夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

『小雪(しょうせつ』の時節が過ぎれば、私は足袋(たび)を穿(は)き・・。

2009-11-25 08:52:17 | 定年後の思い
私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨日の朝、素足で下駄を履きながら、庭に下り立ち、
花梨(カリン)、柚子(ユズ)の実は、黄色に色合いを深め、
紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は紫色に濃く深めていたのである。

そして、ときおり微風が吹くと、樹木の枝葉が微(かす)かに揺れ、
陽射しも揺らいでいる・・。
素足の足元に風が通り過ぎると、足袋を穿く頃だなぁ、と感じたりしたのである。

古人の言葉を借りれば、11月22日前後に『小雪』の時節と命名され、
雪が降りはじめる頃で、冬将軍が到来する時期である、と伝えられているが、
旧暦であり、私の住む地域は錦繍(きんしゅう)の情景となっている。

毎年、『勤労感謝の日』を迎える頃になれば、、
自宅の小庭、付近の遊歩道、小公園の落葉樹が、
紅色、朱紅色、淡い黄色、黄色に彩られる錦繍の華やかな情景のピークとなり、
この日を境に落葉が吹き寄せのように幾重にも重ねはじめ、
そしてイチョウのたわわな葉が黄色の色合いを深めて、
12月の初旬に落葉して晩秋から初冬に移り変わるのである。


私は居間に戻ると、
『XXちゃん・・今日から足袋を穿くょ・・』
と私は家内に云って、足袋を出してもらい、素足に足袋を穿いたのである。
そして、足が暖かくなり、思わず微笑んだりした。

私は自宅に居(い)る時は、殆ど下駄(げた)を履(は)いている。
主庭のテラスに下り立つ時、玄関庭の軒下、郵便受け入箱、
ときには駅前までの遊歩道を散策する時も履いたりしている。

私が現役時代の30代のなかば頃、
数多くのサラリーマンと同様な多忙な期間が続いた折、
休日の時、気分転換として、下駄を買い求めたのであった。

平素はビジネス・シューズで長い勤務時間を過ごし、
自宅ではサンダルを履いていたが、
何かしら下駄は心身の波長に心地よく、この時以来愛用している。

晩秋の時節から桃の咲く頃までは、黒の足袋(たび)を穿(は)いて、
この季節以外は、素足で下駄を履いているのである。

私の履いている下駄は、会津の高級な特選の桐下駄でなく、
程々の価格の下駄であり、三品を適度に履き分けている。

尚、私は買物、散策をする時の多くは、ウォーキング・シューズを履き、
歩き廻っている。




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