その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

9月の雨

2010-09-28 06:43:50 | 夢屋王国

今年の夏の猛暑でイネの生育が進み、刈り取り適期は例年より10日ほど早いと報道されましたが、9月4日以降、曇り空と雨の繰り返しであり、秋作業が遅々として進みません。巻頭の画像は、実は昨年9月5日の青空であります。
曇り空だからといって刈り取りが出来ない訳ではありません。しかし、朝露や前日の雨がイネの穂を濡らし、刈り取れば乾燥機の灯油代が嵩むだけなのであります。ミスト(動噴)で穂先の水を飛ばしたり、農家も工夫を凝らしていますが、例年に比べ10時頃には始まる稲刈りがお昼過ぎになってしまう。当然、我が家の周辺の田んぼは、適期とは逆に例年より10日ほど遅れた作業となっているようです。倒伏しやすい「山形産コシヒカリ」などは、元々刈り取り時期が遅い品種でありますが、倒伏した状態で雨にあたり、このままの陽気が続くと発芽してしまうのではないだろうか…などと他人事ながら心配になってきます。これほど秋上げの悪い(天候不順な)年も珍しい。
私の場合、機械所有者の計らいで既に秋作業を終えているので、よそ様の心配を部屋の窓越しにしているだけなのですが…。
秋分の日を挟んだ土日に、友人Tと王国の換金作物候補『ニンニク』を植え付けたのでありますが、圃場は連日の雨でぬかるんでおり、窓から見える我が家の屋敷畑も通路は水浸しであります。農作物は、手を掛けた分だけ結果を与えてくれますが、お天気だけは人智では解決できない問題なのであります。

コメント
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