その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

風立ちぬ…

2023-09-28 09:19:42 | 転職

ザクロの実の花言葉は「愚かしさ」…

「風立ちぬ」のタイトルは、堀辰雄の小説、スタジオジブリのアニメ映画、松田聖子ちゃんの歌なんてところかな。聖子ちゃんの歌は別にして、映画「風立ちぬ」は小説の筋立てが盛り込まれていることは確かなようであります。
昨日、元区長さんの訃報の連絡がありまして、現区長さんとしては『嫌な予感』もありまして、『取るものも取り敢えず』の体で、通夜会場へ弔問に出掛けたのでありますが…案の定、葬儀日程は既にご家族と僧侶と葬儀屋さんで決定済みであり、「葬儀のお手伝いは必要ありません。」と言葉を頂き(そんなことご家族の問題であり、赤の他人がとやかく言う問題ではありません。)…残ったのは集落内への「お知らせ状」の配布。「あのこれ、隣組長さんの役回りで、区長の役目じゃないんですけれど…。」と出掛かる言葉を飲み込みましたけれどね。(まさか、故人の前で押し問答をしている訳にも行きますまい。)困ったのは、むしろその後…隣組の皆さんはお勤めで日中不在なのでありましたとさ…それぞれの連絡先すら分からない。葬儀日程も差し迫っていることから、ひとり残ったご老体と『隣りの隣組』のご老体、そして在宅の同級生にお願いして配布だけは済ませたのでありますが…。


今夜も「鍋焼きうどん」で談義する…

さて、コロナ禍で、一般焼香と葬儀を分けて執り行うことが一般化して来ましたけれど、果たしてそれを『家族葬』と呼べるのでしょうか?(だって、一般焼香は受け付ける訳ですから…)結局のところ、合理的なようで、不合理な集落の『風習』、『しきたり』のみが残された感じがします。とは言え、葬儀屋さんが一切合切を取り仕切るようになってからは、その『しきたり』も『今風』に合わせて来た感がありますけれどね。むしろ、緊急時の場合の連絡先さえ分からないという『今風』を怖いと感じた次第であります。
はてさて、「風立ちぬ」の「ぬ」は完了形の助動詞であるから「風が立った」という意味であり、「風が吹かない」という否定の言葉ではありません。「65歳定年制」が原因という訳でもありますまいが、動ける人がいない。このあたりで『新しい風』を吹かせる必要があるのかも知れない。小説「風立ちぬ」では、「風立ちぬ、いざ生きめやも」という詩句が登場するらしい。(読んじゃいないけれど^^;)…「生きねばならぬ」という意思表明?『家族』という最小構成員で総てが解決できれば良いのだけれど、中々、そうもいかない現実を前に『今風』の「生き方」「あり方」を考えなければならないのかも知れないなぁ(笑)


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