど真ん中にあり土砂に飲み込まれているにも関わらずここに留まっている。

ぐるっと一周して観察。

丸目のコンパクトハッチで室内は今の軽自動車より狭そうだが、

タコメーター付きの速度計、スポーツシートっぽいシート。

昔の車ながらカッコよさを感じた✨

右俣は滝などはなく水もすぐに涸れ、古い林道を横切る。

植林帯の沢筋をさらに登ると、知ってる林道。

折角ここまで来たんだからと、なるべく沢筋外さず最後は登山道に出て少しで登頂。

満足感を噛み締め下山する。

下山は大津谷登山道をチョイス。

大津谷と名は付くけどかすりもしないんだよね。

大津谷右岸尾根登山道だね。略して大津谷登山道…なら正解か。

沢靴では滑りやすく何回かズルっとなった。

最後の九十九折はちょっとヒヤヒヤ〜スリッパ履いて歩いてるみたいだ。

ぐるっと周って大津谷🅿に到着。

ハッチバックを開け座り込んだら降り出した。

雲が多くて時折晴れ間が見えたり小雨が降ったり変な天気だったが、

ニョロ被害無かったしヨシとする。

遡行価値は無い谷かもしれないけど、気になっていた自分には満たされた。

自分には価値があったということかな。

八草川クラ谷遡行、小倉谷下降

2022-11-06 19:06:46 | 沢登り
山行日:2022年11月6日(日)

