みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

中華ダイニング高格(コウカク) 神田

2016-05-20 | 中国料理(上海料理)寧波

中華ダイニング「高格」 再訪

アラカルトで数品注文しますが、以前記録した料理の細かい記録は省きます。

油焖笋(筍の醤油煮)、绍兴酔鸡肉(酔っ払い鳥)。

今回ははじめて、晩酌セット@980をお願いしました。

ビールと前菜2点盛りを組み合わせた内容で、これはお店の味を知ってもらおうという試み。

客側で前菜は選べませんが、味は安心してお任せできるものばかりですから無問題。

このお値段で、ボリュームも優秀なお得なセットです。

咸蛋黄焗南瓜(揚げカボチャの卵黄包み)@880

揚げたカボチャを咸蛋(塩タマゴ) の黄身をベースとしたソースに絡めあわせたものですが、

香り良く、カボチャのほっくりとした甘さと咸蛋の黄身の塩気とコクが絶妙な塩梅で調和を成す1品。

(ノブロー) いもくりなんきんは女子の好物で、男子はあまり好まねえと聞くけんど、

こいは甘じょっぱさに加え、コクが旨みになってるで、おつまみにもなるだよ。

本場感あるに、油っこさのダメージがないのもシェフの技量の高さ、あればこそだな。

上汤娃娃菜(白菜スープ煮込み)@880

オーナーのリンさんのお話では最近メニューに加わった料理とのこと。

ベースの上湯に咸蛋を使いベビー白菜を煮込んだものですが、訪問時メニューには

「上汤娃娃菜」として表記されていたので、日本的な考えかもしれませんが、客側では

単なる白菜スープ煮込みで認識されスルーする可能性も考えられる。

勿体ない、もっとプッシュしなくっちゃ。

出過ぎたことかもしれませんが「咸蛋」の文字を入れたほうがよいのでは?

と意見を述べてしまったわ。

私も連れもですが「咸蛋」を使う料理が好きな方は多いはずですからね。

柔らかく煮込まれた白菜の上には、さらに刻んだ咸蛋と干しエビを配置。

この干しエビも白菜から出る水分を考えて調整しているので、程よく塩気と香ばしい風味が

プラスされ咸蛋のコクと相まって、味のバランスは妙妙。味の重ね方が上手です。おすすめ!

干し筍と角煮の煮込み@980

オーダー後、シュシュという独特のサウンドが厨房から聞こえたので圧力鍋を使って

いるのかしら。ウキウキわくわく出来上がりを待つ。

皮つきの豚バラ肉は、もう少し脂部分がとろっとした方が好みですが、干し筍のもつ

乾した旨味がしみこんで、ご飯のおかずにも嬉しい味わい。

また、リンさんは味の濃さを心配していたようだけれど、嫌なしょっぱさは全く感じられず、

角のないまろやかな味だから自然と箸が進みました。

(ノブロー) 以前と比べ、メニューの品数も増えたよな。日々研究してるんだ思うよ。

咸菜肉丝面(高菜と豚肉のラーメン)@880

ようやく食べれる高菜のおそば。実は当店に通う飯友さんから「美味いんだ」という情報を

教えてもらい、次こそ私も食べようと自身の宿題にしていたのです。

具材は、高菜、細切りの豚肉、タケノコ、刻みネギ。

高菜は漬けたようなきつい酸味、えぐみ、苦み、がなく、口にするとアオサのように

ふわっと広がり軽やか。味付けも高菜のほのかな塩気と旨味を生かした塩加減で

調味され、淡く柔らかな口当たり。食べていて嫌味がないからするするといただける。

通常でイメージできる高菜入りの麺とはベツモノのよう。なるほど、これは美味いわ。

私も食べれて往生できました。

 

ほかに酒は、生ビール(モルツ)@540×2、唐宋10年 伝統型(タンソン)ボトル@3,500、

ボトルワイン@3,500などで

Hand01会計は、1人当たり6,000円(千円未満四捨五入)

さて、飲兵衛さんには悲しいお知らせですが、当店、お手頃価格のワイン@2,000が終了。

お酒のメニューを入れ替え中だそうです。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

 

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中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン)  中目黒

2016-05-04 | 中国料理(上海料理)寧波

中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン) 再訪

2名で予約し、案内を受けたのは1階中ほどのテーブル席です。

テーブル・セッティングは夜仕様。基本は同じなのですが、ペーパーナプキンは取り皿の上に。

また、着座後、供されたおしぼりは、使い捨ての紙ではなくタオル地でした。

ドリンクは生ビール@700×2から白ワイン@3,500×2へ進行。

ワインはテーブルサイドでワインクーラーをセットし、冷やしてもらえます。

料理選びに先んじて、卓にサーブされたのが、広尾「JASMINE」のにも登場する

お通しの青海苔カシューナッツ。ちょっぴりスパイシーで酒のつまみにもってこいです。

先日お邪魔したばかりですが、再訪を決めたのには理由があります。

前回、4月末日まで有効な前菜4種サービスのカードを、店の入口近くに見つけ、

いただいていたから。オープン記念ということなのでしょうから、お気持ち程度の前菜が

店のセレクトでちょこっとずつ出されるものだと思っていたら、グランドメニューの

前菜一部(8種)の中から4種類を選べるというのです。

同行者とさっそく作戦会議。そのうえでチョイスしたのがこちら。

1.招牌口水鸡(よだれ鶏 蒸し鶏の香りラー油)

半年ぶりに会う友人が真っ先に関心を示したのはJASMINE名物のよだれ鶏。

味のクオリティは前回と変わらず高い。

2.蜜汁脆银鱼(白魚の香り揚げ スイートチリソース風味)

からっと揚げたサクサク食感の白魚を甘みの強いマンゴーに合わせ、スイートチリ風味の

タレを絡めた女性にも喜ばれそうな、マイルドな味のおつまみです。

3.香醇鴨双样(フォアグラとアヒルのタン 紹興酒糟漬け)

説明によると、紹興酒の酒粕から作る糟滷というタレに漬け込んだものだそう。

ほんのりとした独特の甘みがあり、他の前菜とは一線を画す甘美な味わい。

4.香茜拌豆干(押し豆腐とパクチーの胡麻油和え)

食感のアクセントには松の実。

今回は、若干、塩の見切りがあまく、そのため、のっぺらとした味の印象を受けた。とても惜しい。

 

以上、計4種のサービス前菜は、多すぎず少なすぎず、丁度良いボリュームで楽しめました。

オープン記念に感謝だわ。しかし、さすがにこれだけで、終えるわけにはいきませんから、

メニューをもらい、アラカルトチョイス。

紫苏炒鱿花(アオリイカの青紫蘇、青山椒炒め)@2,200

ランチコースで食べ損ねたため再チャレンジ。

この日は状態も納得できるものだったのでしょう。スムーズにオーダーが通りました。

アオリイカの青ジソ炒めは、白金台「四川」さんのスペシャリテとしても知られる料理ですが、

当店のものは、少し様相が違います。

アスパラを合わせ、サイドには素揚げの大葉を添えたビジュアル。

主観ですが、盛り込み過ぎ感は否めず。私は、もっとシンプルなものを期待していたのです。

(ノブロー) こいが当店のカラーなんだよ。ごちゃごちゃ言うなら、おめ、退場な。

アオリイカは、火入れの妙で、もちもちと柔らかく、青ジソの風味が口いっぱいに広がった。

私が求めたものと、調味の塩梅で少しズレがあり、目が覚めるような、とまではいきません

でしたが、まずまずの手応えで、食べれたことで自身は往生しました。

久しぶりの友人と話が弾み、すっかり飲みモード。彼女もいける口なのです。

スタッフさんの提案により、シェフに白ワインに合わせた軽いつまみを2品作ってもらえました。

グランドメニューに存在するものかは不明ですが、まず1品はチシャトウの和え物(1,000円)。

瑞々しく爽やかな色合いのチシャトウを青山椒で和えたもので、あっさりテイスト。

シャキシャキとした歯触りが魅力的です。

もう1品はレンコンの香り揚げ(1,000円)。

仕上げに塩がかけられていますので、カリカリさくっと楽しめて味も良く、ワインと好相性。

お客様の利用状況を見て、柔軟な提案ができ、シェフとの連携力も優れた、

気の利くスタッフさんは店にとって強力な戦力であり、財産ですね。

本当にありがとうございます。

 

会計は、テーブルチャージ@350×2を含め、テーブルチェックで、

Hand01 1人当たり7,000円(千円未満四捨五入) 今宵も見事な酒豪ぶりであります。

通常メニューも良いのですが、シェフの技量はリクエストをすることで、その真価を発揮する

ように思います。また、お得意とする中国江南地方の郷土料理も要チェックです。


JASMINE 憶江南(イージャンナン)

東京都目黒区東山1-22-3

TEL   03-6303-1927

営業時間/  11:30~15:00(L.O.14:30)18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日/   無休

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Shanghai Dining 状元樓(ジョウゲンロウ) 自由が丘店

