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みにの夢色探索

本日も中華日和☆美味しい中国料理が食べたいな♪
たまに書く中華グルメと競馬予想、日常の備忘録。

神田 雲林(ユンリン)

2015-05-18 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

文京区在住の友人(以下、文京特派員と記す)と昼の会食を目的として

予約の電話をかけた。

今回も以前同様、特撰ランチコース (全7品)を申し込むつもりであったが、その際

店側から、夜の7,500円、10,000円も提供出来ます。とのサジェスチョン。

これは朗報。文京特派員は夜になかなか時間がとれないため、

彼女自身、諦めざるを得なかった夜のコース料理がいただけるのだ。

相談のうえ、ディナータイムの

9周年感謝コース「フカヒレの姿煮込み」と旬の食材のコース

5,000円、7,500円、10,000円(各、別途、消費税。サービス料なし)から、

7,500円を選び伝える。

数日前には、店から予約再確認(リコンファーム)の電話あり。

入店すると、店は満席状態で、レジ付近には長蛇の列。その脇をすり抜けるように進み

先に到着し、奥の右手テーブル席に案内されていた特派員のもとに着いた。

テーブル・セッティングは、夜仕様

箸置き、店名入り箸袋に入った割り箸(横置き)、カトラリーレスト、ナイフ、フォーク、ナプキン。

タオル地のおしぼりを手渡しでいただき、ドリンクメニューを検討。

エビス生ビール@550×2からスタートし、紹興酒デキャンタ(5年)@2,250に進行した。

当該コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、全て各自分での提供になる。

本日のアミューズ

ピーカンナッツの飴炊き。

雲丹や蝦夷アワビ入り、碧緑の前菜7品盛り

①ノレソレの中国醤油漬け・・・つるんとした喉越しを酸味を効かせた中国醤油で。

②クレソン、押し豆腐、トウモロコシの和え物・・・ベースはごま油。シラスも加わり、
  丁寧な仕事を感じさせ、味も上品。

③ジャガイモのピリ辛炒め・・・ほくっと揚げたジャガイモを唐辛子と塩でシンプルに味わう。

④うるいとソラマメの煮凝り・・・瑞々しいうるいを旬のソラマメと合わせ、ウニを添えて。

⑤蝦夷アワビの冷菜・・・下には菜の花とキノコ。柔らかい蝦夷アワビを和山椒で和える。

⑥恋する豚の叉焼・・・恋する豚研究所で作っている豚肉だそう。
  質の良い肉で、脂そのものに甘みをもち、噛みしめるほどに豊かな旨みが広がる。

⑦鹿肉の煮凝りオレンジ風味・・・美味!中華スパイスの香る絶品煮凝り。
  とろける美味しさを舌の上で楽しむ。

上海風、フカヒレの姿煮込み

フカヒレの姿、醤油煮込み。HPによると90gの大型フカヒレを用意とのこと。

サーブ時には、好みで使えるよう赤酢もセット。

下には根切りもやし、脇には青菜(空芯菜)と優良メンバーが揃い踏み。

同行したスプーンで厚みのあるフカヒレを切り、口に運び、シャクシャクとした繊維を噛み切る。

――美味い。

じっくりと味のしみた煮込みは、濃すぎず寸分の狂いもない味加減。実に優等生だ。

精密にして安定したクオリティの高さ、その技量は筆舌に尽くしがたい。

五目具材の海鮮網脂巻き、木姜風味の四川泡菜ソース

からりと揚がった巻揚げはナイフとフォークを使っていただく。

アスパラを芯にふっくらしたすり身には、海老や皮蛋などの五目具材を含み、

ソースは酸味と辛味が調和し、ぴりっと刺激的で爽やかに辛い。

当店らしく味に品の良さを感じます。

(レンタロー) 香菜も合うな♪ 食材の組み合わせが素敵だよ。

富山ホタル烏賊と大アサリの熟成エビ味噌仕立て、香ばしい孟宗竹の子添え

大ぶりの北海アサリと富山県産のホタルイカをエビ味噌で調味。

エビ味噌自体、塩気と独特の風味があるため心配したけれど、それは不要だった。

旬のホタルイカのワタと熟成したエビ味噌のコクが絶妙なハーモニーを奏で、

味わい深く上品な仕上がり。ニンニクも使っていますが、主張させすぎず、その加減も上々。

なお、コースは次に肉料理になるが、このタイミングで〆の食事を聞きにきてくれた。

北京風、国産ウズラの十三香粉スパイシー炒め

「ウズラは骨まで食べれるよう、小さなひな鳥を使っております。

もし良かったら骨も全部召し上がってみてください。」

国産のウズラを、クミンなどをメインとした13種類の香辛料が混合された十三香粉で味つけ。

表面はかりっと、中はきゅっと身のしまったウズラは肉の味が濃く、芳醇な香りが立ち上る

スパイシーな十三香粉に負けず、優れたマッチ力をみせた。

雲林風〆の麺料理(五目おこわハス葉包み蒸し・四川干し肉の湯麺)

各自違えてチョイス可能。

五目おこわハス葉包み蒸し

ハスの香りを移した五目おこわはもっちりとして、心落ち着けるピュアな美味さ。

何を作ってもらっても上手だなあ。

四川干し肉の湯麺

麺は独特の食感の全粒粉麺を使用。

塩味ベースの湯麺に四川干し肉と水菜をのせ、仕上げにふられた花椒がぴりっと

味を引き締め、合間につまむスモーク香る四川干し肉の濃縮された旨味が

湯麺の印象をグレードアップさせる。

本日の〆の麺飯は甲乙つけがたい旨さだった。

(ノブロー) シェア出来るよう、小皿と小碗もらえたよ。2つごっちゃんになれて幸せだで。

自家製デザート3品盛り

①タピオカとサツマイモ甘納豆のココナッツミルク

②フレッシュフルーツのスパイシー白ワイン風味のシロップがけ

③杏仁豆腐

なお、当該コース料理には、雲南ウーロン茶 “蘭貴人”がセットされている。

Hand01 お会計は1人当たり10,000円(千円未満四捨五入)。 サービス料はかからず。 

料理はすべて神田雲林の味として端正に完成されており、その精度が極めて高い。

文京特派員もお気に入りの当店。また旬の食材コースが変わった頃、お邪魔したい。

 

神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日 

※中国料理満足度数は、4.6~5.0

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中華香彩 ジャスミン(JASMINE) 広尾

2015-04-20 | 中国料理(上海料理)寧波

中華香彩 ジャスミン」 再訪

2015年3月、リニューアルオープンした店内にはテーブル席(片側ソファを含む)のほか、

新たにカウンター席(6)が設けられた。

案内は右手の窓際テーブル席、広尾散歩通りの桜並木が眺められ、とても綺麗だ。

テーブル・セッティングは、取り皿(2)、カトラリーレスト、箸(縦置き)、レンゲ、ペーパーナプキン。

着座後、タオル地のおしぼり(トレー置き)、茶杯、メニューをもらう。

ほか、卓上には、紙ナプキン、爪楊枝、食べる辣油。

本日のリクエストは、江南地方の料理と乞食鶏を組んだコース料理。(8,000円)

4名での利用に際し、予め人数分の菜譜が用意され、料理は、大皿で供されるものと、

各人ごとのポーションで供されるものが入り混じり、サーブ時には口頭説明も受けられる。

 

自身のドリンクはキリン一番絞り 生ビール(中)@700からスタートして、

古越龍山(瓶出し)デキャンタ@2,800、グラス@700に進行。

コース料理に先だち、各人に大根の紹興漬け、青海苔カシューナッツが供された。

江南六小碟 4名分

一度に6品が運ばれてくるため、卓上は前菜で花盛りだ。

同時にスプーン、フォーク、取り皿、取り箸が置かれるため、各自での取り分けが必要。

老醋海蜇头(花咲きクラゲの熟成黒酢風味)

熟成黒酢がしっかりしみこんだクラゲは、軽やかなコクとさっぱりとした味わいでキレも良い。

四喜鹵烤麸

キクラゲ、ピーナッツ、干した金針菜、干し椎茸。

日本人シェフが作る四喜烤麸。

基本に忠実だけれど、その味にベタベタとした嫌な甘さはなく、さじ加減に繊細さが

表れているように思う。上品だ。

香菜拌干丝(押し豆腐と香菜のゴマ油和え)

