夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

朝の陽につつまれて・・♪   《初出2005.9.30.》

2008-04-23 13:07:45 | 定年後の思い
早朝、庭先に出ると、澄み切った青空の中に、
わずかな雲がゆったりと流れていた。

朝陽がゆっくりと、庭先を照らしてきた。
私の身体は、限りない優しい陽の光につつまれて、陶然した。

月末か、と思い出したように、自分に言い返す。

退職後の今の生活に馴染むと、ともすれば曜日の感覚が失くしてしまう。

現役の時は、第3四半期の締日なので、
休日前の金曜日に当たると尚のこと忙しかった、と想い出した。

定年後を1年近い今、こうした業務の多忙時代があったことは、
遠い世界のことに思われた・・。

陽が高く昇り、この居間は朝陽につつまれている。

秋の朝、朝の陽が限りなく優しさを感じた、ひとときであった。

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サフランの咲く朝・・♪  《初出2005.9.29.》

2008-04-23 13:02:53 | 定年後の思い
東京の郊外は、澄み切った秋晴れの爽やかな朝です。

庭先に出ると、朝の陽を受けたサフランが数多く咲いている。

25年前頃、春の花のクロッカスとチューリップ、
そして秋のサフランを家内が買い求め植えたものである。

それぞれ5粒であったが、今や100以上に増えている。

ここ2日程前から、サフランは咲き始めている・・。

我が家のサフランは、紫色や白い花でなく、黄色い花である。

この家の主(あるじ)の性格にふさわしく、変わり者である。

玄関庭と主庭に咲いているが、黄色い花が微風にわずか揺れており、
可愛げな情景をもたらしてくれる。

洋花の嫌いな私でも、こうした光景を見ると、
いとおしさにつつまれる。
それだけ私が齢を重ねたせいか、と思った。

清々しい朝のひとときである。


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柚(ゆず)の香り・・♪   《初出2005.9.28.》

2008-04-23 11:54:25 | 食べ物、お酒
我家の庭に1本の柚の樹がある。

以前に綴ったことがあるが、伊予地方の柚である。
小振りな実であるが、昨年の秋は、百以上をたわわに実をつけて、
秋から初冬にかけて、夕食に彩りをもたらしてくれた。

今年は、白い花が5月頃に見出すことができず、
結局たった2つの実を付けているだけであった。

柿の実と同様に柚の実も、1年於きであったのかしら・・。
或いは、今年から私の隠居生活の姿を見て、
私も実を付けるのはやめよう、と思ったかは定かでない・・。

今年の秋は、買い求め、夕食の時に添えよう、と思った。
暖めたお酒を呑み、柚をスライスにしたのを口に含むと、
香りが口の中に広がり、秋が受容できた思いが深まるのである。

やはり柚の香りのない秋の日は、
寂しく侘(わび)しいと感じたりしている・・。


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9月27日に生まれて・・♪   《初出2005.9.27.》

2008-04-23 11:44:46 | 読書、小説・随筆
私は昭和19年9月27日に生を受けた。

この頃、東京の郊外でも、軍事工場が近くにあったので、
ときたま空襲があり、
私の生まれた家でも近くにあり、多少の影響を受けた。

私の家では、農家であったので、宅地の外れに大きな防空壕で備え、
母屋と防空壕、そして田畑を行き来していた、
と後年になった時、聴いた。

こうした敗戦濃厚の時代に生を受けたので、
小学校の高学年の時、1葉の写真を見た時は、
その夜は子供ながら、浅い眠りとなった。

この写真は、天皇陛下の横で悠然とたたずむマッカーサー元帥の姿であった。

そして私の生を受けた1年後であったので、
なおさら印象深く、私の心に残った。

今朝の読売新聞の『編集手帳』にも綴られていたので、
無断であるが引用させて頂きます。

昭和天皇が東京・赤坂の米国大使館に
マッカーサー元帥を訪問したのは、
1945年(昭和20年)9月27日であった。

2日後に新聞各紙に写真が残った。
モーニング姿で直立する陛下の隣で、
開襟シャツの元帥が腰に両の手を当てて悠然とたたずむ。
勝者と敗者の違いを伝えて、余すところがない。

