私は東京郊外の調布市の片隅に住む年金生活の68歳の身であるが、
本日の午前中のひととき、歯の治療の為に小田急線の『喜多見』駅の近くの歯科医院に予約していた。
私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、
過ぎし6日に梅雨明けとなった後、連日35度前後の酷暑となり、
平素の買物専任者の私は独りでスーパー、専門店を往還しながら、
熱いじゃないの、と何かと暑さに苦手な私は、ため息をしたりした。
こうした思いがあったので、今朝も地元の天気情報をネットで見たりしていた。
朝の6時は22度、昼下りは31度前後、夕方の6時は27度前後、
朝夕は曇りとなりますが、日中は快晴となります、と報じられていた。
私は35度前後だったならば、熱中症を避けるために路線バスの冷気に甘えて駅前までバスに乗車しょう、
30度ぐらいだったならば、いつものように近くに野川流れている両岸に遊歩道があり、
この道を20分ばかり歩いて行こう、と思ったりしていたのであった。
この後、玄関の軒下に下り立つと、昨今としては稀(まれ)に、朝涼を感じて、私は微笑んだりした。
私は9時半過ぎに家を出て、野川の遊歩道を歩き始めると。
まもなく木槿(ムクゲ)の花を見かけ、私は足を止めて見惚(みと)れた・・。
この後、隣接した公園の中に向かう入口に、百日紅(ヒャクジッコウ)の花を観かけたり、
私は足を止めてしまった。
猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている樹木の夏の花のひとつである。
、
私の住む地域では、平年ならば7月の中旬の頃から、秋にかけて長い期間に彩(いろど)い、
路線バスも走る大通りの歩道には、街路樹として淡紅色、純白の花が彩(いろど)っている。
古人の人たちは、夏の季節に百日も咲き続けると称して、百日紅(ヒャクジッコウ)と命名した、
と私は何かの本で読んでいた。
遠い昔の60数年前の頃、私の生家にも百日紅(ヒャクジッコウ)の大きな樹木があり、
私の小学生の頃には、夏休みの時などは、木登りをしたりした。
父の妹の叔母達からは、
『猿(サル)も滑るくらい・・つるつるした樹だから・・気をつけるのよ・・』
とたびたび言われたした。
毎年、この淡い紅色の花が咲く頃、夏休みが近づいてきた、と思いながら、
夏休みの期間を見守り、初秋の台風の季節まで咲いていた。
ここ数年、散策などでこの花に出逢うと、私は小学生の頃を思い馳せたりしている。
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2004年の秋に定年退職を迎え、デジカメを記念品として夏に買い求め、
初めて撮った写真の一葉が、偶然にも百日紅(ヒャクジッコウ)の樹木を撮ったりした。
私の住む調布市では、市の花として、
この百日紅(ヒャクジッコウ)が指定され、淡紅色、純白の花が街路樹などで彩っている。
こうした時、暑い夏は何かと私は苦手であるが、
この淡紅色の花を眺めたりすると、思わず微笑(ほほえ)んだりすることが多い。
このようなことを思い浮かべたりして公園の中を歩いたりした。
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そして、先ほど観た猿滑り(サルスベリ)の花が心の片隅に残影していた為か、
俳句の素養のない私でも、
さるすべり 熱き日々の中 彩(いろど)りけり
と拙(つたな)い一句を詠(よ)んだりした。
この後、字余りかしら、と苦笑してしまった。
そして歯科医院の予約時間が迫ってきたので、私は駅前に急いだりした。
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本日の午前中のひととき、歯の治療の為に小田急線の『喜多見』駅の近くの歯科医院に予約していた。
私の住む世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は、
過ぎし6日に梅雨明けとなった後、連日35度前後の酷暑となり、
平素の買物専任者の私は独りでスーパー、専門店を往還しながら、
熱いじゃないの、と何かと暑さに苦手な私は、ため息をしたりした。
こうした思いがあったので、今朝も地元の天気情報をネットで見たりしていた。
朝の6時は22度、昼下りは31度前後、夕方の6時は27度前後、
朝夕は曇りとなりますが、日中は快晴となります、と報じられていた。
私は35度前後だったならば、熱中症を避けるために路線バスの冷気に甘えて駅前までバスに乗車しょう、
30度ぐらいだったならば、いつものように近くに野川流れている両岸に遊歩道があり、
この道を20分ばかり歩いて行こう、と思ったりしていたのであった。
この後、玄関の軒下に下り立つと、昨今としては稀(まれ)に、朝涼を感じて、私は微笑んだりした。
私は9時半過ぎに家を出て、野川の遊歩道を歩き始めると。
まもなく木槿(ムクゲ)の花を見かけ、私は足を止めて見惚(みと)れた・・。
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この後、隣接した公園の中に向かう入口に、百日紅(ヒャクジッコウ)の花を観かけたり、
私は足を止めてしまった。
猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている樹木の夏の花のひとつである。
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私の住む地域では、平年ならば7月の中旬の頃から、秋にかけて長い期間に彩(いろど)い、
路線バスも走る大通りの歩道には、街路樹として淡紅色、純白の花が彩(いろど)っている。
古人の人たちは、夏の季節に百日も咲き続けると称して、百日紅(ヒャクジッコウ)と命名した、
と私は何かの本で読んでいた。
遠い昔の60数年前の頃、私の生家にも百日紅(ヒャクジッコウ)の大きな樹木があり、
私の小学生の頃には、夏休みの時などは、木登りをしたりした。
父の妹の叔母達からは、
『猿(サル)も滑るくらい・・つるつるした樹だから・・気をつけるのよ・・』
とたびたび言われたした。
毎年、この淡い紅色の花が咲く頃、夏休みが近づいてきた、と思いながら、
夏休みの期間を見守り、初秋の台風の季節まで咲いていた。
ここ数年、散策などでこの花に出逢うと、私は小学生の頃を思い馳せたりしている。
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2004年の秋に定年退職を迎え、デジカメを記念品として夏に買い求め、
初めて撮った写真の一葉が、偶然にも百日紅(ヒャクジッコウ)の樹木を撮ったりした。
私の住む調布市では、市の花として、
この百日紅(ヒャクジッコウ)が指定され、淡紅色、純白の花が街路樹などで彩っている。
こうした時、暑い夏は何かと私は苦手であるが、
この淡紅色の花を眺めたりすると、思わず微笑(ほほえ)んだりすることが多い。
このようなことを思い浮かべたりして公園の中を歩いたりした。
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そして、先ほど観た猿滑り(サルスベリ)の花が心の片隅に残影していた為か、
俳句の素養のない私でも、
さるすべり 熱き日々の中 彩(いろど)りけり
と拙(つたな)い一句を詠(よ)んだりした。
この後、字余りかしら、と苦笑してしまった。
そして歯科医院の予約時間が迫ってきたので、私は駅前に急いだりした。
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