広東料理西點甜點「華姐私房菜」
最寄駅は巣鴨。巣鴨地蔵通商店街に立地する当店へは飯友さんとの会食で利用。
週末だったので予め予約の電話を入れておきました。訪問歴のある飯友さんの話だと
以前は中国語オンリーだったようですが、現在は日本語のわかる女性がいるため
すんなりとリザーブできましたよ。
店は地階。雑居ビルの階段を下りた先に
入り口があるのですが、店頭にはお店の冷蔵庫と思われる器具備品が置かれていたり、
ちょっとミステリアス。
これに動じず、引き戸を開け入店すると、すぐ右手にはカウンター席。
奥にはテーブル席もあるものの小料理屋さんの居抜き店舗では?と思える小体な造りです。
今回の利用は奥のテーブル席。隣の先客は広東語で会話されているし、カウンター内のママさん
(おそらく華姐はこの方だろう)やフロアを担当する女性も私達に対応するとき以外は広東語。
また後に入店してきたお客様を見て思ったのですが、当店は広東の方のコミュニティの
場所でもある様子。彼らにとってここはリラックスできる得難いお店なのに、
私達、ちゃっかり利用しちゃっていいのかしら(汗)。
さて、以前はメニューも無かったというけれど、今は置かれていて、予約料理では
煲仔飯も紹介されています。
好奇心から、香港の方ですかと尋ねると、広州出身とのこと。
この日、店は2人体制での切り盛りです。
料理はグランドメニューからのアラカルトとオススメを聞き注文しました。
栗子燜雞@950(外税)
飯友さんの到着が遅れるというので、瓶ビール@550とともに料理を1品オーダー。
空酒は身体によろしくないですからね。
私が選んだのは栗と鶏肉の煮込み。微量ですが調味には生姜を使い、柔らかく煮込まれた鶏肉が
栗の甘みとコラボして家庭的で優しい味わい。
この媚びたところのない優しい味に、胃袋も正直に反応し、いいペースで皿は空っぽに。
今回、注文した料理の中では一番気に入ったかも。
腐乳炒通菜
調理には蝦醤と腐乳の2択。
私としては蝦醤を選びたいところだったのだけれど、実は当店を提案してくれたのは飯友さん。
敬意を表し、飯友さんの意向を尊重しなくちゃね。
腐乳は独特の風味もマイルドで、シャキシャキとした通菜(空芯菜)の歯触りを楽しめました。
蘿蔔燜牛腩@950(外税)
フロアを担当する女性にオススメを聞きチョイス。
大根と牛バラの煮込みは、八角が効き調味には柱候醬を使っているのかな。
歯触りを残した大根に、牛バラはほろほろ。
悪くはないのですが、私の中で印象がかき消されてしまうのは肉のパワー不足のせい?
それとも先の“煮込み”と比較してしまうからなのかしら。
ですが、同様にレストラン味とは異なる温もりと優しさが感じられ、これが広東おふくろの味
なのだと感慨に打たれました。
蜜汁叉焼
オススメチョイス第2弾。
一度冷蔵したものをレンチンしたよう。う~む、残念ながら、肉もちょっとパサついていました。
紅豆馬蹄糕
デザートサービスを受けられました。多謝!
手作りの力がキラリと光る、紅豆馬蹄糕はナチュラルな甘さで好印象。
会計は追加注文の紹興酒(5年)@1600×2を含め
1人当たり 4,000円ほど。(千円未満四捨五入)
選ぶ料理、またそのタイミングによっては当たり外れもあるかもしれませんが、
東京に居ながらにして、広東おふくろの味が楽しめるお店なので、お好きな方は
訪問する価値があるかと思います。
華姐私房菜 (ワージエシーフォンツォイ)
東京都豊島区巣鴨3-33-6 GSハイム巣鴨 B1F
TEL 03-5980-8816
営業時間/月~金 17:00~22:00 土・日 11:30~15:00 17:00~22:00
定休日 水曜日
-店舗情報「食べログ」より-