はてさて、何の花でしょう?
深い山を除けば、里山の春の山菜もそろそろ終わりでしょうか?などと、のんびりしている内に小さな農園の「わらび」がニョキニョキと伸びて来てしまいました^^; これまた、初めの内は珍しがられてよく売れる…初夏の貴重な収入源であります。(とは言え、アク抜きというひと手間が、若い方には敬遠されてしまうようですけれど…。)毎年のように、季節の物にせつかれて(責付かれて)、重い腰を上げるのが恒例となってしまいました。大層な面積でもないのに、田起こし作業をしなければいけない。ナス苗が届くから畑を耕運しなければならない。と、作物の都合に合わせて『おやじぃ』は働かされる。(育苗農家の都合とも言えなくもないけれど^^;)…そして、雨。ちょっとしたタイミングのズレで、畑はぬかるみ耕運出来ず、田んぼも抜かって、人生で初めて「鉄車輪」をトラクターに装着して「田起こし作業」をやってみましたよ。(農道に、泥の塊を点々と落とす結果になってしまいました^^;)畑を購入して12年目の春…トラクターに乗りながら、「この10年色々(失敗の連続)あったよなぁ。」なんて思い返している。そして、「いつまで働き続けなければいけないのだろう?」とも考える。(少々、飽きて来たかな?)道端で見つけた白い花を「カナムグラ」の花と間違えてしまいました。花期が全く違うし、花の形状も全く違う…確かに、「カナムグラ」の葉っぱを見た記憶なのであるけれど…絡みついた「カナムグラ」の葉を見ていたに違いない。観察者としては失格だわねぇ…そうそう、余裕というものが無いのでありますよ。これを「責付かれる」という(笑)
我が在所では「ウグイ」を『はや』と呼ぶ^^;
「ウグイ」は春から初夏にかけて浅瀬で集団となって産卵する。この生態を利用して、「投網」で一網打尽とばかりに捕らえる「瀬付漁」…この時期『瀬バヨ』と呼んで、焼いて山椒味噌でいただくのが郷土料理。川魚の生臭さが苦手な『おやじぃ』ではあるけれど、この時期の『瀬バヨ』はさほど臭みを感じないのでありますよ。(あくまで、個人の感覚です^^;)昔は、「川魚料亭」などと言うものもあって、オヤジたちは「瀬バヨかんなね!(食べなくてはならない。)」などと言っては酒を飲んでいた。まぁ、『瀬バヨ』があっても無くても酒は飲んでいるのだけれど…。
子どもの頃、友だちの親父が所有する投網を無断で投げたことがあったっけ…(あくまで、主犯格は友だちです^^;)がしか~し、子どもの手で重い「投網」が十分拡がる訳もなく、掛かったのはゴミだけ。そのままでは親父に怒られるのが分かっているから、主犯格の友だちとゴミ取りだけでかなりの時間を費やしてしまったっけ…以来、この経験から「投網」は一切手にしていない^^;
はてさて、暦の上では初夏…生き物たちも『おやじぃ』も、何かにせつかれたように同じ営みを繰り返している。何かにせつかれたように生き、何かにせつかれながら人生を終えるのでありましょか?同じ春を迎え、初夏を迎え…相も変らぬ営みを繰り返せることが『幸せ』と言えるのかも知れないなぁ(笑)
#戦争反対 違う営みを望んだ訳ではないはずなのにねぇ…兵器に怯え、兵器に責付かれるなんて御免だわ!