松の実を食感のアクセントに、極細切りの押し豆腐に香菜がマッチし、

強すぎない調味加減が品の良さにつながる。

拉皮十八鮮(手作り生春雨と彩り野菜の腐乳和え)

菜譜には腐乳和えと記されているが、独自のクセはなく、つるんとした生春雨と

適度な歯触りを残す季節野菜とのあっさりした和え物になる。

龙井熏鰆魚(西湖龍井茶でさっとスモークした旬の鰆)

付け合わせは白髪ネギとカブの甘酢漬け。スモーク香が食欲をアップさせてくれる。

赤酢、黒酢はお好みで。 拉皮十八鮮と龙井熏鰆魚には活用の余地ありかな。

本帮三黄鶏(蒸し鶏 上海の三黄鶏ソース)

滑らかでミルキーな生湯葉を敷き、香菜が頂を飾るビジュアル。

この本帮三黄鶏は、中国醤油をベースに黒酢や蝦子などで味を整え、刻み香菜を

散らしたつけダレで食す。舐めてみると、コクがあり、ほんのりとした甘みも感じた。

しっとりと柔らかい三黄鶏と、濃厚な大豆の風味と旨味を含んだ生湯葉とは好相性である。

宋嫂鮮魚羹(杭州名菜“宋おばさんのスープ”)

各人ごとのサーブ、蓋は目前にて外される。

スタッフさんの説明によると、当該スープは

魚の骨を揚げ、湯で油をとり、その後、じっくりと骨を煮込み出汁を取るのだそう。

たいへん手間をかけているのだ。

具材には糸切りの押し豆腐、キクラゲ、ニンジン、タケノコ、ネギなど。

とろみをつけているので、口当たりはもってりとした感じだが、魚臭さは皆無。

レンゲで捜索すると、細かくカットした揚げイシモチの身も確認でき、

この部分にヒットすると、身のほんのりとした香ばしさも楽しめる。

(レンタロー) つまりは魚の白湯だな。で、魚はその日の入荷のもん使うそうだで。

苔条春笋 外公肉圆(春筍のあおさ炒め 張家の肉団子) 4名分

今回の参加メンバーの中には当店の常連さんがいらして、話によると、

この肉団子は二度挽きしたミンチ肉を使用。

そのため、外側はカリッと香ばしく、中はふわっと柔らかいという食感の対比が楽しめ、

これが限りなく口に優しい。

また、旬のタケノコはシャキッとした歯触りで自然な甘みもあり、あおさの風味と見事に調和。

両者はまさに秀逸という言葉が相応しい出来栄えであった。

別添えで塩もいただけたが、あおさ炒めの塩気だけで十分。使用の余地はない。

金沙煎羊扒(JASMINE風ラムのステーキ 蚕豆のくずし炒め添え)

ナイフとフォークがセットされ、各人ごとのサーブ。

歯を入れると、外側のかりっと感に続き、ラム肉独特の旨味を感取し、

脂身からじゅわっとにじみ出る美味さに笑みがこぼれた。

最後は手掴みで骨まわりの肉をかぶりつく。これがまた美味いのである。

付け合わせのソラマメのマッシュは、青臭さを抑え、雪菜のみの塩分で味を調整。

主役のラム肉を上手にサポートしていた。

素炒蟹粉(上海の精進料理“スーハーフン” 上海蟹みそもどき) 4名分

サーブ時には、専用のカニ酢(上海蟹用・黒酢)もセット。

具材は、ジャガイモ、ニンジン、キクラゲ、たまご、香菜など。

黒酢と合わせて、かにみそに見立てた料理です。

ひと口食べてみると、調味に使用したパームオイルが効き、たまごのコクと合わさると

奥ゆかしい旨さがあり、また、カニ酢をつけると、確かにそれらしい味になるのだから面白い。

冬菜蒸石斑(石垣島スジアラと冬菜の合わせ蒸し)

各人ごとのサーブ。

魚は切り身での提供だが、しっとりとして蒸し加減上々。

醤油の使い方もなかなかのものである。

菜譜によると、このあとが乞食鶏。

醤油味が続くため、口直し的にセロリの青山椒風味が供された。

しかし、酸味が勝っており、肝心の青山椒の風味が弱かった。

こちらも菜譜にはない1品。獅子頭。

甘めの味付けで、肉団子系は外れがなく、安定した美味しさを楽しめた。

傅式叫花鸡(杭州の名料理人傅先生直伝の“乞食鶏”) 4名分

さて、本日の目玉!乞食鶏の登場です。

卓上には、木槌、ハサミ、ナイフ、フォークが準備。

ここは常連さんに正義の鉄槌をお願いしよう!ドン!ドドドン!!

木槌で蓮の葉が見えるところまで叩き割り

手袋をしたスタッフさんが表面の土をはがし

ハサミを入れます。

何重にも包まれているので、丁寧に取り去り作業。

(乞食鶏) 皆さん、ご苦労さまですーー。

ようやくご対面。顔があるわー(汗)。

この後は、自分たちでナイスとフォークを入れ、取り分けて実食。

ハスの香りが漂う肉はむっちりとして美味い。

しかし、冬菜などの漬物で味に深みをだしたいところが醤油や砂糖が強すぎて、

甘さが口に残り、次第にくどさを感じ食が失速。

スープストック的なものを入れてはいるそうだが、スープが残っていないのも残念だな。

櫻虾凉面(桜海老出汁の一口冷麵) 

各人ごとのサーブ。

桜海老出汁100%。これがまた強すぎて、かつ甘い。

春キャベツと合わせ季節感を味わえるものをと、組み込まれた冷麵だと思うけれど、

今回のコース料理の〆には重たい。

別の機会にこれだけ単品でいただきたいな。

このままでは往生できない私達。

さっぱりした汁そばが、ひと口で良いから食べたい、とリクエスト。

利用日は団体客も多く、厨房もフル回転で伝達ミス?運ばれてきたのがこちら。

ぱっと見は、トマトの冷製カッペリーニかと思いましたが、アメーラトマトとシソの冷製和え麵です。

〆のイメージが少し狂ってしまいましたが、「さっぱり」課題は酸味でクリア。

忙しい中、我儘を聞いてもらえて感謝です。

 

さて、次はデザート。おしぼりの差し替えを受けられ、菊花茶がポットでサービス。

甜品

2種(杏仁豆腐、マンゴープリン)からのチョイス。各人ごとのサーブ。

マンゴープリンは、ベースがフレッシュすぎず、甘み熟成タイプで味が濃厚。美味い。

杏仁豆腐にはトンカ豆を使用。香りが良いのだ。

酒の追加等を含み

Hand01 会計は、1人当たり11,000円(千円未満四捨五入)

料理の組み立てや追加に細やかな心遣いをしてもらえ、お腹が一杯である。

 

デザートをいただいた頃には、シェフがテーブルへ挨拶に来てくれた。

その際、私達の忌憚のない意見にも耳を傾けてくれ、いろいろと失礼を申し上げたと思いますが、

笑顔での応対はシェフの人柄とさらなる向上に努めようとする姿勢の表れだと感心した。さすがです。

滞在時間4時間半弱、退店時にも温かい見送りを受ける。たいへんお世話になりました。

中華香彩 ジャスミン (JASMINE)

東京都渋谷区広尾5-22-3 広尾西川ビル 1F

TEL     03-5421-8525

営業時間/ 11:30~15:00(L.O.14:00) 18:00~23:00(L.O.22:00)

定休日   無休

※中国料理満足度数は、3.9~5.0

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大ウ邨 (ダウツン) 池袋

2015-04-06 | 中国料理(上海料理)寧波

老上海本帮菜 「大ウ邨

京華閣」さんに続き、池袋北口に広がる新中華街、新華僑の街へ同行、第二弾。

次に選んだのは、ちょっと甘い味つけが特徴の上海料理。

当店のHPを見ると、本場仕様の上海菜の種類の多さに心弾ませることでしょう。

 

場所は、池袋駅西口。ロマンス通り沿いの雑居ビル3F。

聚福楼」さんの並びで、同様にこの雑居ビルのエレベーターも1台であり、

3階で降りると、左手にはチャイナ服に身を包む可憐な乙女が描かれたミステリアスな扉がある。

当店の入口はこちら。勇気を出して扉を開けてみよう。

客席は左右に長く、今回の利用は厨房の様子が見える左手側の4人掛けテーブル席になる。

ビニールクロスの敷かれた卓上には、黒胡椒(GABAN)、紙ナプキン、爪楊枝、灰皿が用意。

酒はザ・プレミアム・モルツ(中ジョッキ)@500×2からスタートし、

紹興酒5年(ボトル)@1,500に進行した。

料理はグランドメニューからアラカルト注文。スタッフさん(中国人)はおすすめも教えてくれ、

ツウの方が好みそうな田鰻も紹介されたけれど、硬いから見送り、計5品のチョイス。

丁香花生(クローブ入りピーナッツ)@300(税込)

歯触りを残すピーナッツは長く噛むほどに、クローブの香りが広がる。

味が強くないので、飽きずに最後まで酒の友になる。

四喜烤夫(五目焼きふす)@480(税込)

料理は次々に登場。

卓はあっと言う間に単品料理で賑わぐので、様子を見ながらオーダーした方が良いのかも。

ビジュアルからしても濃そうだがその通り!