山行者:僕一人です。

天気:晴れ

CT:駐車地8:20…クラ谷出合8:33…10m三段滝9:17…金糞岳北尾根に乗る10:22…

小倉谷下降開始10:47…最初の大滝落口11:22…最後の大滝の下13:14…

小倉谷出合13:27…R303旧道に上がる13:30…駐車地13:36

ヤマップ記録

2週間ぶりの八草川支流の沢歩きです。

まずは303旧道から八草川へ下りますが使われてなさそうな立派な橋がかかっていてちょっとビックリ。

八草川を少しだけ遡行してクラ谷出合へ。

入口はゴルジュを彷彿させるような感じ。

実際は小さな滝がポツポツとあるくらい。

茶碗のカケラやワイヤーが落ちていたりしていたので昔営林小屋でもあったのでしょうか。

560二俣から左へ入るつもりでしたが、

水量があまりに少なくヤブっぽくてなんだか入る気がしなくなってしまったので計画してない右俣へ。

こちらは国土地理院地形図にも水線が入っているので本筋でしょう。

小滝は現れますがなかなか本命が現れない…と思っていたら10mクラス三段が現れました。

これは左岸側をヤブを頼りに突破。

以降、滝らしい滝は現れませんでした。

最後は大岩の下からポコポコと水が湧き出ているのを確認。

水がなくなった源頭部を詰めていきます。

辺りは若いブナの木がたくさん生えてました。

金糞岳北尾根直下は笹も混じる藪。

急なので掴むものがあっていいです。

金糞岳北尾根に乗ると結構藪。

残雪期に歩いていますがこの時期に歩いて金糞岳まで行きたいかと言われればNO。

かなりの根気がいりそうです。

尾根心は灌木の枝の張り出しがスゴイのでやや西寄りをトラバース気味に歩きました。

シロモジの黄葉は好きですが横張りの枝は勘弁してほしいですね。

小倉谷の下降点である小ピークはヤブ薄くブナの大木が目を見張ります。

小倉谷下降は最初かなり急ですが沢型がハッキリしてくると斜度は緩やかになっていきます。

小倉谷は地形図から600〜650辺りに大きな滝があるのでは?と予想していましたが、

それより上に大滝が現れました。

今回も荷を軽くしようと30mを持ってきたのですかこれが仇となりました。

最初の大滝は一番下が見えず左岸側から巻き気味に下降。

まずは適当な木にロープを掛け下降したのですが、全然足りず2ピッチ目を切ります。

これがあと5mほどのところで長さが足りず登り返し。

全然太い木が見つからず腕より少し太い木に恐る恐る掛けて下降したらなんとか降りられました。

下から見上げると上部の滝は見えませんが、20mはありそうな感じです。

次は3〜4m程の滝ですがクライムダウンできそうにない感じで右岸の獣道を使って巻き。

さらに前方には落差のある滝が控えています。

上部はクネクネ滝で岩に隠れて全景が見えませんが30mロープで足らなかったので15m以上の落差はあるでしょう。

下部の滝との間がテラスのようになっていて降り立ってみました。

上部は水線上で下降しないと全てわからないような感じでした。

下部の滝はパッと見で20mはあるように見えます。

滝の下降に復帰して2ピッチ目。

よくよく見ると下部滝だと思っていた滝は中滝で小さな滝壺が確認できます。

更に下部にはS字滝。

全体は三段かそれ以上、30mはゆうに超えているようでした。

まさかこんな滝に出会うとは…水量が少ないのが残念。

最後はドロ斜面を歩いて下って下に降りました。

さらにさらに大滝は続きます。

これは懸垂下降せずに左岸側を降りることができました。

下から二段目まで登ってみると更に上に二段がチラリ。

くの字状の15〜20mくらいの滝でした。

この先も、もしや!?と思えるチラリズムがありましたが小滝があるのみでした。

まさか連瀑帯があるとは思いもしなかったので怖さ半分興奮しました。

植林が右岸に見えるとややブッシー。

獣道を使い更に下降してくと小倉谷出合に出ました。

出合は堰堤のバックウォーターに堆積した川原の浅い流れ。

八草川にチョロチョロと流れ込むこの谷側の奥にあんなバケモノが潜んでいるなんて想像できません。

303旧道には割とさっくりと登れ、少しの歩きで駐車地に到着です。

今日の教訓!捌くの面倒でも記録を探してない谷に入るときは50mも持っていけ!ですかね。

だって重いも〜ん。

大宇中谷遡行、無名谷下降&早稲米谷遡行、トツサカ谷下降

2022-10-23 19:25:31 | 沢登り
山行日:2022年10月23日(日)