2016-04-23 | 中国料理(上海料理)寧波

Shanghai Dining 状元樓」(ジョウゲンロウ) 自由が丘店。

横浜中華街のメイン通り(中華街大通り)に本店を構える「状元樓」の支店。

場所は、自由が丘駅の正面口にあたるロータリー側より徒歩2分ほど。

飲食店などが立ち並ぶ小路に面し、昼時はオープン前から自由が丘マダムが列をなす人気店です。

某日は私も一人飯で平日ランチ参戦。

入ってすぐの位置にレジがあり、マネージャーさんらしき男性から指示を受け、2名様用に

卓をレイアウトした奥のテーブル席へと歩を進めた。

店内は古き良き上海をイメージした洋館の造りで、ぐるなびによると、総席数は65席だそう。

テーブル・セッティングは、取り皿、レンゲ、箸(横置き)、茶呑み茶椀。

着座後には、タオル地のおしぼり(直置き)と、ティーポットで中国茶のサービスがあり、

同時に、ランチメニューとアラカルト用のグランドメニューも置いてもらえたので、両方を見比べる。

結果、一人飯だし、また平日限定の恩恵を受けられるランチメニューからチョイスしたほうが

良さそうであると判断。

最もリーズナブルなものは1,080円(税込)で提供されていましたが、選べる主菜に食べたい

ものがなく、麺飯がハーフサイズでいただけるものも同様で、組み合わせがピンとこない。

さんざん悩んだあげく決めたのは、麺・飯セットから。

当該セットには、本日のスープ(飯類のみ)、燒賣、自家製お漬物、フルーツ入り杏仁豆腐付き。

まずは、デザート以外の副菜が一斉に運ばれてきました。

この日のスープはグリンピースで、漬物は短冊状に切られた醤蘿蔔(醤夢ト)。

燒賣は下味がついているらしく、このままで食べれますが、尻がどでんと座り、待ちくたびれ感ひしひし。

ランチタイムを見越してのことと思いますが、ジューシーさにも欠け、残念ながらひと口目で辞退。

牡蠣の黒醤油チャーハン@1,520(税込)

久しぶりに老抽(中国のたまり醤油)を使った炒飯が食べたくなりオーダーしましたが、これは手痛い。

具材には、衣をつけて火を通した牡蠣、枝豆、松の実、刻みネギなどが使われていますが、

茶褐色に輝くチャーハンは、色こそ違えどイカスミリゾットに近い、湿り気のある様相。

黒醤油のコクや風味よりベタつき感が勝り、オイリーでくどさが残り食が進まず。

スープが、中華系のあっさり味であれば助かるのですが、天は味方せず、この日のスープとも

相性が良くない。副菜でよりどころになれるのは、醤油味のぱりぽり醤蘿蔔だけであります。

お茶をがぶがぶ飲みながら立ち向かうも、ついにはレンゲがストップ。

たいへん心苦しいのですが、半分も食べれず、辞退することになりました。

 

すると、皿を下げに来たスタッフさんが驚いた様子で、(料理に)何か問題があったのか、

と聞いてくるのです。

席の間隔も狭く、隣にお客様がいらしたので、理由を述べるのもためらわれましたが、

その真摯な対応に押され、

「ごめんなさい。ちょっと、くどくて、口に合いませんでした。」と告げると、

「たいへん、申し訳ありませんでした」と言うのです。

フルーツ入り杏仁豆腐

「お口直しにさっぱりと、フルーツはパイナップルとメロンです」

ひし形カットの杏仁豆腐がサーブ。

レジでの会計時、おそらくスタッフさんから報告をうけたのでしょう。

マネージャーさんらしき男性から、

「本日は申し訳ございませんでした。ぜひ、また他の料理にもチャレンジなさってください」と

言葉をかけてもらい、茶葉をお土産にいただきました。

そんなつもりはなかったのに(汗)。

私の味覚だって絶対ではないし、ひょっとしたら自身の体調によるもので、普段以上に

過敏になっていたのかもしれない。お気遣いに感謝です。

正直なところ、さっきまで、マイナスイメージを持っていたのですが、印象ががらりと180度の転換。

心ある素晴らしい接客対応は、ピンチをチャンスにさえ変えたのです。

さすが、上海料理の老舗と銘打つ「状元樓」の支店。

至極、まっとうな店であり、もてなしの心に人気の所以を感じました。

 

Shanghai Dining 状元樓 自由が丘店

東京都目黒区自由が丘1-29-17 持田ビル1F

TEL   03-3718-8833

営業時間/  ランチ   月~日 11:30~16:00(L.O.15:30)
            ディナー 月~木・日 17:00~22:30(L.O.22:00)
            ディナー 金・土・祝前 17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日/   年中無休

Shanghai Dining 状元樓 自由が丘店上海料理 / 自由が丘駅奥沢駅九品仏駅

 

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京華飯店 (キョウカハンテン) 大森

2016-04-22 | 中国料理(上海料理)寧波

上海中華料理「京華飯店」 (キョウカハンテン)

最寄駅は大森。山王口側より徒歩15分ほど。ジャーマン通り沿いに店を構える山王の老舗店である。

一人ランチで初訪問。

スタッフさんのお好きな席にどうぞ、という言葉を受け、入口に近い4人掛けテーブル席に着く。

店内は、テーブル席のみでレイアウトされ、堅苦しすぎず、安っぽすぎず、住宅地という

ロケーションには塩梅の良い中国料理店空間で、構造上、窓のない暗さはシーリングライトでカバー。

隣の席との間隔も十分ですから、圧迫感がなく、落ち着いて食事ができそうです。

テーブル・セッティングは、箸置き、ロゴ入り箸袋に入った中華箸、茶杯、メニュー。

ビニールクロスを敷いた卓上には、醤油、酢、胡椒、爪楊枝が完備され、着座後には、

業務用タオルおしぼりが袋のまま直置きされ、ティーポットで中国茶がサービス。

ランチメニューを添えたメニューの束を手に取り検討。グランドメニューからも選べましたが、

初回はリーズナブルな、「京華飯店のランチ」(1,000円+税)A.Bの2択よりチョイスしました。

麻婆春雨@1,080(税込)

当該ランチは、副菜、ご飯(お替わり可)、スープ、デザート付。

メインの麻婆春雨をサーブするタイミングに合わせて、デザート以外のランチメンバーも登場。

個々についての説明はありませんでしたが、ご飯のお替わりについては言葉を添えてもらえました。

副菜は、白身の刺身をサイドに据えたあっさり味のサラダと、細切りにした大根の漬物。

主菜がしっかり濃い味だから、薄塩仕立ての漬物はバランスがよく、食事を進行するうえで

頼もしいアシスト役になる。

緩くとろみをつけた醤油味ベースのスープには、細長く切り揃えたキクラゲ、タケノコ、豆腐が

たっぷり入り、おかず力を有しているので、これも前途有望。

というのも、麻婆春雨の具材は挽肉と春雨のみのシンプルなもの。

それも春雨のボリュームに比して挽肉の量が少ないのです。

私の場合、春雨一途でいられず、途中で、浮気心が起きるのは必至。

そんなとき豊富なスープの具材が役立つのです。

肉の旨味とピリ辛スープを吸い込んだ春雨は、ご飯にのせることで威力倍増。

白飯を包むとろんとした春雨のウマ辛さがたまらない。

魅惑のダブル炭水化物祭りを展開しつつ、スープの具材をつまんで食傷を回避するのであります。

(レンタロー) ごめんよお。デザートはオレンジだったけんど、食いしん坊の管理人が

写真を写す前に食うてしまったんだ。あと、ティーポットの茶も差し替えてくれたよ。

副菜やスープにも神経が行き届き、主菜のボリュームもたっぷり。

クラシカルで無理に背伸びをしない味わいが、昭和中華の滋味を感じさせ、

舌に馴染みました。次は炒飯にチャレンジしてみようかな。

 

京華飯店 (キョウカハンテン)    

東京都大田区山王1-43-1

TEL   03-3772-6541

営業時間/  11:00~14:00 17:00~22:30

定休日/   木曜日          -店舗情報「食べログ」より- 

京華飯店上海料理 / 大森駅馬込駅

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中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン)  中目黒

2016-04-20 | 中国料理(上海料理)寧波

中華香彩 JASMINE 憶江南(イージャンナン)

当店は、広尾の「中華香彩 JASMINE」の姉妹店として、2016年3月24日にオープンした

一軒家レストラン。

場所は、中目黒駅を背に山手通りを大橋方面に進行し、青葉台一丁目を左折。

緩い坂道の途中を右折した、住宅街のなかにその姿を現す、隠れ家的なロケーション。

HPによると、総料理長は、山口祐介氏

「上海、杭州、蘇州などに代表される中国江南地方の郷土料理を中心」に

中国料理をアラカルトからコースまで幅広く提供とのこと。

今回は、ランチコースを2名で予約し訪問しました。

予約名を告げ、案内を受けたのは、モダンなBGMの流れるスタイリッシュな店内、

1階左手のボックスシート席。こちらは、4名様での利用が妥当の様に思いますが、

今回は贅沢に2名で利用させてもらえました。

また当店の2階には、6~8名様向けの完全個室があり、チャージ料がかかるようですが、

寛ぎながら食事が楽しめるプライベート空間が設けられています。

テーブル・セッティングは、カトラリーレスト、レンゲスプーン、ペーパーナプキン、使い捨て紙おしぼり。

着座後には湯呑みで茶のサービスがありました。

また、紙ナプキンのほか、「JASMINE」でお馴染みの卓上の恋人、カリカリ食感の

食べるラー油もきちんとスタンバイ。これの使用により、味の自由度が増すのです。

コース料理に先立ち、運ばれてきたのが、ランチのスターター、自家製野菜ジュース。

広尾と同様に食前にいただく1杯ですが、すんなり飲めて身体が浄化されそうです。

 

