アゲハチョウの幼虫が、ベランダの小さなレモンの木に卵を産んでいき、幼虫になったこと。蜘蛛に1匹が襲われた話を前回このブログのココに書きました。これは、その続編です。
さて、前回は、5月の中旬でしたが、順調に鳥の糞のような幼虫たちは、現在7匹*からが緑色の終齢期の姿に無事に変身を遂げたところです。 *前回の最後は8匹だったのですが、しらない間に1匹は行方不明になり7匹になりました。
上の写真で7匹確認できるかわかりませんが、21日にはまだ黒色と緑色(終齢)になったのが両方います。ご覧のように、以前は緑の葉が小さい木ながらもたくさんあったのが、かなり幼虫たちに食べられてハゲハゲになってしまいました。
実は、我が家には庭のフェンス際にも、これより大きめのレモンの木があります。そちらは、実は見たら1匹だけ幼虫が育っていたのですが、まだ葉がたくさんあるので、そちらにお引っ越しさせようという訳です。まずは、昨日は先行隊員として、一番最初に緑色に成長した1匹を移動してみました。
そして、大丈夫そうだったので、今日は、お引っ越し大作戦です!!!
牛乳のパックを差し出して、1匹ずつ誘導して移動させました。綿棒を使ってみたら、幼虫の足やお尻が何だか粘着性があって、くっついて離れなくなったり大変だったので、傷つかないように気を付けながら楊枝を使いました。考えたら重力に無関係なように葉や細いレモンの枝を行き来するのに粘着性の足は大切なのかもしれません。小さいことで重力より摩擦力が働くというスケール効果もあるだろうが・・・。
何はともあれ、7匹中の5匹を移動させて、フェンス際のレモンの木育ちのまだ黒色の幼虫と併せて、こちらには現在6匹の幼虫がいる。うまいこと分散して住まわせているので、しばらくは食料に困らない生活を送らせられそうです。
万が一には、友人の庭に大きなレモンの木があり、そちらから葉を分けてもらうこともできそうなので、彼らには飢え死にの心配はいらなそうです。ただ、薬を撒いているのか、友人の木には幼虫がいないのが気になります。まあ、幼少期の大事な時を無農薬で過ごせば、あとは、お腹を少し満たせればいいとしましょう。
さてさて、そして、残りの2匹はどうしたかというと。
いつもチョウの幼虫は蛹になる前に忽然と姿を消してしまうことが多いので、久しぶりに羽化するのを見届けて見たい気持ちになって、最後まで黒い姿だったのと、青の1匹と、あわせて2匹はそのままベランダのレモンの木に残して、洗濯用の袋を利用してカバーをしてみました。
そうこうする内に、黒かったのも青虫に変身。上の写真には2匹の幼虫がいますが、どこにいるか分かりますか? このあと、工夫して全面を覆うようにして、外敵から守り、どこかへ彼らが逃亡するのも防いでみました。
ちょっと葉の量が許ないが、残りの葉で蛹になるまで頑張ってほしいですね。
引っ越し後の幼虫も確かめてみました。一番最初に緑色になり引っ越し先行隊を務めた幼虫は、しっかり食べて急激に成長を遂げていましたよ。
右の葉にいるこの木の先住民の黒助君の大きさを比べると、その成長ぶりがわかりますね。
さあ、現在8匹。外の6匹も、ベランダの2匹も、無事に蛹になれますように!!!