初日のディナーには「割烹 露瑚」(かっぽう ろこ)![Aicon339 Aicon339](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/aicon339-389b8.gif)
![IMG_6259](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_6259_thumb.jpg)
高瀬川一之船入からも近いこちらのお店は、木屋町通から細い路地を入った
突き当たりになります。
![IMG_4364](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4364_thumb.jpg)
築100年の歴史のある宿を改装されているというだけあって風情が感じられます。
予約時間は19時。案内されたお部屋は奥の2名用の個室。
2名での利用で最も評判の良いお部屋とのこと。
![IMG_4365](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4365_thumb.jpg)
お部屋の入り口から向かって正面の窓を開けてみると、鴨川に向かって川床が
できていました。
京都の川床は5月からとのことですが、もう準備はできているのですね。
なるほど、この眺めは絶景だわ。評判のよいお部屋という理由が納得できました。
![IMG_6256](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_6256_thumb.jpg)
お料理は夜のコースで7350円と10500円があります。
予約時に、7350円のコース料理で申し込んでおきました。
ちなみにお店では、お品書きは出されませんでした。
やはり京都ではお品書きは出ないのが一般的なのかしら?
しかし、今回はお店の前に7350円のコース料理メニューが出されていましたので、
参考までに撮影させていただきました。
![IMG_4378](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4378_thumb.jpg)
まずは、桜湯(さくら湯)を。
![IMG_6238](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_6238_thumb_3.jpg)
ドリンクのお品書きはありました。
![IMG_4390](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4390_thumb.jpg)
ビール。生ビール(サッポロ黒ラベル)@700(中)と@500(小)
先付。
表のメニューには、鯛 桜蒸しとなっていましたが、献立は日々変更とのこと。
本日は甘海老。下にはもち米を蒸したものに桜の葉、海老の味噌餡。
上には海老の殻を4日ほど干したものがふりかけられていました。
細やかな仕事がなされている先付です。
![IMG_6240](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_6240_thumb_1.jpg)
椀。
からすみしんじょう。
芳醇な鰹出汁が香り、上品でふくよかな味わいです。
しんじょうの中にはからすみが細かく刻まれて入っていました。
![IMG_4444](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4444_thumb.jpg)
造。
天然物 二種。 鯛、白甘鯛、とり貝。
白甘鯛はしっとりとした身の食感。噛み締めると甘みを放ち次第にとろけて
いくようです。これに比べると、鯛は白甘鯛よりも淡白に感じてしまいますが
噛むほどにしっかりとした甘みと旨みが広がります。
とり貝も鮮度良し。貝独特の嫌なにおいはなく、歯応えはシコシコもちもち。
刺身のツマにはミョウガ入り、醤油も甘くありません。
![IMG_4446](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4446_thumb_1.jpg)
日本酒。立山@800×2と伏見 旭@1000を注文。
八寸。
左から、鯛の子煮凍り、白魚と木の芽油、一寸豆、鯛このわた和え、飯蛸。
上品できめ細やかな煮凍り、軽い塩味の白魚と木の芽油、茹で加減も塩の
加減も申し分のない一寸豆、鯛のこのわたはくさみもなく、飯蛸は素材の
持ち味を生かしつつはんなりとした味付け。
食感と味の変化をつけながら、春という統一感を八寸で表現しているかのようです。
![IMG_4481](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4481_thumb_1.jpg)
そんなことを言いながら食事をしていると背中が寒いぞっ。
と思って障子を開けてみると!あっ川床に出れるのかしら。
![IMG_4486](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4486_thumb.jpg)
灯篭がところどころに灯り、趣があります
この川床の景色が先ほどの正面の窓から見たところまで続いているのです。
さすがにこの時期、まだ冷えます。見学に外には出ませんでしたが、
川床(準備段階?)というものをはじめて見た私にとっては、雰囲気を味わえた
ようでちょっぴり得をした気分でした。
焼。
桜鱒幽庵焼き。添えられた菜の花の上にからすみを粉状にしたものがふりかけ
られています。 桜の葉の香りがほんのり香り、桜鱒はしっとりふっくらです。
![IMG_4548](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4548_thumb_1.jpg)
箸休。
新もずく、雲丹。 きめの細かいもずくで、とろとろです。酢加減も上品。
![IMG_4557](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4557_thumb_1.jpg)
蒸。
若筍とホタルイカ。 オーソドックスなものでも間違いのない安定感があります。
少し辛味を感じたのですが、詳しくは不明。
口直し。
セロリシャーベット。
セロリの苦手な方にはわかられると思いますが・・・と出されたのですが
まったくわかりませんでした。
爽やかな甘さがあって、美味しい。お替りしたいくらいです。
香の物。 好物のちりめん山椒だっ。
飯。
時雨御飯と湯葉の赤出汁。
時雨御飯は魚の中落ちを入れて炊かれたものだそうです![crown04.gif](http://kuchikomi.gnavi.co.jp/diary/1243008871/image/b4a3d3fe72-thumbnail2.gif)
うまい うまいっ。 お腹が一杯になってもコレは残せません!
湯葉の赤出汁も、とんがったところはなくとてもまろやかで、京風とはこういうもの
なのかと大満足です。
![IMG_4640](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4640_thumb.jpg)
水物。
選べるデザートは4種類ありました。
- 黒蜜のアイスクリーム
- 黒豆のアイスクリーム
- 柚子のシャーベット
- 梅酒のゼリー
この他にブラッドオレンジソースの上にクリームとすだちシャーベットがのせられたもの
(写真上左)がセットになります。
選んだデザートは黒蜜のアイスクリーム(写真上右)
黒蜜の香りと甘さがと~ても優しい![W04 W04](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/w04-df743.gif)
![IMG_4636](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4636_thumb.jpg)
水物。
こちらは黒豆のアイスクリーム(右)を選びました。
黒豆の香ばしさが残るアイスクリーム、うん!美味しい![W04 W04](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/w04-fbe49.gif)
ブラッドオレンジソースの上にクリームとすだちシャーベットは、かき混ぜて
いただくとリキュールがはいっているのか?濃厚な大人のデザート。
甘さ、酸味、香り、コクが絶妙なバランス。しかも最終的には和を感じさせる
奥行きのあるデザートでした![Yahho01 Yahho01](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/yahho01-6e93a.gif)
![IMG_4627](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4627_thumb.jpg)
チビーズ達も大満足。どれから食べようか迷っちゃうね。
時計を見るとかれこれ3時間、ゆっくりお食事をさせていただけました。
お会計ですが、2人で、上記お料理とお酒で合計18700円なり~。
お会計時に満足度が決まると思います。
お値段以上のものを提供していただけたように思えました。
![IMG_4350](http://yumeirotansaku.up.seesaa.net/IMG_4350_thumb.jpg)
御食事の合間の雑談で「昨年秋に予約をとろうとしたところいっぱいで入れなかった
のですよ。」と接客の方に申し上げたところ、お店を出るにあたり板前さんも
玄関先までご挨拶に出ていらっしゃって丁寧なご挨拶をいただけました。
最後までおもてなしの心を大切になさってくださり、好印象です。
さんくす(*^・^)ノ
旅先ですが、割烹満足度数は、★★★☆ 消極的に大好きです。
割烹 露瑚
〒604-0961 京都府京都市中京区木屋町二条下ル押小路東露地奥
TEL 075-212-0297
営業時間/ 11:30~14:00(L.O.12:30) 17:30~22:00(L.O.20:00)
定休日 月曜日