さて、本日お願いしていたのは、牡丹@3,800(税込)全7品。

当該コースにお品書きはなく、料理は基本、各人ごとのポーションで供され、

サーブ時に口頭説明を受けるスタイルです。

このコースにはファーストドリンクサービス付き。なんと嬉しいコースなのでしょう。

グラスビール・スパークリングワイン・グラスワイン(赤・白)・ウーロン茶・ジャスミン茶・
コカコーラ・ジンジャエール・オレンジジュース・白桃ジュース

から選べ、自身のチョイスはスパークリングワイン(ロゼ)。

丁寧な説明と細やかな接客で好感度の高いスタッフさんの説明では、このロゼは中華の前菜と

相性が良いとの話。同時にチェイサーで氷水もサーブしてもらえました。

口水鸡拼盆

口水鸡(よだれ鶏)・・・よだれ鶏は、千葉県産の総州古白鶏を使用、
  腿肉を柔らかく蒸しあげ、黒酢ベースの甘辛のたれを絡めて食べるジャスミン名物です。
  下に茄子を敷き、豆鼓、ローストナッツ、ネギ、香菜、ゴマなどがふんだんに使われ、
  見た目以上のボリューム。看板料理だけあって、盤石の美味さです。

老醋海蜇头(花咲きクラゲの黒酢風味)・・・クラゲのこりこり食感を楽しめるものですが、
  本日はやや味が濃く、オイリーに感じてしまいました。

红焼翅炖蛋(ふかひれの上湯スープ 茶碗蒸し仕立て)

中華風茶碗蒸しに、散翅、エノキの入った上湯スープをかけて仕上げたもの。

レンゲスプーンを入れ、ひと口ずつ、下から掬うようにしていただくのがポイントだそう。

口当たりの柔らかな茶碗蒸しと緩くとろみのついた上湯スープとの相性は理想郷。

優しく、しみじみとした美味しさを味わう。

(ノブロー) オラ、ここにちょいと、赤酢をたらしてえな。合うと思うんだけんど。

三道点心笼(自家製点心3種盛り合わせ)

①上海屋台の焼き餃子・・・ぶ厚い皮を噛み切ると、熱々の肉汁が飛び出します。お覚悟あれ。

②なずなと海老の蒸し餃子・・・上海の春の味覚、なずなを海老と組み合わせて提供。

③糯米焼売・・・豚の角煮などを入れており、しっかり味がついているのでこのままで。

(ノブロー) 上海らしく、餃子は底面を揚げるように焼かれているだ。生煎だな。

①よだれ鶏のタレ・・・前菜を食べ終わった時点で、「タレは点心にも使ってください」
  とサジェスチョンを受けていました。キープしたたれは、焼き餃子での使用を推奨。
  (好みで黒酢と混ぜても可)。

②の黒酢・・・蒸し餃子も下味はついていますが、好みで黒酢もどうぞ。

3種盛り合わせは、繊細さに華やぐ点心とはひと味違う輪郭の太さがあり、食べ応えも十分でした。

紫苏炒鱿花(アオリイカの青紫蘇、青山椒炒め)を目当てで、牡丹コースを予約したのですが、

天候等の事情により、満足できる状態のアオリイカが準備出来なかったよう。

代わりにと提案してもらえたのが、旬の魚でもある鰆のソテー

中途半端なものを提供したくないというシェフの思いからでしょう。

ピンチヒッターとなる鰆は大役を担うわけだから、きっと間違いないはず!と、

申し出に二つ返事で応じました。

生の白菜で歯応えを出し、発酵白菜で酸味のバランスを整えたソースは、アクセントに青山椒を

仕込ませることでキレの良い味を実現。アスパラガスを添えてサーブされた鰆は、身もふかふかで

素材の良さは勿論ですが、ソースとの調和に優れて、想像を凌駕した旨さ。素晴らしい!

招牌二两狮子头(大きな肉団子 伝統的な上海醤油煮込み)

(ノブロー) ★印にうずらのたまごが入っているだ。

青菜を敷き、上海風の甘めでこってりとした醤油煮込みソースがコートした肉団子は

シャキシャキとしたクワイやうすらのたまごが入り、ひと手間かけたご馳走感が満載。

また、肉団子が魅惑のふわふわ食感で、口に含むととろけていくようです。

個人の嗜好では、もう少し、甘さこってりを控えたソースの方が好みなのですが、

これが「江南の代表的な味覚」なのだそう。

当店の看板料理として推していますから、チャレンジする価値ある一品です。

麻婆反(四川麻婆豆腐ご飯)

当該コース料理は、〆のご飯をスタート時に選べます。

麻婆豆腐ご飯or鶏肉の細切りの汁そばということなので、ご飯をチョイス。

使用している器と盛り付け方のためでしょう。ぱっと見は、カレーライスのような

取っ付きやすいビジュアル。思わず、卓上に福神漬を探しそう。

いただいてみると、本場四川さながらのエッジの効いた辛さはなく、滑らかな豆腐に

挽肉は細かく、調味には豆鼓と花椒もバランスよく使われ、日本人シェフが作る繊細な

麻婆豆腐ご飯で、食べ進めることで味が深化するタイプです。

甜品

マンゴープリンと通常なら、ココナッツのカスタードを入れた中華風の団子がコースの

甜品メンバーのよう。この場面では、八宝饭にチェンジができるという提案を受けました。

せっかくなので応じると、予想以上に立派なサイズにびっくり。

もっと可愛らしいものをイメージしていたのです。

2名で1個の橘香八宝饭は蒸したもち米に松の実、ドライフルーツ、小豆餡が入り、

素朴な美味しさですが、コース料理はボリュームがあり、お腹が一杯の状態では

やはり(もち米は)重たく、完食ならず。心遣いを無駄にするようで、本当に申し訳なかったわ(涙)。

香芒冻布丁(JASMINEのマンゴープリン)

こちらはひと口タイプで銘々にサーブ。甘さも軽やかで楽々完食。

茗茶は、メニューから選べるので、西湖龍井茶をチョイス。ティーポットでいただけました。

Hand01 会計は、テーブルチェックで、1人当たり3,800円。 サービス料はかからず。

グランドメニューを見ても、昼の牡丹コースは非常にお得感があり、そのボリュームにも

驚かされました。大満足。

 

退店のタイミングに、山口シェフから、1階右手にあるカウンター席を紹介してもらいましたが、

しっとりと落ち着ける大人仕様の空間で、とても素敵でした。

夜はテレサ・テンさんの曲を流しているんですって。イメージが膨らんでしまうなあ。

また、このカウンター席のみ喫煙可として、分煙に努めているようです。

 

JASMINE 憶江南(イージャンナン)

東京都目黒区東山1-22-3

TEL   03-6303-1927

営業時間/  11:30~15:00(L.O.14:30)18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日/   無休

JASMINE憶江南中華料理 / 中目黒駅池尻大橋駅

 

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中国料理 蘭蘭酒家 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ) 初台

2016-03-25 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理 「蘭蘭酒家」 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ)

各メディアにも紹介されその活躍が目覚ましい当店は、上海料理をベースに中国各地の

料理を提供する街の人気店である。

聞くところによると、餃子の評判も高く、私も兼ねてから食したいと思い、予定を立てて

いたのですがタイミングが悪く、リニューアル工事でお休みに入ってしまったのです――。

 

2015年10月に店は全面リニューアル。某日、ランチに向かう。

最寄駅は初台。中央改札から南口にでて、右折した道沿いの駅にも近い利便性の良い立地。

入口のメニュー看板と営業中の札を確認後、入店し正面レジで対応にあたってくれた

年配の女性に1人である旨を告げると、「奥の右手にどうぞ」とのこと。

厨房を横目に進み、指示を受けた右手奥、卓を2人用にレイアウトした席に着いた。

新しく綺麗な店内は、すっきりと落ち着きのある中国料理店空間。

ようやく訪問が果たせたなと一人にんまり。

卓上には、醤油、酢、辣油、爪楊枝、ランチメニュー。着座後、氷水はもらえましたが、

おしぼりはなし。

店内奥の卓に紙ナプキンは集められ、ピッチャーも1つ置かれているので、水のおかわりは

スタッフさんを介するのか、自分で注ぎに行くのかは未確認です。

ランチメニューは週替わりランチのほかに、裏面にアラカルトで注文可能な料理名が

ずらりと記されていましたが、訪問時、来店客のほとんどは週替わりから選ばれているよう。

蘭蘭酒家特製 焼餃子@790

自身も平日の週替わりランチからチョイス。

ライス、サラダ、スープ、お新香付。(大盛ライス+50円、半ライス-50円)。

通常で840円ですが、半ライスで注文のため790円。

餃子を飯のパートナーに出来ぬ自分には、セットメンバーのおかず力次第で(飯の)

消費量が決まる。餃子に連れ立つ御一行は、角盆に乗りこみ箸を手前にランチ参戦。

酸味のあるドレッシングがけの水菜サラダにタマネギ、ニンジン、エノキの薄味スープ。

お新香チームは、キャベツ、ニンジン、カブの浅漬け。という層の薄い面々である。

――ううむ、予測の範囲内ではあったが、これでは飯が進まない(汗)。

せめて、浅漬けではなくザーサイだったら、少しは応戦できるのに。

白飯は居残り組に決定だな。申し訳ない。

アラカルトでも餃子は頼めたので、週替わりから選ぶこと自体が冒険だったのかもしれない。

気を取り直して、餃子に向き合うと、こんがりと旨そうな焼き色をつけ、むっちり膨らんだ

豊満ボディは食べ手の目を引き、存在感があって食欲のそそり方も凄い。

また、べっぴん餃子はひだが美しいのだ。

ぴちぴちの皮を噛み切ると、淡い色味の肉餡は野菜と肉汁を含んだスープとの

バランス感に優れ1個のボリュームはあるけれど、味にどぎつい重たさがないため、

どんどん食べれてしまう。この焼餃子は、当店の守護神!

