UMA君のお部屋

山遊びのページ

△古谷 南の谷遡行、南東尾根下降

2021-05-30 07:44:37 | 沢登り
山行日:2021年5月29日(土)

山行者:単独です。

天気:晴れ

CT:古屋(駐車地)8:11…入渓8:15…700二俣9:51…△古谷10:30~10:44…

車道11:34…駐車地11:38



車は古屋の大きな十字路付近の路肩に停めた。

入渓して直ぐの堰堤は左から巻いたが山肌がズルズルでいやらしい。

440の取水施設まで左岸に管理道が延びているので

それを使えば堰堤の巻きや倒木の多い谷の下流をすっとばせる。

ちなみに管理道入口は入渓地点から北へ県道を少し歩いたところにある。

610辺りまでは滝はなく釣り師向きの?渓相。

左岸側に石垣が残り昔は炭焼きなどで賑わっていたことがうかがえる。

610から小滝がちょこちょこでだす。

640の10m程の多段滝は右から巻いたがほとんどがシャワーで登れる。

700の右俣から先も小滝がいくつか。

840mくらいで水は切れて適当なところで

右手の斜面に取り付き尾根に乗りわずかで△古谷。

展望はない。

暫くは明るい広葉樹林が左手に、

右手は植林帯だが暫く下ると完全に植林帯に覆われる。

植林帯は下草もなく歩きいやすいが、

それほど急な斜面でもないのに靴底がフェルトだとよく滑る。

途中からはっきりとした踏み跡が現れ、

尾根下部では木の階段などハッキリした道が現れる。

谷左岸の管理道と合流し、車道へ降りる。

谷自体は大きな滝もなく初級者向けの簡単なところだが、

岩が結構ぬめっていて山肌もズルズルで滑りやすく

直登や巻きでも注意しないと思わぬところで怪我をしてしまうかも…と思った。

谷の周囲は植林帯に覆われているが

水線に近い部分は広葉樹林が多々あり明るく気分がいい。

ヤマビルの住む山域だが被害は全くなし!見ることもなかった。


(管理道入り口から入れば楽。エッサマンのごみも落ちてたので利用されてるはず。)


(入渓直後は倒木ひどく越えていくのが大変)


(倒木帯過ぎればいい感じ~♪)




(お楽しみは610辺りから)




(700右俣から)




(△古谷)

△合セ倉 カラカン谷遡行、西尾根下降

2021-05-24 06:50:25 | 沢登り
山行日:2021年5月23日(日)

山行者:単独です。

天気:雨のち晴れ

CT:櫨原望郷之碑広場7:16…林道終点7:56…カラカン谷出合8:23…578m二俣10:10…

919.9m△合セ倉11:59〜12:04…カラカン谷出合13:18…櫨原望郷之碑広場14:43



櫨原望郷之碑広場は数台車が停められ、東屋もある。

林道ゲートを越えると地道になる。

林道終点で扇谷を徒渉する。

廃林道は踏み跡が続いており歩きやすい。

カラカン谷は出合で簡単に入渓できるが廃林道をそのまま歩いて堰堤越えてから入渓すると楽。

578m二俣までは瀬が続く。

二俣を過ぎると谷が狭くなって小滝が現れるがどれも簡単に巻けたり登れたりする。

合セ倉へのダイレクト枝沢出合の少し手前から谷は広くなり流れも穏やかになる。

合セ倉へのダイレクト枝沢は上の方へ登り詰めるほど急で滑りやすく手古摺る。

合セ倉からカラカン谷出会いまでは藪の薄い尾根を歩いていく。

ブナの森で雰囲気が良い。

尾根末端は痩せ尾根でとても急、尾根通しでは下りにくいので左手の植林帯へ逃げると下りやすい。

前々日の豪雨もあった割には薄濁り、水量やや多めくらいであった。

カラカン谷は扇谷出合から578m二俣までは瀬が続き面白くない。

578m二俣から先の小滝が連続する短い区間が簡単だけど面白い。

沢初めで簡単な沢をチョイスしたつもりだったけどカラカン谷出合までのアプローチの長さと、

沢に入ってから遊びすぎて後半タイムオーバー気味になりに

コースタイムに追いつくために速足になってしまい疲れてしまった。

午前中は残念ながら時折雨が降る天気。

午後から回復し青空が広がりだした。

帰りの林道歩きで行きでは雲がかかって見えなかった磯倉、若丸山がハッキリ見え興奮した。

初心者、初級者向きのいい谷なんだけど林道長く往復21㎞は結構疲れる。


(林道から廃林道に移る徒渉点。雨後だからか水量膝くらいあった。)


