夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『新年会』、齢ばかり重ねた私は、家内とたった2人だけの新年会となり・・。

2011-01-12 11:42:57 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活の66歳の身であり、
私達夫婦は子供に恵まれなかったので、たったふたりだけの家庭である。

民間の音楽業界のある会社を35年ばかり勤めて定年退職になったのは、
2004(平成16)年の秋で、そして年金生活に入り、今日に至っている。

この時節、働いて下さる現役の諸兄諸姉は、年末年始の休暇が終えて、
4日頃から『仕事始め』をされて、奮闘されて、『成人の日』を含めた3連休で、
ほっと一息されて、今年も頑張って成果のある仕事をしょう、と決意されていることと思われる。

そして、この間に会社の同じ部署の人たち、或いは同僚たち、そして友人たち、
それぞれ『新年会』をされて、懇親を深めている、
と世の中の多く方たちが話題するのを聞いたり、
或いはテレビのニュースなどで視聴すると、何かしら遠い世界の出来事のように感じたりしている。


私の50代の前半の頃は、サラリーマンで私なりに奮闘し、
この時節は部内はもとより、同世代、悪友たちと、何かと新年会と称して懇親会を重ねてきた。

そして50代の半ばに、リストラ旋風となり、
早期退職優遇制度の名目で先輩、同僚、後輩たちが退職されたり、組織の統廃合により人事異動、
そして私のように出向となったりし、烈風の社内状況となった。

定年退職するまで、年に数回は互いに連絡して、東京に残った人たちと懇親会を重ねてきた。


その後、私の定年後になる頃は、病気で通院しているの・・、親の介護で・・、親が亡くなったので・・、
メンバーが欠落したのである。
そして、この時節になると、新年会は2月頃に有志で集まってすれば、
と敬愛してきている先輩だった人から云われたりすると、
そうですよねぇ、と私は応(こた)えたりしてきたのである。

このように私は、この時節の新年会と称した懇親会は、無念ながら消滅したのである。


やむえず昨夜、我が家で家内とふたりで新年会の真似事をしてきたのである。
家内が夕食の準備をして、台所にいる時、
『XXちゃんさぁ・・世間では新年会シーズンだょね・・
我家も新年会の真似事をしょうよ・・』
と私は家内に云ったりした。

私は昨年の10月からは、メタボの対策のひとつとして、
大好きなお酒とは、冠婚葬祭、懇親会、国内旅行、そして年末年始以外の平素の時は、
サヨナラしたり、ウォーキングに励んだりし、
そして昼食はリンゴ、柿などのフルーツ・ランチに専念してきた。

この結果として5キロ前後も減量となり、ウェストも可愛らしく減り、
ズボンを穿(は)く時、あれぇ、と心の中で呟(つぶや)きながら、嬉しげにバンドを締めるたりしてきた。


家内は少し微笑んだので、
私は久しぶりに弐合徳利とぐい呑みを選んだりしたのである・・。
そして妹から頂いた地酒を取りだしたりした。
冷酒でも良し、と明記されていたので、居間の食卓で、お酒の準備、
料理を台所からお運びの役目に専念した。

その後、私達は平素の夕食より、少し多めの料理を頂いたりした。
私達夫婦の共通趣味の国内旅行で、昨年訪れた各地での旅先のこぼれ話しをしたり、
これからの旅行の予定の話題を談笑したりした・・。

そして、私は特例として弐合徳利をお変わりしたり、
ぐい呑みに、おまけ、と私は云いながら、一升瓶から注(つ)ぎだしたりした。

このように2時間ばかり、ささやかな2人だけの新年会が終わり、
私は少し赤い顔をしながら、俺も弱くなったょ、と云いながら、
食卓の皿などの後片付けをした。

そして私は相変わらず茶坊主なので、家内にはコーヒー、私用に煎茶を淹れたりした。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます。 (ロッキータイガー)
2011-01-12 12:00:51
お父さん

冬らしい日が続きますね新年会は

早々行ないましたが町自体元気がないの

一言でした。

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