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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

読売新聞と産経新聞の読者へ(続)

2022-05-08 23:27:57 | 日記

  1つ前の記事に書き切れませんでしたが、日本で1番読まれている新聞は、読売新聞メディアガイド2021-22によると、読売新聞です。

  その購読者は全国紙で4割だとありました。これに産経新聞を入れると、48.7%。

  私がココで比較した「憲法の日・新聞6紙を比較」で、ウクライナ侵攻を見ることによって、日本が軍事を強化しないといけないという主張をした(読売+産経新聞)約49%に対して、ウクライナ侵攻を見て軍事強化へ繋げるのは間違いであると説いた(朝日+毎日+*東京新聞)の合計は40%! なんと10%近く少なく、さらに、そもそも、20年前には新聞発行部数が4700万部だったのが、今は3000万部になり、その新聞すら読まれなくなっていることも問題となっている。

   *東京新聞は41万部と発行部数が少ないのにも調べて驚いたが、東京新聞は(朝日+毎日)に足しても大きな差にはなりそうにない。

  日本の国民が、これから大事な国政選挙である参議院選挙を前に、どう情報入手をしていくのか・・・非常に心配になってきた

   

 

 

  この記事を読んで下さっている皆さん、情報は取り方次第です。

  いろいろな情報を比較して、根拠や、歴史の経緯など論拠がしっかりした情報源を読んで、日本の将来を決める参院選挙では、(ウクライナ侵攻の悲惨さを見て、戦争をいかに回避するかに心を砕くのが当然と私は思うが、反対に「殺戮を目的とする武器を強化することが平和の道に繋がるなんて物騒なことを平気でいい、「戦争放棄を謳った日本の憲法改正」に突っ走ろうという現政権)に歯止めをかけるどころか、背中を押すような選択は、間違ってもしないでほしいと、心から願っています。

  そして、「武器を強化することは、決して平和の道に繋がらない」「先の戦争の壮絶な時代を繰り返してはいけない!」そう強く心に思っている方は、それを心にしまっておかずに、ひとりでも多くの人に語りかけ、その大切なメッセージを広く拡散して下さい。

  

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読売新聞、産経新聞の読者の方へ

2022-05-08 13:32:36 | 日記

 昨日TBS報道特集をみていたら、ウクライナの軍隊がロシアに果敢に戦っている姿をみて、「日本も武力を強化して反撃能力をつけないといけない」との声を自民党が高めているという。そして、それに対して元自民幹事長の古賀誠さんが、<戦火を知る者として広島、長崎の惨状が忘れ去られたかのような議論を憂いて、「国際的な緊張が高まると、『保守の右』の人はこれまでも、そう動いてきた。一番心配したことが起きていると話している>と、伝えられた。

 (戦争経験者が減ったことで、『反撃能力なんてものでかたづけられない戦争の実相』が見えない、分からない人が増えている)と嘆く古賀さん。ココをみると、古賀さん自身は、4歳の時、父がフィリピン・レイテ島で戦死。戦後、行商で生活をつなぐ母の背中を見てきたこと。「戦争で夫を亡くし、苦労した母のような人を二度と出すまい」と政治家を志したことが書いてあった。

  確かに戦争を知らない世代が大半を占める日本となった。でも、私には分かる。ウクライナをみて、さらに戦争の残酷さ、悲惨さが胸にせまった。実体験しなくても、戦争の経験を引き継ぎ、戦争を2度と繰り返さないための智恵を得る事はできるはずだ。

  広島出身の岸田首相が、うわべだけ平和を語って「反撃能力」になびいた発言をするのは許せない。被爆者の方が泣いている核兵器禁止条約にも岸田首相は何ひとつ動くこともしない。とても広島出身の政治家をは思えない。被爆者の方達の苦しみや核兵器禁止条約を成立された努力を共有できない冷たさには驚く。マイルドな表情に惑わされてはいけない。

  この前、憲法記念日に6紙の新聞を比較し、<読売、産経新聞を読んでいる人には、ウクライナの戦争の惨状を見ながら、(日本も防衛力を高めないと~)とかの新聞の論調に、「そうか」と思っている人もいるかもしれない!>と思えて不安になった。そこで、反論のある方にはコメントに残してくださるのを期待しながら、私の考えを書いてみようと思う。

  まずは、自国の立場でなく、反対の立場に立って日本が「反撃能力」をつけ憲法改正した時のことを考えてみた。

  もともと、A級戦犯まで合祀している靖国神社に日本会議系の政治家が参拝するのすら非難し、日本の軍国主義復活に神経を尖らすアジアの国々。それらの国は、日本が平和憲法で戦争放棄を改正し自衛隊の軍隊化や軍備強化をしたら、どう思うだろう?

  さらに警戒して北朝鮮はさらにミサイルで日本を狙い、他の国も軍備を強化するのは目に見えている。相手の軍備強化に口実を与え、煽るようなものだ日本自身がそのやり方で、「他国の軍備におびえて、日本の軍備を強化」しようとしているのだ。相手はなぜ、さらに軍備を拡大してくると思わないのか??? これが、人間が陥る無駄な軍拡競争のはじまりだ。軍拡競争が核の保有に至った現状をどう考えるのか?