以上、新聞記事から引用しました。

私は小学校より、アメリカに対して複雑な思いで昭和50年を迎えた。

この頃までは、敗戦の間際にソ連が北海道占領プランがあった、
とおぼろげながら何かの本で読んだりしていた。

昭和50年のなかば、一冊の本に出会った。
『ドキュメント昭和史』(平凡社・発行)の全8巻を購入し、読み耽っていた。

この中で、第6巻目に《占領時代》を読み、
この敗戦直後の状況を教示してくれた。


【日本分割占領案】が歴然と存在していた。
各国の国益をかけた外交が行なわれ、
最終的にはアメリカのトルーマン大統領の国益の基に、
アメリカ人の連合国司令官の下で統治された。


この書物のお陰で、アメリカを静観した形で、アメリカを観ることが出来た。

あの敗戦の1年後に近い9月27日は、
陛下と元帥の写真を蘇るたびに、
勝者から観た歴史の背景を知り、より一層鮮明な日の想いとなった。




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ときには、『思秋期』を思いだしたり・・♪   《初出2005.9.27.》

2008-04-23 11:32:59 | 音 楽
東京の郊外は、薄日の射す爽やかに落ち着いた秋の日となっている。

長袖のスポーツシャツで過ごすのに快適な気候となり、
過ごしやすい日を迎えている。

このような時節になると、
初秋の装(よそ)いとして、4、50代の女性が、
ツー・ピース風で巻きスカートを召していたら、
美はここに極(きわ)めり、
と余計なことを思ったりしている。

庭の樹木には、爽やかな微風が吹き抜けて折、煙草を喫っていたら、
岩崎宏美の『思秋期』が脳裏を掠(かす)めた。


♪心ゆれる秋になって 涙もろい私
 青春はこわれもの 愛しても傷つき 
 青春は忘れもの 過ぎてから気がつく

【『思秋期』 作詞・阿久 悠 】

作詞家の阿久 悠・氏の書かれた名曲であるが、
やはりこのお人の感性は、
娘心の想いを的確に掬(すく)い上げた才能の持ち主、
と改めて思った。

時代は過ぎ去っても、良い歌は心に長く残る・・と思ったりした。

微風は相変わらず、樹木の間を吹き抜けている・・。


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華やぐ境内・・♪   《初出2005.9.23.》

2008-04-23 11:23:51 | 定年後の思い
長兄宅を辞して、お寺の墓地に家内と向かった。

お寺の山門が見えた時、霊柩車が対向からやってきた。
別院で告別式が終わって、霊柩車が出てきた、と思われる。

境内は、お墓参りに来た数多くの駐車している車で、
広い境内も半分ほど埋まっている。
水場のある付近に臨時の花屋が3ヵ所で出店していて、
菊などを取り混ぜた夏と秋の花が華やいでいた。

私共は、母の命日の1月上旬、春分の日、8月1日のお盆の日、
そして本日の秋分の日と墓参している。

母の命日の墓参の時は、兄妹と日程を調節して、
待ち合わせ墓参を済ました後、食事会をしているが、
後はそれぞれの日程に任せ、墓参している。

それぞれの墓地は、墓参が終えたらしく、
花が供えられ、お線香の香り、そして紫煙が青空に舞い上がっていた。

お墓に母の好きだった花を供え、お線香を上げて、後にした。


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雨の中、買物すれば、ときには神様が恵み・・♪   《初出2005.9.22.》

2008-04-23 10:53:58 | 定年後の思い
東京の郊外では、午前中は雨、午後は曇りの予報であり、
午後に散髪(理髪)店に行った。

帰りに小雨が降り、少しは濡れて帰宅した。

その後、買物に行く準備をしていたら、
家内は雨だから止めたら・・と言ったが、
私は予定の変更は、余程の無い限り変更しない性格である。


小雨の中を傘を差して買物車を引き摺りながら出かけた。
ディスカント・ショップで香辛料、麺類を購入した後、
ビールを見かけて購入したのである。

アサヒ・スーバー・ドライ350mlが
6本入り1ケースで999円!!