砂糖と醤油の効いた甘めの味付けがじわっとしみた上海味。

熏魚(揚げ魚の上海風醤油煮)@980(税込)

店側からプッシュされた1品。いざ運ばれてくると揚げ置き感が凄い。

魚は淡水魚を使い、醤油を使っているので色味は濃いが、四喜烤夫ほどには甘くはない。

スタッフさんは、どの卓にもすすめられていたので、これは店側が売り切りたい料理のようだ。

茶色い料理が続くところで……。

糟溜魚片(白身魚の麹入り炒め)@1,380(税込)

魚の身は片栗粉効果もあり、ふっくらつるん。

日本人にも好まれそうな穏やかな甘さで優しい味わいだ。

同行者さんチョイスのお蔭で単品料理の中の安らぎとなった。

薺菜大餛飩(ナズナと肉入り大餛飩スープ)@880(税込)

自分が選んでおいてだけれど、噛んだ瞬間、ワンタン皮が硬く、また小麦粉臭く思えてしまった。

同行者さん曰くこれが大陸味なのだとか。なかなか手強いものである。

フレッシュな野草の香りを存分に堪能できるのではと期待していたが、肝心のナズナの量も少なく、

ちょっと残念。チョイスミスで持て余し気味になったが、幸いにもスープは美味しくいただけた。

酒は追加のザ・プレミアム・モルツ@500、グラス紹興酒@300で

Hand01 お会計は、1人当たり4,000円(千円未満四捨五入) 安い!

会計時、店のママさん(仮)が他に料理のオススメを教えてくれたので備忘録として記します。
  ※韭黄炒牛肉絲、盐水牛肉、油焖茭白、芹菜干絲など。

中国語が飛び交う店内はあっという間に満員御礼。

厨房内のコックさん達も立ちながら食事を摂る感じで大忙しだ。

また当店、23時からはカラオケが出来る。あの扉はそのためなんだな。

 

大ウ邨 (だうつん)

東京都豊島区西池袋1-37-15 西形ビル 3F

TEL       03-6907-0767

営業時間/  11:00~翌5:00

定休日     無休          -店舗情報「食べログ」より- 

http://dautun.kg-consul.jp/

※中国料理満足度数は、3.7~5.0 池袋中華が面白くなりました

大ウ邨上海料理 / 池袋駅要町駅東池袋駅

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上海料理 飲茶 喬家柵 (シャンハイリョウリ ヤムチャ ジョカサア) 西荻窪

2015-03-31 | 中国料理(上海料理)寧波

上海料理 飲茶 「喬家柵」 (シャンハイリョウリ ヤムチャ ジョカサア)

某日も西荻窪に所用があり、昼食は「仙ノ孫」さんでとろうと向かった。

すると店先には再び定休日の札。

今月の臨時休業日も記されていたが、該当の水曜日ではないのに。

諦めきれず、店のドアを引いたがやはり閉まっている。

……縁がないのかな(涙)。

同駅の中華料理店から選ぶことにした。

食べログによると、当店は『上海の料理人が作る本場の味!』との事。

場所は南口より徒歩3分。

大衆的な雰囲気のする店内は、左右にテーブル席をレイアウトし、一番奥に厨房を据える。

利用は中ほどの4人掛けテーブル席。

卓上には、醤油、醋、辣油、胡椒、爪楊枝、紙ナプキン、灰皿、メニュー。

割り箸は箸立てにまとめて。 着座後には中国茶の提供を受ける。

咸菜肉丝面(豚肉と高菜そば)@800(@864税込)

定食、麺類セット、特別セットなどは、月曜日~金曜日(11:30~15:00)まで消費税が

サービスされるため、お得感はあるのだけれど、自身の食指が動く献立はなく、

また、そこまでお腹が空いていない。

グランドメニューから単品でチョイス。

具材は、糸切り(細切り)豚肉、タケノコ(水煮)、もやし、刻みネギ。

黄色味がかったスープの下から麺を持ち上げると、中ぐらいの太さの縮れ麺がお目見え。

口に運ぶと、チープさ漂う味わい。次第に食が失速し、持て余した。

大人しく、定食から選べば良かったかもしれないな。

単品でも十分にボリュームを感じた。セットとなると、さらにお腹が一杯になることだろう。

別メニューでの秘めたる上海力を期待しますが、

今回感じた印象では、日本人の口に合わせた味付け。

普段使いができ、お子様連れのファミリーにも利用しやすいと思います。

 

上海料理 飲茶 喬家柵 (シャンハイリョウリ ヤムチャ ジョカサア)
 
東京都杉並区西荻南2-25-6

TEL  03-3331-8421    

営業時間/ 11:30~15:00 17:30~23:00

定休日     年中無休 ただし12/31~1/3の年末年始は店休日となります。
                -店舗情報「食べログ」より-

※ランチ満足度数は3.2~5.0

上海料理 飲茶 喬家柵中華料理 / 西荻窪駅

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鴻運(コウウン) 新店 新橋

2015-03-21 | 中国料理(上海料理)寧波

中国家庭料理「鴻運」新店。再訪

某日は2階、回転テーブルを有する円卓(2)を貸切という形での宴会仕様。

以下の料理は、すべて幹事さん達が、事前に店側と打ち合わせをしたうえ、

提供されたものなので、今回の料理に興味のある場合は、お店に確認を行い相談等を願います。

当方へお知らせいただいた事前情報によると、菜單は

・上海火鍋・菜飯・黃豆芽油荳腐・花菜炒蛋・紅燒元蹄・清炒時菜・椒鹽茄子♡

料理は「不要放味精、鷄精」(味の素・鶏がらスープの素不使用)で、

お願いしてくれているというが、ケースによっては混入もやむなし。

テーマは上海の家庭料理(家常菜)。

卓上には、ロゴ入り箸袋に入った箸、取り皿、タオル地おしぼり(直置き)が用意され、

宴の料理がスタートする。

醉鷄(酔いとり)

中国家庭料理のポピュラーな冷菜。鶏の紹興酒漬け。

塩味が効き、鶏本来の旨味を味わえる。

烤麩(麩の揚げ煮)

揚げた麩を甘辛く煮たものにキクラゲも同居。

一見すると濃そうだが、上手に味がしみていて嫌みがなく美味い。

臘肉(塩漬け干し肉)

自家製の干し肉。噛みしめるほどに濃縮された旨味がじゅわじゅわ

幹事さんの説明によると、この時期にしか作らないのだそう。ラッキーだ。

(レンタロー) 宴会だで、料理はみな大皿で提供されるだ。

取り皿もたんともらえるで、有難かったよ。

涼拌黄瓜(キュウリの和え物)

叩きキュウリのシンプルな冷菜。箸休めにも活躍。

凉拌莴笋(チシャトウの和え物)

瑞々しく爽やかな色合いのチシャトウ。クセがなく、シャキシャキとした歯触りが魅力。

椒鹽茄子(ナスの塩揚げ)

お酒の恋人、ナスの塩揚げは、当店不動のおつまみ№1。

本日は油切れも良好で、この薄さにしてかりっとさくっと。

ピリっとした辛さが酒を呼ぶのだ。

黃豆芽油荳腐(油揚げと豆モヤシの炒め)

油揚げのコクが味に深みをつけ、豆もやしの食感と風味が生き、

味に素朴さを感じさせる、くつろぎの家常菜だ。

薺菜炒冬笋(ナズナと筍の炒め)

