《・・ 松生クリニック・院長の松生恒夫さんは、
「腸に不調をかかえている人が、最近増えている」と語る。
腸内環境は、食べ物だけが原因ではなく、環境的な要因も考えられるという。
なんとなくお腹に張りを感じるという方は必見。
腸の機能を向上する「腸ストレッチ」を実践して欲しい。
☆お腹に張りをかかえている人が増えている
お腹が、ポッコリ出てしまうのは、「骨盤底筋の低下」だと、
広島大学大学院医系科学研究科講師で理学療法士、
『骨盤底筋の使い方』(池田書店)の著者でもある前田慶明さんは話す。
だが、それ以外に、便秘や腸内環境の悪化による代謝の低下、ガスだまりも、
下腹が出る大きな要因だ。
『専門医が教える 腸ストレッチでお腹スッキリ!』(マイナビ出版)などの著書がある、
松生(まついけ)クリニック院長の松生恒夫さんは、
最近、腸の不調を訴える人が増えていると語る。
「中でも多いのが『腹部膨満感(お腹の張り)』です。
もともと便秘症の人は、特に症状が強く出る傾向にありますが、
最近は便秘を抱えていなくても、お腹の張りを感じるようになった人が増えています。
これを『停滞腸』といいます」
☆腸は“第二の脳” ストレスで腸の働きが低下することも
腸は“第二の脳”ともいわれ、
腸内環境は、脳機能やストレスにも深く関与すると考えられている。
いつまでたっても終わらないマスク生活に異常な物価高など、
ストレスの原因を思い浮かべればキリがない。
こうした環境的な要因も、腸の不調を抱える人が増える
一端を担っていることは間違いないだろう。
松生さんによれば、腸は約2000もの神経で脳とつながっており、
互いに影響し合っている。
「腸は、副交感神経が優位なときに活発に動くため、
ストレスによって、交感神経が優位になると、働きが低下します。
その結果、腸内に、ガスがたまりやすくなる。
特にみぞおちのあたりに位置する『横行結腸』という場所にガスがたまると、
胃を圧迫して内容物が滞り、悪心や胸やけ、食欲不振などの症状につながります」(松生さん)
そして、その不快感は約2000本の神経を介して脳に伝わり、
さらに腸内環境が悪化する悪循環に陥る。
腸にガスがたまれば、腸の働きはさらに低下し、便秘がひどくなる恐れもある。
すると、頭痛や倦怠感、肌荒れ、肩こりなどにもつながりかねない。
☆内・外側からの腸管機能を上げる
ヨーグルトなど、食べ物で、腸内環境を整えるのも、もちろん有効。
だが、体の内側だけでなく、外側からもアプローチして、
腸管機能そのものを向上させることも重要だ。
ガスは、腸の屈曲した部分にたまりやすく、
特に大腸の右側の「上行結腸」にたまると、なかなか抜けにくい。
この上行結腸から、胃を圧迫しやすい横行結腸、下行結腸・・・
と順番にガスを手で、移動させて、体外に排出させることで、
腹部膨満感を解消し、腸の機能を向上させることができるのだ。
横になって行うことでリラックスできるため、腸のストレス解消にも役立つ。
☆寝たまま出来る「腸ストレッチ」
【1】左腕をまくらにして頭を支えながら寝そべり、右のわき腹を右手のひらで押す。
【2】あお向けになり、右手のひらで腹の右側から左側へ、押しながらなでる。
【3】右腕をまくらにして頭を支えながら寝そべり、左のわき腹を左手のひらで押す。
【4】うつ伏せになって深呼吸する。
出典:松生恒夫『専門医が教える 腸ストレッチでお腹スッキリ!』
☆日常から正しい「姿勢」と「呼吸」を意識すること
姿勢の悪さやストレスなど、内臓の不調の原因は、「体の外側」にある。
だからこそ、ストレッチで、外側から整えることも可能なのだ。
だが、せっかく整えても、同じような生活を続けていては、
すぐに元に戻ってしまう。
大切なのは、日常生活で正しい「姿勢」と「呼吸」に気をつけることだ。
整体師の片平悦子さんは、こう語ります。
「いすに座るときは、骨盤を立てることを意識してください。
うまく骨盤を立てるには、いすに浅く腰掛けてから、
“お尻歩き”をするように、後ろに移動して深く腰掛け、背もたれに寄り掛かりましょう。
そうすると骨盤が立ち、姿勢が安定します」
骨盤さえ安定していれば、猫背になることはなく、
猫背にならなければ、肩甲骨がズレることもない。
背筋が伸び、横隔膜ものびのびと動くことができる。
☆体を動かすことも習慣づけよう
広島大学大学院医系科学研究科講師・理学療法士の前田慶明さんは
「正しい姿勢を身につければ、骨や筋肉、内臓の衰えを
予防したり、遅らせることが期待できます。
でも、できるだけ座りっぱなしは避けて、
スマホやパソコンを使う時間は、できるだけ減らしてください。
エレベーターやエスカレーターではなく、階段を使うなど、
簡単なことで充分なので、体を動かす習慣をつけてほしい。
少なくとも、1日10回の深呼吸を」 と、話します。
かばんを持つ手を、日によって交互に代えたり、
骨盤底筋にダメージを与える、きつい補正下着を避けたりするだけでもいい。
もうすぐ師走。
寒さや忙しさ、食べすぎ、飲みすぎは毎年のことながら、
今年はいまだに油断ならない感染状況に値上げ問題など、
内臓にとっても、厳しい日々が続く。
クタクタに疲れた日もイライラする日も、ストレッチで内臓をいたわれば、
あなた自身の健康にもつながると、覚えておいてほしい。
☆教えてくれた人
松生恒夫さん/松生クリニック院長、
前田慶明さん/広島大学大学院医系科学研究科講師・理学療法士、
片平悦子さん/整体師
イラスト/勝山英幸 ・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、お腹のはりや胸やけは、”腸のガスだまり”、
そして腸のストレス解消にも役立つ『腸のストレッチ』4種類など、
多岐に及び、恥ずかしながら生まれて初めて、私は学んだりした。
この後、平素の『おなら』を少しでも減らしたく、
掲載されているイラストを見ながら、こっそりと『腸のストレッチ』を始めたりした。
やがて何かと不器用な私でも、『腸のストレッチ』に挑戦した・・。
しかしながら、恥ずかしながら身長169センチ、体重73キロ前後の小太りの私は、
うつ伏せになって深呼吸するストレッチは、苦手となったりし、独り微苦笑したりしている。
ストレス少し溜まっていて、お腹がぐるぐる。
そして今日下痢でした。
腸は大事ですね‼️
ゴキゲンにいきます
先程、貴女様よりコメントを頂いたことに気付き、
大変失礼を致しました。
初めまして・・。
>有難うございます!
>ストレス少し溜まっていて、お腹がぐるぐる。
>そして今日下痢でした。
>腸は大事ですね‼️
>ゴキゲンにいきます
たまたま私は学び、貴女様に少しお役に立てて嬉しい限りです。
コメントありがとうございました。
よろしかったならば、今後ともよろしくお願い致します。