山行者:僕一人です。

天気:曇りのち晴れ

CT:駐車地7:26…大宇中谷出合7:43…稜線9:10…無名谷下降点9:28…

無名谷出合10:44…早稲米谷入渓11:03…尾根乗越(トツサカ谷下降点)12:29…

林道跡(脱渓)13:23…R303旧道13:29…駐車地13:35

ヤマップ記録

久々の沢歩き。

岐阜県側から八草トンネル入る手前、

旧道の方へハンドルを切って1つ目の橋を越えたところに駐車。

今回はいつも以上に短い谷を登るので2つセット。

ちなみに時計回りに無名谷、大宇中谷、早稲米谷、トツサカ谷だ。

まずは林道歩いて適当なところから本流渡って大宇中谷へ。

本流は藻まるけで、臭っていた。

大宇中谷は藻は少なかったが、多少他荒れた感じがする。

滝は小滝と呼べるようものがほとんどだ。

昔人が入っていたのか谷中には造成されたような土地、酒瓶や湯呑などが見られた。

久々の沢歩きなので、優しい谷だったが本当に滝がなくこのまま終わるのかな…

と思っていたら最後に10mクラスの溝滝。

結構滑っていて嫌らしかった。

最後で詰まってしまって落ち口トラバースが2歩だったがヒヤヒヤした。

ツメはナメ続きで手に掴むものがなく獣道を頼りに左手上部の大岩を目指し、

回り込み乗っ越して支尾根を辿ってフィニッシュ。

稜線はいつぞや歩いた記憶がある。

下降の谷は多分無名谷。

600を下回るまで水無し、音無し、炭焼小屋跡多々アリ。

谷底は堆積物でその上に大量の落ち葉。

まるで山手の公園の傾斜地に入ったような感覚で沢を

下ってる感覚がなく不思議な感じで我ながら好きかも〜。

最後は小滝と10mクラスが出てきて、

それぞれ30mで一本づつ懸垂下降した。

本流との出合はかなりか細い流れ。

最近雨降らなかったからか…そういえば水が冷たく感じなかった。

車がある林道に這い上がり、3本目の谷へ。

ここは地形図で見るとチョー短い。

でも名前が気になって…。

入渓すぐに直登出来なさそうな小滝、左岸の獣道を使って巻く。

そのすぐ上にも同クラスの滝。

これも一緒に巻く。

落ち口までは落差あり急なので懸垂下降。

その先は小滝やナメ床の連続で小さいながらにいい谷だなぁ〜って思った。

堆積物に目をつぶれば〜。

ふと右手の倒木のキノコに目が止まる。

羽虫が大量にたかった白いキノコ。

もしやと裏を確認したらブナハリタケでした〜。

あるとこにはあるだろうけど10数年ぶりの再会。

少し小さいけど収穫。

さらに遡行したら大人サイズもありこれも収穫。

尾根の乗り越し手前で地図にない廃林道、かなり自然に帰ってる。

更に上がると乗り越しでここは痩せ尾根だった。

向こう側の谷へ下りたいのだがすとーんと落ちていて2ピッチで緩やかな谷へ着地した。

この谷はホント小さな滝しかなく期待外れだった。

しかし所々から赤茶けた水が流れ込んでいる箇所があり、

魚影を確認できないのと関係あるのかなと思った。

最後にムカゴを収穫して沢歩きは終了〜。

短い谷で大滝などはありませんでしたが久々の沢歩きは楽しめました。

やっぱ僕には易しい沢とあまり濃く無いヤブ尾根歩きがお似合いだね。

竹屋谷遡行、北川新道下山

2022-07-03 10:16:14 | 沢登り
山行日:2022年7月2日(土)

山行者:ヤマップnontanさん、僕の2名

天気:晴れ

CT: 大平八滝P6:50…竹屋谷入渓6:57…865二俣8:27…トイ状の滝9:30…

源流部草付きの台地(昼休憩)12:17~12:52…尾根に乗る(靴履き替え)14:47~15:00…

林道に降りる17:38…大平八滝P17:55

ヤマップ記録

nontanさんから沢へまた連れて行ってほしいとお願いされたので行ってきた。

行き先は揖斐の秀渓竹屋谷。

下山は余裕あれば北谷、余裕なければ北川新道ということにした。

朝からとても良い天気で、先行者2名、追い抜いていった男性2名が入渓していた。

最初はヤブっぽいがナメ滝を皮切りにいい滝がポンポンと出てくる。

前回遡行したのは何年か前なので記憶が曖昧でかなり新鮮な感じで遡行できた。

中には越え方がいまいち分からなくて手こずったところもあった。

そんなときに後方から男性2名。

登るの難しそうなルート取りでさっさと登っていかれたのが羨ましく思った…ボクチンハマダマダダナァ。

この谷最大の魅力は長いトイ状の滝だろう。

前半は水流を受けながら直登、

途中から右岸側のテラス?ベランダ?を登り、

最後は倒木を利用して直登。

最後のこれがnontanさん難儀したようだった。

これ以降にもフリクションをうまく利用して登るところや、

長く巻くところなど面白いところが多々出てきた。

ただ同行者にはキツかったようでなかなかペースが上がらなかった。

源流部の草地の台地でお昼休憩。

尾根に上がったのは15時だったのでブンゲンは割愛した。

下降は北川新道をチョイス。

同好者には登山道と説明したけど、破線ルートもいいとこ。

同行者は満身創痍で足首が痛いと言っていたのでゆっくりでもなんとか降りてきてもらいました。

林道着地はやっぱり!?ロープを使う羽目に。

同行者さんにはハーネスも下降器を用意してもらっていないので

安全策として藪が濃そうな斜面にロープ張り降りてきてもらいました。

最後3m程ロープ足らず、灌木の枝や笹を使ってずり落ちてもらいました。

林道に降りるともう日が暮れそうな感じ。

日没まではまだ時間ありますが明るいうちに下山できてよかった。

前回貝月谷だったので同じくらいのコースタイム、

少し上のグレードをチョイスしたのですが滝が多かったのと、

巻きやヤブ、水に浸かる時間が長いなどいろいろな要因があって

同行者を疲れさせてしまったのが悪かったのかなと反省。

次があればそこらへんを踏まえて計画しようかなと思います。

帰りにお風呂に寄ったらnontanさんの左白目から出血していることが判明!

遡行中、目に細枝が飛び込んできてメチャクチャ痛かったとのこと。

救急で眼科へ連れて行くと提案しましたが、

帰宅して症状良くなければ日曜が月曜に眼科行ってくるから大丈夫とのこと。

他にも体中アザだらけでホントすまんかったなぁと思いました。

早めに眼科で診てもらって大した怪我ではないことを祈るばかりです。