春の七草のひとつに数えられるナズナは、上海料理ではよく使われる食材。

(春の)香りを存分に楽しめ、舌に馴染みやすく、あっさりとした食味で落ち着けた。

紅燒元蹄(豚脛肉の醤油煮)

アイスバインは、すぐには出来ない要予約料理。

ゼラチン質たっぷりのスネ肉は、骨からするりと外れ、ほろほろで簡単にほぐれる柔らかさ。

これを白飯にのせて食べたら、さぞや美味いことだろうなあ。

清炒時菜

店のお母さんの説明だと、中国野菜、カイラン(芥藍)ということだ。

ちょっと違う気もするが、詳しくは不明。ニンニクを効かせた青菜炒めになる。

干絲韮菜花(韮の花炒め) 

韮の花と豆腐干絲(細切り干し豆腐)の炒めもの。

 

ここまでも打ち合わせをした献立と入れ替わったもの又はなかったものが多く登場したが、

店の気さくなママさんは、サービス精神が旺盛で、サプライズで次々に料理を出してくれる。

これは幹事さんと店の長い信頼関係があってのこと。一朝一夕に成り立つものではないのです。

さらに別の野菜(A菜と聞こえたけれど)も考えてくれていたようだけれど、

鍋のお腹を残すためにストップしてもらった。

上海火鍋

山海の幸を盛り込んだ上海式の具沢山な寄せ鍋は、厨房で仕上げた状態でサーブ。

この鍋の目玉は、玉子の皮で餃子を作ったという蛋餃子。

店のおじさんが手作りされているのだ。あっさり味の上海火鍋を堪能したあとには、

咸肉菜飯(上海式炊き込み菜飯)

自家製の塩漬け干し肉と青菜の炊き込みご飯になる。

塩漬け干し肉が風味をつけ、気負いのない自然な味わいが好感度を高める。

私自身は、はじめての実食だが、上海のおふくろの味を体感できたように思う。

桂花酒醸湯圓(酒かす白玉団子)

酒釀を溶いたスープには、乾燥させた金木犀の花(桂花)と白玉団子。

金木犀の優しい香りを楽しみつつ、白玉団子を口にする。

作り立て感が凄くて、最高に美味しい!すっかり魅了された。

話によると、当店ほど、上海料理のレパートリーが揃う店も数少ないのだとか。

きちんと勉強し、上海料理をチョイスないと、店の魅力を存分に味わうことができないのだと痛感。

またも前回、生意気な感想をもった自分の未熟さを恥じ入るばかりで、失礼をお詫びする。

今回の宴での食体験は当店の真価を知る貴重なものとなった。

 

鴻運(コウウン) 新店

東京都港区新橋2-8-17

TEL  03-3502-2886

営業時間/ 月~金 11:30~翌6:00 土日祝 11:00~24:00 

定休日    無休          -店舗情報「食べログ」より-

 ※お店の方々をはじめ、ご尽力頂いた幹事さんに感謝であります。
中国料理満足度数は、当然別格Crown04

 

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神田 雲林(ユンリン)

2015-02-23 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

予約はディナー。

~「フカヒレの姿煮込み」と旬の食材のコース~5,000円、7,500円、10,000円から、

7,500円を選び、前回と同じメンバーで集まった。

利用は店内中ほどの片側ソファのテーブル席。

テーブル・セッティングは、夜仕様。変わりがないため、省略。

また、コース料理にお品書きはなし。口頭説明で、料理は全て各自分での提供になる。

本日のアミューズ

カシューナッツの飴炊き。甘さの中にぴりっとスパイスが効きスパイシー。

蝦夷アワビ入り、新春の前菜盛り

①ワカサギの紅麹風味のサクサク揚げ・・・紅麹の淡い色味が目を楽しませる。
  外はかりっと、中はしっとり。クセはない。

②栃木県産、香り鶏のバジルソースがけ・・・バジルの主張が強すぎず、しっとりとして上品。

③北海道産、蝦夷鹿のロースト・・・赤身の肉質に、中華風バーベキューソースがマッチする。

④庄内産のあさつきとウドの中国オリーブ炒め・・・オイル感ナチュラル。しっくりと馴染み、
  まるで和え物のよう。

⑤蝦夷アワビの冷菜・・・下にはアスパラ。柔らかい蝦夷アワビをフレッシュな青山椒で和えてぴりっと味に。

⑥平田牧場産、金華豚を使った香港風の窯焼き叉焼・・・艶やかな叉焼は焼き立て感あり。

⑦北海道産、ヒグマのミンチ肉と菊芋のピリ辛炒め・・・カリカリに香ばしいミンチ肉を
  シャキシャキとした食感の菊芋に合わせて。

⑧京ニンジンのオレンジ蜂蜜煮・・・オレンジ蜂蜜がほのかな香りとコクをつける。
  甘みが口に優しい。

上海風、フカヒレの姿煮込み→ふかひれトリュフソース煮込みに変更。

聞くとふかひれは約80g~90gのものだそう。下には、根切りもやしと広東白菜。

薄くスライスしたトリュフと、ソースに浮かぶ黒い粒々も同様。

味がしみ込んだふかひれは、厚みがあって、サクサクと繊維を噛み切る幸福感あり。

私の体調によるものかもしれないが、今回、若干ソースに胡椒のようなぴりっとした感覚を覚える。

北海道直送!天然ホタテとアスパラ菜と中国餅の強火トウチ炒め

北海道、根室産の天然ホタテをスライスし、中国餅、アスパラ菜と合わせ、

調味に唐辛子、豆鼓(黒豆豆鼓)を使ったピリ辛の炒めもの。

鮮度抜群のホタテは、ひも、肝も使う。火入れも申し分なし。

唐辛子のぴりりとした辛味に、黒豆豆鼓の豊かなコクが絶妙なバランスで整い、

味に深みをつけ、品の良い旨味が開花している。

オマール海老すり身の湯葉巻揚げ、オニオンヌーヴォーと寒ゆずのソース

ふわっぷりの弾力が頼もしいすり身は、菜の花の茎と銀杏を包み込むように形成。

細やかな仕事ぶりがうかがえる。

それをからっと揚げたのちに、半分に包丁を入れ、オニオンヌーヴォー、レンコン、

椎茸、アスパラ、ロマネスコなど豊富な野菜と合わせ、ソースは酸味が入り、

これがまろやかな辛味と調和し、美味さを際立たせている。

(レンタロー) 要するに、酸っぱ辛うまなわけだで。食感もいろいろ楽しめるよ。

 

一皿ごと、巧妙なスパイス使いや、調味料のさじ加減で変化球を投げ込んでくる。

ぴりっとした辛味もグラデーションに富んでいるから、コース料理にリズムが生まれ

食傷せずに食事を進行させることができるのだ。

「高級広州産 乳ハト」の燻製パリパリ焼き

「脳みその部分がとろっとして白子のように大変美味しいです」

店では小さな窯を有しており、使用するのは、生後28日までの乳ハト。

親ハトが噛み砕いたエサを食べているので、身質が柔らかいとの説明。

蓮の葉、ジャスミン茶などでスモークしたという。

燻製香が芳しく、皮目のぱりっと感と、旨味を閉じ込め濃縮したジューシーな肉を味わう。

火入れも上々。好みで皿に添えてある塩胡椒を使う。

(タクロー) 脳みそ……!矢印に注目だで。

雲林風〆の麺料理(極細もやしと黄ニラと芹の塩タンメンor黒胡椒醤油チャーハン)

各自違えて注文可能。

自身は豚肉と五目野菜入りの黒胡椒醤油チャーハンをチョイス。

米はタイの香りの良いジャスミンライスを使用。

ぱらりとして、味が濃すぎず、脂身がコクと旨味をアップさせ、当店でいただいた

炒飯の中では一番口にあった。美味しい。

自家製デザート3品盛り

左からフレッシュフルーツのスパイシー白ワイン風味のシロップがけ、

中華あんとチョコレート入りのココナッツだんごバレンタイン仕様、杏仁豆腐。

ココナッツだんごは、前回よりチョコレートの量が多いかな。

(レンタロー) 食後のお茶は、変わらねえ。雲南ウーロン茶 “蘭貴人”だで。

甘くて、オラ、好きだ。

 

