その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

日向ぼっこ

2010-09-24 08:51:58 | 夢屋王国
我が家の長男『ポン太郎君』の大切なペット「クサガメ」
一匹は「アメリカガメラ」と命名されたのでありますが、こやつは、まだ名前がありません。小学校4年生の頃、教室で飼っていたカメでありますが、夏休みに持て余した先生が、カメ好きの『ポン太郎』に飼育をたくし、以来10年我が家に住み込みで働いております。
来客が玄関先のカメの音に驚き「珍しいカメですね。」などと評価してくださるのですが、実は彼(彼女)は、身体に障害を持ったカメなのであります。本来、甲羅が下向きに伸びなければならないのに、何故か甲羅は上にめくれ上がってしまっています。結果的に頭を隠してもお尻は丸出し、お尻を隠すと頭が表に出てしまうという状態。自然界では敵から身を護れないのではないかと思うのでありますが…。
とても臆病なカメで、家にやって来た頃は、手を差し伸べても逃げ回っておりましたが、爪楊枝で魚肉ソーセージを与え始めると少しずつ人間に慣れてくれたようであります。
大雨で籾摺り作業が中止となったお彼岸の中日から一夜明け、朝日の差し込む玄関先から妻の悲鳴とも感嘆のとも取れる「ひえ~」という声が今朝の目覚まし時計と成りました。「ちょっと見て…」という誘いに起き出すと彼(彼女)はプラスチックの飼育箱によじ登り、朝日を浴びてまったりとご満悦。慌ててカメラに収めましたのでピントが合ってませんけど…^^;
10年も一緒に暮らしてますけれど、こんな自慢気な彼(彼女)の顔を見たことがありません。「亀は万年」などと申しますが、このままのんびりと9,990年を生き続けるのでしょうか?「万年ヒラ社員」も努力次第では高見に登れると言うことを実践した彼(彼女)に祝福を・・・。
コメント
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