何だか、もうコロナ騒ぎの中で日々を過ごしている内に10月になってしまいました。年をとると1年に加速度が付いてきます(嘆)なんて、寂しいことを言わず、今月も空でも見上げながら、楽しく過ごしましょう。
まずは、いつものように、9月に見られた月の巡りから
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どうでしょうか?8月下旬~9月中旬にかけての月の巡りですが、結構お月見できていましたね。
さて、今月は、まず今日(10月1日)が中秋の名月で、注目です!
下の国立天文台の図を見てわかるように、月のそばには火星、南西の方に目をやると木星と土星がいますよ!なんとも豪華なお月見になりそうですね。実は、私は、天気予報で今日の予報が雨だったので、昨夜一足早く前倒しで、近所の友人たちと公園でもうお月見を楽しんじゃいました。月見団子ではなく、ビールに白く丸い肉まんを食べながら丸いお月様が雲の中をグイグイ空に昇っていくのを30分以上も愛でました。木星と土星は、早い時間だったので、まだ南空の高いところが晴れている間に見られたのですが、涼しくなってきて一旦 友人宅に入っている間に、薄雲が広がってしまって、火星はみられませんでした。
と、今月は注目の今夜の「中秋の名月」の話題からお届けいたしましたが、「今月の惑星」のご案内をいつものように、太陽に近い順にお届けしましょう。今朝は雨ですが、天気予報が修正されて夜には晴れるという噂もあります。期待してみましょう。
水星:実は西の空には夕方いるのですが、太陽に近いので見るのはかなり難しそうです。水星の光は微かで、見える位置も非常に低い位置です。
金星:夜明け前の東の空でめちゃくちゃ明るく、未明に見える唯一の惑星として頑張っています。先月の9月13日に金星の写真を掲載しています。10月14日、15日には月が未明の空で金星に近づくので、9月13日の時のようにお月様を一緒に眺めるのがお薦めです。特に14日は未明の三日月の下に金星が輝いている景色はインスタ映えがしそうに思えます。その頃には、日の出がだいぶ遅くなっているようなので、5時でも大丈夫そうですね。有難い!
火星:大注目です! 前回の火星の大接近ほどではありませんが、それでも2年2ヶ月ぶりの大接近で、今どんどん明るくなってきたところです。10月6日が最接近!!!夜9時くらいに見るのがよさそうです。これを見逃すと2033年までは、今のような明るい火星はみられなくなります。そうそう、その近づいたところを狙って米国が火星へ人間を送り込む計画をしています。すでに、人間の送り込んだローバーなどが火星の地面の上を走り回ったりして様子はわかるようになったものの、人間が足を踏み入れるとなると急に火星移住計画とかが夢の話でなくなってきますね。世の中の変化についていけなそう!? 10月3日*は火星には、月が近づいてみえます。夜8時とか9時頃以降に空を見上げると月のそばに赤い星がみつかるはず。それは火星ですよ!この火星が明るくみやすい間に、しっかり見て、その赤さを目に焼き付けて楽しみましょう。木星や土星と比べると色の違いがはっきり分かりますよ。
*最初うっかり3日4日に近づくと書きましたが、2日3日に近づくの間違いでした。(10月3日に訂正)
木星・土星:夕方は南空に木星と土星が、ソーシャルディスタンスを守った品のよいペアのように、並んでいます。上の図でもわかるように、明るいのが木星です。これは間違いようがないですね。時間によって位置は変化しますが、東側に見える暗めの星が土星です。10月22日23日には月が木星・土星のペアのそばにやってきます。
さてさて、10月は金星以外は、明るい惑星が見やすく、中秋の名月、火星再接近と特に上旬に楽しみがいっぱいの夜空です。涼しくなったので、ちょっと上着を用意して、夜空を楽しんでみて下さいね!!!