こなれて安心感のある味わいだから、老若男女に受け入れられやすいし、

不動の人気を誇るというのも納得いたしました。 

中国料理 蘭蘭酒家 (チュウゴクリョウリランランチュウジャ)
    
東京都渋谷区初台1-39-12 初台富士ハイライズ

TEL      03-3370-3641

営業時間/ ランチ 11:30~15:00(L.O.14:50)
             ディナー 月~金 17:00~23:00(L.O.22:30)  土・日・祝 17:00~22:30(L.O.22:00)

定休日    第2木曜          -店舗情報「食べログ」より-

中国料理 蘭蘭酒家中華料理 / 初台駅参宮橋駅幡ケ谷駅

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中華ダイニング高格(コウカク) 神田

2016-03-09 | 中国料理(上海料理)寧波

中華ダイニング「高格」 再訪。某日は宴会仕様。

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

テーブル・セッティング等は、 変わりがないため省略。

料理は一部を除きすべて大皿での提供で、取り分け作業が必要。

当日、菜單の提示はなく、口頭説明。

したがって、中国料理名は後日、リンさんから教えてもらいました。感謝!

今回も以前記録した料理の細かい記録は省きます。

冷菜拼盘前菜3点盛)

油焖笋(筍の醤油煮)、四喜烤麸(烤麩の煮物)、绍兴酔鸡肉(酔っ払い鳥)。

炸双拼揚げ物の2点盛

浙江の名物料理、炸响铃(湯葉の挽肉包み揚げ)と春卷。

きつね色に揚がった春巻は、具材をとろりとしたあんでまとめた親しみやすい味。

拖黄鱼(キグチの天ぷら)

スタンダードなもの(拖黄鱼)と衣に青のりを使った(苔菜拖黄鱼)2タイプで提供。

「お好みでつけてお召し上がりください。」

ソースはトマトケチャップですが、黒酢を少し垂らして食べるのもオススメとのこと。

キグチは身がふかふかと柔らかく淡泊なお味。ただし小骨が多いため注意が必要です。、

红焖鸡鶏の醤油煮込み

サーブ時にはナイフ、フォーク、スプーンがセット。

自分たちの手でネギなどを抱き込んだチキンに入刀し、食べやすいように解体する。

ほろほろに崩れた身は味がしっかり浸みこんでいるけれど、濃すぎずベストな塩梅。

この加減は妙妙たるもの。

参加型アトラクション効果大の红焖鸡は、骨のみを残し卓を囲むメンバーの胃袋へと納まった。

乌贼蒸肉末イカとひき肉の蒸し物

黒く見えるのはイカ墨。

ひき肉は少し蒸しすぎた感があり、口に含むとやはり硬かった。

タイミングが狂ってしまったのだろう。調味加減は全く問題ありません。

炒豆苗(豆苗炒め)

ザーサイも微量参加させ、塩味の整え方が絶妙。技量の確かさがうかがえ、

シャキシャキ食感の豆苗を存分に楽しめた。

雪菜大汤黄鱼(石持と高菜のスープ)

包丁を入れ、両面を焼いたイシモチを生姜とスープで煮て、塩胡椒で調味し、

雪菜を合わせ、味を整えたもの。煮崩れ感がなく、見目良いビジュアルですが、

個人的にはもう少し雪菜の量が欲しく、スープに白濁感が欲しいなあ。

生意気に贅沢を申してすみません(汗)。

げせわになりすぎず、きちんとレストラン味がシェフの持ち味なのであります。

青菜扒香青梗菜とシイタケの特製ソース掛け

肉厚の椎茸にひき肉を詰め、特製ソースを絡めたもの。

シイタケをコートする艶やかなソースは味にくどさがなく、こなれた旨さを発揮。

品の良ささえ感じます。

(ノブロー) 1個の充実感がしっかりあって、満足度の高い肉詰めシイタケだで🎶

苔菜小方烤(特製角煮の青のり掛け)

雪菜炒饭(高菜炒飯)

ここまでで、12品いただいており、そろそろお腹も一杯になってきましたが、ひと口目で復活。

とっても優しい味だから、このままでも美味しいのですが、他の料理とかけ合せても

抜群の包容力を見せてくれます。エンドレスでぱくぱく食べれそう。

宁波汤圆寧波団子

以上、計13品の宴会料理。油っこさからくる胃袋へのダメージなし。

 

本場の味を大切にした当店は、日本のお客様の口にも合うマイルドな味付け。

神田駅北口から少し目立たない立地にありますが、オーナーのリンさんの誠実で

心温まる接客と、浙江料理のスキルに富んだシェフが作り上げる優しい味が魅力。

皆さまに自信をもってオススメできる1軒です。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

東京都千代田区神田富山町28-5 大曾根ビル 1F

TEL   03-6206-8682

営業時間/ 月~金 11:00~23:00 ラスト22:30
            土 11:00~23:00 ラスト22:30 土曜は不定休あり

定休日    日曜日・祝日(土曜日・不定休あり)    -店舗情報「食べログ」より- 

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。

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中華ダイニング高格(コウカク) 神田

2016-01-17 | 中国料理(上海料理)寧波

中華ダイニング「高格」 再訪

新年のご挨拶を兼ねて立ち寄った。利用は一番奥の右手側4人掛けテーブル席。

アラカルト注文ですが、今回も以前記した料理の細かい記録は省きます。

四喜烤麸(烤麩の煮物)@580

水晶冬瓜(水晶冬瓜)@580

水晶冬瓜のみ、現地の臭冬瓜をそのまま出せないため、アレンジしているそうだが――。

(寝太郎) うんまっ!これ食べたかったんだよー!

程よい酸味が爽やかで好感度の高い美味しさだなあ。

これぐらいのポーションでこれぐらいの価格、しかも美味い!ありそうでない店だよ。

――寝太郎さんにも大好評である。

水晶肉冻(コラーゲンの冷菜)@780

(レンタロー) これこれ、オラ前々からごっちゃんになりたかったんだよー。

コリッぷるんの魅惑的なコラーゲン食感。食べやすくて美味し~

オーナー(リン)さんの話だと、豚皮をいったん溶かして巻きなおしたものなんですって。

下には瑞々しい胡瓜が敷かれ、醤油だれのマッチ力も素晴らしく、勝手ながら

これも自身の必食メニューに決めましたよ。

菊花鱼(白身魚の菊風揚げ)@1,080

飾り包丁を入れ、衣をつけて揚げているので、その身は菊の花のよう。

カリッと揚げた淡泊な白身にソースは甘酢ですが、こってりとした甘さがなくて

とても軽やかだから、ぱくぱく食べれる味わいです。

湯葉の挽肉包み揚げ

「新しいメニューをだしますので、よろしかったら召し上がってみてください。

今月の下旬ぐらいにリニューアルさせていただきます」

と味の紹介でいただいた料理。

湯葉に包まれた挽肉は調味されていますが、散らした薬味はシンプルにネギ塩胡椒で。

これは日本人好みのおつまみだわ。ビールがぐいぐい進むこと請け合いです。

(寝太郎) 同感!これ絶対ウケルよ。まずはビールと1品で頼んじゃうよね。

水饺(水餃子)6個@680

当店の点心はまだ未食。攻略あるのみ!

実は水餃子は外注とのこと。

確かにメニューには「自作」と記されている点心とそうでないものがある。

きちんと明記し、また教えてくれ、リンさんの人柄もそうだが、とても誠実な店なのだ。

もっちり皮に包まれた小ぶりな水餃子。

状態もよく、知っていただく分には何ら不足はありません。ありがとう!

煎饺(焼き餃子)自作 5個@480

「焼き餃子は店内仕込みで自信があるんです。」

(寝太郎) もしかしたら浙江省は小麦粉文化圏じゃないんじゃない?

その中での焼き餃子プッシュだよ。食べる価値ありだ。

「ただし、上海に行きますと焼き餃子ではないんですが、生煎包(焼き小籠包)あります。

うちの地元でも食べます」という話も伺えた。

(レンタロー) 焼き餃子はシェフのオリジナルの配合で肉汁がすげえのさ。

まずはこのままで食べてみて、あとは好みによりますが、黒酢を使うのが理想的ね。

下味がしっかり施されていて、噛み切ると肉汁がじゅわじゅわあふれ出てとってもジューシー!

手切り肉を使ったパワフルな餃子は、肉の甘みにラードの旨さがガツンと感じられ、

そのままでも十分に美味いが、途中で卓上の黒酢を試してみると、これがびっくりするほど合う。

うんまい!これは隠れた人気メニューになり得そうだ。

(寝太郎) 他で食べれないものを自然な味で食べれれるのが嬉しいし、

最高に楽しいよ。シェフの腕も確かだ。リンさんの接客も素晴らしいし、僕も応援したいよ!