ドリンクは、生ビール@550、紹興酒デキャンタ(5年)@2,250×2 ほかを注文し、

Hand01 お会計は1人当たり9,000円(千円未満四捨五入)。 サービス料はかからず。

会計を済ませると、シェフが表に出て見送ってくれた。

サービスの質もクオリティの高さは変わらず、料理はすべて神田雲林の味として

端正に完成されており、安心してお任せできる。

接待や大切なイベントにもお薦めできる1軒だ。


神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日

※中国料理満足度数は、4.6~5.0

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張記小籠包  (二色張記水餃子)

2015-01-22 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、上海料理「張記小籠包」(チョウキチョウロンポウ)の二色張記水餃子。

テイクアウトで購入。沸騰した多めの湯で9分茹でた。

緑の張記芹菜餡水餃(セロリ味)。しゃりしゃり感のあるタレが絶妙に美味い。

(レンタロー) ランバダ、こいが、二色張記水餃子だでよ。

もっちもちで豊満な皮と餡のバランスが秀抜なグラマラス水餃子だな。

 

張記小籠包

神奈川県横浜市中区山下町79 松方ビル 1F

TEL      045-641-0870

営業時間/ 11:00~24:00(LO.23:30)

定休日   年中無休 

 

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神田 雲林(ユンリン)

2014-12-29 | 中国料理(上海料理)寧波

中国料理「神田 雲林」(ユンリン) 再訪

予約はディナー。本日も予約で満席。相変わらずの盛況ぶりだ。

おすすめ旬コース(上海蟹コース第2弾)の、5,000円、8,200円、11,000円から、

5,000円を選び、別注文で乞食鶏(1羽8,500円)をリクエストし、組み立てをお願いした。

案内は前回夜と同じ、店内奥の左手、窓際のテーブル席。 
                   (80cサイトのサトタカさんを含め、4名での利用)。

テーブル・セッティングは、夜仕様。変りがないため、省略する。

乞食鶏の仕上がり時間は、19時45分とのお知らせを受け、

ドリンクは、生ビール(3)、ペリエを注文し、コース料理がスタートした。

本日のアミューズ、ピーカンナッツの飴炊きに続き

活蝦夷アワビ入り、冬到来の前菜盛りがサーブされる。

①揚げ皮蛋の香味野菜ソース・・・香味野菜をみじん切にした、ほんのりと甘酢っぱいソースを合わせて。

②蝦夷アワビの冷菜・・・下にはブナピーと金針菜。柔らかい蝦夷アワビをコクとまるみのある肝ソースで。

③雌の上海蟹の紹興酒漬け(酔蟹)・・・漬け加減も上々。上海蟹の甘みが活き、ねっとりと美味し。

④平田牧場産、金華豚を使った香港風の窯焼き叉焼・・・艶やかな叉焼は焼き立て感あり。

⑤栃木県産、香り鶏のバジルソースがけ・・・バジルの主張が強すぎず、しっとりとして上品。

⑥椎茸とマコモダケの蝦子煮込み・・・蝦子の風味をプラス。この塩梅が上手い。

⑦北海道産ホタテの熟成唐辛子醤油和え・・・青唐辛子を入れた醤油を2か月程寝かし使用。

これが、本年度ラストの酔蟹だろう。

食べ終えるのが惜しい。未練たらたらの自分である。

このタイミングで、紹興酒デキャンタ(5年)@2,250 を注文する。

中華風の豆乳茶碗蒸し トリュフソースあんかけ

「豆乳入り茶碗蒸しのフカヒレ翡翠あんかけ」から変更。

レンゲを入れると、ホクっとしたユリ根、青菜、キクラゲも隠れていた。

ベースとなる出汁が美味いのは勿論だが、トリュフ香るあんかけソースとの

調和のもたせ方が素晴らしく、技量の確かさを実感。

味に豊かな深みとふくらみがあり、夢中にさせる美味さだ。また食べたいなあ。

剥き海老と豆苗と黄ニラの発酵エビ味噌炒め

具材にはほかに、極細もやしも。香り高くコクを深める蝦醤のさじ加減が絶妙で、

味に丸みがあり、品の良い仕上がり。

北海道直送!真鱈と白子入り春巻、塩かわりのカラスミ添え

(ノブロー) シェフの春巻技はすっげえ!無限大の引き出し持ってるだ。

香ばしい揚げ色のついた春巻はボリュームを感じさせるダイナマイトボディ。

パリッとした皮にナイフを入れてみると、中には、食感を添えるムカゴ、銀杏も確認できた。

素材の味を存分に楽しめる真鱈と白子の親子春巻。

贅沢に塩代わりのカラスミをつけていただくのだ。

さて、リクエストの乞食鶏が出来上がったようで、テーブルへのお披露目タイム。

杭州名菜 「乞食鶏」(富貴鶏、叫化鶏)は、

『下処理した鶏を蓮の葉でくるんだのち、さらに土で全体を包み、丸ごと炉で蒸し焼きにする

中国江南地方の料理』 -Wikipediaより-

木槌で叩き割るのだ。蓮の葉が見えるまで割ってOKということで、交代で挑む。

お宝さがし気分で、トンテンカンテン。気が置けない仲間との発掘作業は楽しいものである。

さあて、そろそろ、良いかな。

そこで、スタッフさんが店内の灯りを消し、香りづけでアルコール(白酒)をかけ、火を付ける。

うおぉぉー!!ファイヤー。店内の視線を集めて、嬉し恥ずかしクライマックス。

エキサイティングなプレゼンに高揚感も最高潮に達する。

蓮の葉を開け、卓に再登場したのちに――。

各自に取り分けサーブされる。

乞食鶏は密封することにより汁気を保ち、蓮の葉に包むことで肉に香りを移し、

食材の旨味を逃さない。

中に詰められたのは冬菜やタケノコなど。香気漂う肉はしっとりと柔らかく、

汁には若鶏から出た旨味たっぷりのエキスが含まれて、味にはたとえようのない深みがある。

余すことなくいただくべし。

(ノブロー) 乞食鶏は風味がええ!

で、この汁にでた鶏の脂(オイル)は、唇潤い系でめちゃうめえ。

麺でも絡めてえくれえだ。花巻でもええな。酒は紹興酒が合うと思うだ。

――エンターテイメント性の高い乞食鶏は、ご馳走感もたっぷりだ。

釜焼き広東ダックの軽い煮込み、スパイシー仕立て(4名分)

広東風、富士高原とり腿の辛み炙り焼き 花巻添えより変更。

豆もやしを敷き、唐辛子が浮き、香菜が頂を飾る。山椒も効いてぴりっとスパイシー。

香ばしさをプラスした鴨肉の濃厚な旨味を味わう。好みの味だ。

スタッフさんに中国語料理名を尋ねたところ「辣烤鴨」。ジャンル的には四川のようだ。

雲林風〆の麺料理(キノコと七味の酸辣タンメン or キノコ入り酸辣チャーハン )

キノコ入りの黒酢と胡椒の効いた酸辣チャーハンと、キノコ入りの七味唐辛子の効いた

酸辣タンメンからのチョイス。各自違えての選択可能。

パラパラとした炒飯は長粒米を使用。

麺は独特の食感の全粒粉麺。

エッジの効いた酸辣タンメンというより、和を感じさせる口当たりの優しい味わい。

自家製デザート2品盛り、雲南ウーロン茶 “蘭貴人”

自家製杏仁豆腐と中華あんとチョコレートのココナッツだんご。

柔らかくて温かいだんごを口にし、そして、前回惚れ込んだ蘭貴人が本日もいただけ大満足。

 

酒の追加、紹興酒デキャンタ(5年)@2,250 (本数失念)を含み、

Hand01 お会計は1人当たり9,000円(千円未満四捨五入)。 サービス料はかからず。

リクエストした乞食鶏も美味かった。定期訪問したい至極の1軒である。

 

神田 雲林 (yun-rin カンダ ユンリン)

東京都千代田区神田須田町1-17 第2F&Fロイヤルビル 2F

TEL         03-3252-3226

営業時間/ 月~金 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:30(L.O.21:25)
      土・祝 11:30~14:30(L.O.14:00) 17:30~22:00(L.O.21:00)

定休日     日曜日 

※中国料理満足度数は、4.6~5.0

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張記小籠包(チョウキショウロンポウ) 横浜中華街

2014-12-26 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、上海料理「張記小籠包」(チョウキショウロンポウ) 再訪

連れ(寝太郎さん)とのハシゴ中華。当店を紹介したい。

表から覗くと、小さい店内はお客様で一杯の様子だが、席を予約していたため、入店が叶う。

感じの良いママさんがニコニコと出迎えてくれ、指示のあった一番奥のテーブル席に着く

隣の席のお客様は中国人グループ。

広東語を話しているのはわかるのだけれど、単語レベルの自分には、会話の内容すべては

理解できないが、ママさんは、北京語なので(広東語と)スムーズに話が噛み合わない場面が窺えた。

満席状態で、ママさんもシェフも手を休める間もなく大忙し。

タイミングを見計らい、料理と紹興酒をお願いした。

二色張記水餃子(10個)@700(税別)→@756(税込)

「この味、私だけ。日本で私だけ」とママさん。ママさん曰く、水餃子全国一位。

(寝太郎) おぉぉぉーー!すっげー!すっごくジューシー。これ必殺技じゃん!

