その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

無我夢中

2010-09-25 07:14:22 | 夢屋王国
秋雨の合間をぬって「籾摺り」作業をお願いしました。コンバインで収穫した籾の量から、概ね23.5~24俵と収量予測をしましたが、籾殻が厚かったり、くず米の量で微妙に収量が変わります。作業後半、籾摺機に籾を送りながら俵数を数えていると5俵ほど足りない(予約数量が確保出来ないのでは・・・冷や汗がタラリ)
軽トラックに積み込んだ数量を数え間違えておりました。(遂に、数を数えられないほどボケちゃったか^^;)
結局のところ、24俵に5Kg程足りない状態・・・当初予想通りの収穫量であります。10a当たり12.5俵の収穫。2年目の素人百姓としては、例年並みの収穫を確保しました。
60Kg当たり、山形県産『はえぬき』の買受価格は9,000円。昨年からみると3,300円の価格低下であります。同じことを地道にこなして、単純に80,000円の収入減であり、秋の機械作業代金分が消えてしまった勘定になります。我が王国は、趣味と赤字覚悟の作付けですから仕方がないとしても、生業として10ha以上作付けしている専業農家は、一気に300万円以上の減収であります。自給率の向上とか、夢ある農業などとマイク越しに支持を訴えられても、米の生産過剰は疑いの無い事実であり、政権が変わろうが所得補償が行われようが、意欲の減退を招いてしまうのが現実であります。
何か変わったことを選択していかないと、日本の農業は立ち行かなくなってしまう。友人の「貧乏父さん(H.N.)」の自宅近くの「そば畑」を見ながら、無我夢中で過ごした一年を振り返る「夢屋国王」でありましたとさ。
コメント
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