峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

since 2005

可愛い塾生たち

2016年01月06日 | 私塾

今日は佐々町消防団の出初式が行われ出席した。

午前10時から行われた式典は延々と続き、その後、本部での祝賀会に続き1分団から7分団の祝宴会場をを回る一団に同行する儀式が終了したのは午後6時前だった。
さらに、そこからいろいろお付き合いがあり、解放されて帰宅したのは午後7時半頃だった。

そのまま教室に入ると、可愛い塾生たちが私を待っていてくれた。
今日一日のあれこれを話し、私の元へ通って来てくれている子供たちだけに話せる特別の話をしてやった。みんなキラキラと目を輝かし食いつくように私の話を聞いてくれた。

常識を疑え。己を信じろ。信じられるだけの己を築け。そのために学ぶ意味はある。

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思いのままに

2015年01月07日 | 私塾

5日、午前10時15分から町の文化会館で開催された成人式に出席した。

会場の入り口付近でかつての塾生のMくんに声をかけられた。熊大で学んでいるとのこと、中学生の頃と変わらず生き生きとした表情をしていた。

かつての塾生といえば、昨年末、Iくんが土産を手に訪ねてきてくれた。今年25歳になるという。教室に入るのはちょうど10年振りだと感慨深気だった。

彼は、いっときミュージシャンを目指していた。だが、その道は険しく、だからといって音楽からは離れ難く、その関係の仕事をしていたようだったが、東日本大震災が彼の人生観を変えた。一念発起し、上京して昼間働きながら夜に専門学校に通う生活を2年間続けた。現在、専門学校で学んだ建物の耐震構造の設計を仕事にしているという。

かれこれ2,3時間話をしただろうか。Iくんは晴々とした表情で帰っていった。中学時代、道に迷っていたIくんだったが、そこから10年の歳月を経て、今しっかりと進むべき道を見据え着実に歩を進めている。

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よく遊び よく遊べ

2013年07月22日 | 私塾

子供たちにとって待望の夏休みが始まった。
私は、もはや子供ではない。が、それでも夏休みの声を聞くとワクワクする心を抑えられない。

夏休みのスタートとともに私の塾の夏季講習会も始まった。受験生はお盆の週以外、毎週月曜日から金曜日までの午前中3時間、前学年、前学期までの5教科の復習にそれぞれ取り組む。

私は、子供の頃から今日まで「よく遊び、よく遊べ」の人生だ。しかし、塾生には「よく学び、よく遊べ」と諭す。良い人間になるためには、やはりしっかり学ぶ必要がある。
ただし、問題は何を、どう学ぶかだ。そこがおぼつかないのであれば「よく遊び、よく遊べ」だ。
遊んでいるうちに何を、どう学ぶべきかが見えてくる。

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耳を澄ますべきは

2012年09月25日 | 私塾

一昨昨日、62歳の誕生日を迎えた。
その日の午後、女房どのと連れ立って長崎大学大学院教育学研究科の准教授で臨床心理士の内野成美さんという方の「今を生きる子供たちの心に寄りそうために」と題した講演を町文化会館に聴きに出かけた。

女房どのと私は、それぞれの仕事で直面する悩める親と子供たちへの寄り添い方、支え方を折に触れ語り合う。その中でいつも思うことがある。それは、その人がその人らしく生きることの大切さだ。
それでは、その人がその人らしく生きるとはどういうことなのだろう。それは、己の命が己に何をさせたがっているのかを自身がよく知るところから始まると考える。

悩み深い子供ほど他者の「リアクション」ばかりを気にする傾向が見られる。ひいては他者の言葉が自身の言動の規範となる。それでは自分らしく在ることが難しい。
あえて言えば、親や先生や場合によっては友だちの言うことなんか聞かなくていいのだ。耳を澄ますべきは、より良く生きようとする自身の内から聞こえる言葉なのだ。孤独を恐れてはいけない。むしろ孤独を愛することを知らなければならない。

生きとし生けるものすべての命に意味があるはずだ。私たちは決して自身のためではなく、誰かのために他者のために生きている。それぞれが他者を喜ばす存在なのだ。そこに自身の生きる喜びがあり、学ぶ意義、生きる意味がある。だから「死んではいけない」のだ。昨夜も、塾生にそんなことを語った。

その夜の夕食を佐世保の「馨【かおり】」という店でいただいた。女房どのと2人、生きる喜びと生きる意味をかみしめながら。

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何故、勉強するの

2012年03月12日 | 私塾
もう30年近く前のことになる。長女の絵理子さんが誕生したその未明、私は、それまで12年間吸い続けてきたタバコを止めた。もちろん、赤ちゃんにとってタバコの煙が害になるのを知ってのことだった。生まれてきた赤ん坊のために禁煙を決意したのだ。
当時、私をよくご存知ない方にこの話をすると、たいてい「意志が強いんですね」と言われた。ところが、それまでに自分の都合で何度禁煙を試みたことか。その度、三日坊主で終わっていた。だから、そのとき何の苦痛もなくピタリと禁煙できたのを私自身本当に不思議に思えた。

タバコを止めるといいことがあった。実は、それまで年に数回、1週間ほど続く、嘔吐を伴う激しい頭痛に悩まされていたのだ。いくつかの大きな病院で精密検査を受けたがいずれも原因不明との診断だった。従って治療の方法もない。それが始まると、悶え苦しみながら、ただその痛みが遠のくのをじっと待つ、そんな日々が続いていた。
ところが、禁煙後その頭痛がウソのように消えた。それから30年、あの忌まわしい頭痛が再び私をさいなむことはない。