豊満な皮と餡の具合は、奇跡のようなバランス。

おふくろの味的な手作り力があって、温もり感が凄い。テンションが上がるよ。

ぶっちぎりのガチな旨さだ。テイクアウトでも購入するよ。

豆苗炒め

「さっぱりね」とママ。取り皿ももらえた。味覇風味が目立ってしまっているかな。

ボリュームたっぷりで2人では食べ応えあり。数人でシェアするのが望ましい。

(タクロー) 値段、失念しちまったんだ。ごめんよ。シャキシャキだよ。

小籠包五種(各種2個)@1,500(税別)→@1,620

伝統上海(鮮肉)、ホタテ入り、上海蟹肉入り、海老入り、ふかひれ入り

「安いね。これお得になる。」とママ。

一度頼んでみたかったから、寝太郎さんが一緒のチャンスを逃すべからず。

小籠包は、メニューの順番で重ねられているとのこと。

やはり、ホタテ、上海蟹肉、えびも、その頂には何も確認出来ず。前回忘れたのではなかったのだ。

ホタテとえびは中にカットした具が入っていた。

ビジュアルですぐわかるのは、ふかひれ入り小籠包。上海蟹肉が一番わかりづらい。

伝統小籠包の餡に具を足した感じで、味つけは変わらないように思う。

週末、店はグループ客を含め大盛況。お客様が帰られても、すぐに卓が埋まる。

ママさんの気さくな人柄もお客様を呼ぶのだろう。

紹興酒は、三国志演義 十年@4,000を注文、テイクアウトの二色張記水餃子(10個)×2を含め

Hand01 会計は、1人当たり5,000円(千円未満四捨五入)。

翌日、自宅で水餃子を茹でる。沸騰した多めの湯で9分。

もっちりグラマラスな水餃子を再び楽しめた。大満足。

 

張記小籠包

神奈川県横浜市中区山下町79 松方ビル 1F

TEL      045-641-0870

営業時間/ 11:00~24:00(LO.23:30)

定休日   年中無休  

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桃源邨 (トウゲントン) 横浜中華街

2014-12-25 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、上海料理「桃源邨」 (トウゲントン)

場所は、中華街大通りの中国粥店「謝甜記」さん脇を入った並び。

上海蟹のシーズンに連れ(寝太郎さん)と訪問。

入店すると正面には厨房。小ぢんまりとした店内はテーブル席のみで3卓。

冬の時期だ。、扉が開いたときに、冷たい外気が入り込む。

先客がいなかったこともあり、直撃を受けない奥の卓を選ぶことが出来た。

卓上には、醤油、酢、辣油、ブラックペーパー、チューブからし、爪楊枝、

割り箸(箸立てにまとめて)が準備。着座後にメニュー、おしぼりをもらう。

 

お目当ては勿論、上海蟹。

蒸し蟹は、雄、雌を選べ、それぞれにサイズあり。

この日提供できるサイズを店の人が、口頭で教えてくれる。

雄(オス)のサイズは、中、大、超。雌(メス)は、中、大、特の用意があるとのこと。

酔っ払い蟹については、選択なし。

酔蟹(よっぱらい上海かに)@4,100

スライスキュウリとガリ(生姜の甘酢漬け)を添えて。

蟹用の道具一式は、取り皿、ハサミ、カニスプーン(フォーク)。

フィンガーボウルはなし。

当店は、酔蟹、蒸し蟹ともにセルフ。

自分で、ハサミを使い解体し、カニスプーンを駆使していただく。

漬けだれは、甘すぎず、紹興酒の味加減良し。

昨年お邪魔した「翠鳳本店」さんが山椒の実を効かせた漬けだれであるのに対し、

当店は酒が主体。味に余分なものを感じさせず、香り良く、しっかりつかっている。

ちゅぱちゅぱ吸い付くと、舌に絡まるようなねっとりと濃厚な旨味が

甘美な余韻を残す。美味い。

(寝太郎) あ、中国ワインがあるよ。ちょっと1杯試してみようか!

「蟹だったら絶対こっちですよ。紹興酒。」

道を踏み外しそうな寝太郎さんに、店のお姉さんが、適切なアドバイスをくれた。

そりゃ、そうだ。お姉さん、よく言ってくれた!!

(寝太郎) そうですよね~!僕もそうじゃ、ないかと思っていたんだ。

――変わり身の早い、お調子者の寝太郎さんである。

甕だし老酒(紹興 加飯酒)グラスは、3.6.8年から、

3年もの(@360)と6年もの(@480)をチョイス。

 

ふかし上海かには、雄の中サイズを選び注文した。

「お客様、雄の中はこちらになります。いいですか?」

これから蒸す蟹をお披露目に来てくれた。

やはり、想像より一回り小さい感じだけれど、GOサイン。中で異存なし。

清蒸大閘蟹(ふかし上海かに)(雄)中サイズ@2,260

(ノブロー) こいも自分で解体するだよ。自力作業は楽しいで。

なんつうても、主導権握れるでな。ねちねち、蟹の身ほじってられるだ

甲羅をオープン!ワクワクドキドキのご対面。詰まっているかしら。

裏返してみました。雄の三角形のふんどしは外されています。

胴体を左右、真っ二つにバキッと割りましょう。

上海蟹型の容器に入った蟹のたれは黒酢。

会話も忘れ、作業にのめり込み、みそと白子のねっちりとした甘みと旨味を味わい、

紹興酒を片手に身の繊細な甘みを堪能し尽くす。美味しかったあ!

立地的には問題はないはずだけれど、周囲から比べ控え目な存在の当店。

3卓という客席のレイアウトが、客側にとってはネックかな。

様子をうかがっていると、電話で空きを確認してから来られるお客様もいる。それが正解だ。

 

小体だが、利用してみると思いのほか、居心地も良く、

シーズンの入荷にもよるだろうが、清蒸大閘蟹のサイズが豊富であることも嬉しい。

会計は、瓶ビールのほか、グラス紹興酒数杯で

Hand01会計は1人当たり4,000円(千円未満四捨五入)

当店は中華粥や豆腐漿にも定評があり、自家製の油篠を買い求めにくるお客様もいるほどだ。

ランチにも利用してみたいと、望んでいる1軒です。

 

桃源邨 (トウゲントン)

神奈川県横浜市中区山下町165

TEL    045-651-0927

営業時間/ 13:00~21:00(L.O.20:30)土・日・祝 12:30~21:00(L.O.20:30)

定休日/  月曜日          -店舗情報「食べログ」より-

※横浜中華街満足度数は、3.8~5.0

桃源邨上海料理 / 元町・中華街駅日本大通り駅石川町駅

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張記小籠包(チョウキショウロンポウ) 横浜中華街

2014-12-20 | 中国料理(上海料理)寧波

上海料理「張記小籠包」(チョウキショウロンポウ) 再訪

せっかく来たのだから、旨い小籠包と水餃子も食べてもらいたい。

世田谷特派員に提案し、最近のお約束ごとにもなっている当店を2軒目に組み立てた。

粉ものを胃袋に収めるために、1軒目のボリュームを抑えたのである。

その1軒目の上海蟹は、蒸し時間、格闘時間がかかるため、当店へ到着したのは14時頃。

客の波も引けており、「好きな席にどうぞ」とのことで、

入口に近いテーブル席に着座した。

注文は私押しの小籠包と水餃子。そしてもう1種類は相談のうえ、決めた。

二色張記水餃子(10個)@700(税別)→@756(税込)

モチモチ皮で力強いコシが魅力のミックス水餃子。本日も健康美で魅せる!

