昨日は、年に1度開催される東彼・北松民生委員児童委員研修会に参加した。
この日は、佐々町の民生児童委員協議会でバスを借り切り、そろって会場のアルカスSASEBOへ行くことになっていた。
朝9時10分、車で女房どのに送ってもらい自宅を発ち待ち合わせの福祉センターへ。そこでみなさんと乗り合わせ午前9時半に佐々を出発した。
アルカスSASEBOの3階大会議室にて10時10分から受付が始まり、10時40分から研修が始まった。
冒頭、民生児童委員信条を全員で朗読する。
1、わたくしたちは、隣人愛をもって、社会福祉の増進に努めます。
1、わたくしたちは、常に地域社会の実情を把握することに努めます。
1、わたくしたちは、誠意をもって、あらゆる生活上の相談に応じ、自立の援助に努めます。
1、わたくしたちは、すべての人々と協力し、明朗で健全な地域社会づくりに努めます。
1、わたくしたちは、常に公正を旨とし、人格と識見の向上に努めます。
続いて、児童憲章前文の朗読である。
われらは、日本国憲法の精神にしたがい、児童に対する正しい観念を確立し、すべての児童の幸福をはかるために、この憲章を定める。
・児童は、人として尊ばれる。
・児童は、社会の一員として重んぜられる。
・児童は、よい環境のなかで育てられる。
10時50分から12時15分まで「子どもの心を理解する」と題して、長崎県立こども医療福祉センター医療部長の小柳憲司さんの講演があった。
・自分が解決してあげるのではなく、相手が自分で解決できるように支援する。
・心の安定のためには、漠然とした自信のような自己肯定感をはぐくむと同時に、ありのままの自分でも周囲は受け入れてくれるというような安心感があることが大切だ。ただし、安心感は周囲から与えられるものだが、自己肯定感は周囲の援助を受けながらも自分でつかんでいくものである。
・成功体験を重ねることが肝要だ。成功体験が多い子は頑張れる。逆にそれが少ない子はなかなか頑張れない。
・乳幼児期に、家族など身近な大人から十分な愛情を与えられることが安心感の基礎になる。また、児童期から思春期にかけて、様々な体験をして認められ「やればできる」という感覚を味わうことが自己肯定感を高めていく。
等々、あらためて子供に寄り添う心の構え方を学んだ。
12時15分から45分間の昼食休憩をはさみ、午後1時から3時まで3名の民生児童委員の事例発表が行われ、それに関する質疑応答、また意見交換が行われた。事例発表されたお三方共、たいへん立派な活動をなされていて頭が下がった。
最後に全員で「花咲く郷土」という民生委員の歌を合唱し散会となった。