破格の廉(やす)さであるので、4ケースとした。

帰宅後、家内にビールが廉かった、と言った。

家内はレシートを見て、
『貴方・・これおかしいわょ・・』
と言った。

スーパー・ドライ 999x3=2,997
スーパー・ドライ      =  189

とプリントされていた。

3ケース分と単品1本の扱いであった。

『悪いから・・お店に連絡しょうか・・』
と私は家内に言った。

『前に・・あのお店・・
多めに付けられた事が有ったから、いいわよ・・』
と家内は微笑みながら私に言った。

そして私は、1勝1敗で良いのかなぁ、と呟(つぶや)いた。

小雨の中、買物に行ったのだから、
神様が悪戯をして、恵んでくれたんだぁ、
と私は了解した。


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秋の夜長は、歴史書で・・♪   《初出2005.9.21.》

2008-04-23 10:37:07 | 時事【政治・経済】等
昨夜、読売新聞の夕刊を見ていたら、
中国は東シナ海に於いて、ガス田の生産開始の記事が載っていた。


日中の中間線を挟んで春暁に隣接している日本側鉱区では、
帝国石油の試掘権が七月に設定されたが、作業の安全確保などの問題から、
試掘は始まっていない。

東シナ海のガス田開発を巡って、
中国は日中の中間線を境界とすること自体を認めておらず、
開発中止など日本側の要望には応じていない。

5月の日中局長級でも双方の対立は埋まらなかった。

という新聞記事を読んだ。

ここ数年、中国は海洋国家を目指し、公然と軍備拡充をし、
ロシアから積極的に軍事品を購入している。
その上、中国とロシアは、共同軍事訓練を過日に実施している。

昨今、このガス田の付近では、中国の海軍が張り付いている。

私は今回のこのような解決は、
帝国石油が安全に試掘出来るように、自衛隊を即刻に巡回させるべきである。

国益が露骨にからむ今回のケースの場合は、
軍備を背景に交渉を行なうことである。

中国は日本にちょっと脅かす軍事圧力を誇示し、日本の出方を伺っている。

この事は中国のみならず、ロシア、アメリカ、イギリス等は、
日本が今回のケースはどの様に選択するのか注視している、と思われる。

妥結案として、国境を互いに数キロ空けて、開発を行なうのは理想であるが、
しかし、中国は巧妙な共同開発を仕掛けてくる、と懸念する。

真の国益を保守する場合には、
ある程度の軍事力を背景に外交交渉を進めることが、
古今東西の哲学である。

こんなことを考えていたら夕食後、
ポール・ケネディ氏の『大国の興亡』を取り出して、
8時頃から布団にもぐり読み出した。

何回も読んでいるが、今回は中国の明王朝時代を読む。
内容は、一時、海洋国家として海外遠征を果たした時代の前後である。

今朝は、ぼんやりと読売新聞の朝刊を読んだが、

 政府、中国に抗議

在京の中国大使館に対し、
「中国側の開発作業が一方的に進んでいくことは遺憾だ」
と電話で行い、関連データの提供と活動の中止を要求した。

と新聞記事は載っていた。

中国側からしてみれば、
小学生の抗議、程度と思っている、と私は思ったりしている。


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昼寝のひととき・・♪   《初出2005.9.18.》

2008-04-23 10:29:54 | 時事【政治・経済】等
ここ10日間前後、昼寝をする悪い習慣がついてしまった。

朝は日の出と共に起き、夜は12時過ぎに寝付くので、日中に眠くなり、
2時間近く簡易ベットに横たわる。

本を読んだりした後に寝付く。

先程に目覚め、庭先で煙草をぼんやりと喫って、
先程の夢は何だたろう、と想い出した・・。


民主党の前原誠司・新代表だった。
自民党に対決しているが、小沢一郎、菅直人のグループの議員の方が、
足を引っ張っていた・・。
そして鳩山由紀夫のグループの議員の方が、何もしないで笑っている。