白の張記韮菜餡水餃(ニラ味)5個

緑の張記芹菜餡水餃(セロリ味)5個

ニラもセロリも甲乙付け難い旨さ。

2人でミックスをシェアするときは、最後の1個をどちらにしようか、迷ってしまう。

スパイスの入った美味しいタレは、少ししゃりしゃり感があり、ここで思い出したのは、

ココナッツパウダーを使う「山東」さん。だが、当店のタレも配合の具合が絶妙だ。

伝統上海小籠包 6個@720(税別)→@778(税込)

やはりママさんの作る小籠包は、リピート必至の味だ。美味い。

上海鮮肉月餅(えび入り上海焼き立て月餅)3個@600(税別)→@648(税込)

上海ではポピュラーな庶民の味で、お祭りのときに配り食べるのだそう。これって中秋節かな?

パイ生地のような皮の表面にはこんがりとした焼き色がついていて、

食べ方は、何もつけず、そのままで。

生地が油を吸い込みベタベタしてはいないのは幸い。

メニューには『いわゆるミートパイ』と記されているが、その比ではない。

がっしりと食感の頼もしい肉と海老が入り、より充実感のある餡で食べ応え十分。腹も満ちた。

点心の味はもちろんだが、気さくなママさんも感じが良い。

 

張記小籠包

神奈川県横浜市中区山下町79 松方ビル 1F

TEL      045-641-0870

営業時間/ 11:00~24:00(LO.23:30)

定休日   年中無休   ※当店はペット同伴可能。 

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上海美味小屋 (SHANGHAI HOUSE) 牛込神楽坂

2014-12-17 | 中国料理(上海料理)寧波

上海料理「上海美味小屋」 (SHANGHAI HOUSE)

当店のオープンは2001年(HPより)。

最寄り駅は、牛込神楽坂駅。私は利用路線の関係で市ヶ谷駅から向かう。

外堀通りの市ヶ谷田町を曲がり、道なりに直進し左折。

「SHANGHAI HOUSE」とロゴの入った紺色のオーニングテントが当店だ。

“小屋”というから、屋台風のちょっとディープな店をイメージしていたのだが、垢抜けた店構え。

店先の上海蟹のスタンド看板が、中国料理店であることへ繋いでいるようだ。

静かにBGMの流れる、すっきりとモダンな店内は、細長い造りで中央にレジを配置。

奥には完全個室に対応可能な円卓を有し、テーブル席(片側ベンチソファ含む)のみで、

食べログによると、総席数は36席。

スタッフさん(中国人)の案内で、入口に近い2人掛けのテーブル席へ腰を下ろす。

この位置から、レジ隣の小さな水槽で熱帯魚が泳ぐ姿を視界におさめた。

卓上には、予め、醤油、酢、辣油、紙ナプキンがセット。

着座後、氷水とメニューをもらい、注文を検討する。

目当ては当店の看板、上海蟹の料理。

一人昼から、酔蟹を食べようという算段で訪れたが、昼はランチメニューからの注文のよう。

グランドメニューは渡されなかった。ならば、潔く、お薦めランチへ方向転換。

味付け玉子入り角煮丼に強烈に惹かれたが、せっかくなら季節のお薦めから選びたい。

すると「アド街ック天国」に紹介された当店の顔「上海蟹」料理を、

リーズナブルな価格で提供しているとの記載が目に入り(上記の麵・飯3種類)

自身の好奇心を強く揺さぶられた。やはり、上海蟹にこだわるべきなのだ。

 

悩んでいると、扉が開いた。

橋爪製麺さんが生姜麺を納品しに来たのだ――。

上海蟹肉味噌あんかけスープ麺@1,280

麺をチョイスしたのは、有名ホテル、飲食店に麺を卸している、

橋爪製麺さん効果かもしれない。(※直営店「はしづめ」)

納品された生姜麺はおそらく、お薦めランチの酸辛生姜麺に使われるのだろうが、

取引があるならば、麺への信用性は高く、安心していただける。

意中の上海蟹肉味噌あんかけスープ麺は、角盆で、箸、使い捨て紙おしぼりを同行させ登場した。

ぱっと見、寂しげな面持ちのスープ麺。

表面に浮いているのが蟹味噌なのだろう。レンゲが無造作に差し込まれ、

中央に置かれた白髪ネギに悲哀さえ漂う。

1,000円超えの実態がこれなのか――。

飾ることもなく、あまりにさり気ないそのビジュアルが、確かな自信の証と捉えたい。

箸を滑りこませ、麺を確認する。中ぐらいの太さの滑らかなストレートタイプ。

表面の蟹味噌部分に緩くとろみがついていて、口に含むと上海蟹の繊細な甘みの他に

仄かな甘酸っぱさを感じた。蟹を食べる際にセットされる、あの“かに酢”の感じだ。

次は、探究心につき動かされ、レンゲでスープ内の蟹肉を捜索した。

残念ながら発見までには至らずだったが、味には上海蟹を感じられ、

慣れてくると、値段相応なりに(上海蟹を)楽しんだ感じで満足できた。悪くない。

ランチタイム、付近に勤める方々を中心に客足も好調。

メニューには、週替わり定食やお薦め定食もあるので、飽きずに通えそうだ。

私自身は、訪問する前に思い描いていたイメージより、店内も綺麗で、味に手応えあり。

当店の上海出身のシェフが作り出すという本格的上海料理を試してみたくなった。

また、お邪魔したい店だ。

 

上海美味小屋 (SHANGHAI HOUSE)    

東京都新宿区納戸町33 升竹ビル 1F

TEL      03-3269-5881

営業時間/ 11:30~14:30(L.O14:00) 17:30~22:30(L.O22:00)

定休日    日曜日・年末年始

※ランチ満足度数は、3.7~5.0

上海美味小屋中華料理 / 牛込神楽坂駅神楽坂駅市ケ谷駅

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張記小籠包(チョウキショウロンポウ) 横浜中華街

2014-12-06 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、上海料理「張記小籠包」(チョウキショウロンポウ) 再訪

不完全燃焼のため、一人でハシゴ小籠包です。

小籠包を既に10個食べているため、4個セットの小籠包からチョイス。

上海蟹肉入り小籠包(4個)@780(税別)→@842(税込)

針生姜もセット。当店の酢は黒酢。

使用は好みだが、はじめは何もつけず美味しいスープをそのままでいただきたい。

写真だとトップに何か乗っているはずだけど(汗)

ママさんがお留守で、シェフが蒸籠を火にかけたから忘れちゃったかな?

もちっとした皮を噛むと、溢れ出るスープの色味も綺麗だし、味の加減も良い。

(タクロー) ハシゴ小籠包の〆は張記さんに限るだ。美味いで。

グラマラスな小籠包と水餃子が、たいへん魅力的な店である。

 

張記小籠包

神奈川県横浜市中区山下町79 松方ビル 1F

TEL      045-641-0870

営業時間/ 11:00~24:00(LO.23:30)

定休日   年中無休   

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上海豫園 小龍包館 (シャンハイヨエン) 横浜中華街

2014-12-05 | 中国料理(上海料理)寧波

横浜中華街、中山路の「上海豫園(シャンハイヨエン) 小龍包館

当店は、長安道の「上海豫園本館」(【旧店名】九龍・上海豫園別館)の姉妹店になる。

現在、中国料理世界大会点心部門で優勝をした朱愛萍チーフ点心師が作る小籠包が

美味しいと評判のようだが、以前本店にお邪魔した際に期待値ほどの感動はなかった。

今回は、小籠包館でイメージを払拭したい。

当店も本店同様、外からガラス越しに小籠包作業を眺められる実演スペースあり。

利用は、その前、1階入口に近いベンチソファのテーブル席。

当店は2階席も有しているが、小ぢんまりとした造りだ。

卓上には、醤油、酢、爪楊枝、割り箸は箸立てにまとめて。メニューを取り出し注文を検討する。

スタッフさんに聞くと、特別にランチメニューはなく、鮮肉小籠包を組んだ

A.B.Cのセットを用意しているとのこと。

しかし、これはどれも私が望まぬチャーハンがついている。

グランドメニューから小籠包のみアラカルトでオーダーした。

注文後には、水と針生姜がサーブ。

聞くと、小籠包はそのままで、又は酢でいただくのが良いという。

調味料を使うつもりはないが、この時点で用意されている酢が黒酢ではないことに消沈。

自身の好みと違うのが不安だ。

(タクロー) 注文した小籠包は時間差で到着しただ。針生姜は口直し的にかじる程度でええだな。

鮮肉小籠包(5個入り)@700(税別)

その1個が小さめで、皮には小さなブツブツが出来て肌荒れ状態。見目麗しいとは言い難し。

皮を噛むとスープが溢れるが、色味からもわかるように味が濃くカドがたっている。

ヒスイ小籠包(5個入り)@1,000(税別)

こちらの方が皮の表面に異常なし。

噛み切ると、スープはほんの少し。食べるのが鮮肉小籠包より後だったから??

