UMA君のお部屋

山遊びのページ

下の谷遡行、下の谷左岸尾根下降

2017-06-24 15:03:04 | 山歩き…岐阜市近辺の山
山行日:2017年6月24日(土)

天気:薄曇り

山行者:単独です。

CT:駐車地7:38…堰堤一基巻き入渓7:43…下の谷遡行…鞍部10:23…640mピーク10:26…

下の谷左岸尾根下降…揖斐川左岸道路11:12…駐車地11:17



以前からなんとなく気になっていた谷”下の谷”へ行った。

ネット上に記録は無さそうで、K川氏に聞くと百山…には載ってる谷だという。

揖斐川左岸道の膨らみに停めて、橋の手前から廃道を使い堰堤一基巻き入渓。

か細い流れ、おまけに藪沢、早くもやっちまった感が漂う。


V字型の谷で滝がありそうな予感はする。

岩肌は黒く、辺りは混生林でやや薄暗い、時期が時期だから蜘蛛の巣イッパイ。

237辺りでやっとこさ滝らしい7m滝、右岸から巻く。


265辺りで6m滝、これも右岸から巻き。


ちょこっちょこっと滝が出てくる、いずれも10mに満たず簡単に巻きor登って行ける。

(左岸から巻いた4.5m滝)









源頭部になってやっとこさ藪がスッキリしてくる。


鞍部直下でも岩肌が露出しているところがあって伝う程度だが水が流れている。


鞍部に上がり、ちょっとで640mピーク。


平らな頂上で三角点も何もなし、テープのみあった。


下降は左岸尾根を下る。


560辺りで左手に植林、右手に広葉樹林にはっきり分かれる。

下草がなく特段急な所もなく快適に歩いて行ける。

350辺りで放送施設2基、少しの下りで未舗装林道へ下りる。

あっち向いて仕事してないカーブミラーを見つつ尾根を下っていく。


あんなに下草なかったのに、下の方に一部笹のジャングルが…なぜ!?

チョイチョイで揖斐川左岸道路へ降り立つ。

目の前で畑仕事中のおじさんに挨拶して駐車地へ向かう。

少しの歩きで駐車地だ。

百々ヶ峰の沢をちょっと距離長くしたような感じ。

沢ヤさんが好き好んで入らないだろうし、

エッサマンもさすがに入らないだろう…ゴミは落ちてましたけど。

山の会K藤さんに下山報告したら「何しに行ってきたの?」と言われてしまったw

いや、沢登りへ行ったんですけど?(--;

正面谷遡行、長者の里へ至る谷下降

2017-06-17 21:05:09 | 沢登り
山行日:2017年6月17日(土)

天気:晴れ

山行者:単独です。

CT:駐車地9:54…40m大滝12:49…コル14:28…登山道15:42…長者の里16:04…駐車地17:04



約一ヶ月ぶりの山登り。

向かう先はまだ行ったこと無い谷、旧春日村内”正面谷”。

お寺付近の道のくぼみに駐車、谷へ向かう。

山道を歩き堰堤2基巻いてから入渓…だがすぐに堰堤が。

さらに2基巻いて再入渓、さすがにその先は無かったw

散発的に小滝があるのみで大人しい谷。

下流域で遊び過ぎたため計画より時間オーバーしてしまう。

結構歩いたところで滝の音、奥には40m大滝が立ちふさがる。


割と立っている。

これを登ったtutomuさん、もんりさんスゲー。

チキン野郎の僕にはとてもじゃないけど登る勇気すらない。

K川氏の助言を思い出し右手から巻こうと取り付いたが

これも結構立ってて、頼りは草だけで落ちたらアウト!で引き返す。

あーだこーだやって、地形図見たらすぐ下の左岸に差し込む枝沢が使えそう。

枝沢を登り、支尾根を乗越し枝沢下り大滝上に出ることができホッ。

落ち口に立つとスゴイ落差、足元竦みます。


その後は散発的に小滝が出てくる、巻いたり直登したり。



(一瞬堰堤かと思った滝)





コルに着いたころにはもうヘロヘロでした。

尾根を下ろうかな?とも思ったのですが結構な藪。

長者の里へと下る沢へと突っ込みました。

920mあたりで小滝、その先には落差ある滝。


出来ることならすんなり巻きたいってことで支尾根を乗越して一本北の枝沢へ。

しかしこの沢も落差ある滝が!

仕方なくもいっぺん支尾根を乗越して枝沢へ。

でこれも降りられない滝が!

しかし懸垂下降に使えそうな丈夫そうな木の幹があったので

これにザイルを回して懸垂下降しました。


実に2,3年ぶりくらい。

しばらくやってないと気が引けるものです。

下降中に木の幹が折れたらどうしようかビクビクしながら降りました。

滝は10mもない感じ。下部はおまけで2~3mの小滝、飛び降りた。



(諦めたチョックストーンの滝)

本流の滝は見に行ったら結構な大滝でした。

(下部のみ、上には斜瀑が控えております。)

上部は斜瀑で下部はほぼ直瀑、ザイル一本じゃ届かんわ。

あともうちょっとなので頑張って下ります。

しかし引っかかることが…魚影がまったく確認できません。

魚影が確認できないってことはまだ下に魚止めになるクラスの滝があるってことです。

しばらく下っていくと悪魔が口を開けて待っていました。


懸垂下降では厳しい…とよく見たら右岸にケモノ道。

ケモノ道をたどっていくとうまく滝を巻くことができました。

悪魔の口を開けた滝を見に行って見るとゴルジュのチョックストーン。


ここからは魚影も確認でき、大滝もありませんでした。

しばらく下ると登山道。

這う這うの体の僕には登山道は天使様に見えました。

天使様の道は以前来た時よりも目印やら紐が圧倒的に増えており。

もし迷うようなことがあれば恥ずかしいであろう程でした。

人の声が聞こえるなと思って歩いてると長者の里。

あとは車道を延々と一時間ほど歩いて駐車地へ戻るのでした。

正面谷&下降に使った谷手強かったです。

でもフツーの人にはどうってことないんだろうな。

次回はもちょっとやさしめの谷でお願いします。