夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

70歳を歩き始めた私は、昨今は健康寿命に意識を深めて・・。

2014-10-05 13:26:19 | ささやかな古稀からの思い
私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の身であるが、
過ぎし9月27日に古希(こき)と称される満70歳を迎えることが出来、
いよいよ70代入門が許された身かょ、と微苦笑したりしてきた・・。

私は中小業の民間会社に35年近く奮戦して、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職後、
その直後から多々の理由で年金生活を始めたので、早や年金生活は10年過ぎている。

世の中の数多く60代の諸兄諸姉は、人生の苦楽を重ねた後、
何かと安堵しながら、身も心も溌剌と過ごせる人生の黄金時代と称せられるゴールデン・イヤーズの中、
知人、友人から何かと嬉しい、楽しげな便りを数多く受けたりしてきた・・。

私も定年退職するまで人生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれながら、つたない言動も多く、
ときおり敗残者のように感じることも多く、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、
せめて残された人生は、ささやかに過ごしたいと思ったりした。

そして過ぎ去った60代の10年間の日々は、予期した以上に安楽な時代、と思い重ねたりして享受してきた・・。
          

私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭に築後36年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。

私より5歳若い家内も、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中で、年金生活を10年ばかり過ごしてきた中、
やはり『健康』、『生きがい』、そして程ほどの『お金』と深めて、
私たち夫婦はささやかな願いを叶えたりしてきた・・。

もとより健康でなければ、ささやかな願いも叶わないので、私たち夫婦は幸いに大病せずに、
今日に至っている。

こうした中で、私が会社時代の懇親会などに列席すれば、
早くも60代で亡くなった方を知ったりして、哀悼を深めたり、
或いは先輩の75歳前後にお逢いし、体力の衰えが明確となりヨボヨボした方に、
私は唖然として、70代のなかばになると、あのような容姿になるのか、と悲嘆したりした。

しかしながら一部の75歳前後の方たちは、心身溌剌とし、私は勇気づけられたりしてきた。
          
     

やがて70代となれば、体力の衰えを実感して、75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、
と専門家の人から数多く発言されている。

このように学んできた私は、これからの70代の日々の年金生活は、どのように過ごせるか、
と思案したりしてきた。

健康寿命と称される心身ともに自立し健康的に生活できる期間を保った後に、
悩ましい介護・要か大病などを得て、平均寿命まで長い困苦する時期が、数多くの方が体験されている。

最近の厚生労働省から、あくまで平均であるが、下記のように公表されている。
男性・・健康寿命(70。42歳)・・・平均寿命(79。55歳)・・・この間の期間(9。13歳)
女性・・健康寿命(73。62歳)・・・平均寿命(86.30歳)・・・この間の期間(12。68歳)

そして、この悩ましい期間はそれぞれの方は、どのように過ごされるか、
中には稀に心身ともに自立し、溌剌と長寿をされる方もいる。

或いは人生設計が大幅に変貌して、想定外の不幸にも『3B』と称せられる『ぼっち(孤独)』、『貧乏』、
そして『ボケ(認知症)』に苦難されるかも知れない。


こうして学んできた私は、何よりも健康でなければ、ささやかな願いも叶わないので、健康寿命が肝要だ、
と深めたりしてきた。
          

こうした中で、私が定年後から愛読している【ダイヤモンド・オンライン】から、
『今話題の「健康寿命」ってナニ?世界一の長寿国・日本の意外と長い“不健康寿命”』
ど題して、10月3日(金)に公開した配信記事を精読した。

寄稿文を綴られたのは、ダイヤモンド編集長・原英次郎さんであり、無断ながら転載させて頂く。
《・・
●日本人の平均的な「不健康な期間」 男性9.13年、女性12.68年

最近「健康寿命」という言葉を、よく耳にするようになりました。
よく知られている「平均寿命」とは、どう違うのでしょうか。

平均寿命はその時の0歳の人が、その後どれくらい生きるのかを示しています。
これに対して健康寿命は、2000年にWHO(世界保健機構)が提唱した概念です。

厚生労働省の定義によれば、
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」のことを言います。
要は、日常的に介護などのお世話にならず、自立した健康な生活ができる期間のことです。