皮のミドリ色は小松菜からで、海老と帆立が鮮肉に包まれているため、海鮮の味わいも

同時に楽しめるというけれど、正直なところ、その実感なし。

Hand01会計は1,836円。レジにて支払う。

残念ながら、小籠包に雑な印象を受け、値段相応の満足感は得られなかった。

たいへん失礼しました。

 

上海豫園 小龍包館 (シャンハイヨエン)

神奈川県横浜市中区山下町166

TEL     045-212-5087

営業時間/ 11:00~21:00

定休日    不定休          -店舗情報「食べログ」より-

※横浜中華街満足度数は、3.2~5.0

上海豫園 小龍包館飲茶・点心 / 石川町駅元町・中華街駅日本大通り駅

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シェフス (CHEF'S) 新宿御苑前

2014-12-01 | 中国料理(上海料理)寧波

上海料理「シェフス」 (CHEF'S)

最寄り駅は、新宿御苑前。花園通り沿い。

席の予約時に、店のマダムから、上海蟹のシーズンという情報を受けたので、

酔蟹の有無を確認したところ、当店では(酔蟹は)提供していない、とのこと。

残念だが、上海蟹の料理はほかに各種取り揃えているというので、

連れ(寝太郎さん)と共に楽しみにして来た。

入店すると、BGMにピアノジャズが流れる店内は、奥行をもたせた造りで、

左奥に厨房があり、中には男性3名、フロアはマダムを含め女性3名が対応する。

客席はテーブル席のみ(片側ベンチソファ含む)というレイアウト。

席数は25席ぐらいで、案内は、中ほどの片側ベンチソファのテーブル席。

壁には古き良き時代の上海の写真が飾られているが、空調の関係だろうか、

小窓が開け放たれ、私としては、評判のマダムが居るということで、

勝手に赤坂の「メゾン・ド・ユーロン」さん的なハイセンスなイメージをもって訪れたのだが 、

この席や一番奥の席からは厨房の中が見えるし、家庭的な印象も受けた。 

テーブル・セッティングは、取り皿、箸置き、割り箸(縦置き)、レンゲ置き、レンゲ、メニュー。

着座後には、テーブルクロス(布)を2枚重ねた卓上にタオル地のおしぼりが直置きされた。

 

メニューを開くと、マダムの話にあったとおり“上海蟹スペシャル”(11種類)が用意されている。

本日(11月半ば)は、アラカルトで、上海蟹を含め数品注文した。

姿蒸しを注文すると、「雄、雌どちらに?」とのお尋ね。

ほお、選べるんだ。

「前半は雌ですが、この時期は雄が白子が詰まって美味しいです」とのサジェスチョン。

異存はなし!男の子に決定!

「これ、最高にいい雄です。これ以上大きいのはないぐらい。重いですよ。」

マダムがこれから蒸す上海蟹をテーブルまで、見せにきてくれた。確かに立派だ。

(レンタロー) へへっ。男の子だで、毛深いだ♪ 縛られちまって、冷え冷えだで。

ドリンクは、生ビール@700×3のあと、紹興酒(5年)ボトル@4,500とポット@2,300を注文。

注文した料理に先立ち、醤油、酢、からしがセット。これは焼売用。

マダム曰く、当店のおすすめには春巻、また焼売も人気なのだという。

赤ピーマンマリネ@1,200

鮮やかな色合いの赤ピーマンは焼いて皮を剥き、トップは香菜。

フルーティーで素材の甘みが活きたマリネだが、なんといっても使われているオイルが美味い。

食べながらに、唇が潤う感じで、体内が美化されそうな味だ。

(ノブロー) 極上明太子盛りでねえだよ。

車エビ香り蒸し@4,000

マダムよりサーブ。

「お取り分けします。スープが大変美味しいので、この中にご飯を入れますから」

見事な手さばきでエビを取り分けてくれたあとには

白飯が投入された。スープを吸わせるのだ。

「頭の部分が美味しいので、食べ方をお教えしましょう。

中にはおミソが入ってますから、しゃぶってください。」

マダムは初心者の私達に細かく指導してくれる。

(寝太郎) うぉぉぉーー!なにこれ!シンプルだけど、めっちゃ美味い。

素材の良さを活かし、持ち味を最大限に引き出した、車エビの一番美味しい食べ方なんじゃないかな。

――テンション急上昇、美食との出会いだ

甘みのあるぷりぷりの身質もさることながら、このスープをすった飯が絶品!

ナチュラルな甘みと旨味。繊細な味わいが口に広がり、優しく胃袋に浸透する。

ど直球で好みの味わい。美味いとしか言い表せない。

上海蟹をいただく前に大きな収穫と感動があった。これだけを食べに来ても良いぐらいだ。大好き

姿蒸しの前に、道具一式がセット。刻み生姜入り酢は、レモンのように爽やかな食味。

カニ用のスティックは、見ると「ホジホジ」と、愛らしいネーミング。

大きな耳かきのような形だけれど、一般に見かけるカニフォークより、がっしり取れて、

使い勝手良し。これ、いいな。

上海蟹蒸し(1匹)雄@6,000

(ノブロー) 蒸し上がりのお披露目後は、マダムやスタッフさんが解体してくれるだ。

――んんっ!!

この上海蟹は一般のものとレベルが全然違う。群を抜いている。

身は少し、レアな部分もあって、ミソ、白子ともにねっちりして、そこはかとなく美味い。

白子は半透明だからわかり辛いね。

甲羅に詰まった一番美味しいところは、大事に食べる。最高の酒の肴だ。

蟹足の部分(爪)は食べやすいように、綺麗に処理してくれた。至れり尽くせりのサービスだ。

ハサミやフィンガーボウルは置かれなかったけれど、それも納得。

私達は、無心になって美味しさを貪るのみ。贅沢させてもらっている。

なお、おしぼりはタイミングを見計らって差し替えてくれる。

上海蟹みそ焼売(1個)@650×2

1個はダイナマイトボディ。ビジュアルからも蟹みその存在感大!

口に含むと、じゅわっと濃厚なみそテイスト。余計な味がせず、車エビ同様、とても好感が持てる。

これは、からしではなく、つけるなら上海蟹用の生姜酢がさっぱりとして調和する。

上海蟹担々麺@5,250

予め、店で取り分けてサーブ。黒酢と赤酢はお好みで。

ぱっと見はまるで、蟹味噌ミートソーススパゲティ。

未知なる食べ物との遭遇という感じで、味の予想がつかない。

麺は縮れた中華麺。よくかき混ぜて口に運ぶ。つまりは、「拌麺」だ。

蟹1匹分は使っているのかしら。

濃厚で甘みのある蟹ミソがたっぷりで誤魔化した感がないのは素敵だけど、食が進むに従い

次第に味が単調になるため、ここでは黒酢や赤酢が活躍。

ちなみに、寝太郎さんは赤酢、私は黒酢が好みだった。

「よく、召し上がられました」と、気さくで細やかな接客が魅力のマダムから

言葉をかけてもらい、テーブルチェック。

Hand01 1人当たり15,000円(千円未満四捨五入)

店内は満員御礼。どの客卓にも上海蟹メニューが並び、この時期、特に人気の高さがうかがえた。

姿蒸し1杯6,000円と、いいお値段だが、上海蟹の美味しさでは都内屈指の店だと思う

シーズンには、断然、おすすめしたい。

また、個人的には、車エビ香り蒸しに強く惹かれた。当店では必食したい料理だ。

 

シェフス(CHEF'S)

東京都新宿区新宿1-24-1 藤和ハイタウン 1F

TEL   03-3352-9350

営業時間/ 18:00~22:00

定休日    日曜・祝日          -店舗情報「食べログ」より-

※中国料理満足度数は、4.4~5.0

シェフス中華料理 / 新宿御苑前駅四谷三丁目駅曙橋駅

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