満天の…と来れば『星』と続く。
今夜は「中秋の名月」、「芋名月」でもあります。
夢屋王国内にも試験的に「どだれ芋(里芋)」を10株ほど植えてみましたが、まだ収穫には早いようであります。しかし、しびれを切らした友人を納得させるために、9月20日の敬老の日に一株掘り起こし、山形名物の芋煮を作りました。今年取れたての新米と共に天の恵みに感謝しながら、生産者の喜びを一足先に頂戴しました。
さて、夢屋王国の新米「はえぬき」は、夏の水不足や紋枯れ病など、国王の心痛の種となって参りましたが、ようやく昨日刈り取りを終えました。明日の午後には籾すりをし、出荷出来る状態に調整します。夏の高温に悩み、秋は雨に悩まされ、疲れが一気に溜まってしまった5ヶ月間でしたが、終わってしまえば脱力感とちょっとした満足感がジワジワと湧いてきました。
満天の…との前振りは、実は「満点の…」とすべきところかもしれません。今年一年、満点を目指すあまり、疲れが溜まってしまったようです。所詮、遊びの範疇と思っていたはずなのに、いつの間にやら自分の技術や知識を過信し、失敗が許されないかの如く考えてしまう。いつの間にか笑顔も消えてしまうような毎日になってしまいました^^;
3年ほど前であれば、収穫をみんなで喜び、ワイワイ、ガヤガヤ過ごしてきた毎日が、子どもが巣立ち、母の認知症が進み、父が亡くなってしまう。軽い鬱と思える日々が続きました。幸せな日々というものは、中々、その時気づけないものだなどと、フ~っと秋の夜空を眺めながら感じております。
ホッホッホ。これから秋の恵みにひたる毎日…いや、菜っ葉攻めと言った方が適当かもしれませんけど…。