わあ、夏の暑さにまだ1年の半ば過ぎのイメージがありましたが、もう涼しい風が時折感じられ、秋!10月になってしまいました。
時に追われているような気持ちなのは私だけでしょうか。そんな中、月や星たち、太陽は 静かに黙々と予定された時間に、予定されたように運行して、私たちを見守り続けていてくれています。
暑かった日々の中、月がどうしていたか、まずは先月までの月の巡りを振り返ってみましょう。
最後の下弦の月を過ぎたあたりで見られなかっただけで、晴れが続いて月が皆勤賞もらえそうな勢いで、姿を見せ続けてくれていました。惑星の方はというと、実は火星、土星は私は見られなかったし、金星は朝にいて水星は見づらいし~で、このブログではほとんど紹介できませんでした。
でも、土星は望遠鏡があれば観望期できれいに見えるようで、私は、煙草と珈琲とお月様のサイトのlayout3さんの[その衛星までいっしょに写った土星の写真(ココから)]、[木星の表面にガリレオ衛星の影がハッキリ写っている!という珍しい写真(ココから)]をみて大感動。すっかり楽しませてもらえました。興味を持った方は、是非 ココと書いたところをクリックして覗かせてもらいましょう。
では、いつものように今月の惑星についてみていきます。
水星:もともと太陽に1番近いところを周り見えづらい上に小さい惑星。それが、今は太陽に近い位置にいるので、見られません。
金星:夜明け前の空で東に明るい星をみつけたら、それは金星です。
中秋の名月から、だんだん欠け始めた月が、更に更に細くなる10月10日~11日にかけて、月が金星に近づき素敵な景色を見せてくれます。月好き人間としては、この時期は眠くてもおきて見たいところです。下の図は4時頃の図になっていますが、日の出が今は5時半過ぎなので、5時前後には起きている早起きさんは、晴れていたら、必見です。三日月と金星のコラボはインスタ映えしますよ。
火星:地球から離れているので、見づらいので諦めましょう。
木星:寝る前の見やすい時間に東空で楽しめるようになります。おうし座のVの字を先導するかのように昇ってくる目立つ明るい星を見つけましょう。それが、木星です。観望期に入ってくる木星。10月の末には、下のように丸い月を手がかりに木星を探せます。金星と同じく木星は肉眼で簡単に見つけられます。
土星:上にも書いたように、観望期ではあるのですが、正直まだ私も見ていません。これから11月末に向けてさらに見やすくなってくるので、これからが、チャンス。木星や金星ほど明るくないし、肉眼で見えますが特徴となる環は望遠鏡がない土星ですが、月が24日前後に近づく時に教えてもらいましょう。地平近くに秋の星座では唯一の1等星フォーマルハウトにも注目。みつけてみるといいですね。
と言うわけで、今月は、惑星が少し賑やかになってきました。
まず、お月見ながら10日、11日には早起き。金星と月といっしょに楽しみ、下旬には、土星と木星にお月様が近づいてきます。お月見しながら、惑星たちをみつけるのがよさそうです。惑星や月をそのように一緒に楽しんでみると、地球の兄弟である惑星とか地球の周りをまわる月のこと、宇宙の楽しさがどんどん分かってきますよ。
国立天文台の「今日のほしぞら」では、日時と、場所を入れると、月や星座と共に、惑星達の位置もシミュレーションで教えてもらえます。月や惑星は日々場所が移動しているので、なかなか一般の人には見つけづらいものでしたが、今は、「Stellarium」や「星座表」などのアプリを利用するのも便利です。せっかちな人は、「今日のほしぞら」のシミュレーションで時を早回しして宇宙の動きを学ぶやり方もあります。
便利な世の中になりました。インターネットやスマホを利用して、宇宙を近くに感じて生活してみませんか。