私は東京郊外の調布市に住む年金生活6年生の65歳の身であるが、
昨日の朝、素足で下駄を履きながら、庭に下り立ち、
花梨(カリン)、柚子(ユズ)の実は、黄色に色合いを深め、
紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は紫色に濃く深めていたのである。
そして、ときおり微風が吹くと、樹木の枝葉が微(かす)かに揺れ、
陽射しも揺らいでいる・・。
素足の足元に風が通り過ぎると、足袋を穿く頃だなぁ、と感じたりしたのである。
古人の言葉を借りれば、11月22日前後に『小雪』の時節と命名され、
雪が降りはじめる頃で、冬将軍が到来する時期である、と伝えられているが、
旧暦であり、私の住む地域は錦繍(きんしゅう)の情景となっている。
毎年、『勤労感謝の日』を迎える頃になれば、、
自宅の小庭、付近の遊歩道、小公園の落葉樹が、
紅色、朱紅色、淡い黄色、黄色に彩られる錦繍の華やかな情景のピークとなり、
この日を境に落葉が吹き寄せのように幾重にも重ねはじめ、
そしてイチョウのたわわな葉が黄色の色合いを深めて、
12月の初旬に落葉して晩秋から初冬に移り変わるのである。
私は居間に戻ると、
『XXちゃん・・今日から足袋を穿くょ・・』
と私は家内に云って、足袋を出してもらい、素足に足袋を穿いたのである。
そして、足が暖かくなり、思わず微笑んだりした。
私は自宅に居(い)る時は、殆ど下駄(げた)を履(は)いている。
主庭のテラスに下り立つ時、玄関庭の軒下、郵便受け入箱、
ときには駅前までの遊歩道を散策する時も履いたりしている。
私が現役時代の30代のなかば頃、
数多くのサラリーマンと同様な多忙な期間が続いた折、
休日の時、気分転換として、下駄を買い求めたのであった。
平素はビジネス・シューズで長い勤務時間を過ごし、
自宅ではサンダルを履いていたが、
何かしら下駄は心身の波長に心地よく、この時以来愛用している。
晩秋の時節から桃の咲く頃までは、黒の足袋(たび)を穿(は)いて、
この季節以外は、素足で下駄を履いているのである。
私の履いている下駄は、会津の高級な特選の桐下駄でなく、
程々の価格の下駄であり、三品を適度に履き分けている。
尚、私は買物、散策をする時の多くは、ウォーキング・シューズを履き、
歩き廻っている。
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昨日の朝、素足で下駄を履きながら、庭に下り立ち、
花梨(カリン)、柚子(ユズ)の実は、黄色に色合いを深め、
紫式部(ムラサキシキブ)のたわわな実は紫色に濃く深めていたのである。
そして、ときおり微風が吹くと、樹木の枝葉が微(かす)かに揺れ、
陽射しも揺らいでいる・・。
素足の足元に風が通り過ぎると、足袋を穿く頃だなぁ、と感じたりしたのである。
古人の言葉を借りれば、11月22日前後に『小雪』の時節と命名され、
雪が降りはじめる頃で、冬将軍が到来する時期である、と伝えられているが、
旧暦であり、私の住む地域は錦繍(きんしゅう)の情景となっている。
毎年、『勤労感謝の日』を迎える頃になれば、、
自宅の小庭、付近の遊歩道、小公園の落葉樹が、
紅色、朱紅色、淡い黄色、黄色に彩られる錦繍の華やかな情景のピークとなり、
この日を境に落葉が吹き寄せのように幾重にも重ねはじめ、
そしてイチョウのたわわな葉が黄色の色合いを深めて、
12月の初旬に落葉して晩秋から初冬に移り変わるのである。
私は居間に戻ると、
『XXちゃん・・今日から足袋を穿くょ・・』
と私は家内に云って、足袋を出してもらい、素足に足袋を穿いたのである。
そして、足が暖かくなり、思わず微笑んだりした。
私は自宅に居(い)る時は、殆ど下駄(げた)を履(は)いている。
主庭のテラスに下り立つ時、玄関庭の軒下、郵便受け入箱、
ときには駅前までの遊歩道を散策する時も履いたりしている。
私が現役時代の30代のなかば頃、
数多くのサラリーマンと同様な多忙な期間が続いた折、
休日の時、気分転換として、下駄を買い求めたのであった。
平素はビジネス・シューズで長い勤務時間を過ごし、
自宅ではサンダルを履いていたが、
何かしら下駄は心身の波長に心地よく、この時以来愛用している。
晩秋の時節から桃の咲く頃までは、黒の足袋(たび)を穿(は)いて、
この季節以外は、素足で下駄を履いているのである。
私の履いている下駄は、会津の高級な特選の桐下駄でなく、
程々の価格の下駄であり、三品を適度に履き分けている。
尚、私は買物、散策をする時の多くは、ウォーキング・シューズを履き、
歩き廻っている。
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