 

当店、晩酌セットも始められ、いろいろ集客努力をしていますが、

賑わいを見せる神田駅周辺と違って、目立たない立地のため認知度がまだまだのよう。

当店もオススメできる1軒。よろしかったらぜひ足を運んでみてくださいね。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

東京都千代田区神田富山町28-5 大曾根ビル 1F

TEL   03-6206-8682

営業時間/ 月~金 11:00~23:00 ラスト22:30
            土 11:00~23:00 ラスト22:30 土曜は不定休あり

定休日    日曜日・祝日(加えて不定休あり)     -店舗情報「食べログ」より-

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上海美味小屋 (SHANGHAI HOUSE) 牛込神楽坂

2015-12-04 | 中国料理(上海料理)寧波

上海料理「上海美味小屋」 (SHANGHAI HOUSE) 再訪

上海蟹のシーズン到来。以前よりこの時期にディナーに伺いたいと願っていた1軒。

店のHPから、お薦め上海蟹コース お一人様6,500円(お二人様より)

(税別、別途サービス料)を予約し、訪れた。

リザーブされていたのは店内中ほどの4人掛けテーブル席。

テーブル・セッティングは、ランチョンマット、箸置き、箸(縦置き)、アンダープレート。

予約効果で蟹フォーク、ハサミもセットされている。

当店、各人に菜譜の用意はないが、卓上にグランドメニューを置いたままにしてくれたので、

コース料理の内容確認は可能。

サーブ時、簡単に料理名を告げられ、すべて各人ごとのポーションで提供。

また、今回割増料金のかかる料理への変更はありません。

酒はサントリープレミアムモルツ(中)380ml@550×2からスタート。

ワインも3,000円台で置いてますが、花彫五年紹興酒ボトル×2に進行。

金額を控え忘れてしまいましたが、2,000円台だったと思う。順調に杯を重ねた。

一品目 上海蟹の紹興酒漬け(半身)(一杯は+1250円)

雄、雌の説明はなかったのですが、黒い内子(卵)ですぐにわかりますよね。女の子(雌)です。

蟹フォークを駆使して、繊細な身の甘さと、みっちり詰まった内子の濃厚で絡みつくような

甘美な旨みを味わう。当店、酔蟹の漬けタレは甘いものの、許容範囲内です。

(ノブロー) このでっけえハサミは使いやすいだよ。バキバキ解体でけるだ。

で、フィンガーボウルやおしぼりは、蒸蟹を食うたあと、生姜茶のタイミングで登場したな。

もっと早くにだしてもらえるとありがてえ思うだよ。

二品目 上海蟹ミソと豆腐の煮込み 又は、上海蟹ミソ入りフカヒレスープ(+1,250円)

フカヒレ姿煮上海蟹ミソあんかけ(+3,500円)

(レンタロー) 管理人!レンゲが用意されたで、こいを使うだ。

蟹粉豆腐は、蟹ミソのコクに、滑らかな豆腐の淡泊な美味しさが映える一品。

緩くとろみのついたソースは生姜が効き、仄かな甘酸っぱさで食を進めさせてくれた。

三品目 上海蟹の姿蒸し(Mサイズ)(Lサイズは+600円)

お腹をみると、まんまる。この蟹は女の子(雌)ですね。今回は自分で解体します。

お腹の甲羅をはずし

背中の甲羅も同様。脚もハサミで切り落としました。

(レンタロー) ちょいとグレーがかったフサフサ部分は肺だよ。食べれねえから取り除いてな。

中を確認したいので、ハサミを使って真っ二つに。卵もミソもぱんぱん。

訪問は11月第三週ですが、10月の後半の蒸蟹(雌)より肥え太っている感じ。まさに産卵期だね。

セットされた刻み生姜の入った蒸し蟹用のタレですが、これは甘さを超越した激甘。

上海蟹のデリケートな味を損なってしまうので、辞退する。

身をほじり出す作業で、あちこちにいろんなものが飛び散るけれど、かまってはいられない。

ホクホクとした卵を頬張ると目尻の下がる旨さ。そしてミソのコクを味わう喜び。

上海蟹の美味しさにすっかり酔いしれました。

四品目 自家製生姜茶

甘ったるさの中に、かなり生姜が効いていてツンとした辛みを感じる味わい。

前述したように、このタイミングでフィンガーボウルとおしぼりが登場した。

五品目 上海蟹ミソと海老の鹿の子揚げ団子

すり身の中の蟹ミソ探し。

全体に練りこんであるわけではなく、ふっくらとした弾力のあるしんじょうの芯部分に

詰められています。この部分に到達すると、ミソのコクと香りが口の中に豊かに広がり、

幸せ度も急激にアップ。しんじょう自体にも軽く下味(塩)が施されていますから、このままで。

六品目 上海蟹ミソ入り小龍包(2個)

蒸籠でのサーブ。針生姜入りの酢もセットされましたが、これは激しく酸っぱい。

小籠包は想像していた以上に、ひだも美しく見目良いビジュアル。

噛み切ると肉餡の中には蟹ミソ。

肉汁を含んだスープはうっすらオレンジ色に染まり、味は濃厚。

やや下味が強いためか、私にはしょっぱくも感じられた。

繊細さを極めた蟹粉小籠包とは異なり、上海蟹尽しコースをがっしり主張してくる

存在感のある味わいだ。

揚げピーナツ黒酢漬け@500

酒が残っていたため、食事前にお薦め料理からおつまみ追加。

(寝太郎) 文字どおり揚げたピーナッツを香酢につけただけだよ。

七品目 青菜のせ上海蟹ミソ葱湯麵 又はレタス入り上海蟹ミソ炒飯

各自違えることができないため、寝太郎さんリクエストで湯麵をチョイス。

(ノブロー) 店側で取り分け、各自にサーブされるよ。

ボリューム面では申し分ないコース料理だ。

 

ひと口食べたときに記憶がよみがえった。上海蟹ミソの濃度に違いはあるものの、

これは以前ランチで食べた上海蟹肉味噌あんかけスープ麺のレベルアップした

バージョンではないだろうか。

とすると、仕入れ先が変わっていなければ、麺は橋爪製麺さんのもの。

また、この甘酸っぱい上海蟹ミソソースは、さっき食べた蟹粉豆腐とベースが同じことに気がつく。

私たちはお釈迦様の手のひらの上ように、この上海蟹ミソソースの中でうろうろしているのだ。

旨味と感じられる程度のMSGも上海蟹とのマッチング力が良く味に不足なし。

八品目 レモン風味の自家製杏仁豆腐

一昔前のお洒落さを備えた杏仁豆腐。食後にはジャスミン茶(温)のサービスを受けられた。

調理の技法や味の組み立てなどが少し単調に感じられましたが

このお値段で酔蟹・蒸蟹を含んだ上海蟹尽しコースがいただけるのであれば、CP優秀。

当方も何ら不満はなく、とても有り難いことだと思う。

Hand01お会計は、1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)

奥には円卓も完備。利用日は団体客で賑わい、店の支持率の高さを知ることが出来た。

上海蟹コースを身近に味わえる良心店であります。

 

上海美味小屋 (SHANGHAI HOUSE)    

東京都新宿区納戸町33 升竹ビル 1F

TEL      03-3269-5881

営業時間/ 11:30~14:30(L.O14:00) 17:30~22:30(L.O22:00)

定休日    日曜日・年末年始          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度数は、3.9~5.0

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海上海 (ハイシャンハイ) 根津

2015-11-23 | 中国料理(上海料理)寧波

上海家庭料理「海上海」(ハイシャンハイ)

最寄駅は根津。不忍通りの根津神社入口近く。某週末、友人とのランチで現地集合。

ネット情報によると一軒家レストランということで、「漢陽楼」さんのような落ち着いたイメージを

もち、当店を指定したのだが、外観はごく普通の街の中華屋さんなので一瞬戸惑った。

入店後、先に到着していた友人を1階奥、厨房手前のテーブル席に見つけ着座したが、

1階席はほぼ満席状態で、私のあとに来店するお客様は2階へと指示を受けている。

時間は13時を過ぎているけれど、地元客を中心になかなかの人気ぶり。

TVが設置された店内も食堂然としていて、気安い感じが普段使いにも良く、

安心感を誘うのだろう。

卓上には、醤油、酢、辣油、胡椒、爪楊枝。着座後、業務用タオルおしぼり(直置き)が提供。

ドリンクは、生ビール(グラス)@320×3、紹興酒(5年)グラス@520を数杯。

料理はグランドメニューからアラカルトで注文した。

ゆでワンタン・自家製ラー油のせ(6個)@680

肉餡を包んだ滑らかなゆでワンタンは噛む行為で充実度が増し、

自家製ラー油は胡麻が効き、具だくさんな食感と味わいを楽しめるタイプ。

(ノブロー) ゆでワンタンと自家製ラー油は相思相愛のベストマッチ。美味しさ共同体だな。

当店自慢の焼き餃子(5個)@500

当店で絶大な人気を誇る自慢の焼き餃子は、なんと、フライパンで登場した。

もっちり厚めの皮に歯を入れると、野菜と肉のバランスに優れた餡がぱんぱん。

1個の充実感もあり臭気の強さを感じさせず、(野菜の)シャキシャキとした食感が心地よい。

サーブ時に同行した酢醤油タレも店側のオリジナルだろう。その味も良く軽やかにいただけた。

皮付豚バラ肉とからし菜蒸し@1,180

店内ボードの今月のおすすめからチョイス。

皮付豚バラ肉は薄くスライスされ、その枚数も少し。また肉をめくり上げると、下には

大量のからし菜が盛られ、正直ボリュームの底上げ感が否めない。

味付けも濃く白飯相手の献立です。はい、チョイスミスしました。

Hand01会計は、1人当たり2,000円(千円未満四捨五入)