  まったくもって過去の経験を無視した、お目出度い愚かな考え方だろう。「核シェア」の話に至っては、沖縄の声に耳を傾けなければいけない。返還前に核兵器が配備されていた沖縄。守られているのでなく、核ミサイル攻撃を受けたら沖縄全滅すら覚悟しなければならなかったのだ。

  日本は先の戦争で、今のロシアのように突然攻め入って戦線を拡大し、アジアを侵略し、アメリカの真珠湾を奇襲攻撃し、最後は原爆を広島・長崎に落とされた。そして、日本はボロボロになって敗けた。そんな経験を持つ国が、なぜ、ここで同じ誤りを繰り返そうとするのか。

  ドイツ帝国初代宰相のビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は、歴史に学ぶ。賢者は過去の他人の失敗から学び同じ失敗を繰りかえさない」と言ったそうだが、日本の長期政権を担って来た人は、経験にさえも学ぼうとしないので、「愚者以下」だ! 愛国心が大事と年号や国家・国旗掲揚を強要し、歴史をねじ曲げて子ども達に「侵略」した事実を教えない。過去の戦争で、日本があたかも唯一の被爆国として「被害者」であったかのような錯覚を植え付ける。そんな事実に反した教育では、アジアの人々との交流で恥をかき、呆れられるだけだ。国の相互理解は、過去の歴史の経緯を正しく互いに知った上でしか成り立たない。

  産経新聞、読売新聞は、その辺の配慮や思慮がなく、勇ましい発言をばらまき、まさに<戦争をしらない世代の戦争知らずの平和ぼけ発言>をしていると言わざるをえない。「反撃能力」なんていう人達は、少しは、戦争経験者の声に耳を傾けたり、戦争の記録や勉強をしたらどうだろうか。<軍拡で相手を刺激していくことこそが、戦争に繋がっていく行為>という認識がない、想像力の欠如。

  人が疑心暗鬼になって、片方がナイフを取り出す。こちらもナイフを取り出し威嚇し合う。その一発触発の喧嘩状態を作るのが、いまの長期政権の人達のやり方だ。「武器をもって脅す手で、人は平和を手にすることは決してできない」そんな当たり前の発想や想像力をもてない人達に政権を持たせ続けてきてどうなったか・・・

  お金でプロパガンダを強化し、恥もなく直接ばらまいて票を買い多数をとれば国会で証人をだすのを拒否し、ごまかし、ろくに説明責任もはたさず強行採決で安保法制、共謀罪、軍事予算の拡大も決めていく。異論排除で学術会議の人事にも手を突っ込む。この恥も外聞も気にせず暴走する長期政権のあり方が、どうして「美しい日本」を作る「自由」で「民主主義」的な党のしていることと言えるのか。国民には、しっかり目を見開いて、過去の政権のしてきたことを忘れないでほしい。

  森友問題で明らかになった学園の幼稚園の驚愕のようす。教育勅語を暗唱させる、軍艦マーチ、(他国をやっつけてください)という驚愕の言葉もある。そんな学園の新設の小学校に首相の名が付けられ、首相の妻が名誉校長になりそうだったのだ!その小学校に首相が寄付をしたという話もあった。なんという時代錯誤!国際感覚の欠如。そんば幼稚園の教育を素晴らしいとする長期政権を、本当に支持しますか?

   長期政権の文科省大臣は、恐ろしいことに教育勅語にを肯定する発言をした。そんな日本を戦争に巻き込んだ考え方を色濃くもつ時代錯誤の政権に、日本の平和を愛するはずの国民が多数を取らせ続けていることが、私には今も信じがたい。

   異論を容認して、多様な意見をぶつけ合ってよりよい社会を目指す民主主義。長期政権に民主主義のその考えが欠如していることも、あげれば切りがないほどだ。NHKや民間放送局に圧力をかけるような行為をしたり、dappiを使ってネットで言論を誘導したり、異論を唱える人を敵とみる「こんな人たちに負ける訳にはいかない」という首相発言。検察庁法改正案で明るみにでた黒川検事問題。コロナの蔓延防止制限下での麻雀賭博を週間文春に暴かれてお粗末な辞任となった黒川氏だが、「余人をもって代えがたい」と強調していたのは何だったのか、笑える。

   さあ、自分の情報源に頼るだけでなく、しっかり他の新聞、他の情報にも耳を傾けてこそ、正しい選択はできるもの。ロシアと違って、まだ今なら日本はネットでも自由に閲覧でき、新聞も東京、朝日、毎日新聞など、読売や産経とはまったく反対の意見を載せた新聞がどこでも手に入ります。図書館で閲覧もできるはずです。 報道統制が始まったら、その自由がなくなることをお忘れなく。ロシアのようになっては手遅れです。国民総動員令とか、「国民総○○」が始まるまで何もしないでいたら、手遅れです。

   ナチスも、甘いスローガンや、嘘で多数党を得た民主主義的選挙から生まれました。過去の歴史を学ばないと、本当に手遅れです。

 

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