私は、生きる指針をそこに見つけることができた。人は、自分のために頑張れると思っているが、実は他者のためにこそ頑張れるのだということ。そして、私利を図ることなく他者のために行う純粋な行為こそが、自らに幸福をもたらしてくれるのだということをだ。
私には3人の娘がいる。そして多くの塾生が私の影響を受けようと私の元に通って来てくれている。私は、体験から得たこの貴重な生きる術を繰り返し彼女らに話している。
決して、自分のために勉強するのではない。将来、だれかのために、何かのために、自分以外のなにかのために力を尽くせるよう、今、学ばなくてはならないのだよ。そして、それこそが人が幸福になる道なんだよと。
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遥かなる道程

2012年03月10日 | 私塾
昨夜、去年の夏の甲子園県大会で佐世保西高・佐世保工高の主力として活躍したかつての塾生たちが顔を見せに来てくれた。
佐世保西高出身の宮本君・嶋崎君・池田君、それに佐世保工高出身の豊村君だ。
みんなそれぞれ進路も決まった。
中学時代のこと、高校時代のこと、そしてこれからのこととあれこれ話した。


道程 高村光太郎

僕の前に道はない
僕の後ろに道は出来る
ああ、自然よ
父よ
僕を一人立ちさせた広大な父よ
僕から目を離さないで守る事をせよ
常に父の気迫を僕に充たせよ
この遠い道程のため
この遠い道程のため

光太郎の詩をはなむけとしよう。
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新芽が伸びる

2012年02月23日 | 私塾
昨日の朝方から降り出した雨は終日続き、夜、塾生が帰った後、門扉を閉じに表に出たときにも、まだしょぼしょぼと降り続いていた。
一夜開け今朝、床を抜け出し新聞をとりに表に出る頃には、さすがに雨は上がっていたものの、周りの草木の様子からして、どうやら明け方まで降り続いていたようだ。

頬に当たる空気が柔らかい。先週までのそれとは明らかに違う。身を低くして冬の厳しい寒さに耐えていた庭の草花がまるで背伸びをするかのように力強く新しい芽を伸ばし始めている。

この時期、ぐんと新芽を伸ばすのは人間も同じだ。
私立高校の合格発表が済んだ。公立高校の推薦入試の合格発表も行われている。塾生の中にはすでに新たな進路を決めた者もいる。来月7・8日の公立高校入試に向け、懸命に取り組んでいる者もいる。

春は、すぐそこまできている。
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どの子も伸びる

2011年10月05日 | 私塾

9月も末になり、ようやく裏庭の草取りをおおかた終わらせることができた。
これにより、雑草の圧倒的な勢力拡大の前に、なすすべなく撤退に次ぐ撤退を続け、裏庭からあやうくその姿を消そうとしていたいた芝生が辛うじて踏みとどまった。

その後、毎日水撒きを続けた。するとどうだろう。間もなく芝生はじわりと力強く根を張り出してきたではないか。残っていた芝生の葉の色とは異なる濃い緑色の葉をつけて。

芝生が延びられる環境を整えてやることで、芝生は再びその旺盛な生命力を発揮し始めた。
芝生のその様を見て子供たちのことを思った。芝生も子供たちも同じだ。親や教師は、子供が自ら備えている伸びる力を信じることが必要だ。子供に直接働きかけるのではなく、子供が健やかに伸びられるような環境を整えてやることこそが大切なのだ。

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よく遊び・よく学べ

2011年07月23日 | 私塾

子供たちが夏休みに入り、私の塾の夏期講習会も始まった。夏休み中、土・日とお盆休みを除き毎日行う。塾生よ、よく学び・よく遊べ。

昨日は、月に1度の町内会で行うデイサービスの日、夏期講習の合間を縫って集会所に駆けつけ、ボランティアのみなさんの協力を得て、ご高齢者のみなさんに楽しんでいただいた。

それにしても気候が変だ。梅雨が明けるまでの連日30度を超えたあの猛暑が台風一過、どこかへ行ってしまった。
昨日は、日中の夏期講習から夜の平常の授業までエアコンのスイッチを入れることがなかった。それどころか、夜の9時頃には肌寒さを感じ、教室のすべての窓を閉めるほどだった。この時期、こんなことは1度もなかったことだ。

 

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夢の続きは

2011年07月21日 | 私塾

危ぶまれた空模様だったが、昨日、県営球場と佐世保球場の2ヶ所でベスト4の椅子を争う県高校球児たちの熱い戦いが繰り広げられた。
残念ながら、応援していた豊村一学くんの佐世保工は4強を前に敗れ去った。

仕事の都合で球場まで足を運ぶことができなかった。
一学くんは先発したようだったが、よほど調子が悪かったのか、それとも相手打線が強力だったのか2回途中までで5安打を浴び2点を許している。
結局、試合は1対8の7回コールド負け、完敗だったようだ。

塾に通って来てくれていた高校3年生の球児たちの夏が終わった。
嶋崎くん・池田くん・宮本くんは、すでに切り替えて受験勉強に精を出していることだろう。一学くんも大学で野球をすることになるのだろう。

夢の続きを聞かせてほしい。

 

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