当店、酔蟹、蒸蟹の提供もあった。

いずれも1,000円台後半のお値段で注文しやすいが、予定もあるためここで終了。

HPにも「皮から手作り」と記されるだけのことはあり、美味い焼き餃子でありました。


海上海 (ハイシャンハイ)

東京都文京区根津2-29-3 1F

TEL     03-5832-4787

営業時間/ 11:00~14:30/17:00~23:00(L.O.22:30)

定休日    年中無休          -店舗情報「食べログ」より- 

※ランチ満足度数は、3.6~5.0

海上海上海料理 / 根津駅東大前駅千駄木駅

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中華ダイニング高格(コウカク) 神田

2015-11-17 | 中国料理(上海料理)寧波

中華ダイニング「高格

2015年9月オープン。中国の「八大菜系」のひとつに数えられる浙江料理は杭州料理、

温州料理、紹興料理、寧波料理という4つの地域料理で構成され、

当店では寧波菜(寧菜)を軸足とした料理がいただけます。

神田駅北口より徒歩3分。㈱コクゴのビルの裏手に位置し、日中はオフィス街として

賑わう通りも夜となると人通りも少ない。

人の波は飲食店が密集する駅周辺に集まってしまうからだろう。

某日は飯友さんと席のみの予約で現地集合。

黒と白を基調とし壁には剪紙が飾られ、まだ新しさが漂う店内は、

正面奥に厨房を配し、客席は片側ソファのテーブル席でレイアウト。

食べログによると席数は25席だそう。

当店はフロアを担当するオーナーさんと厨房で腕をふるうシェフとの2人体制。

聞くと両名とも寧波出身で、シェフは寧波市の5つ星ホテルで料理長を務めていた

経歴があるのだという。

リザーブされたのは入口から右手の窓際の卓。

テーブル・セッティングは、取り皿、ロゴ入り箸袋に入った箸(横置き)、使い捨て紙おしぼり。

この箸がカッコ良いので飯友さんは興奮していましたよ。

卓上には、醤油、酢、爪楊枝、紙ナプキン。着座後すぐにグランドメニューが手渡され、

オーナーさんからオススメ料理等の説明を受けられた。

アラカルトで先ずは3品、その後に2品。

チョイスはオーナーさん推しの料理を参考にしながら、飯友さんと相談して決めた。

油焖笋(筍の醤油煮)と四喜烤麸(烤麩の煮物)

グランドメニューでは580円で提供。

味のお試し的にいただけたので、通常とボリュームは異なるはず。

四喜烤麸は、干した金針菜、生のピーナッツが入り、烤麸にベタな甘さがなく品が良い。

また、油焖笋も同様で、本場感を失わず、軽やかで繊細な味わい。

この2品をいただき、シェフの腕の確かさを確信した。

今宵は美味しいものが食べれるぞ。

ソフトドリンクは、ジャスミン茶(2)、酒はザ・プレミアム・モルツ生@540、グラス紹興酒

唐栄@650、東湖@650×2)、グラスワイン赤(ロミオ キャンティ)@500×3を注文した。

滑炒鱼片(スズキの高菜炒め)@1,280 

リピーター客が必ずといってよいほど注文する人気料理。※鲈鱼(Lúyú)→スズキ

薄切りにした魚の身を高菜と炒め合わせ、とろみをつけたあんで滑らかな口当たりに

仕上げたもの。ふかふかとした白身に高菜の発酵したような酸っぱさも穏やかで、

嫌味のない味だからとても食べやすい。

「私も大好きな料理なんです。なかなか(シェフに)作ってもらえない。」とオーナーさん。

寧波は海に近い立地で、新鮮な海鮮を塩味で仕上げるのが特徴。

したがって、料理チョイスに海鮮を入れるのは賢明なのだ。

高格肉末一品豆腐(高格一品豆腐:挽肉)@880

店名を冠した料理は、料理長の自信の表れ。

衣をつけて揚げた豆腐はつるんとした舌触りの絹タイプで、たっぷりかかった挽肉あんと

ともにいただく。豆腐の味が活かされ、あんかけもソフトなタッチで口に優しいのだ。

高格苔菜小方烤(特製角煮の青のり掛け)@1,080

「浙江料理の代表的な料理になります」とオーナーさん。

杭州名物には東坡肉(豚の角煮)がありますが、当店は味付けに紅腐乳の汁を使用し、

トップに青のりとそこにちょこんと砂糖をのせたスタイル。

皮付きバラ肉は余分な脂が抜け、旨味はしっかり。丁寧に作られたことがわかる味です。

水晶冬瓜(水晶冬瓜)@580

見た目も麗しい水晶冬瓜は、冷たいお料理。全体に味が浸み込みさっくりとした食感で

下に溜まった汁にはごま油が感じられ、ほんのりとした酸味がすっきりと食べることに

ひと役買い、香菜と一緒と共に口に運べば美味さ倍増!

ついには口うるさい飯友を黙らせた。ひひひ。

「水晶冬瓜という名前をつけさせてもらっているのですが、実際は塩水につけてあります。

寧波の場合、臭い(水晶)冬瓜というバージョンもあるんですよ。」

臭い冬瓜の上にごま油をかけたその香りは最高!という話もオーナーさんから聞けたが、

残念ながら臭いが強烈なため店では出していないのだそう。

しかし、本日いただいた水晶冬瓜でも十分すぎるほど美味いわ。大満足。

蔬菜炒年糕(お餅の寧波風炒め)@780

ニラ、白菜、タマネギ、豚肉、お餅は粘りがでない歯応えのある韓国餅のトックで代用。

これまでの料理は2人でシェアして適量だったが、注文した(料理の)中で一番

油っこさを感じさせ、とても面白味があり、またボリュームも感じられた。

本日注文した料理はすべて寧波で味わえる料理。

油焖笋、四喜烤麸、水晶冬瓜は、家庭のおふくろの味として親しまれているものだそう。

Hand01お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

黄酒も浙江省のものがメニューに揃えられていますが、ワインはボトルで2,000円と

注文しやすいお値段です。

ランチは日式中華のほか、週替わりは魚料理メインとのこと。

昼も良いですが、せっかくなら夜にも来店を。

今回いただいてみて上海料理よりも甘さがないため日本人の口に合うと思いました。


日本語を流暢に話す接客上手なオーナーさん直々の説明によると

「八大菜系」は北から①山東省の山東料理、②四川省の四川料理、③湖南省の湖南料理、

④安徽省の安徽料理、⑤福建省の福建料理、⑥江蘇省の江蘇料理、⑦浙江省の浙江料理、

⑧広東省の広東料理。

そして前述したように、浙江料理は沿海地方にあるため海鮮が有名。南宋時代に発達したのだそう。

また、寧波は麻雀発祥の地でもあり、曹洞宗の開祖、道元禅師は寧波の天童寺で修行した

ことでも有名である。

 

中華ダイニング高格(コウカク)

東京都千代田区神田富山町28-5 大曾根ビル 1F

TEL   03-6206-8682

営業時間/ 月~金 11:00~23:00 ラスト22:30
            土 11:00~23:00 ラスト22:30 土曜は不定休あり

定休日    日曜日・祝日(加えて不定休あり)     -店舗情報「食べログ」より- 

※中国料理満足度数は、4.5~5.0

中華ダイニング高格中華料理 / 神田駅岩本町駅新日本橋駅

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萬来亭(バンライテイ) 横浜中華街

2015-11-13 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りの上海料理の「萬来亭」 再訪

 

某日は1階テーブル席を利用しての貸切宴会(3時間)。

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

当方へお知らせいただいた情報によると、菜單は

酔蟹、絲瓜煮蕃茄、油淋鷄、葱燒南瓜、蟹肉獅子頭、醤爆蟹、麪、桂花湯圓

の計8品。すべて大皿での提供です。

卓上には、ロゴ入り箸袋に入った箸、取り皿、使い捨て紙おしぼりが準備。

また本日は、菊花大閘蟹宴2015というテーマなので、ターンテーブル中央には

ガラ入れ、ハサミ、カニフォークも置かれています。

しかし、強者たちの宴であります。自宅にカニフォークが有る者は各自持参。

私もハサミと、このようにフォークも用意し、使い捨てのゴム手袋は心得のある

メンバーさんに分けてもらいました。ウェットティシューも卓上に置き、いざ出陣!

蒸蟹

トップバッターは酔蟹ですが、前もってお願いすれば蒸蟹へと変更が可能でした。

今回、同席者さんが蒸蟹を希望していたため、写真を収めさせてもらった。美麗です。

この子は女の子かしら?鮮やかなオレンジ色にドキドキ。

お腹を見ればはっきりわかるのですが、そこは人様の蟹。触れちゃあいけません。

酔蟹

――うおぉぉぉー!

