主を失った家の木々は何事も無かったように…
イチョウ(黄)、マルメロ(緑)、モミジ(赤)とそれぞれの色で秋を迎えております^^; 旦那さんを亡くしてから、しばらく独り暮らしで家を守っていらっしゃったけれど、認知症が進んで今は施設入所中…花物が大好きなおばあさん(とは言え、我がお袋と同い年である。)でした。庭に色々な木々を寄せ植えした結果の光景です。
我が在所も里山まで紅葉が降りて来ました。菩提寺のイチョウは黄色く色付きましたが、『安山先生の銀杏』は、まだ緑色を呈している。ちらほらと初雪の便りも聞かれますが、我が在所では『安山先生の銀杏の葉が落ちると雪が降る。』という言い伝えがあるから、もし、この説が正しいとすれば、雪迎えの作業が遅れている『おやじぃ』に少しだけの猶予を与えてくれているようである。日曜日から雨(大荒れ)の天気予報となっているから、今日(土曜日)こそは、庭木の雪囲い作業に一旦キリを着けなければいけないようであります…ツライけど(笑)
そろそろ畑の残渣も片付けなければ…
さて、少しずつ収穫、出荷を続けながら、片脇から残渣を片付けている。8月8日にポットに種蒔きし、8月29日に畑に定植したキャベツは、それから2ヶ月後の10月27日に初収穫しました。昨日は今期最大3.2kgのキャベツを収穫しましたけど…ちょっとデカ過ぎる^^; 収穫後の葉っぱを片付けていたら、茎に脇芽が出ておりましたよ。充実した芽を残して、このまま育てれば小ぶりながらもキャベツが出来る。(実証実験済み^^;)しかし、成長著しい(生長点)の脇芽は、どうやらポットに「挿し芽」をすることで根が張り、新たな苗として再生可能なようである。ざっと数えただけでも8個…ふっふっふ、この場所(ハウス)には40本のキャベツを試験的に植えているから、320本の苗が取れ、次の世代では『2,560本』の苗が取れる計算になる。しめしめ、この無限ループの栽培法…どなたか『キャベツねずみ講』に出資しませんかねぇ?昨日のニュースでは、小ぶりのキャベツが1個800円だった…ざっと計算しただけで、次世代では2,048,000円の売り上げになっているはずでありますが…。(アハハ、植える土地も無ければ、次世代では値崩れしているに違いない。『ねずみ講』とは所詮そんなものである^^;)
よくぞ山形に生まれけり…
はてさて、出荷後の残り野菜(山形青菜:せいさい)を塩漬けしました。『青菜(あおな)に塩』とはよく言ったもので、20ℓの小さめの樽に詰めては塩を振り(7%濃度はしっかり守っている^^;)、詰めては塩を振りを繰り返している内に5kg以上漬け込まれたのではなかろうか?まだまだ、終わらない…十分に水分が出たところで水気を絞り、次にザラメ砂糖と漬けダレ(出汁醤油)で『本漬け』を行う。我が在所では「青菜(せいさい)漬け」または『高菜漬け』と呼んでいるけれど、日本三菜のひとつ「野沢菜漬け」のように乳酸発酵させないし、酸っぱくなると嫌われる^^; 酸っぱくなった漬物は煮て食べますけれどね…雪国の重要な青物(保存野菜)だったのである。何を言う…『漬けがけ(浅漬け)』がまた美味いのである。青菜に残る辛みで酒も、ご飯もススムくん。何~?高血圧症に塩分が悪い…冗談じゃない、水分を切って、また、塩分が強い場合は『水出し』して、塩漬けに醤油をかけて食べるのである。(だから東北人は高血圧症の人が多いのよ^^;)食いたいものを我慢して、百まで生きて何が楽しい?(オッカーに言ったら怒られるなぁ^^;)やっぱり『高菜漬け』には、ジャパン(日本酒)だわねぇ…今期初の蕎麦徳利に日本酒を入れて、面倒臭いから湯豆腐の土鍋で燗をつけて…ああ、山形県民で良かった。唯一感じる瞬間…『キャベツねずみ講』などという不埒な考えはどこかに消えてしまっている。(だから、山形県民は騙されても、騙す人は居ないのだよ…ホントかねぇ(笑))
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