読売新聞の購読者は、今でもダントツに日本で1位のようだが、その読売新聞の政権寄りな姿勢があまりにも露骨で怖すぎる。
朝日新聞、毎日新聞は、ほぼ同じように1面で沖縄での県民投票の「辺野古移転NO!」の意志の強さを報道していた。日本経済新聞でも1面の半分は割いて報道していた。
読売は?????? 「適量ですか、高齢者の薬 (安心の設計)」????? 目が点になった。どこの新聞が、これまでこんな家庭面のようなタイトルの記事を1面に掲載しただろう。産経新聞は買わなかったが、産経新聞の1面の方が、まだ「辺野古反対7割超え」と太字の見出しがあった。
読売新聞が、ドナルド・キーンさん死去より小さい見出しで「辺野古埋めたて 反対最多」とした意図は何なのか。中面の記事をみるとよく分かる。中面は、大きな文字で「投票率52%、広がり欠く」と書いてあった(電子版のココでも確認できる)。
沖縄の県民投票率は、52%で「反対」が7割超え。曲げようもない県民の「反対」に投じられた票数は、43万4273票。沖縄県の投票資格者数115万3591人の36.4%に当たる。そして、この強い国民の意志を過小評価し無視したい自民党自身の2017年の小選挙区の得票率は、48.2%。それに、その時の投票率53.68%をかけて計算すれば ⇒ 結果を軽んじようとする自民党の方が、有権者の25.9%の支持しか受けていない!4分の1にぎりぎりだったのだ。
<ココのjijicom【図解・政治】衆院選2017・自民党の小選挙区得票率と議席占有率(2017年10月)から転載>
まさに、今の自民党こそ、小選挙区制で生まれた「悪夢」の政党とも言える。
広がりを欠いた選挙結果を最大限に使って自分の思いを押し通し、改竄、噓、ごまかしで国会を踏みにじっているのは、自民党の方だ。事実を捻じ曲げて書く新聞。「広がり欠く」という表現は、とうとう読売新聞が自民党政権のウソつき癖が乗り移ってしまった証左だ。こんなの新聞とはいえない。子どもの試験で、どちらの投票の分析が正しいか問題に出してみればいい。こんな間違った分析を日本の大新聞が出すことは非常に恥ずべき行為だ。
これでは、真実を報道するマスコミとは到底言えない。前回、新聞比較をした加計の記者会見の時も酷かったが(ココから確認)、あの加計のウソも、思い出すだに呆れる。日本人の大人が、こんなにも揃いも揃って平気でうそをつく世の中になってしまったことは、トンデモナイことだ!
読売新聞は、2017.5にも憲法記念日に現行憲法を変えたいという首相独占インタビューを掲載(ココ)して、報道としての1線を踏み外した政権へのすり寄りをみせた。さらには、前川前事務次官のバー通い報道で、(大新聞としては恥ずかしいゴシップ記事まがいのウソの垂れ流し)をして批判を浴びた(覚えのない方はココから)。それなのに、ますますその路線に走って恥をしらないようだ。
どうしていまだに読売新聞の読者が、読売新聞の購読を続けているのか、真実がどこにあるのか分からない目つぶしにあっているのか不思議でならない。
今、このブログを読んでくださった方で、読売新聞の読者がいたら、読売新聞だけ読んでいては真実が見えない!読売が思い切り政権よりなら、たとえば無料ニュースサイトのLITERAとか、まったく違う方向からの情報を入れないと人間としてのバランスが歪んでしまう。
ナチスが台頭したきっかけは、平和的なワイマール憲法下での投票でナチが選挙で選ばれてからというのはご存知だろうか?
最初からドイツ人の反ユダヤ人の好戦的な人がヒットラーの台頭を支持したのではない。今、私たちが選挙している時と変わらず、平和を愛していたドイツ人だ。でも、「他よりよさそうだから」と反共産主義の企業も手を繋ぎ、国民が支持したのがナチス党だったのだ。
「他よりよさそうだから」なんだか、胸がいたくなってきませんか。私の周囲の自民党支持者の多くの人が、この言葉を使います。「民主党政権の悪夢」と、安倍首相は国会で言いました。ヒットラーの手法と一緒で、民主党政権の時の震災や原発事故、経済情勢をまったく無視して、強い言葉で国民を煽り、自分たちの政権が原発の安全対策を怠ってきて招いた「悪夢」は覆い隠す。反省もせず再稼働も目指していることには言及しない。
安保法制から加速度をつけて次々と、マイナンバー(住民基本台帳は何だったの?)、共謀罪、高プロ、移民法と強行採決してきましたが、そのスピード感とヒットラーのそれと共通性を、私は強く感じます。
ナチスが人々に最初は平和を愛している国民の投票で選ばれたことを知らなかったという方は、是非「日本の憲法改正とワイマール憲法」をたった13分ほどの短い動画にまとまっているので、ご覧ください。
歴史を繰り返さない。70年続いた平和は、あなたのこれからの行動にかかっている!
そのことを肝に銘じて行動してください。嘘つきに正しい人がいるのでしょうか。「嘘つきについていこう」と、あなたは自分の子どもに教えますか?嘘つきについて行くつもりなら、ちゃんとバランスをとって、他の情報に耳を傾けて判断してください。
加計さんと、愛媛県知事の中村さんと、2人並べてどちらが本当のことを話していたか、判断は簡単に誰でもついたはずです。
「私や妻が関係しているということになれば総理大臣も国会議員も辞める」 この発言に噓はなかったと思えましたか?
そもそも、福島は2013年の段階で、「アンダーコントロール」になっていたでしょうか?それから5年以上経っても、汚染水や廃炉の目途がたたずアンダーコントロールになっていないのに・・・。すべてが噓から始まっているこの政権を支える噓の報道を信じて、日本の平和に終止符を打つ勢力に加担していいのですか?
教育勅語、日本人が戦争にのめり込んだ時代に国民が暗唱させられた教育勅語を唱えようという人々の列にあなたも並ぶのですか?自民党の憲法草案の1章・第1条「天皇は、日本国の元首であり・・・」というのですが、大丈夫でしょうか。教育勅語はまさに、戦争を起こした国家主義の考えそのものです。本当の姿をしっかりみれば、今の政権が悪夢につながる怖い政権であることは、自ずと明らかです。
「この政権は、他のどの政権より酷過ぎる!」
原発事故を再度経験したり、自由や民主主義が死んでからあなたが嘆き、「知らなかった」「だまされた」と言うことは許されません!すでに、私たちは原発事故で故郷を失われた人がいる事実を知っているし、大正デモクラシー後に自由や民主主義が軍国主義に踏みにじられた狂気の戦争の被害、原爆の被害も十分知っている日本人なのですから。
ごめんなさい。(熱盛)。ありがとう御座います。叉
宜しく、お見知り置き下さいね。
このブログを読んで下さる方は徐々に増えていますが、コメントを下さる方は少ないので、とても嬉しかったです。感想を有難うございました。