野田佳彦、岡田克也の両氏は、
『いい加減にして下さい!!』
と怒っている。

特に岡田氏は、珍しく小沢氏を睨め付け、
『私の代表の時、党内抗争と私に対するいじめをしたが、
今後はしない、と先日約束したではないか』
と怒っている。

清新の新代表の真の敵は、自民党でなく、党内の抗争だったのか、
これでは私の期待した新代表は気の毒だ、いい加減にしろ、
と叫び声をあげようとしたら、目覚めた・・。

悪夢だよなぁ・・私は呟く。


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昼さがりのひととき・・♪   《初出2005.9.17.》

2008-04-23 10:21:59 | 定年後の思い
買物に出かける時、遠回りであったが遊歩道を歩いた。
川沿いの遊歩道であり、昼さがりの陽射しがさんさんと照っていたが、
川風が心地よかった。

日傘をさして、白いワンピースでサンダルを履いたご婦人がゆっくり歩いてきた。

50前後のご婦人であり、薄化粧をし、涼しげなワンピースが素敵と私は感じた・・。

こうした格好は、ご近所の方に思え、
どこかで見かけた人と思ったが、私は思い出せない。

すれ違がう時、目礼をされた後、
『お元気そうですね・・』
と言われた。

私は思い出せずに、
『ええ・・』
と言い、こっくりとしただけであった。

ご婦人の後姿を見送くった後、
私は立ち止まり、煙草に火を点けた。
紫煙は川風にのり、上空に舞っている時、蘇ってきた・・。

昨年、現役時代の時にバス停で始発のバスを待っている時、
私の前を通り過ぎ、遊歩道へ向かって歩いている方だった。

小柄ではあるが、トレーナー姿で片手にハンドタオルを握り締め、
足早に歩いているご婦人であった。

何時も会うので、会釈するようになった。

こうして川風に吹かれて、立ち止まっていると、
《女はいいよなぁ・・。
あんなに色っぽく変われるんだもなぁ・・・・》
と呟いた。

昼下がり、妖艶なご婦人に逢い、私は至福につつまれた。

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秋めいた昼下がり、美にふれると・・♪  《初出2005.9.16.》

2008-04-23 10:18:16 | 音 楽
東京の郊外は、秋晴れの穏やかな日である。

主庭は微風がときたま吹き、樹木の小枝が揺れている・・。

蝉の鳴き声が夏の名残りをはこんでくる。

玄関庭の方では、玉すだれの白い色が咲き、樹木の下では紫露草がひっそり咲いている。

紫式部の実が陽をさんさんと受けて、
薄紫色から紫色に移り変わっているのが、ここ数日で多くなった。

午前中のひととき、こんなふうに庭先を見詰めていたら、
新聞記事の民主党の代表選の記事がよぎったりした。

その後、音楽が無性に聴きたくなって、
チャイコフスキーの交響曲第6番『悲愴』、ベートーヴェンの交響曲第6番『田園』を聴いたりした。

そして今は、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番『月光』、第8番『悲愴』、第23番『熱情』をセットし、
聴きながら綴っている。

こうした美にふれると、政治のことなどは、はかなく、どうでもよい、
と考えるもう一人の私がいる。

美の世界と現世の生身の繰り返しは、私は高校生から続いている。

私は齢を重ねているが、まだまだ達観出来ないでいる・・。



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日本のこころ・・♪   《初出2005.9.14.》

2008-04-23 10:03:20 | 読書、小説・随筆
この1週間、朝は日の出と共に起きて、夜は12時過ぎまでテレビを観たり、
ときには映画を観たりしている。

昼過ぎに居間で、簡易ベットで本を読んだして、昼寝をする。

衆院選の影響でテレビを観ることが多くなり、平常の生活ペースと違っている。

『文藝春秋』を読んでいて、ちょっと気になり、
ここ数日に於いて、考え込んでいる記事がある・・。

随筆欄で、


今年の夏も、私は鎌倉の別荘から銀座にあるオフィスまで通っていた。
夕方には、セミの鳴き声を聞きながら日本人の妻と子どもが待つ家に帰り、
甚平に着替がえて縁側でビールを飲むというのが、私にとっての至福の時間だ。