インパクト大!酔蟹がどっさり盛られた大皿にも興奮するが、彩る菊の花が凛として美しい。

今回もまた、宴席に相応しいプレゼンで先制パンチをくらった。

上海蟹に菊の花を添えるスタイルは、「菊黄蟹肥」(菊の花が咲く頃、蟹が太って

食べ頃を迎える)に由来するらしいが、こうやってみると菊は気高い。

今まで見過ごしていた花ですが、たちまち好きになりましたよ。

脇には中国茶にスライスレモンを浮かべたフィンガーボウルもセット。

1人1杯なので、私はこちらをチョイス。毛深いし、男の子かしら。

こちらは明らかに女の子(雌)ね。オレンジ色のミソ、黒く見える内子(卵)が確認できます。

お店によって漬けダレ、漬け込み方に違いがありますが、当店のものはシンプルに

紹興酒とみじん切りにカットした生姜がベース。この塩梅が素晴らしく良い。

(ノブロー) ちゅーちゅータイムに突入だな。

ハサミを使い自力で解体し、カニスプーンを駆使して、パンパンに詰まった身に一心不乱に

吸い付く。そうして舌にねっとりと絡まるような濃厚な甘みと旨味に酔いしれるのである。

もちろん、甲羅には紹興酒を注ぎ飲むことを忘れずにね。

絲瓜煮蕃茄

ヘチマとトマトの煮込み。

ヘチマのシャクシャクとした食感とトマトのマイルドな酸味と甘みが調和し、ご馳走すぎない

普通っぽさがたまらなく美味い。

油淋鷄

当店の油淋鷄は2回目。パリッと揚げたチキンには刻んだネギと香菜が参加。

さっぱり甘酸っぱいソースが好相性。

葱燒南瓜

カボチャの煮物。このカボチャの火入れは妙妙たるもの。

ぐだぐだにならずしっかり食感を残し、ホクホクした甘みに葱の風味と生姜が効果的に働く。

素材の持ち味が最大限に生かされ、一同の賞賛を集めた。美味い!お上手だわ。

当店への信頼度がぐっと上がる1品です。

蟹肉獅子頭

青菜の上には、上海蟹の蟹肉とミソを練りこんだ逞しい肉団子。

同席者による取り分け作業。

のちに知ったのですが、ミシュランを獲得した某フランス料理店のオーナーの方だとか。

光栄です。手さばきも見事ですが、笑顔がとても素敵なの。

(ノブロー) 出会えただよ!上海蟹シーズンに探し求めていた獅子頭だで。

あー、これが菜單に組まれていたことを、今の今まで失念していたわ(汗)。

もりもりの肉団子はお肉感もしっかりとして食べ応えあり。

何よりシーズンの上海蟹が練りこまれているので美味しさはもちろん心の贅沢も味わえた。

醤爆蟹

――うおぉぉぉー!

再び、歓喜の声があがる。本日のメインデッシュは上海蟹の味噌炒めだ。

強火で揚げた上海蟹を甜麺醤をベースとした甘味噌で炒めたもの。香りが良い。

取り分けると上海蟹の旨味がでた濃厚なソース(味噌)が大皿に残るので後のお楽しみへ。

※なるべく味噌は残しましょう。

お行儀良くては食べれません。手掴みで殻ごとがりごり!

こういう時は手袋があって本当に助かったと思う。

上海蟹と味噌の甘み、相乗効果で旨味が引き立ち、筆舌に尽くし難いコクが味を深化させている。

お楽しみは麺の登場。ここに先ほど残した味噌を投入するのです。完璧だ!完璧!

一同の視線を集める中、

手際よく混ぜる!

そしてパワフルリフティング!

全体に絡んだところで、

各皿に均等に取り分ける。

もう味噌がほとんどないのですが、麺をさらったあとは白飯も。

幸せなお手元そばめしwith上海蟹 の完成図。 これぞ禁断の味わい。

写真に収めるのを失念してしまったけれど、さっぱりとしたタレももらったので、

ちょろりと垂らすと胃袋がまた開き、どんどん食べれてしまうから凄いなあ。

桂花湯圓

金木犀の優しい香りを楽しみつつ、もっちり柔らかい白玉を口に運ぶ。

手作り力に勝るものなし。温かいシロップの甘さもナチュラルだし、ほっとさせる美味さだ。

今回、〆の和え麵が細麺でしたが、幹事さん曰く太麺だと食感が活きて、また美味いらしい。

私たちは初めてなので十分に満足しましたが、ちなみに太麺は上記写真(同席者さん協力)。

これはテイクアウトの上海やきそばですが、がっちりとした太麺を使用しています。

店の実力と中国料理の魅力をより身近に感じられる価値ある宴会。

骨太なメニュー構成は一同の興奮度を高め、笑顔が絶えず、今回もたいへん実りの多い

楽しい宴でありました。みなさま、本当にありがとうございました。

 

萬来亭(バンライテイ)

神奈川県横浜市中区山下町126

TEL            045-664-0767

営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:30(L.O.20:45)

                土・日 11:30~21:30(L.O.20:45)

定休日     木曜日(祝日の場合営業)          -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。
中国料理満足度数は、当然別格

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漢陽楼 (カンヨウロウ) 神保町

2015-11-09 | 中国料理(上海料理)寧波

 

上海料理「漢陽楼」 (カンヨウロウ)

最寄駅は神保町。駅を背に明治大学方面に向かう小さな坂の左手。

創業は1911年(明治44年)という神保町の老舗店であり、周恩来ゆかりの中華料理店と

しても名高い。某日の夜に友人と席を予約し訪問。

店の前に立つと、外観はかわら屋根で中国の民家を思わせる趣きのある造り。

しっくりと街に馴染みでしゃばり過ぎないこの店構えがいい。

ネット情報では、2階に個室や座敷席を有しており、ぐるなびによると総席数90席。

一足先に到着した友人の話だと、開店と同時に団体客がごっそりと2階へ案内を受けていたという。

私たちの利用は1階、店内中ほど左手の4人掛けテーブル席。

テーブル・セッティングは、ロゴ入り箸袋に入った箸。

卓上には、醤油、酢、辣油、胡椒、爪楊枝、紙ナプキンなど。メニューも卓に用意されていた。

着座後にタオル地のおしぼり(直置き)をもらい、注文はグランドメニュー及び

季節のメニューからアラカルトで検討する。

酒は生ビール@650からスタートして、カメ出し紹興加飯酒(6年もの)特大(500ml)

@2,000に進行。お通しの烤麩は甘辛の味がしみていて美味い。

清燉獅子頭(大きな肉団子澄スープ蒸し)@1,400

周恩来が愛したという獅子頭は当店の名物。実はこれがいただきたくてお邪魔したのです。

チンゲン菜をお供に従えた清燉獅子頭は卓にお披露目後、スタッフさんによって

取り分け作業が行われサーブ。小さなレンゲが可愛らしい。

大きな肉団子は揚げたあと蒸し煮にされているのだそう。

外側はかりっと中はふわほわ。クワイのシャキッとした食感がアクセントとなり、

スープは貝柱の旨味も出ていて好感触。

洗練された清燉獅子頭とはひと味違う骨格の太さを感じさせます。

紅糟鮮貝(ホタテ貝柱の紅こうじ炒め)@2,000

『紅糟とは、モチ米に紅米の麹と中国酒を混ぜて作る糟状の調味料で酒粕の一種』

ホタテと抜群の相性とのこと。そして助っ人には白キクラゲと黒キクラゲが参加。

炒めには生姜を効かせており、ほんのり香りはあるものの紅糟に強い主張はなく、

すんなりと食べれて大人しい味。

ですが、このお値段から考えるとインパクト不足かもしれません。

 

さて、次はシーズンの上海蟹。当店は酔蟹もやっています。

上海蟹をお願いすると、蟹用の道具一式、カニフォーク(2種)、カニバサミ、ガラ入れが卓に準備。

また、碗には茶葉(ジャスミン)を入れ、お湯が注がれるので冷めたところで指先が洗えます。

酔蟹(酔っ払い蟹)(雌)(一ぱい3,000円 税抜 より)

当店、酔蟹についても、雄(オス)、雌(メス)かを選べる。

チョイスは内子がたまらなく美味い女の子を!これ大事!

酔蟹は食べやすいように包丁を入れ、皿の脇に針生姜を添えて提供。

しかし、当店、一般的にオレンジ色に見えるミソが妙にクリーム色っぽい。

お店によって漬けダレ、漬け込み方に違いはあると思うのですが、紹興酒というより

白酒を感じさせる香りの強さがあり、香辛料も感じられず。

辛い針生姜をかじりながら「一週間紹興酒に漬けた」という酔蟹にちゅぱちゅぱ吸い付く。

ねっとり感もひとときの喜びで、やっぱり都内の酔蟹は得てして身に充実感を覚えないなあ。

蒸蟹(蒸し蟹)(雌)(一ぱい2,800円 税抜 より)

次は蒸蟹。スタッフさんが雄(オス)、雌(メス)どちらにするか、直に蟹を見せてくれます。

悩んだのですが、シーズン前半(10月後半)ということもあり、女の子をチョイス。

胴体には包丁が入っていましたが、あとは自分で、ハサミを使って解体し、

カニスプーンを駆使していただく。針生姜を入れた甘酸っぱいタレもセットされます。

正直なところ、酔蟹で意気消沈していたのですが、蒸蟹を頼んでおいて良かった。

もちろんタレは使わず、ホクホクとした内子と身の繊細な甘みをダイレクトに味わいました。

主観ですが、酔蟹より蒸蟹のほうがオススメです。

枸杞炒青菜(中国菜の腐乳クコ入り)@1,650

中国菜は空芯菜。ニンニクを効かせた炒めは、腐乳独特のクセが抑えられマイルドな口当たり。

発酵系のパンチを期待したのですが、これも紅糟と同様、一般向けに食べやすくまとめている。

Hand01会計は、1人当たり8,000円(千円未満四捨五入) 

