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戦争について、NHKの著名人を含む「戦争体験動画」で学ぼう!!!

2024-03-10 23:13:24 | 日記

  今日は第2次大戦で東京への大空襲の中でも、最も酷かった3月10日の大空襲の日でした。罹災者が100万人を超え、死者は9万5千人を超えたといわれています。 ちなみに、東京は1944年11月24日から1945年8月15日の終戦まで合計106回もの空襲を受け、特に1945年(昭和20年)3月10日、4月13日、4月15日、5月24日未明、5月25日〜26日の5回は大規模だったそうです。

  終戦の1945年から79年。もう、実際に空襲を経験した人が少なくなっていますが、私は戦後生まれですがまだ戦争の痕を感じながら子ども時代を過ごしました。例えば、空襲の多くは「焼夷弾」といって、大きめの爆弾の中に子爆弾が入っていて、親爆弾から子爆弾が散らばり出て、落ちながら火がつく代物。地上からは、まるで火の雨が降ってくるように見え、建物が木造が多かった当時は直撃された被害だけでなく、火災を起こすことで、大きな被害になりました。ココをみると、焼夷弾の様子が動画で見られました。

  私が小学校の時、東京でもまだ畑が残っているようなところに家がありましたが、自宅の庭で不発の焼夷弾が見つかって、私は学校だったのか実際には見ていませんが、撤去されたと母が言ってました。そして、戦時中はそうした不発弾はあちこちに残り、私の伯父(母の兄)が、この不発弾をいじって爆発させてしまって、片目が失明、片手の手の先が吹っ飛んでしまったと聞きました。伯父さんは、実際に会って私がかなり大人になるまで存命だったので、理科の教師をしたち、車も片手で運転できる仕様の車を使っていたのを覚えています。

  母は、この兄以外にも、もう一人兄がいましたが、戦死したそうで、母は女学生で勤労動員されて工場で働いた話を聞きました。東京のみならず、全国でも空襲はあり、それについては、NHKアーカイブスの「戦争を知ろう!空襲」で無料で見られます。投下する側の米国の動画も見られます。こんなに公表されて無料でみられる記録がしっかりあることを、私はこれまで知りませんでした。

   

    空襲で被害が突出しているのは、原爆投下された広島と長崎ですが、東京も酷い被害を受けたこと、そして、全国でも空襲被害あったことがわかります。そして、元軍人たちには戦後補償があったけれど、こうした民間人の空襲被害者には一部を除いて、補償がされてこなかったことを忘れてはならない。1970〜80年代に野党の援護法案が14回提出されたものの、いずれも廃案となり、なんと、戦後78年たった今に至っても、法案が通されておらず、民間人の犠牲者は泣き寝入りを強いられきたのです。戦争孤児の話は親戚からも食糧難時代で疎まれて~という話があります。

    さて、さきほどのNHKのアーカイブスに話をもどして、さらに各地の空襲について証言が動画でみられるのが分かりました。その証言の中には、下の手塚治虫さんを始め、著名人の証言も多く、私はまだ手塚さんしか実は見ていないのですが、自ら書いた漫画を見せながらの手塚さんの説明や、私の実母が勤労奉仕をしたように、手塚さんも工場で働かされ、その最中に爆弾が多数落ちてきて、九死に一生を得て、命の大切さを話していました。手塚さんの友人も出てきて、当時から漫画をよく抜け出しては書いていた話など思い出も伝えています。

    手塚さんの「鉄腕アトム」「りぼんの騎士」など、夢いっぱいの明るい漫画をみて育った私としては、戦争中の手塚さんの話は驚きでした。

   

     上の画像をクリックすると、手塚さんのを見られますが、先ほどの「戦争を知ろう!空襲」を見ると、その下に、空襲を受けた地域別に様々な人の証言が載っているので、順番にこれから見ていきたいと思いました。戦争の記憶を受け継ぐ大切さ、忘れないでNHKがこのようなサイトを無料公開していることを、多くの人に伝えたいと思いました。

   

    因みに、調べ方を「空襲」というのを外して、キーワードを「あの人の戦争体験」として、「戦争」とすると、何と419人の人の証言も出てきました。上のは、そのほんの一部です。  NHKって、やはり国民からお金を取って仕事をしているだけあって、大した物だと思いました。視聴料を「半強制的に取られている」と若干思っていた私ですが、こういう貴重な資料を残していることには感謝の気持ちをもちました。そして、(多くの方に知らせて、このサイトを利用しない手はない!私たちのお金で作ったのだから~)と思いました。

    今年の終戦記念日に向かって、1日に数人ずつ見ていけば、戦争について理解が深まりそうです。

    いま、大事な事は、まず「知る」こと。

    軍拡、防衛力強化を「抑止力」という考えもありますが、そう思う方とは、是非いっしょに経験談に耳を傾けながら、理解を深めていきたいです。

 


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