この随筆を読んで、日本の心が本心お解かりになるのかしら、
と私は思った。

随筆を綴られた方は、リシャール・コラス氏で、
シャネル日本法人の社長をしている人です。

タイトルは、『日本に恋して』である。

続きを転記させて頂きます。



私が初めて日本の地を踏んだのは、今から三十年以上も前になる。
エールフランスの機長をしていた父の勧めもあって、
大学入学前の休みを利用して旅行先に日本を選んだ。



その後、この人は日本と日本人に傾斜して状況を的確に、
日本文で綴られている。

私共の日本人は、ともすれば見過ごす、或いは当然の風景や風習、仕草など、
幼児の時から知っているので気にとめないことがある。

異文化に育った人からは、ある側面に焦点を当てられ、
我々日本人がはぁと気付かされることもある。

日本の方が、他国の文化をある面に於いて断定的に表示される
のと同じであるが、
何よりその当事者が、真摯にその国の文化や風習などの
人の営みを理解しょうとした成果である。

こうした異文化を知る人々に、私は教示させられる事が多い。


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『大いなる西部』の想いで・・♪   《初出2005.9.13.》

2008-04-23 09:53:58 | 映画・テレビ
朝五時過ぎに、庭に出た。
紫露草、玉すだれも花を閉じているが、空は明るさを増してきた。

昨夜、NHK衛星放送第2で8時から『大いなる西部』を観た。
製作は1958年(昭和33年)であったから、私は中学2年の時である。

私は良作は10年前後毎に観ている。
この映画も、中学校の時に観て、大学を中退したころ、40代の初め、
50代のなかばだった、と記憶している。

初めて観た時は、西部の広大さに驚き、西部の文化を知り、
そしてジーン・シモンズにうっとりした。
多分、洋画で最初にときめきを覚えた女優さんである。

昨夜、観た時は可愛らしく性的な関係なく、
添い寝をして言葉を重ね、いつまでも話し合いたい女優さんかしらと思え、
それだけ私が歳を重ねた、と改めて思った。

先程、庭先で煙草を喫っていたら、
紫露草、玉すだれの花が、朝陽を受けて、咲いていた。


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夏の香りを残して・・♪   《初出2005.9.10.》

2008-04-23 09:47:12 | 定年後の思い
東京の郊外は、爽やかに晴れわたっている。
日中は30度弱で、猛暑には程遠い日のようになった。

夏の時季を楽しませてくれた宗旦木槿、アメリカ芙蓉、ひまわり、
百日紅の花は終わりを告げている。

私の庭は、玉すだれ、秋海棠、そして紫露草が咲いており、
紫式部の薄紫の実が庭を彩っている。

40歳半(なか)ばまで、桔梗の薄紫の花が主庭を数多く咲かせていたが、
現役時代の忙しさにかまけて放置していたら、
雑草に吸収され、跡形もなくなった。

来年は、再び桔梗を甦らせて、
夏の庭は薄紫の花で染めようと思ったりしている。

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秋海棠からの想い・・♪   《初出2005.9.9.》

2008-04-23 09:41:24 | 定年後の思い
ピンクの花首を垂れて咲いている秋海棠(シュウカイドウ)には、
色々と想いでがある。

20数年前、家内がお茶の先生より、数株頂いたが、
大きな樹木の下草で順調に増えていった。

半日陰で育った花色が愁いを秘めたようで、
私は乙女チックのような思いにひたれる・・。

我が家の裏に空地に植えたのが、大きく育ち群生をなして咲いている。

主庭に樹木の下で植えているのは、こじんまりと色濃く咲いている。

この花は、華やかな色合いを見せるが、
余り人が近寄らない所で育つ、人見知りをする花である。

こうして毎年7月に咲いて、10月の半ばまでひっそりと咲いている。


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