スタッフさんの話によると、周恩来氏のご親族の方も先生の日本の味覚の地を訪れる

目的で来店されたそう。

私も今回の課題はクリアできましたが、当店に通った著名人は多く、メニューには

孫文に提供したという「孫文粥」も。歴史に名を残す人物が好んだ料理として

機会があれば、こちらもいただきにあがりたいものです。

 

漢陽楼 (カンヨウロウ)

東京都千代田区神田小川町3-14-2 漢陽ビル 1F・2F

TEL     03-3291-2911

営業時間/ 月~金 11:00~15:00(L.O.14:30)/17:00~23:00(L.O.22:00)
               土 11:00~15:00(L.O.14:30)/17:00~22:00(L.O.21:00)

定休日    日曜・祝日          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度数は、3.6~5.0

漢陽楼上海料理 / 神保町駅新御茶ノ水駅小川町駅

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上海小吃 (シャンハイシャオツー) 新宿

2015-10-08 | 中国料理(上海料理)寧波

上海家庭料理「上海小吃」 (シャンハイシャオツー) 

新宿駅下車。靖国通りから区役所通りに入り、新宿区役所通り交差点を左折し左手。

大変わかりにくい場所とのことで、訪問歴のある友人に案内を頼んだが、

入り組んだ路地は道幅も狭く、小さな飲食店が軒を連ね、何やら怪しさ全開。

こうして「不夜城」ロケ地となった歌舞伎町の路地裏深くにその店の灯りを見つけ、

ドキドキしながら足を踏み入れると、すぐに並びの店舗(別館)に向かえという指示。

友人曰く、こちらの店舗は1階席だけではなく、奥に2階席もあるという話ですが、

すでに埋まっているとは――。

時間は18時少しすぎだが凄い人気ぶりだ。

 

別館へは私たちが口開け。店の人が電気をつけ、卓に椅子が3脚用意された

テーブル席へ着座した。見たところ、別館は1階席のみのよう。

タオル地のおしぼり、メニューが無造作に渡された。

拌干丝(押し豆腐の細切り)

分厚いメニューを手にし色々迷っていると、友人がいきなりの押し豆腐コール。

食べながら注文を決めようという提案だ。賢明である。

拌干丝は塩味ベースで値段はおそらく800円。小皿をくれたので、さっそく取り分けてくれた。

ドリンクは青島ビール@500と石庫門(赤)@1,800×2を注文。

お通しは爪楊枝をぶすりと刺したスイカ。老酒のコップは湯呑みだし、しょっぱなから

ちょこちょこワイルドなパンチを繰り出し楽しませてくれる。

百叶结焼肉(ゆばと皮つき肉の醤油煮)@1,500

ひと口サイズにカットした皮つき肉は、結んだゆばとじっくり煮込まれ、噛みしめると

じわーっとくる美味しさで、八角がぷんと香った。

味のしみたたまごも参戦し、チームワークの良さを発揮。

これらは見た目ほど、しょっぱさはないし、甘さもどぎつさはなかった。

面筋丝瓜(麩とヘチマの煮込み)@1,500

煮込まれスープを吸い込んだ麩は、ほわほわの口当たりで歯をいれるととろりん。

まるで明石焼きのようなソフトなタッチだ。

ヘチマの存在が希薄だが、トマトの酸味が微かに効いて、人当たりのよい食味。

野菜と豆腐のとろみスープ@1,200

さいの目に切られた豆腐は滑らかな絹タイプ。

海苔の風味豊かな優しいとろみ塩スープは心温まる美味しさ。

どんぶり1杯を2人で飲み干し、不覚にも腹が膨れた。

たちまち別館も満席となった。

「はい、注文~!あとは」「前は何食べた?」

店を仕切る女性(レイコさん)は小まめに顔を出し、各卓に気を配る。

珍味とされる食材を使った料理も含め、メニューは驚くほど豊富で好奇心旺盛なマニアの

方には店のムードを含めたいへん面白味があるのですが、ここは数人で来店しないことには、

魅力を味わい尽せないなあ。

Hand01会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

初回はこれぐらいで失礼しよう。

 

上海小吃 (シャンハイシャオツー)

東京都新宿区歌舞伎町1-3-10 1F・2F

TEL   03-3232-5909

営業時間/ 月~土 18:00~翌5:00(LO) 日・祝 18:00~翌2:00(LO)

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より- 

※中国料理満足度数は3.8~5.0

上海小吃上海料理 / 西武新宿駅新宿三丁目駅新宿西口駅

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萬来亭(バンライテイ) 横浜中華街

2015-05-25 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、市場通りの上海料理の「萬来亭」 再訪

某日は1階テーブル席の一部を利用しての宴会仕様。

以下の料理は、すべて幹事さんが、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

当方へお知らせいただいた情報によると、菜單は

1. 糟醉豬手 2. 白灼魷魚 3. 紅燒茭白筍 4. 油淋鷄 5. 蚕荳燒仁鯧魚
6. 宋嫂羹湯 7. 擔擔麵 8. 拔絲紅薯

料理は「不要放味精、鷄精」(味の素・鶏がらスープの素不使用)で、

お願いしてくれているというが、ケースによっては混入もやむなし。

なお、すべて大皿での提供です。

卓上には、ロゴ入り箸袋に入った箸、取り皿、使い捨て紙おしぼりが準備。

参加メンバーが揃ったところで宴がスタートする。

糟醉豬手

前菜盛り合わせから始まると思いきや、いきなり豚足の先制パンチがきた!

――うおぉぉぉー!

大皿を囲むメンバー一同から歓声が沸き起こる。

山盛りの香菜を背負った豚足が登場したのであった。

まさか一皿目から豚足が来るとは……。自分にとって意外性のあるプレゼンに驚いた。

インパクト大!宴会の大家、幹事さんの企画力の凄さ。宴の骨格の太さを思い知る。

「タレつける?」店のおじさんが声をかけてくれる。

豚足自体は味付き。しかし、そのままで何個も食べるのは飽きるかもしれない

との配慮から刻みネギの入った甘みのあるタレがセットされた。

 

丁寧に下処理をした臭みのない豚足にかじりつくと、皮は歯に適度な弾力を伝え、

コラーゲンのぶるんっとした食感にほんのりとした塩気が追行した。

――なんだ、これ、めちゃくちゃ美味いぞ!

握りしめた豚足をしみじみ見入る自身が滑稽にも思えたが、その美味しさに

カルチャーショックを受け、すっかり魅了されたのだ。

勿論、そのままでも良いが、タレの味にもしっくりと調和した。本場力に感服です。

白灼魷魚

イカは味が馴染みやすいように表面に飾り包丁を入れ、ネギと香菜でこんもりとした山を形成。

調味のベースは中国醤油で、生姜の風味がきりっと味をひきしめ、

香味野菜と共に柔らかいイカを楽しめた。

紅燒茭白筍

タケノコとマコモダケの醤油煮込み。

艶々と照りのあるビジュアルは視覚的にも食欲を刺激する。

口に含むと、キノコはシャキシャキとした食感で、味は蠣油や味噌を加えたようなコクがあって

胡椒がたっぷり。 気取らない美味しさがここにある。これは白飯にも合いそうだなあ。

油淋鷄

ひょっとしたら鶏をまるっと1羽?!

ダイナミックなプレゼンに歓喜。これぞ宴会の醍醐味ですよ。

バリッと揚げたチキンに刻んだネギとさっぱり甘酸っぱいソースが好相性。

(鶏) ……あ、頭に毛が2本。アタシとしたことが(汗)。

脳ミソ狙いの皆さんの熱視線を感じるわーー。

蚕荳燒仁鯧魚

魚はマナガツオ。

立ち上げる香りの良さに一同拍手喝采!

ソースは味に醗酵系の深みがあり、やや塩気を感じるけれど、これが食材とマッチし、

ソラマメのホクホクとした食感と身のふかふか感がダブルで楽しめ、しみじみ系の旨さ。

この味、凄うま!ソースごと白飯にかけて食べたくなりましたよ。

宋嫂羹湯

ハタのスープ。

とろみスープに角切りに形をそろえたハタや野菜もたっぷり。

胡椒も効いて、食べ応えを感じさせ、おかずにもなり得る懐の深い味です。

擔擔麵

上海式の擔擔麵。青菜と存在感のある大きめの肉そぼろ。

麺はもっちりとした平打ち太麺♡ さすが老舗製麺所を営むだけあって美味い!

スープは辣が効いて、さらりとキレの良い辛さで、麺と抜群のコンビネ力を発揮した。

拔絲紅薯

ほろ苦いビターな甘さが魅力の大人の大学芋を堪能し、宴はお開きとなる。

提供料理8品。

やはり幹事さんの料理リクエストは堂に入っているなあ。脱帽です。

通常ではわかり得ぬ店の真価を引き出した普段着っぽい料理の数々が、目にも楽しく、

舌をも満足させてくれ、参加者一同、中国料理の魅力をより身近に感じられたように思う。

今回も笑顔が絶えず、たいへん実りの多い宴でありました。

みなさま、本当にありがとうございました。

 

萬来亭(バンライテイ)

神奈川県横浜市中区山下町126

TEL            045-664-0767

営業時間/ 11:30~14:30 17:00~21:30(L.O.20:45)

                土・日 11:30~21:30(L.O.20:45)

定休日     木曜日(祝日の場合営業)          -店舗情報「食べログ」より-

※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。
中国料理満足度数は、当然別格

 

 

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