ということで、当たり前のことながら、平均寿命と健康寿命には差があります。
厚労省の調査によれば、我が国の場合、男性の平均寿命が79.55歳、健康寿命が70.42歳、
女性が86.30歳と73.62歳となっています(2010年)。

平均寿命と健康寿命の差が、日常生活に制限のある「不健康な期間」で、
男性は9.13年、女性は12.68年となっています。

みなさんの実感と比べてどうでしょうか。案外、長いと思いませんか。
この両者の差を縮めることは、国の目標にもなっています。
          

●「幸せな老後」と「持続可能な社会」のため 健康寿命を延ばすことが必須

では、なぜ健康寿命を延ばし、平均寿命との差を縮めることが重要なのでしょうか。
もちろん第一は、個人が幸せに老後の生活を送るためです。
多くの人は自らの最後の姿として、「ピンピンころり」を望みますが、
そのような最期を迎える人は多くありません。

ですから、いくら平均寿命が延びても、不健康な期間が延びるだけでは、
本人はもとよりお世話をする家族の心身両面の負担が重くなってしまいます。

ましてや少子化と相まって、家族の形がすっかり変わったいま、
家族の負担はますます大きなものとなっています。

加えて、社会全体で考えても、急速な高齢化が進む日本にあっては、
不健康な期間が延びると、介護費用、医療費用が膨大なものになってしまいます。

ご承知のように、現在、年金、介護、医療などの社会保障は
現役世代(20歳~64歳)2.4人で一人の老齢者(65歳以上)を支える「騎馬戦型」となっています。

これが2050年に、現役世代1.2人で1人を支える「肩車型」になると予想されているのです。
ごく大雑把にいって、現役世代の5割を保証しようとすると、
現役世代はお給料の半分50%を社会保障に回さないといけなくなります。
このような社会は持続可能とは思えません。

だからこそ一人一人が自立した幸せな老後を送るためにも、日本の社会を維持していくためにも、
健康寿命を延ばして平均寿命との差を縮めることはとても重要なことなのです。

厚労省が対策に重点的に取り組むべきとして指定している疾患は、
「ガン」「脳卒中」「急性心筋梗塞」「糖尿病」「精神疾患」の5種類で、5大疾病と呼ばれます。
健康寿命を延ばすには、治療も大事ですが、食生活やエクササイズなど、
若いころからの生活習慣の改善がとても大切です。・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。
          
          

私たち夫婦は、過ぎし4年前の頃から、大病やケガで多額の医療費が要した時は、
「高額療養費制度」を活用させて頂く、と話し合ったりしてきた。

何かしら手術や治療で、月に100万円かかることになったとしても「高額療養費制度」を利用すれば、
実際の負担額は月9万円を超えることはない。
100万円の医療費のうち、70才未満なら、まず3割が自己負担なので、窓口で支払うのは30万円。

さらに「高額療養費制度」を利用すると、1か月の医療費が約9万円を超えた分については、
加入する健康保険に申請すると、払い戻してもらえる。つまり、約21万円が後から戻ってくる。
                    
こうした「高額療養費制度」を学び、何よりも高齢者に頼りになる制度、と私は信愛している。
         

私は66歳の時に健康診断の時に糖尿病と診断され、青色吐息となる中、
食事の改善とひたすら歩いて何とか克服してきたので、
糖尿病の再発防止もさることながら、何よりも怖いのは認知症であり、
もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
自宅の周辺3キロ範囲の公園、遊歩道などをひたすら歩くことが多くなっている。
          
 
こうした中で、私は定年退職するまで何かと悪戦苦闘することが多かった為か、
これ以上は悪化しないと、年金生活を10年間過ごす中で、プラス思考を深めたりしてきた。

そして良き人生の知恵も学び、或いは悪しき知恵も学び、
定年退職するまでの半生は敗残者のような人生航路を歩んできた私でも、
人生体験は私なりに豊富と思ったりしている。
           

    
こうした経験から70歳以降の人生は、体力の衰え実感させられる中、
もとより健康も大切であるが、
『生きがい』、『気力』あるいは『意欲』があれば、晩年期は、その人なりに充実した人生になる、
と思いながら、70代の初めて日々を過ごし始めている。

 
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