(廃林道)


(カラカン谷出合付近の流れ)


(堰堤を越え入渓)


(小滝)










(合セ倉)




(若丸山)


(磯倉)


霞沢岳 上高地BTから明神、徳本峠西のコルを経て

2021-05-05 11:52:47 | 山歩き…アルプスの山
山行日:2021年5月3日(月)~4日(火)

山行者:山の会K口さん、僕の2名

天気:3日 朝のうちと夕方以降は晴れ、午前中から夕方まで曇りまたは吹雪 
   4日 快晴
CT:3日 上高地BT8:22…分岐9:29…徳本峠西のコル11:10(テント泊)
   4日 テント4:39…JCTピーク4:48…K1ピーク8:14…K2ピーク8:56…
    霞沢岳9:25(数分休憩)… K2ピーク9:57…K1ピーク10:16…
    JCTピーク12:33…テント13:25~14:18(撤収)…分岐15:21…上高地BT16:30



上高地から明神館までは積雪なし、分岐から徳本峠方面も暫くなく道が細くなってから雪が現れた。

谷上部はしっかり雪渓ありツボ足で詰め上がった。

詰め上がったコルは徳本峠から西へ小ピークを挟んだコル。

平らな場所があり風を避けられそうなところに雪ブロックを風上側に積んでテント設営した。

前日から入っていただろうテントが一張りあったが昼過ぎには撤収していた。

この日は昼過ぎから風が強く夕方まで吹雪いて、それ以降は風が強い状態が続いた。

翌朝、風はあったものの予報よりは弱くとても天気が良かった。

朝までの積雪で踝から多いところで脹脛のラッセル。

テントを出るといきなり上り坂でジャンクションピークまで

急坂の連続で朝一番の体にはキツい登りだった。

尾根通しでは積雪や藪、斜度により歩きにくくルートファイディングしながらの登りとなった。

ジャンクションピークではほぼ直角に右へ方向を変えなだらかな尾根を下っていく。

前日のものと思われるトレースは途中で消えていた。

K1ピークへの激登りまでは2261の先の小ピークへの急坂以外は割となだらかで歩きやすい。

K1へは夏道は右から巻いているが急な斜面をトラバースする必要があったため

尾根を直登したがこれもとんでもなく急だった。

最後は雪に埋まった谷状地形の急坂を登ってK1へ。

山頂は狭かったがK1標識は出ていた。

この先は一旦急斜面を下らないといけないが危険そうなので右から巻いた。

しかしこれも自分にはヒヤヒヤさせられた。

東側は小さいが雪庇が出ておりなるべく西側に寄りつつ歩いた。

K2ピークは標識なし。

霞沢岳山頂との間にある小さな岩峰が尾根通しでは危なそうだったので右から巻いた。

そこを越えれば難所はなくなだらかな稜線を僅かに歩き霞沢岳へ登頂した。

一人だったら間違いなくK1で撤退していただろう…。

同行者のルートファイディングに何度か助けられた。

暖かさで復路は雪が緩くなっており、急斜面の下降やトレバースで何度も肝を冷やした。

急斜面の下降は基本後ろ向きで蹴り込み、ピッケルのシャフトを差し込みながら慎重に下った。

JCTピークより下も滑落が許されない箇所が多く、テントに着くまで気が休まることはなかった。

テント場で無事下りてきたことをお互い喜びつつテント撤収しパッキングしなおして、

アイゼン装着し谷を下った。

雪渓はスピード下山、枝沢からの雪崩跡が見られた。

明神館にてコーラで乾杯し、上高地BTには最終バス1時間前に到着した。


(徳本峠西のコルへ詰め上がるため黒沢上部の雪渓を登る。)


(徳本峠西のコルにテントを設営。奥はジャンクションピーク。)


(アタック当日の4日。テントから僅かに登ったところからご来光を。)


(ジャンクションピークを過ぎた樹間から霞沢岳~K1ピークを望む。)


(K1ピークへ向けてなだらかな尾根を進む。)


(K1ピークへの激登りが待ち受ける。)


(K1ピークからK2ピークと霞沢岳を望む。)


(K1ピークからK2ピークへ向かう途中振り返る。左奥に穂高連峰が見える。)


(K2ピークからK1ピークを振り返る。)


(K2ピークから霞沢岳へ向かう。)


(ヤッタゼ!!)